ワイヤーつき置き配バッグ「ATMO」とは?メリットとデメリットを徹底解説!

新型コロナウイルスの影響で増加する宅配便の需要。さらに感染防止対策として、配達員と受取人が「非接触」で荷物のやり取りが完了する「置き配」が広まっています。
置き配とは、指定の場所に荷物を置いていってもらう宅配サービスです。在宅時に対面受け取りをする必要がないので便利な反面、盗難や破損といったトラブルが増加しているのもご存知でしょうか。
置き配を頼む時は、盗難・破損などのトラブル対策が欠かせません。そこで今回は、LIXILとOKIPPAが共同開発したワイヤーつき置き配バッグ「ATMO」を紹介させていただきます。置き配サービスをよく利用する人、今後利用する予定のある人は、ぜひ目を通してみてください。
2021年2月16日、株式会社LIXILは宅配ボックス「ATMO(アトモ)」を開発したと発表しました。「ATMO」は玄関ドアに後付けできるタイプの宅配ボックスです。置き配バッグで有名な「OKIPPA(オキッパ)」を提供するYper株式会社との共同開発により実現しました。
近年はコロナ禍やライフスタイルの多様化により、ネット通販の需要が拡大しています。受取人不在時における置き配や、感染予防対策としての非対面受け取りのニーズも高まっています。「ATMO」はそういった要望の声に応える形となるでしょう。
「ATMO」は玄関ドアに後付けで簡単に取り付けられ、カバー内にはOKIPPAが収納されています。配達員はATMからワイヤーで固定された置き配バッグ・OKIPPAを引き出し、荷物を入れてチャックを閉め、南京錠で施錠する形となります。
OKIPPA
LIXIL、OKIPPAと「ATMO」を共同開発

LIXILとは
「ATMO」を開発した株式会社LIXILは、建築材料・住宅設備機器などで知られる大手企業です。INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMといった数々の製品ブランドを抱えています。これらのブランド名をご存知の方も、多いのではないでしょうか。 LIXILは住宅や生活に関するさまざまなサービスを提供しており、玄関ドアのシェアはNo.1。そんなLIXILが置き配のニーズに応えるべく、OKIPPAと共同で「ATMO」を開発しました。 開発には2020年4月から着手しており、約10ヶ月の時をかけて製品化に実現。2021年2月16日より、クラウドファンディングサイト「Makuake」を介して支援購入をスタートしました。OKIPPAとは
「ATMO」はYper株式会社の置き配バッグ「OKIPPA」とのコラボレーションです。 OKIPPAは大掛かりな宅配ボックスを導入しなくても利用できる置き配バッグとして、人気の高い製品です。2018年に販売開始して以来、バッグの形状や盗難補償サービスなど、ユーザーの声をフィードバッグして品質を高めています。 現在は全国で16万個以上のOKIPPAが発売されています。ATMOはOKIPPAの品質やノウハウを活かしているので、安心して利用できるでしょう。 さらにATMOは、OKIPPAのアプリを利用できます。OKIPPAアプリを通せばヤマト運輸、佐川急便、西濃運輸、ゆうパックなどあらゆる配送業者の配送状況・着荷報告が確認できるようになります。 ATMOはOKIPPAの盗難補償サービスも利用可能です。アプリからの申し込みで、5,000円までの補償が無料で受けられるようになります。さらに月額100円の「買い切り有料サポートプラン」に加入すれば、30,000円までの補償が受けられます。ATMO購入を考えている方は、こちらも併せて利用してみてはいかがでしょうか。ワイヤーつき置き配バッグ「ATMO」とは
ATMOは非接触で荷物を受け取れるワイヤーつきの置き配バッグです。玄関ドアにお手軽に後付け設置できるので、戸建て住宅でもマンションなどの集合住宅でも利用可能です。 従来の宅配ボックスのように、玄関周りに大がかりな設置スペースが必要ありません。両面テープやマグネットで玄関ドアに取り付けが行えます。フェンスやエントランスまわりに取り付けることも可能ですが、その場合は背面の穴を利用して、結束バンドやビスで取り付けることになります。 使い方は簡単で、配達業者はATMOの内側からOKIPPAを取り出し、荷物を入れて施錠します。受取人はロックの鍵を使って、荷物を好きな時間に取り出してください。ジッパーを動かしても隙間ができない構造なので、ロックの鍵を持たない人が開けることはできません。「ATMO」、クラウドファンディングで支援購入をスタート
LIXILは2月16日から、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて「ATMO」の支援購入を開始しています。Makuakeの目標金額は100万円に設定されており、OKIPPAとのセット価格が13,800円、ATMO単体が8,900円で販売されています。期間は2021年5月15日までとなっており、正式販売はMakuakeによるテストマーケティング後に予定されています。「ATMO」の基本情報
ATMO(アトモ)サイズ | 横142㎜×縦295㎜×奥行64.5㎜ |
重量 | 約750g(OKIPPA込み) |
材質 | ASA樹脂 |
カラー | ディープグレー |
サイズ | 約70×66cm(容量57L) 折りたたみ時/約13×13cm(厚さ5cm) |
材質 | ポリエステル(撥水加工) |
カラー | ネイビー |
「ATMO」のメリット・デメリット
ATMOにはどんなメリットやデメリットがあるのか、見ていきましょう。メリット
ATMOは戸建て住宅でもマンションでも簡単に後付けが可能です。玄関ドアのシェアNo.1を誇るLIXILが開発した製品なので、デザイン性も追求されています。デザインはコンパクトでスタイリッシュ。玄関ドアに馴染むので、外観を損なうことなく設置できるでしょう。 取り付け方法も自由に選択できるので、自宅の環境に合せて取り付け場所や方法を選んでください。大規模な取り付け工事も必要ありません。デメリット
ATMOは2021年2月の時点では、クラウドファンディングサイト「Makuake」で応援購入する形となっています。正式販売はテストマーケティング後が予定されており、それまで「Makuake」以外で購入することはできません。クラウドファンディングにあまり馴染がない人にとって、このことはデメリットと捉えられるかもしれません。「ATMO」が向いている人は?
ATMOの購入・導入はどんな人が向いているのでしょうか。特徴を見ていきましょう。宅配ボックスを設置したいけどスペースが確保できない人
多くの宅配ボックスは設置スペースが必要となります。玄関周りに設置スペースを確保できず、今まで導入を諦めていた人も少なくありません。ATMOはそんな悩みを持つ人にこそ、おすすめの製品です。 コンパクトかつスタイリッシュなデザインで、設置スペースを必要としません。玄関ドアに取り付けるだけで、宅配ボックスとして利用できます。 ATMOの内側に収納されたOKIPPAは、荷物の受け取り後は折り畳んでケース内に入れておけるので、普段は場所を取りません。さらに玄関ドアに馴染むことで、配達物盗難対策にも配慮したデザインになっています。設置に費用・手間をかけたくない人
従来の宅配ボックスは導入にかかる費用が高く、設置工事を伴うものが多かったので、導入ハードルが高くなっておりました。 しかしATMOなら、設置工事や維持・管理にかかる費用が必要ありません。ATMOとOKIPPAのセットでお求めやすい価格が設定されています。導入後もコンピュータによる維持・管理が発生しないので、ランニングコストもほとんど発生しません。 ただし盗難補償サービスとして、月額100円の「買い切り有料サポートプラン」に登録しておくと、より安心して利用できるでしょう。盗難など置き配に関するトラブル対策がしたい人
ATMOとOKIPPAはワイヤーロックで繋がれています。配達員が荷物を入れた後は、ロックの鍵を持つ受取人以外はジッパーを開けられない構造となっています。 この設計により、荷物の盗難や、別の場所に移されるといったトラブルを防止できるしょう。OKIPPAは撥水加工が施されているので、雨天での利用も問題なく、荷物を風雨から守ってくれます。まとめ
今回はLIXILとOKIPPAがコラボしたワイヤーつき置き配バッグ「ATMO」を紹介しました。 戸建て・集合住宅の玄関ドアに、お手軽に取り付けできるATMO。玄関周りの外観を壊さず、省スペースで設置できます。盗難・破損対策も万全なので、今まで置き配に不安を感じていた人も安心して利用できるでしょう。 ATMOは現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて応援購入できます。置き配をよく利用する人、これから利用したいと考えている人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いたライター
スマロッカー編集部