「空室対策の方法を知りたい!」
賃貸アパートの空室状況(東京23区)を調査してみると、東京都の賃貸物件では、全体平均で約17%程度の空室率です。
空室率は年々増加傾向にあり、何かしらの空室対策を実施しなければ、今後も入居者を確保し続けることは困難といえます。
そこで本記事では、賃貸アパートの空室状況をもとに、単身者・ファミリー向けの物件別に空室対策を徹底解説していきました。
賃貸アパートの空室になる原因も紹介しているため、空室対策をする際の参考に役立ててください。
賃貸アパートの空室状況データ
千代田区 | 36.5% |
---|---|
中央区 | 27.7% |
港区 | 13.9% |
新宿区 | 15.0% |
文京区 | 13.1% |
台東区 | 18.4% |
墨田区 | 9.8% |
江東区 | 7.4% |
品川区 | 12.3% |
目黒区 | 28.2% |
大田区 | 17.4% |
渋谷区 | 14.8% |
中野区 | 9.9% |
杉並区 | 12.9% |
豊島区 | 18.9% |
北区 | 12.1% |
荒川区 | 20.5% |
板橋区 | 14.3% |
練馬区 | 15.5% |
足立区 | 18.2% |
葛飾区 | 16.9% |
江戸川区 | 12.5% |
世田谷区 | - |
賃貸アパートの空室状況(東京23区)を調査してみると、東京都の賃貸物件では、全体平均で約17%程度の空室率であることがわかります。
過去のデータと比較してみると空室率は年々増加傾向にあり、新型コロナウイルスの流行や人口減少などが主な要因として考えられます。
東京都ですら空室率の増加が問題視されている現状にあり、地方にいたっては今後さらに厳しい状況になることはいうまでもありません。
経済的かつ人口的な観点からしても、すぐに何かしらの空室対策を実施しなければ、今後も入居者を確保し続けることは困難といえます。
賃貸アパートの空室原因
募集条件を上げすぎている
賃貸アパートの空室原因の1つ目は、募集条件を上げすぎていることです。幅広いターゲットに物件をアピールできないからです。
外国人の入居者を制限したり、資金のありそうな入居者のみを選んでいたりすると、部屋が埋まらず、空室の原因になってしまいます。
周辺相場よりも家賃が高い
賃貸アパートの空室原因の2つ目は、周辺相場よりも家賃が高いことです。周辺物件より家賃が高ければ、選んでもらえないからです。
周辺物件より少し高い家賃で選んでもらえるのは、新築のうちだけです。新築の家賃のままの場合は、家賃を見直してみましょう。
物件が認知されていない
賃貸アパートの空室原因の3つ目は、物件が認知されていないことです。物件を宣伝しなければ、物件を見られる可能性は低いからです。
基本的には、SUUMOやホームズなどのインターネット広告を活用することで、多くのユーザーに物件を認知してもらうことが可能です。
内見数はあるが入居が決まらない
賃貸アパートの空室原因の4つ目は、内見数はあるが入居が決まらないことです。その場合は、物件の魅力が足りないと考えられます。
魅力的な物件にするために、入居者に人気の設備を導入したり、リノベーションを行ったりすることがおすすめです。
建物が老朽化している
賃貸アパートの空室原因の5つ目は、建物が老朽化していることです。内見者に第一印象で選ばれない可能性があるからです。
その場合は、リノベーションを行うことがおすすめです。リフォームより費用を抑えつつ、新築のような外観に見せることができます。
【単身者向け物件】ワンルームアパートの空室対策
あって当然と思う設備・仕様 | |
---|---|
1位 | バス・トイレ別 |
2位 | エアコン |
3位 | クローゼット |
4位 | フローリング |
5位 | 2階以上 |
6位 | 独立洗面台 |
7位 | TVモニター付きインターホン |
8位 | コンロ2口以上 |
9位 | マンション(鉄筋コンクリート構造) |
10位 | ガスコンロ付きキッチン |
ユニットバスを廃止する
単身者向け物件のワンルーム(1K1R)における空室対策の1つ目としては、ユニットバスを廃止するというものが挙げられます。
ランキングからもわかるように、風呂場とトイレが同居しているユニットバスは、なるべくであれば避けたい入居者が圧倒的多数派です。
バス・トイレ別の物件は女性入居者からの人気が高いため、女性向けの賃貸アパートであれば水回りのリノベーションを検討しましょう。
エアコンや空調機器を設置する
単身者向け物件のワンルーム(1K1R)における空室対策の2つ目としては、エアコンや空調機器を設置するというものが挙げられます。
エアコン付きの賃貸アパートやマンションなどは、設置の費用や持ち運びの手間を省くことができるため、人気の高い設備となっています。
エアコンは、購入の選択以外にもリース契約で借りることができるため、初期費用を抑えて導入したいという場合にはおすすめの方法です。
ウォークインクローゼットを設置する
単身者向け物件のワンルーム(1K1R)における空室対策の3つ目としては、ウォークインクローゼットを設置するというものが挙げられます。
賃貸物件を選ぶうえで収納を重視する入居者は多く、なかでも扉がスライドするウォークインクローゼットは一定の人気を集めています。
収納場所が少なくリノベーションが難しい場合には、あらかじめ大きめの棚を配置することでクローゼットの代わりにすることが可能です。
和室を廃止してフローリングに変更する
単身者向け物件のワンルーム(1K1R)における空室対策の4つ目としては、和室を廃止してフローリングに変更するというものが挙げられます。
部屋に和室がある物件は、ソファやテーブルなどの家具が置きづらく、掃除も難しいことから高齢層を除いて不人気な間取りの一つです。
フロアタイルを購入して自身で施工するDIYオーナーも増えているため、施工の費用を抑えたい場合には検討してみるのも良いでしょう。
下層フロアの空室は作らないようにする
単身者向け物件のワンルーム(1K1R)における空室対策の5つ目としては、下層フロアの空室は作らないようにするというものが挙げられます。
一般的な賃貸物件は、日当たりの問題やゴキブリが発生しにくいなどの理由から、2階以上の部屋に人気が集中しやすい傾向にあります。
1階と2階が同じ条件では空室の原因となってしまうため、賃料を下げたり付加価値を付けたりなどで下層階を空室にしない工夫が必要です。
【ファミリー向け物件】アパートの空室対策
ファミリー向け物件人気設備ランキング | ||
---|---|---|
1位 | インターネット無料 | |
2位 | 宅配ボックス | |
3位 | エントランスのオートロック | |
4位 | 追い炊き機能 | |
5位 | システムキッチン | |
6位 | ホームセキュリティー | |
7位 | 浴室換気乾燥機 | |
8位 | 防犯カメラ | |
9位 | ウォークインクローゼット | |
10位 | 24時間利用可能ゴミ置き場 |
出典:ファミリー編「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」人気設備ランキング2020
無料インターネットを導入する
ファミリー向け物件のアパートにおける空室対策の1つ目としては、無料インターネットを導入するというものが挙げられます。
インターネットの利用にあたっては、申し込みや契約などの手続きを踏む必要があるため、ストレスに感じているユーザーが多いようです。
人気の設備を導入することで、入居者からの興味や関心を集めることができるため、より多くの入居者希望者を集めることができます。
宅配ボックスを設置する
ファミリー向け物件のアパートにおける空室対策の2つ目としては、宅配ボックスを設置するというものが挙げられます。
ネットショッピングを頻繁に利用する入居者に人気があり、主に仕事やプライベートなどで留守が多い単身者への訴求に効果を発揮します。
月額やリースなどから手軽に始めることができる商品も多いため、高額な設置費用を支払わなくても済むということもメリットの一つです。
エントランスのオートロック化する
ファミリー向け物件のアパートにおける空室対策の3つ目としては、エントランスをオートロック化するというものが挙げられます。
防犯カメラや警備システムなどと一緒に導入することによって、空き巣やストーカー被害などの防犯対策としても高い効果を発揮します。
ある程度の費用は発生しますが、そのぶん、単身者や一人暮らしの女性をターゲットにしている物件では、大きな集客効果を期待できます。
追い炊き機能を導入する
ファミリー向け物件のアパートにおける空室対策の4つ目としては、追い焚き機能を導入するというものが挙げられます。
追い焚き機能は、 時間を気にせず入浴できるため、入浴時間がバラバラになりがちなファミリー向け物件に人気の設備です。
追い焚き機能のリフォームをする場合は、取り付け工事の際に大きな振動が出ることがあるため、入居者に配慮することが必要です。
システムキッチンを取り付ける
ファミリー向け物件のアパートにおける空室対策の5つ目としては、システムキッチンを取り付けるというものが挙げられます。
キッチン周りを整備する際、システムキッチンへの変更の費用相場は、50~100万円程度といわれています。
費用はかかりますが、システムキッチンを設置することで、物件の付加価値をかなり高めることができるため、おすすめの設備といえます。
まとめ:物件別に空室対策をすることが大切!
今回は、賃貸アパートの空室状況をもとに、単身者・ファミリー向けの物件別に空室対策を徹底解説していきました。
空室率は年々増加傾向にあり、何かしらの空室対策を実施しなければ、今後も入居者を確保し続けることは困難といえます。
選んでもらいやすくするために、単身者向け、ファミリー向けというように、物件のターゲットに合わせて空室対策を行うことが大切です。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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