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LED照明にすると本当に電気代が安くなる?かかるコストと選ぶときのポイントを徹底解説!

毎月のランニングコストとしてかかる電気代。「店舗の電気代を節約したい」と考える店舗オーナーも多いのではないでしょうか。そんな方におススメなのがLED照明です。しかし、節約になると聞いても「実際に今よりどのくらい安くなるの?」と削減率を知らないことには、LED照明への切り替えにもなかなか踏み切れないことでしょう。では、これまで使用していたほかの照明と比較して「LED照明」に変更することで、いったいどれくらい節約することができるのでしょうか。

本記事では、LED照明と他の照明の違いについて解説するとともに、LED照明に交換することでいったいどれだけ安くなるのかコストを徹底検証します!

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LED照明について

まずは、LED照明の特徴と他の照明との違いについてみていきましょう。

LED・LED照明とは?

LEDとは、Light Emitting Diodeの略であり、発光ダイオードという半導体の名称です。形状は発光のための物質と入出力の電極を樹脂で覆っており、電圧を加えると赤・黄・桃・青・緑・白の光を発する性質をもっています。このようなLEDを利用して各照明に活用するものがLED照明のことです。

LED照明は、単体のLEDを並べて造る光の集合体で、かつては自動車用ランプなどに利用されていたり、携帯電話や医療用の照明など幅広い分野で使用されています。現在では、一般家庭の照明だけでなく店舗やオフィス、美術館や水族館などでも利用されています。また屋外では信号機や大型ディスプレイ、道路交通表示板などにも幅広く使われています。

LED・LED照明の特徴

LED照明の特徴は以下のとおりです。

・他の電球に比べて寿命が長い
・小電力でも点灯できるので省エネかつ、環境への配慮も期待できる
・屋内外問わず利用可能
・小型化することもカンタンなので、照明デザインの幅が広がる
・ほとんど紫外線や熱線を含んでいないので、モノが傷みにくく虫も集まりにくい
・光の加減を自在に調整することが可能
・低温で発光率が下がらない

他の照明との違いは?

LED照明とその他の電球型蛍光灯や白熱灯との違いは以下です。

消費電力

LED照明・・白熱電球と比較して5分の1程度、電球型蛍光灯より若干小さい

寿命

①LED照明・・40,000時間ほど
②白熱電球・・1,000~2,000時間ほど
③電球型蛍光灯・・13,000時間ほど

このようにLED照明の消費電力は、白熱電球と比べても非常に少ないです。また寿命についてもLED照明は、白熱電球や電球型蛍光灯に比べて圧倒的に長持ちすることが分かります。

LED照明に変えるメリットは?電気代は安くなる?

つづいては、LED照明に変えるメリットについて、「寿命」「購入コスト」「電気代」それぞれの側面からみていきましょう。

メリット①:寿命が長い

寿命については、種類や使用条件によっても変わってきますが、蛍光灯よりもLEDの方が長いです。寿命が約13,000時間の蛍光灯に対し、LEDはなんと約40,000時間と長寿命です。両者をそれぞれ1日10時間使用したと計算すると、以下の結果となります。

・蛍光灯→約3年7ヵ月
・LED→約11年

このように、寿命の面からみると圧倒的にLEDの方が寿命が長く、電球の切り替え交換の手間も省けるため便利だといえるでしょう。

メリット②:購入コストは長期的にみるとLED照明の方がお得

電球の購入価格は、店舗によっても異なりますが、一般的には蛍光灯の方が安いです。
例として丸型30形と32形の照明を購入した場合の価格は次のとおりです。

例)丸型30形+32形
蛍光灯(4~7本)・・900円
LED(1本)・・3,500円~4,500円

このように、LEDは蛍光灯に比べると4倍から5倍ほどの価格になります。しかし、寿命でみると、LEDの方が圧倒的に長寿命となるので、購入コストの面で長期的にみるとLEDの方がお得といえるでしょう。

メリット③:電気代もお得に!

消費電力については、前章で蛍光灯と比較するとLEDの方が若干小さいということをお伝えしました。先ほど紹介した照明の丸型30形+32形の場合、蛍光灯とLEDの定期消費電力は次のようになります。

≪蛍光灯の定期消費電力≫
30形→28W/32形→30W
合計58W

≪LEDの定期消費電力≫
30形・32形→14W
合計28W

また、1kWhあたりの電気代を27円とすると、蛍光灯とLEDのそれぞれ1時間あたりの電気代は以下のとおりです。

≪1時間≫
蛍光灯・・58/1000(kW)×1(時間)×27(円/kWh)=1.566円
LED・・28/1000(kW)×1(時間)×27(円/kWh)=0.756円

≪1年間≫
蛍光灯・・1.566(円)×6(時間)×365(日)=3,429.54円
LED・・0.756(円)×6(時間)×365(日)=1,655.64円

年間にすると、LEDの方が蛍光灯に比べて1800円安いことが分かります。このように電気代の面からみても、蛍光灯よりLEDの方がお得といえるでしょう。

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LED照明を選ぶときのポイント!

LEDは、電気代が節約できる上に、寿命が長持ちするので電球を変える手間も省けて便利です。
ここでは、LEDは照明を選択するときのポイントを紹介します。

天井の配線器具に取り付け可能か

LED照明は、天井の配線器具よっては、取り付けられる場合とそうでない場合があります。配線器具が以下の場合であれば取り付け可能です。

・引掛埋込ローゼット
・角形引掛シーリング
・丸形引掛シーリング

ただし、照明器具の重量が重すぎると取り付けられない場合があるので、LED照明を購入する前に配線器具の種類や仕様などを確認しておくようにしましょう。

部屋の広さに合っているか

適用畳数 標準定格光束【lm】
(目安照度 100lx)
定格光束の範囲
(目安照度 75lx~150lx)
~4.5畳(約7㎡) 2,430 1,980~2,879
~6畳(約10㎡) 2,880 2,430~3,329
~8畳(約13㎡) 3,420 2,970~3,869
~10畳(約16㎡) 3,960 3,510~4,409
~12畳(約19㎡) 4,500 4,050~4,949
~14畳(約23㎡) 5,040 4,590~5,489

※天井からの吊下げ高さ30cmとして設定した場合。
引用:一般社団法人 日本照明工業会「適用畳数」の表示基準


つづいて、LED照明を選ぶときのポイントは部屋の広さに合っているかという点も大切なポイントです。LED照明は、上の表を参考にしてルーメン(lm)の数値を目安に、部屋の広さに合う明るさのものを選ぶようにするといいでしょう。ルーメンとは、明るさを表す単位のひとつであり、すべての方向に光源が1秒の単位時間あたりに放つ光の量のことです。照明のルーメンを調べるには、家電量販店などの売り場やパッケージで確認することが可能です。

調色や調光

LED照明は、調色や調光などの機能で選ぶこともポイントです。例えば、書斎や子供部屋などは、デスクで仕事や勉強をすることが多いため、文字が見えやすい明かりにすなど部屋に合わせて光の色合いや明るさを調整すると快適に過ごすことができます。また留守中に設定した時刻に自動点灯するようなタイマー機能が付いているLED照明などもあるので、用途に合わせたLED照明を選ぶことがおススメです。

省エネ性能をチェックする

LED照明の消費電力は、明るさと密接に関係しています。明るさが同じであれば、消費電力が低い方が省エネといえますが、同じ畳数の照明器具でもさまざまな明るさがあるため、電力は低いけれども暗いものもあります。
LED照明の省エネ性能は、1Wの電力でどれほどの明るさを出せるかといった「エネルギー消費効率(l/m)」によって表されます。計算式は以下です。

照明器具の固有エネルギー消費効率(lm/W)=LED照明器具の定格光束(lm)÷定格消費電力(W)

この数値が大きいほどエネルギー消費効率は良く、省エネな照明器具だといえます。

蛍光ランプとの混用は要注意!交換のタイミングは?

電気の使用頻度によってもLEDランプや蛍光ランプの切れるタイミングはさまざまです。それぞれのランプの種類によっても寿命は異なり、劣化した製品を使い続けることで事故につながるケースもあるので注意が必要があります。
蛍光ランプの交換については、電気が点滅するときに勝手に消えたり、ランプ自体が黒ずんでいる場合などは交換のタイミングといえるでしょう。

また1つの照明器具にLEDランプと蛍光ランプを混用することも要注意です。直接の故障の原因にはならなくとも、消費電力の違いによって、LED照明の寿命が短命になる可能性があります。点灯するまでの時間がランプによっても違うことで精神的なストレスにもつながる場合があるので、照明ランプが切れた場合などは、思い切って交換するのがおススメといえるでしょう。

まとめ

今回はLED照明の特徴やメリットについて詳しく解説しました。LED照明は長期的にみると、他の電球と比較して、電気代はもちろん寿命や購入コストの面からみてもコストパフォーマンスは一番優れていることが分かります。「店舗の電気代を節約したい」と考える方は、この機会にぜひ、LED照明への切り替えを検討してみてくださいね。

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