「戻って確認したことが何度もある…」
「スマホやアプリで防げるって本当?」
鍵のかけ忘れは、空き巣や自転車・車の盗難など、思わぬ被害の引き金になります。
実際、警察庁の統計でも住宅侵入の約半数が「無施錠」によるものとされており、決して他人事ではありません。
とはいえ、「防犯対策って大げさすぎない?」「手軽に始められる方法はあるの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、鍵のかけ忘れによるリスクから、100均グッズ・アプリ・スマートロックを使った手軽な防止策までをわかりやすく解説します。すぐ始められる「忘れない仕組みづくり」のヒントとして、ぜひご活用ください。
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目次
▼この記事で紹介している商品
鍵の「かけ忘れ・閉め忘れ」で起こるリスクとは?
玄関・自転車・車…鍵かけ忘れによる実被害とは?
鍵のかけ忘れは、空き巣や盗難の格好の標的になります。 とくに玄関ドアは、わずか数分の外出中に侵入されるケースもあり、油断できません 。
また、無施錠の自転車は、通勤先や駅前などでも盗難リスクが高く、保険の対象外になることもあります。
さらに、車の鍵を閉め忘れて車上荒らしに遭うと、現金や備品だけでなく、ドライブレコーダーなどの高額機器まで被害に遭うおそれがあります。
こうした被害は“盗まれる”こと自体にとどまらず、その後の再発防止や保険手続きにも時間や費用がかかる点が見逃せないポイントです。
警察データから見る無施錠侵入の発生割合
警察庁の統計では、 住宅への侵入窃盗のうち45.5%が「無施錠(鍵のかけ忘れ)」 によるものと報告されています。
中でも一戸建て住宅や低層階のアパートは狙われやすく、玄関・勝手口・窓など「施錠忘れが起こりやすい場所」からの侵入が目立ちます。
さらに、空き巣犯の多くは下見時に“防犯意識が低い家”を見抜いて選んでいるとされ、日常的な鍵管理の甘さがターゲット化の引き金になっているのが現実です。
※参考:令和5年の 刑法犯に関する統計資料(PDF)│警察庁
鍵の閉め忘れ確認を“後からする”リスク
「鍵かけたかな…?」と外出後に不安になり、わざわざ戻るのはよくある話ですが、実際にはその“戻り動作”にもリスクがあります。
郵便受けを覗いたり、ドアを開け直したりする様子が、不審者に「今この家は留守です」と知らせてしまう可能性がある ためです。
また、出勤中に何度も戻る癖がつくと、心理的ストレスや遅刻の原因にもなりかねません。
とはいえ、外出先から確認できる環境がない人も多いのが実情です。その場合は、「出かける前に確認を習慣化する」工夫で、かけ忘れを未然に防ぐ仕組みを取り入れることが効果的です。
今すぐできる!鍵の閉め忘れ防止アイデア4選

100均グッズでできる!閉め忘れ防止アイテム活用法
鍵の閉め忘れ対策に使えるグッズは、実は100均でも充実しています。
例えば、 玄関のドアノブに吊るす「リマインダータグ」は、出かける際に物理的な“確認トリガー”に なります。
また、「カラフルなマスキングテープ」や「キーホルダー付きメモ」なども、鍵かけのタイミングで自然に目に入る仕掛けとして活用可能です。
高価な機器がなくても、視覚や動作で意識づけできる工夫が100円で叶います。
音で知らせる!鍵閉め忘れ防止アラーム活用法
「鍵を閉めたか不安…」という人に人気なのが、ドアの開閉に連動して音で知らせる閉め忘れ防止アラームです。
なかには、一定時間ドアが開いたままだとアラームが鳴るモデルもあります。
センサーは磁石タイプで工事不要の後付け型が多く、アパートや賃貸住宅にも導入しやすいのが魅力 です。
外出時に「ピッ」という音を聞くだけで施錠動作を記憶しやすくなり、“音で確認”という新習慣が生まれます。
キーカバーで視覚チェック「かけた」サインを習慣化
鍵のかけ忘れは、「鍵を手にしていても施錠したか覚えていない」ことが原因のひとつです。
そこで有効なのが、色やデザインで状態を切り替えるキーカバー活用法です。
たとえば 「赤は未施錠、青は施錠済み」と決めて、かけ終えたらキーカバーを付け替えるルールを習慣化 します。
100均や雑貨店で手に入るためコストも低く、家族内での共通ルールとしても機能しやすいのがメリットです。
忘れ防止の貼り紙や目印をドアの内側に貼る
玄関ドアの内側に 「鍵OK?」「かけた?」といった短いフレーズのリマインドシールやメモを貼るだけでも、かけ忘れ防止に効果 があります。
より効果を高めたい場合は、蛍光色やイラスト入り、子どもが描いたイラストなど感情に訴えるデザインにするのがおすすめです。
日常動作に自然に組み込むことで、無意識のうちに鍵を意識できるようになります。
特に、朝の慌ただしい時間帯は視覚的な注意喚起が有効
鍵の閉め忘れ防止にはスマホ&アプリも効果的
鍵閉め忘れ防止アプリを比較
鍵の閉め忘れ防止に役立つアプリは、 GPSやBluetoothを使い、鍵とスマホが離れると通知が届く機能が特徴 です。
代表的なものに「MAMORIO」「Qrio Smart Tag」「Tile」があり、それぞれ紛失防止やスマートロック連携に強みがあります。
なかでも「MAMORIO」はスマートタグと連携し、鍵が手元から離れるとスマホに通知。鍵そのものの紛失防止にも役立ちます。
項目 | MAMORIO | Qrio Smart Tag | Tile |
---|---|---|---|
主な機能 | Bluetooth通知、紛失防止 | スマートロック連携、通知機能 | Bluetooth通知、音で場所特定 |
対応機器 | 鍵、財布、スマホなど多用途 | 鍵、財布、スマホなど多用途 | 鍵、財布、バッグなど多用途 |
スマホ連携 | iOS・Android対応 | iOS・Android対応 | iOS・Android対応 |
価格(税込) | タグ本体 3,828円〜 | タグ本体 1,600円〜 | タグ本体 1,580 円〜 |
特徴 | 日本製、紛失時のネットワーク利用 | スマートロックとセットで施錠管理 | 音で場所を知らせる機能が便利 |
無料/有料 | 無料 (アプリ内課金あり) |
無料 | 無料 (アプリ内課金あり) |
スマホ連動スマートロックを比較:おすすめ
スマホで施錠確認や遠隔操作ができるスマートロックは、鍵の閉め忘れ防止に直結します。
たとえば「SESAME 5/5Pro」は、 専用のWi-Fiモジュールと連携すれば、外出先からアプリで施錠状態を確認したり、リモート操作で鍵を閉めたりできます 。
「Qrio Lock」は、オートロック機能に加えて、ドアの開閉履歴がスマホに通知されるため、「誰が」「いつ」施錠・解錠したかを家族で確認できるのが強みです。
各製品によって通知の精度や履歴機能、音の有無などが異なるため、使う場所(自宅・事務所)や家族構成に応じて選ぶことがポイントです。
法人や賃貸住宅の防犯強化にも適しており、信頼性重視の選択肢
項目 | SESAME5/5 Pro | Qrio Lock (Q-SL2) | SwitchBot ロック |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ コスパと多機能性 |
★★★★★ ハンズフリー精度と信頼性 |
★★★★☆ スマートホーム連携 |
価格(税込) | 4,378円~5,478円 (SESAME5: 4,378円、5 Pro: 5,478円) | 2万800円 | 1万1,980円 |
解錠方法 | スマホアプリ、指紋認証、暗証番号、ICカード(Suica/PASMO対応)、NFCタグ、Apple Watch、音声操作(Alexa/Google/Siri) | スマホアプリ、ハンズフリー、Apple Watch、リモコンキー(Qrio Key)、暗証番号(Qrio Pad)、カードキー(Qrio Card) | スマホアプリ、指紋認証、暗証番号、NFCタグ、Apple Watch、音声操作(Alexa/Google/Siri)、物理キー |
オートロック | タイマー式(3秒~1時間、半ドア施錠リスクあり) | 開閉センサー式(ドア閉まりと同時施錠) | マグネット/加速度センサー併用(半ドア防止) |
設置方法 | 両面テープ(99%の鍵に対応、3Dプリンターアダプター600円) | 両面テープ(90度回転鍵対応、賃貸可) | 両面テープ(360度回転鍵対応、3アダプター付属) |
1日10回開けても13年超!驚異の耐久性
【無料】SESAMEのお問い合わせはこちらSwitchBotロックや美和ロック製品の特徴
後付けタイプで人気の「SwitchBotロック」は、 スマホやApple Watchでも操作でき、鍵の閉め忘れをアプリ通知でカバー できます。
専用の「開閉センサー」と併用すれば、ドアが閉まっているのに鍵が開いているなどの中間状態も検知でき、精度の高い閉め忘れ防止が可能です。
一方、「美和ロック」の製品は、長年鍵業界を支えてきた実績から、高セキュリティ&堅牢性が特長です。
たとえば「PiACK II」は、物理鍵を使わずICカードやテンキーで操作でき、オフィスや集合住宅のオートロック管理にも対応しています。

タイプ別│鍵の閉め忘れ防止おすすめグッズ&アプリ早見表
鍵の閉め忘れ対策は、ライフスタイルや環境によって有効な方法が異なります。
ここでは、「一人暮らし」「共働き家庭」「高齢者世帯」「法人・オフィス」それぞれに適したグッズやアプリを紹介します。
一人暮らし向け|音声・スマホ通知型が便利
一人暮らしでは、 施錠を確認してくれる相手がいないため、「通知で気づける」仕組みが効果的 です。
出先でもスマホで状態確認できるスマートロックや、ドア開閉に反応して音が鳴るアラームなど、単独行動をサポートする機能に注目しましょう。
製品・アプリ名 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
Qrio Lock (Q-SL2) |
スマホ通知・オートロック対応、履歴も確認可 | 2万800円(税込) ⇒詳しく見る |
SwitchBotロック +センサー |
ドアが開いたまま&無施錠を検知、Apple Watch操作可 | 1万1,980円(税込) ⇒詳しく見る |
MAMORIOアプリ +タグ |
MAMORIOアプリ +タグ |
3,828円〜(税込) |
共働き家庭向け|見守り通知+自動施錠が安心
共働き家庭では、「誰が最後に鍵をかけたのか」が曖昧なまま出勤することも多く、施錠忘れが不安になりがちです。
そのため、 家族のスマホに通知が届いたり、オートロックで施錠し忘れを物理的に防止できる製品がおすすめ です。子どもの帰宅や施錠状況もスマホで一括管理できます。
製品・アプリ名 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
SESAME 5 +Wi-Fiモジュール |
外出先からの遠隔操作・履歴共有が可能 | 4,378円~(税込) ⇒詳しく見る |
Qrio Lock +ファミリーキー |
家族で鍵のシェア・通知を共有、開閉履歴の見守りにも最適 | 2万800円(税込) ⇒詳しく見る |
指差し確認 ステッカー |
習慣化支援に役立つ物理リマインダー | 100均でも入手可 |
高齢者世帯|シンプルで操作不要な仕組みが最適
高齢者には、 複雑なアプリ操作が不要な自動アラームや物理的な仕組みが適しています 。
設置後は意識せずに使える「貼るだけセンサー」や「自動音声アラーム」など、操作なしで使える製品を選びましょう。
製品・アプリ名 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
閉め忘れ防止アラーム(音声型) | 一定時間ドアが開いていると自動で音が鳴る | 約2,000円~ |
かけたよチャイム | ドア施錠時に「カチャッ」と音が鳴るシンプル通知機能 | 7,980円~(税込) |
貼るだけドアセンサー(LED表示付) | 開けたままを可視化、視覚で閉め忘れを防止 | 約2,000円~ |
法人・オフィス向け|鍵の管理体制を仕組みで整える
法人やオフィスでは、「誰がいつ施錠したか」が記録に残ることが重視されます。
鍵の共有・履歴管理・アクセス制限が可能な製品や、入退室管理と連携できるスマートロックの導入が有効 です。
製品・アプリ名 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
美和ロック PiACK II |
ICカード・テンキー対応/住宅~業務施設向け | 4万3,200円~(税込) ⇒詳しく見る |
bitlock MINI | 社員の入退室ログ・共有鍵管理/権限設定も柔軟 | セット価格 2万3,920円(税込) ※MINIのみ月額契約 |
SESAME Biz | 社員の入退室ログ・共有鍵管理/権限設定も柔軟 | 月額プランあり0円~ ⇒詳しく見る |

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「指差し確認」で自然に覚えるコツ
鍵のかけ忘れを防ぐうえで、「指差し確認」は意外と効果的な習慣です。
実は鉄道業界などの安全確認でも使われており、 動作と視覚、言葉をセットにすることで記憶に残りやすくなる と実証されています。
たとえば「鍵、かけた!」と声に出しながら指差すだけでも、脳が“確認済み”と認識しやすくなります。
慣れれば数秒ででき、スマホやグッズに頼らず身ひとつで実践できる、手軽かつ心理学的にも理にかなった方法です。
家族で使えるチェックリストや声かけルール
鍵のかけ忘れは、玄関の外に出た後に気づいても遅いことが多いため、出かける前に家族全員で「鍵をかけたかどうか」を確認するルールを作るのが効果的です。
たとえば 「家を出るときは“鍵よし!”と声をかけ合う」だけでも確認精度が格段に上がります 。
小さな子どもにも「今日は誰が鍵番?」と役割を持たせると、遊び感覚で参加できて効果的です。
また、紙やホワイトボードで作る鍵チェックリストを玄関に貼っておくと、家族の誰がかけたか一目でわかり、記憶違いを防げます。
「いつ鍵をかけるか」を固定する行動心理テクニック
鍵をかけるタイミングを意識しやすくするため、 靴を履く、玄関の電気を消すなど、玄関内での行動を「鍵をかける合図」として習慣づけるのもおすすめ です。
例えば、靴を履き終わったら「鍵をかける」、玄関の電気を消すと同時に施錠するといった流れを決めることで、まだ家の中にいる状態でも無意識に鍵をかける行動がしやすくなります。
これは心理学で「if-thenプランニング(実行意図)」と呼ばれる方法で、鍵のかけ忘れ防止に高い効果があることが知られています。
鍵の閉め忘れに関するよくある質問Q&A
A
スマホの通知設定やアプリの権限を確認しましょう。省電力モードやバックグラウンド通信が制限されていると通知が届かないことがあります。
A
非常用の物理鍵やモバイルバッテリー給電での解錠に対応している製品が多いです。外出前に電池残量を確認する習慣をつけるのが最も有効な予防策です。
A
製品によって異なりますが、多くのアラームには音量調整機能やミュートモードがあります。取扱説明書やアプリ内の設定画面で調整可能か確認しましょう。
まとめ|鍵の閉め忘れ防止に効く「おさらい3選」
- 【すぐ】100均グッズやアラームで手軽に対策
ドアに貼るだけ・鳴るだけの低コストアイテムでも効果は十分 - 【続く】指差し確認やチェック表で習慣化
声かけや行動ルールを決めれば家族でも無理なく続く - 【確実】アプリやスマートロックで自動&遠隔確認
忘れても通知が届くため戻らずに安心。環境や生活にあわせて最適な方法を選びましょう
鍵の閉め忘れは、空き巣や盗難の原因になるだけでなく、心理的ストレスや保険手続きなどの負担にもつながります。
警察庁の統計でも、侵入被害の約半数が無施錠によるものとされ、日常的な習慣づけや対策が重要です。
100均グッズやスマートロック、アプリなどを上手に活用し、自分や家族、会社に合った方法で“忘れない仕組み”を整えましょう。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!