法人契約は多くの台数を契約していることから料金プランによって毎月かかる費用が大幅に異なることがあります。そのためただ営業担当者に任せるのではなくある程度の違いは把握しておくことが大切です。
この記事では2022年版のソフトバンクの法人携帯に乗り換える方法を解説していきます。
法人契約の乗り換え(MNP)とは
法人契約は個人契約とは異なり複数の回線を契約したり、多くの回線を利用することからお得な価格で利用できたり、法人利用に特化したオプションを付けられたりするなど個人での契約とは異なる点が多くあります。
MNP(Mobile Number Portability)の大きな特徴として携帯番号はそのまま使うことができる点が挙げられます。多くの取引先に番号を伝えている法人にとって、電話番号を変えないことが重要なポイントの一つとなります。
法人契約の乗り換え手続きですが、個人契約の乗り換えと同じように店頭やオンラインでできるほか法人営業担当に依頼する方法があります。法人が携帯を乗り換える(MNPをする)大きな理由は法人携帯の料金を引き下げることです。個人契約でも格安SIMやプランを使うなど料金を安くする方法がありますが、法人の場合は法人営業担当と交渉することによってさらに値引きをする可能性があります。また最適なプランを営業担当に提案してもらうことにより、通信費の削減につながる可能性があります。
法人携帯を乗り換える(MNP)メリット・デメリット
法人携帯を乗り換える(MNP)場合メリットとデメリットがあります。法人携帯を乗り換える(MNP)メリット
まずメリットですが次の点が挙げられます。
- コスト削減
- セキュリティ対策
- 法人向けのサービスがある
コスト削減
それぞれのキャリアにおいて法人向けの特別なプランを用意しています。 さらに法人営業担当者に交渉することによってより安いコストにできる場合もあります。それぞれ企業においての利用状況によって豊富なプランを用意していることから、最終的に様々な方法でコスト削減につなげることができます。
セキュリティ対策
それぞれキャリアにおいてサービスは異なりますが、遠隔ロックや遠隔消去などセキュリティ面において一般的な契約と比べて強化していることが一般的です。スマートフォン一つで様々な個人情報を扱うことができる現代において、法人向けに情報漏洩を回避するための様々な対策を可能としています。
法人向けのサービスがある
例えばソフトバンクであれば法人基本パックがあるなど、法人向けだけのサービスを展開していることが一般的です。例えば安否確認や共有電話帳脳活用、その他完了のパソコンから業務連絡メッセージを一括で送信するなどそれぞれのキャリアが様々な法人向けのサービスを提供していきます。
法人携帯を乗り換える(MNP)デメリット
ここまでメリットについてご紹介してきましたが、次のようにデメリットもあります。
- 導入コストが必要である
- 管理が難しい場合がある
導入コストが必要である
MNP転出料は無料ですが、それぞれのキャリアにおいて新規契約手数料やその他の手数料が必要になるケースがあります。 他にも端末代や通信料などがかかるため、用途に合ったキャリアやプランなどを選ぶ必要があります。法人契約の場合は一般契約と比べて台数が多いため、プランが合っていない場合大幅にコストがかかってしまう可能性があります。
管理が難しい場合がある
法人契約の場合は扱う台数が多いことから管理が難しい場合があります。例えば従業員が業務内容以外でスマートフォンを利用していても、全てを区別するのは容易ではありません。
一人ひとりの明細を確認することなど手間がかかる可能性があります。また従業員が端末を破損したり紛失するなど様々なトラブルに対応しなければいけない可能性があります。
そのためMNPで携帯会社を選ぶとき、管理をしやすいサービスを提供しているところを選ぶことが重要です。例えばキャリアによっては、法人通話と個人通話を振り分けるサービスを提供しています。
ソフトバンクで法人携帯を乗り換える(MNP)メリット
ソフトバンクで法人携帯を乗り換える(MNP)メリットは次の点が挙げられます。
- 法人向け料金プランや割引サービス
- 法人基本パック
- 故障時も無償交換
-
法人向け料金プランや割引サービス
ソフトバンクの法人契約ではさまざまな法人向けの料金プランや割引サービスを利用可能です。中でもホワイトライン24は、月額料金934円で「おとくライン」への国内通話料金終日無料や、取引先や社員の携帯がソフトバンクの場合は通話料金無料など様々なメリットがあります。
おとくラインとは事務所用回線のみが加入することができ、アナログ通話が月額500円、ISDN64が1,000円とお得に加入することができるものです。
法人基本パック
法人基本パックとはソフトバンクが提供している法人契約向けのオプションです。留守番電話サービスやキャッチホン、 セキュリティツールなどが含まれている基本パックに、さらに企業においてのセキュリティ向上やプロファイル一括設定、法人携帯紛失検索サービス、ナンバーブロックなどのサービスを提供しています。
無料のサービスと有料のサービスがありますが有料サービスだっても月額100円~300円です。
故障時も無償交換
ソフトバンクの法人携帯には一般的な割賦契約だけでなく端末レンタルサービスを利用することができます。毎月の料金と端末に対する初期費用を抑えることができるほか、資産計上が不要であることから節税対策にもなります。さらに通常端末レンタルサービスで端末を壊してしまうと有償になりますが、法人契約の場合は保証パックに加入することによって修理代や損害金は発生しません。
ソフトバンク乗り換え(MNP)法人契約の手続きの流れを解説 ソフトバンクへの法人契約の乗り換えの場合は、ソフトバンクのホームページから申し込みをして営業担当者から連絡をするといった流れです。
▶ソフトバンクのホームページ
まず上のホームページからオンライン見積もりと申し込みをします。ウェブサイトからは見積もり作成や4回線以下の新規申し込み、5回線以上の契約相談をすることができます。
オンライン見積もりにおいての契約形態は割賦契約のみとなり一部機種や端末レンタルサービスの契約はオンラインで見積もりすることができないのでご注意ください。
見積り以外にも法人契約の相談やサービスの内容について不明な点がある場合は、ホームページから問い合わせをすることができます。
ソフトバンクでの法人携帯の乗り換え(MNP)導入ステップと注意点
次にソフトバンクでの法人契約の乗り換え(MNP)において導入ステップや注意点をご紹介していきます。ソフトバンクでの法人携帯の乗り換え(MNP)導入ステップ
ソフトバンクでの法人携帯の乗り換え(MNP)導入には次のようなステップがあります。
- 番号移行の日程決定
- MNP予約番号の受け取り
-
番号移行の日程決定
ソフトバンクサービスでは新規契約となるため、確認書類や申込書などの準備や開通審査など回線が通った状態で納品するまでに時間がかかる場合があります。ソフトバンクの販売担当者と番号以降の日程を確認するようにしてください。 -
MNP予約番号の受け取り
番号移行の日程に基づいて現在利用している携帯電話会社の 電話番号ポータビリティー(MNP)の予約担当者からMNP予約番号を受け取ることができます。この予約番号は予約した日を含めて15日間と有効期限が決まっているのでご注意ください。 -
ソフトバンクでの法人携帯の乗り換え(MNP)においての注意点
ソフトバンクでの法人携帯の乗り換え(MNP)において乗り換え先事業者において開通手続きが完了した時点で乗り換え元のサービスが解約になります。このことによって、次のようにタイミングによって解約金が発生する場合があります。
乗り換え元事業者の契約更新月ではない期間に、切り替え(開通)手続きを行う場合、乗り換え元通信事業者とお客さまとのご契約内容によっては、解約に伴う違約金が発生する場合があります。
引用:ソフトバンク
ソフトバンク法人携帯の乗り換え(MNP)手続きで必要なもの
法人契約において乗り換えをする場合は次のものが必要です。
法人確認書類 | 登記簿謄本現在(履歴)事項証明書印鑑証明書いずれか1点発行日から3ヵ月以内のもの |
---|---|
ご担当者さまの本人確認書類 | 運転免許証パスポートマイナンバーカードいずれか1点 |
担当者さまの名刺もしくは社員証 | |
法人印 | 口座振替の場合は、金融機関お届け印 丸印、角印どちらでも可 |
請求先番号(追加契約時のみ) | 請求書面に記載の10桁の番号請求書を統合する際に必要 |
よくある質問
最後にソフトバンクでの法人携帯の乗り換え(MNP)でよくある質問をまとめました。導入をお考えの場合は参考にしてください。
異なる契約者名義で乗り換え(MNP)は可能?
異なる契約者名義で乗り換えをすることができません。携帯電話番号をそのまま使うのであればMNP手続きをしてからか現在使っている携帯電話会社において名義変更をすることが必要です。 法人に名義を変える場合や法人名を変える場合などは登記簿謄本や納税証明書、 その他に来店者が契約する会社に所属してることを証明する社員証などが必要です。
MNP予約番号とは?
MNP予約番号とは現在使っている携帯会社の予約受付担当から受け取る番号のことをいいます。新しい携帯会社と契約をするとき、このMNP予約番号が必要になります。MNP予約番号がなければ新しい携帯会社とMNP契約をすることはできません。MNP予約番号は受付をした日は合わせて15日間と有効期限が決まってるのでご注意ください。 この期間を超えてしまうと再度予約番号を取得する必要があります。
それぞれのキャリアにMNP予約専用窓口があるので、問い合わせをしてください。
乗り換え(MNP)に費用はかかる?
どのキャリアからのりかえ(MNP)をする場合でも、手数料はかかりません。2021年4月1日以降(ソフトバンクは2021年3月17日)MNP転出手数料は無料になりました。そのためどの携帯会社から乗り換えをする場合でも同じです。
政府広報オンラインでも次のように説明されています。
ウェブでMNP予約番号発行の申し込みをした場合、移転元の携帯電話会社に支払う料金は0円になりました。また、店頭や電話で申し込みをした場合でも、1,000円に消費税を加えた額が上限となりました。実際には、主要事業者では、店頭・電話での申し込みも0円になっています。
引用:政府広報オンライン
このことがあり、MNPがより活発となっています。
まとめ
格安SIMの登場で携帯料金が大幅に安くなりました。また日本政府からの指令で各キャリアにおいての携帯料金を下げるような通達がありました。そこで、過去キャリアが競うように安い価格帯のプランを発表しています。
そのため、利用料金を下げるために乗り換え(MNP)をするケースが増えています。MNP手数料が無料になった2021年以降さらにMNPをする人が増えています。
法人契約においては個人契約とまた違ったサービスがあるのですが、それぞれキャリアや格安SIMによって法人プランがあります。法人契約は台数が多いことから大きく毎月の携帯料金を下げることができるため、法人契約においてMNPをすることが一般的となっています。
ソフトバンクでは法人のお客様向けの様々なプランを用意してる他、 法人に特化した企業のセキュリティ向上や業務スピード向上といったサービスを含んでいる基本パックを提供しています。
この他にも企業ごとの要望に対してソフトバンクの営業担当者が充実したサポートを提供します。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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