シェアリングエコノミー特化型スマートロック『keyvox』とは

あらゆるものがインターネットにアクセスすることができるIoTの普及とともに、こうしたIoTの技術を活用した新しいビジネスシステムが発見されるようになりました。 今回は、シャリングエコノミーに特化したスマートロック『keyvox』のご紹介と、シェアリングエコノミーにスマートロックを利用するメリットなどについて解説を進めていきます。
シェアリングエコノミーとは
シェアリングエコノミーとは、モノや場所、時間やスキルなどのあらゆるサービスを、不特定多数で共有する新しい経済システムのひとつです。 オフィスを何社かで共同利用する「シェアオフィス」をはじめ、自動車の「カーシェアリング」サービスや、オートバイの「バイクシェアリング」サービスが浸透しています。 また、近ごろでは畑のシャエアリングサービスである「シェア畑(レンタル農園)」など、さまざまなシェアリングサービスが展開されるようになりました。 >【シェアリングエコノミー×IoT】スマートロックが未来の重要インフラに? https://sma-locker.jp/article/sharingeconomy-smartrock/スマートロック『keyvox』の概要
ブロックチェーンロック株式会社(東京都品川区)が開発を手がける『keyvox』は、シェアリングエコノミーに最適な次世代のスマートロック製品です。keyvoxの機能
スマートロックの基本的な機能に加えて、ICカードや暗証番号での解施錠機能を備えています。先端技術である「ブロックチェーン技術」を活用した、強固なセキュリティなども大きな特徴のひとつ言えるでしょう。 また、シェアリング事業での利用を前提として設計されているため、予約機能やチェックイン機能、電子決済システムなども搭載している点が、他社製品には大きな魅力のひとつです。keyvoxのポイント
民泊やシェアオフィスなどの事業者向けサービスである有料プランと、自社オフィスの管理などに最適な無料プランの2種類のサービスから展開されており、初期費用も安価かつ工事不要のためオススメのスマートロックシステムです。keyvoxは何故シェアリングエコノミーに最適?
では、シェアリングエコノミーに『keyvox』が最適な理由は、一体どのようなところにあるのでしょうか。①解錠の手段が多い
1つ目は、解錠の手段が他社の製品と比べて豊富であるという点です。 『keyvox』は、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスを活用したアプリ解錠はもちろんのこと、NFC対応のICカードや暗証番号での解施錠などにも対応しているため、さまざまな解錠ニーズに対応することができます。 オフィスでの利用であれば社員証での解施錠も可能になりますし、ゲストユーザーやスマートフォンを持っていないユーザーなどに対しては暗証番号での解施錠も可能になるため、利用シーンを選ばずに活用することができます。②工事不要で設置できる
2つ目は、穴あけ工事などが一切不要で手軽に設置できるという点が挙げられます。 従来までのオートロックシステムなどは、扉や壁に対する大がかりな穴あけ工事が必要となる場合が多く、シェアする場所を変える際などは撤去費用などが発生してしまうため、シェアリングサービスには不向きでした。 『keyvox』は、工事が不要で初期導入費用も安く抑えることができる、他社製品によくあるような粘着テープでの固定方式でもないため、衝撃や経年劣化で落下してしまうリスクなども最小限に抑えることができます。③シェアリングエコノミーに特化した設計思想
3つ目は、各種アプリとの連携機能など、シェアリングエコノミーに最適化された設計がなされているという点です。 鍵を設置するだけで空間ビジネスを開始できるように、施設やスペースを利用するための予約や鍵の受け渡しに関する予約機能、チェックイン機能から支払い機能なども備えているため、設置したその日から自社のビジネスの有効活用することができます。シェアリングエコノミーに利用できるその他のスマートロック
シェアリングエコノミーに利用することができるスマートロック製品は、『keyvox』以外にもいくつかのバリエーションが存在します。Akerun
株式会社Photosynth(フォトシンス)が手がける『Akerun(アケルン)』は、スマートフォンとICカードのどちらからでも解施錠を行うことができる、スマートロックの定番製品です。 初期費用無料のサブスクリプションサービスで、スマートロックが初めての方でも安心して利用することができるスマートロックのスタンダードとも言えるサービスです。 >2018年度グッドデザイン賞を「Akerun(アケルン)」が受賞! https://sma-locker.jp/article/akerun_good_design/LINKEY
株式会社UME(ユーエムイー)が開発する『LINKEY(リンキー)』は、本体にタッチパネルを採用した最先端のスマートロックシステムです。 本体にはタッチパネルが搭載されているため、不特定多数がヘビーに利用するシェアリングサービスにおいても、番号ボタンなどの経年劣化を事前に防ぐことができます。 >ホテルや旅館向けスマートロックの選び方とおすすめ3選 https://sma-locker.jp/article/hotel-smartrock/カギカン
大手メーカーのソニーグループの子会社が開発した『カギカン』は、スマートロックの「Qrio Smart Lock」や「Qrio HUB」と連携した、スモールオフィス向けのオフィス管理システムです。 システム設計がシェアオフィスでの利用を前提としたシステム設計が施されているため、オフィスシェアリングの事業を展開する場合には検討しておきたいサービスのひとつと言えるでしょう。 >Qrioの『カギカン』で鍵管理システムを簡単に! https://sma-locker.jp/article/qrio_kagikan/まとめ
遠隔での解施錠機能やAiアシスタントとの連携機能などを備えた便利なスマートロックですが、近ごろでは一般家庭への普及が急速に進むようになりました。 こうしたスマートロックを、オフィスシェアや民泊などのシェアリングサービスに活用することで、幅広いユーザーのニーズに対応することができます。 また、スマートロックを活用することで、無人かつ非接触での解施錠も実現できるため、新型コロナウイルスへの有効な感染予防対策としても、今後ますます注目が高まりそうです。
この記事を書いたライター
スマロッカー編集部