ソフトバンク新規法人携帯契約で0円になる事務手数料まとめ

2021年2月18日にソフトバンクから、ある発表がありました。発表の内容は「各種手数料を2021年3月17日から無料にします」というものでした。

各種手数料の内容は下記の通りです。

• MNP転出手数料
• Web申込みの事務手数料
• ブランド間ののりかえ時における契約解除料・事務手数料

MNP転出手数料というのは、携帯会社が変わっても電話番号を引き続き使えるようにする手続きの事です。今までは「必ず手数料がかかる」というものだったので、とても嬉しい変更となりました。

そして、今回の記事ではソフトバンクから発表があった各種手数料の無料化が、法人携帯の新規契約においてどのように得なのかを解説していきたいと思います。

法人携帯を検討する上で、大事な検討項目である「初期費用」に直接的に関わってくる部分ですので、検討中の内容に当てはまるものなのかどうか確認し、参考にしてみて下さいね。

2.ソフトバンクの新規法人携帯契約で0円になる手数料

ソフトバンクの新規法人携帯契約で0円になる手数料は、下記の2つです。

• ウェブにおける事務手数料
• ブランド間のりかえ時の手数料

前項でお伝えした中には「MNP転出手数料」がありましたが、それは他社からのりかえる際にかかるものです。
今回は、「新規」での契約の場合になるので、上記であげた2つが関わってきます。

ウェブにおける事務手数料

ウェブで新規契約の申込みをした際には、今までであれば「3,000円」の事務手数料が発生していました。事務手数料が無料になるキャンペーンが行われていた期間はありましたが、対象期間外は基本的にずっと3,000円がついてまわっていたのです。

事務手数料というのは、文字通り「ソフトバンク側の事務手続き」に対する手数料になります。今までは店舗での手続きが主流でしたが、格安SIMの流行や定着によって「ウェブ手続き」が主流になりました。

店舗で対面で手続きを行っていたものがウェブで完結できるように変化した為、大きく人件費が削減されたのでしょう。また、ペーパーレスになった事で、手続き自体も簡素化されましたよね。

このような時代の流れを受け、ウェブでの事務手数料が無料となったのかもしれません。しかし、この事務手数料無料化で気をつけたいのが、あくまで「ウェブ」での手続きが無料だという事。店舗で手続きをした際は、今まで通り3,000円の事務手数料が発生します。

「やはり対面で契約をした方が、安心できる」という人も多くいるでしょう。その際は、3,000円の手数料がかかってしまう事、ウェブで申込みをすれば無料になる事を天秤にかけて検討してみて下さい。

ブランド間のりかえ時の手数料

ソフトバンクには2つのサブブランドがあります。

• ワイモバイル
• LINEMO

名前は違いますが、ソフトバンクが運営しているブランドです。

ソフトバンクから発表された手数料の無料化の中に、「ブランド間ののりかえ時の手数料が無料」という内容もありましたよね。それは、LINEMOやワイモバイルからソフトバンクへのりかえる際に、手数料がかかりませんよという事なのです。

ワイモバイルからソフトバンク

ワイモバイルからソフトバンクにのりかえる場合の手数料無料化の内容と適用条件は、下記の通りです。

1番のメリットは、契約解除料が無料になる点。通常では9,500円かかっていたところが0円になっているのは、とても嬉しいですよね。

契約事務手数料と合わせれば、1万2,500円もお得になっています。他のキャリアへのりかえをするよりも圧倒的にコスパがいいので、検討する際の大きな判断材料となるでしょう。

LINEMOからソフトバンク

LINEMOからソフトバンクへのりかる場合の手数料無料化の内容と適用条件は、下記の通りです。

番号をそのまま引き続き使いたい場合は、通常であればMNP転出手続きが必要となりますが、LINEMOからソフトバンクにのりかえる際は必要がありません。

のりかえ作業の中で、簡単に移行する事ができます。その為、間接的に「MNP転出手数料も無料」という事が含まれている事になりますね。

ワイモバイルからののりかえとは違って契約解除料はかかりますが、その分MNP転出の手続きが不要という特典があるので、違ったメリットを受けることができるのです。

MNP転出の手続きは慣れれば簡単ですが、混乱してしまう人も多くいる作業になります。1つでも作業を省けるのは嬉しいですよね。

3.ソフトバンク法人携帯契約のおすすめプラン

ソフトバンク法人携帯を契約する際のおすすめプランは、下記の3つです。

• メリハリ無制限
• ミニフィットプラン+
• ケータイ通話プラン・ケータイ100MBプラン
• 通話オプション：準定額オプション+
• 通話オプション：定額オプション+

法人携帯は、使用料金を経費で計上する事ができます。その際にやはり気になるのが「金額」の面ですよね。

ソフトバンクでは法人で携帯を使うにあたって、とても便利なプランが用意されています。1つずつ詳しく見ていきましょう。

メリハリ無制限

メリハリ無制限は、ソフトバンクで用意されている「料金プラン」の1つです。文字通り「ギガが使い放題」というもので、概要は下記の通りになっています。

業種によっては、オンライン会議や大容量のデータのやり取りなどが日常的に行われているでしょう。「今月はもうギガが残っていないから」と、データ量を気にしてしまうと仕事の効率が悪くなってしまいますよね。

このメリハリ無制限プランであれば、データ量を気にする必要はありません。安心して日々の業務に集中する事ができるので、とてもおすすめです。

また、出先での仕事や出張の際に便利なテザリングも追加料金で利用可能。かっこいいプレゼンやカフェでの作業も、サクサク進める事ができますよ。

ミニフィットプラン+

ミニフィットプランは、ソフトバンクで用意している「料金プラン」の1つです。「メリハリ無制限」というプランがデータ使い放題であるのに対して、ミニフィットプランは「使った分だけお支払いする」というプラン。

概要は下記の通りです。

ミニフィットプランは、仕事用の携帯は必要であるものの、月によって使い方が違うという人におすすめなプランになります。

例えば、以下のような方におすすめです。

• 会社の事務所や自宅ではWi-Fi環境にあるので、データ量を使用しない
• 出張が時々ある
• 基本はパソコンで作業をするが、時々スマホを使ってデータのやり取りをする

このように、毎日ガッツリ使うわけではないけど、使う時は使いたいという人もいるでしょう。1番使う月のデータ量に合わせてもいいのですが、使わない月は無駄に料金を支払う事になってしまいます。

よりお得な使い方を考えるのであれば、ミニフィットプランにするのが良いと言えます。

ケータイ通話プラン・ケータイ100MBプラン

ソフトバンクには、ケータイ専用のプランも用意されています。

• 基本プラン　1,078円 / 月
• データプラン100MB　330円 / 月　

通話しか使わないという人は「基本プラン」のみ、天気やニュースなど簡単なブラウザ閲覧もしたいという人は「データプラン100MB」をつけるという仕組みです。

法人携帯として使う際は、通話がメインという場合が多くあると思います。無理にスマホにせずとも、ケータイで安くお得に使うという方法もあるのです。そもそもスマホでなくてはいけないのか？という部分から、検討し直してみましょう。

通話オプション：準定額オプション

ソフトバンクには、通話オプションが2つ用意されています。そのうちの1つである「準定額オプション+」は、月額880円（税込）で利用が可能です。

1回5分以内の国内通話が無料になるので、短い通話が多い人におすすめなオプション。数分の通話でも、1ヶ月分に換算するとかなりの金額になってしまう人もいるでしょう。

通話料は、通常の料金プランの金額や端末代にプラスして請求されるものです。少しでも通話料の部分を節約したいという人は、準定額オプション+をつけて利用すると安心して使えますよ！

通話オプション：定額オプション

ソフトバンクで用意されている通話オプションの1つに、「定額オプション+」があります。

準定額オプション+が5分以内の国際通話無料なのに対し、定額オプションは24時間いつでも国内通話無料というものです。

5分以内という制約がないので、仕事の打ち合わせや取引先とのお話で通話を使う事が多いという人には、とてもおすすめなオプションになっています。

現在、LINEなどのアプリ通話を使う人がとても多いですが、やはりビジネス上ではまだまだ電話番号を使った通話を利用する場面が多いのではないでしょうか。

少しでも快適に便利に使う為には、定額オプション+のようなオプションが必須です。「ほとんど通話しか使わない！」という人は是非検討してみて下さいね。

4.ソフトバンク法人携帯契約のメリット

ソフトバンク法人携帯を契約するメリットは、３つあります。

1. 端末のレンタルができる
2. アメリカからの通話が無料のアメリカ放題
3. 法人基本パックで電話帳の共有や紛失捜索サービスが受けられる

1つずつ詳しくみていきましょう。

ソフトバンク法人携帯契約のメリット①端末のレンタルができる

ソフトバンクには、端末のレンタルサービスが用意されています。携帯会社と契約をする場合、端末は自分で用意したものか、キャリアなどから購入する方法が主流ですよね。

キャリアから購入した場合は、一括払いか分割払いを選択し、キャリアへ端末代を支払う事になります。より最新なものを使おうとすれば端末代は上がり、経費で計上する金額も上がってしまうでしょう。

しかし、ソフトバンクの端末レンタルサービスを使えば、その必要はありません。故障の際にも、端末の交換が可能です。無償の専用ヘルプデスクも用意されているので、何かあった際はすぐにオペレーターとお話しする事もできます。

会社で端末を保有するよりも、レンタルで使わせてもらったほうがメリットは大きいです。安心と安全を手に入れる事ができるので、検討材料の1つにしてみて下さい。

ソフトバンク法人携帯契約のメリット②アメリカからの通話が無料の「アメリカ放題」

ソフトバンクでは、利用料金無料で「アメリカ放題」を使用する事ができます。
大まかな内容は下記の通りです。

• アメリカでネットがし放題！
• アメリカでの電話の発信、受信が無料

申込みも不要なので、特別な手続きなしでアメリカでも便利に使えるという事になります。

業種によっては、アメリカの支店への出張やビジネス展開の打ち合わせの為の出国もあるでしょう。その際にも、いつもと同じ慣れた携帯で使う事ができるので、アメリカの地でも安心して過ごす事ができます。

国内だけではなく、アメリカでも使う事があるという企業が法人携帯を検討する際は、ソフトバンクがとてもおすすめです！

ソフトバンク法人携帯契約のメリット③法人基本パックで電話帳の共有や紛失検索サービスが受けられる

ソフトバンクには、法人契約専用の「法人基本パック」が用意されています。主な内容をピックアップしてみましょう。

法人携帯だからこそ欲しいという内容が揃っていますよね。個人の携帯と比較して、電話帳に登録する人数は多い上に、忙しい中で携帯を使うので紛失するリスクも高くなります。

より便利に、より安心に使うにはソフトバンクの法人基本パックがおすすめです。

5.ソフトバンク以外のキャリアも比較検討してみよう

今回は、ソフトバンクの新規法人契約の契約で0円になる手数料や、ソフトバンクの法人携帯のメリットを中心にお伝えしてきました。

ソフトバンクが発表した、無料化になった手数料は下記の３つです。

• MNP転出手数料
• Web申込みの事務手数料
• ブランド間ののりかえ時における契約解除料・事務手数料

そのうち、法人携帯の新規契約において関係のあるのはMNP転出手数料以外の2つ。初期費用を抑えられるので、とても大きなメリットとなりました。しかし、他のキャリアにおいても同様のメリットは沢山用意されています。

検討を進める上で大切なのは「自社にはどのキャリアが合っているかな？」という部分を考える事。何を重視して決めていくのかを社内で考えた上で、より良い法人携帯の利用ができるように比較検討していきましょう。