クックパッドが冷蔵機能付き宅配ボックスをマンションに無償提供!

クックパッドが冷蔵機能付き宅配ボックスをマンションに無償提供!
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、お店に行かなくても商品が購入できる宅配ボックスのニーズが高まっています。しかしこれまでの宅配ボックスといえば、冷蔵・冷凍機能がついていない物がほとんどでした。 しかし2019年にクックパッドが、冷蔵機能付きの生鮮宅配ボックス「マートステーション」を開発し、サービス提供を開始しました! さらに4月21日には新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、マンション向けにマートステーションを無償提供すると発表しました。対象となるのは東京・神奈川・埼玉にある100戸以上のマンションです。冷蔵機能付きのマートステーションには、多くの注目と期待が寄せられています。そこで今回は、クックパッドの冷蔵機能付き宅配ボックスについて、ご紹介していきたいと思います。 https://sma-locker.jp/article/cookpad/

クックパッドが無償提供した冷蔵機能付き宅配ボックスとは

クックパッドマートの受け取り用宅配ボックス「マートステーション」とは、どんなサービスなのでしょうか。クックパッドマートとは、生鮮食品に特化したECサービスです。主に地域の生産者や販売者が参加して食材などを販売し、注文するとほぼ当日中にマートステーションへと届けられます。生鮮食品は自宅配送ではなく、地域に設置されたマートステーションに配送される仕組みとなっていました。   今回の無償提供では、マンションの共有部分にマートステーションが設置されることになります。事前にクックパッドマートのアプリで食材を注文しておけば、その日のうちにマートステーションにお届けされるでしょう。一品からでも送料無料で注文可能です。マートステーションには冷蔵機能がついているので、安心してください。   クックパッドが無償提供の対象としたのは、東京・神奈川・埼玉の一部地域にある、総戸数100戸以上のマンションです。総戸数200戸未満のマンションでは、エントランスや駐車場・駐輪場など、近隣利用者への宅配サービス拠点として利用できるスペースに設置することで、無償導入が可能です。200戸以上のマンションなら、居住者専用スペースに設置可能となっております。   新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、混雑を避けて買い物をしたいというニーズが高まっています。マンションやアパートなど、共有部分への宅配ボックス導入のお問合せも増加しているようですので、マートステーションの普及が進めば、混雑したお店に買い物へ行かなくても新鮮な食材が手に入るようになるでしょう。  

冷蔵機能付き宅配ボックスは家庭用には販売されていない

今回のクックパッドの試みは、これからの宅配ボックスのあり方として注目が集まっています。宅配ボックスは全国的に普及が進んでいるものの、冷蔵・冷凍機能が搭載されていないのが一般的でした。   生鮮食品や冷凍・冷蔵品は気温や気候によって悪くなりやすく、デリケートな荷物に部類されています。そのため多くの宅配業者では、宅配ボックスに配送できないものとして、生鮮食品を明示しています。生鮮食品や冷蔵品を受け取る場合には、基本的に対面で受け取らなければなりません。マートステーションも自宅配送ではなく、地域に設置された宅配ボックスに配送という形になっています。今回のマンション向けマートステーションの無償提供も、管理組合・管理会社が運用・管理することになっています。   近年はライフスタイルの多様化により、一般家庭でも冷凍・冷蔵機能付き宅配ボックスのニーズが高まっています。たとえば仕事で自宅に帰る時間が遅くなる人は、帰宅時にスーパーが開いていない可能性もあります。共働き世帯でお子様に留守番をさせている家庭でも、宅配ボックスに食材が配達されれば、冷凍食品などを切らすことがありません。親御さんが留守の間でも、お子様に食事を与えることができるでしょう。   コロナウイルス感染拡大のあおりも受けて、冷凍機能付きの宅配ボックスの需要は、今後ますます増加していくと思われます。収束の目途もたたない現状では、宅配ボックスの需要がさらに拡大していくと予想されています。今回のマートステーションの無償提供は、冷蔵機能付き宅配ボックス普及の追い風になるかもしれません。  

冷蔵機能付き宅配ボックスのメリット

冷蔵機能付き宅配ボックスのメリットについて解説していきましょう。  

買い物時間が短縮できる

生鮮食品や冷蔵品は消費期限が短いものも多く、ほぼ毎日のように買い物が必要ですよね。一度に食材を買い込むと持ち運びが大変で、移動や買い物にも時間がかかってしまいます。宅配ボックスで生鮮食品が受け取ることができるようになれば、日常的に買い物にかかっている時間が大幅に短縮できるでしょう。もちろん買い物帰りに重い荷物を持たなくても良くなります。  

再配達防止につながる

宅配業者としては、一つでも再配達を少なくしたいという意向があります。これまで生鮮食品や冷蔵品は、宅配ボックスに入れられない関係から、受取人不在時には再配達を行う必要がありました。冷蔵機能付き宅配ボックスが普及すれば、生鮮食品も宅配ボックスに入れておけばいいので、再配達防止に役立てられるでしょう。  

好きな時間に食材を受け取れる

マートステーションでは、クックパッドマートのアプリで好きな時間に注文できます。冷蔵機能付き宅配ボックスは食材を新鮮なまま保存しておけるので、受け取る時間も好きな時間が選べます。  

安心のセキュリティ

マートステーションは専用アプリに送られてくる専用コードで開錠する仕組みとなっています。カギの紛失リスクや、荷物を勝手に持ち出される心配もほとんどなくなるので、安心して利用できるでしょう。  

冷蔵機能付き宅配ボックスのデメリット

冷蔵機能付き宅配ボックスには、以下のようなデメリットも想定されるので、注意してください。  

荷物が傷む可能性も0ではない

もしも宅配ボックス内で食材が悪くなった場合、責任の所在がどこに向けられるのかという問題点も指摘されています。原則として安心して利用できる冷蔵機能付き宅配ボックスですが、万が一ということも考えられます。リスクは0でないことは覚えておきましょう。 もし利用した場合は、なるべく早く取りに行くなどといったことも心がけると良いかもしれません。  

後付けの場合、工事費用が発生するケースも

冷凍機能付きの宅配ボックスは後付けする場合、電気工事などの工事が必要となるケースも想定されます。新たに工事費や管理費などの問題が浮上してくるので、まずは都心の新築タワーマンションなどに普及が限られるかもしれません。  

スマホのバッテリー残量に注意

マートステーションは、クックパッドマートのアプリを通して利用できる仕組みとなっています。開錠はスマホへ送られてきたコードで行う必要があります。そのため、もしも受け取り時にスマホのバッテリーが切れていると、利用することができません。受け取りの際にはスマホのバッテリー残量に注意してください。  

まとめ

クックパッドの冷蔵機能付き宅配ボックス「マートステーション」についてお伝えしました。   新型コロナウイルスの影響により、店舗での混雑を避けようとネットスーパーや宅配サービスを利用する人が増えています。こうした世相の影響もあり、今まで以上に冷蔵機能付き宅配ボックスのニーズが高まり、注目を集めています。宅配ボックスの需要が高まる中、クックパッドはマンション向けにマートステーションの無償提供に踏み切りました。コロナ禍はまだまだ収束の目途も経たず、冷蔵機能付き宅配ボックスの需要は、今後さらに高まっていくでしょう。   マンションの管理・運営にあたる人は、この機会にマートステーションの導入を検討してみてはいかがでしょうか。また地域にマートステーションが設置されている場合には、実際に利用して使用感を確かめてみるのもいいですね。本サイトでは宅配ボックスの情報を多くお届けしています。ご興味を持たれた方は、ぜひお気軽にお問合せください!

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