スマートフォンの普及とともに、SNSの利用者は年々増加しています。とくにインスタグラムはコミュニケーションの場から情報収集の場へと変化しており、企業のインスタグラムマーケティングにおける注力ポイントも変わりつつあるのです。 インスタグラムマーケティングに取り組む企業の中には「集客につなげたい」「認知度を拡大したい」など目的を持って運用していることでしょう。そこで本記事では、インスタグラムマーケティングを成功させるための基礎知識や、知っておきたいインスタグラムの流行について解説していきます。
目次
インスタグラムマーケティングについておさらい
インスタグラムを使って、企業のブランディングや商品の認知拡大を目指す「販売戦略」を「インスタグラムマーケティング」といいます。従来インスタグラムは、写真を通してコミュニケーションを楽しむツールでした。しかし最近では、ユーザーにとって気になる店舗を見つけたり、クチコミを収集するなどの「情報収集」の場としてインスタグラムは利用されているのです。
こうしたユーザーのインスタグラムの利用状況の変化を受け、企業がマーケティング目的でインスタグラムを始める例が急増しています。
インスタグラムマーケティングの効果
インスタグラムが個人だけのものでなく、企業がマーケティングに活用するためのプラットフォームになっているのは明らかです。それでは企業がインスタグラムマーケティングに参入することで、どのような効果が得られるのでしょうか。効果①:ブランド認知度の向上
(画像引用:Instagramの最新情報 InstagramForBusiness)インスタグラムは写真や動画が中心のSNSです。そのためブランドイメージを視覚的に効果的に訴えることができるでしょう。
実際、インスタグラムのビジネスアカウントをフォローしているユーザーは、全体の80%に到達していますので、インスタグラムは「ユーザーとの接点作り」として優秀なツールです。
効果②:ハッシュタグで世界中に拡散できる
インスタグラムの投稿には「ハッシュタグ」が欠かせません。インスタグラムユーザーは検索機能を使うときに、このハッシュタグを使います。ハッシュタグには様々な種類があり、商品名やブランド名などの固有名詞を示すハッシュタグもあれば、コミュニティ独自のハッシュハグなども存在しています。つまりハッシュタグ選定次第で、企業のターゲットユーザーに対して、自社投稿を効率的に届けることもできるでしょう。
》インスタグラムやTwitterのメリットデメリットを徹底比較!SNSで集客を強化するには?
手順①インスタグラムマーケティングを行う目的を決めよう
インスタグラムアカウントを開設している企業には、「企業の認知度を高めたい」「店舗の予約客を増やしたい」「アプリのインストール数を増やしたい」などといった企業独自の目的があることでしょう。
インスタグラムマーケティングを成功させるためには、この目的を具体的に設定することが重要です。
手順②KPIを設定しよう
インスタグラムマーケティングを行う目的が設定できたら、目的を達成するためのKPI(重要業績評価指標)を設定しましょう。KPIは達成率が視覚的にわかるよう定量制で設定する必要があります。以下ではインスタグラムマーケティングで用いられることが多い企業のKPIを紹介します。
目的 |
KPI |
認知獲得 |
・リーチ数(投稿を見たユーザー数) ・動画再生数 ・UGC数 |
興味関心 |
・いいね数 ・動画視聴完了数 ・コメント数 ・フォロワー数 ・URLクリック数 |
検索・調査 |
・投稿保存数 ・コメント数 |
購買 |
・購入数 |
共有 |
・リツイート数 ・ポジティブ/ネガティブコメント比 ・UGC数 |
このように企業によってKPIの設定は異なりますので、自社アカウントの運用目的に応じて、KPIを作成しましょう。
》企業がインスタグラムマーケティングのKPI設定に悩んだら?
手順③運用方針の決定しよう
KPIの設定が完了したら、アカウントの運用方針を決定していきます。あらかじめ決めておく項目としては以下を参考にしてください。投稿の内容の選定
KPIを達成するために、大切となるのが「投稿内容」です。どんな投稿を行うかによって、集まるフォロワーは異なりますので、コンテンツの中身をあらかじめ決めておくことは重要でしょう。たとえば全国に展開するスポーツクラブ「ルネサンス」の投稿をみると、女性向けのコンテンツとして作成されていることがわかります。
投稿はどれも、ポップで可愛らしい色合いでまとめられており、ルネサンスのトレーナーの顔写真が掲載されていることで、親しみやすさを感じやすい設計です。
このように集客したいターゲットに合わせた投稿内容を考えていきましょう。
投稿頻度の設定
どんな内容で投稿をするか決定したら、投稿頻度を決めていきます。投稿頻度は多ければ多いほどいいとは言えません。むしろタイムラインが企業からの投稿で埋まってしまい、ストレスに感じてしまう可能性さえあります。投稿はブランディングの場と捉え、質の高いコンテンツを長期的に投稿できるようにしましょう。
【秘訣】インスタグラムのコンテンツをよりよく見せる方法
企業がインスタグラムマーケティングを行うにあたって、より効果的な施策を紹介します。秘訣①インフルエンサーマーケティング
フォロワーが多く影響力の強いユーザーを「インフルエンサー」と呼び、インフルエンサーを起用したPR手法を「インフルエンサーマーケティング」と呼びます。
インフルエンサーは、消費者の視点を取り入れた商品紹介ができるため、共感が生まれやすいのが特徴です。商品に対する距離が近づきやすいため、SNSマーケティングに力を入れたい企業によく使われています。
インフルエンサーマーケティングで使った投稿を、自社アカウントにシェアすれば、自社アカウントのリッチ化につながるでしょう。
》インフルエンサーマーケティングの成功事例・失敗事例
秘訣②キャンペーンの開催
二つ目の施策はインスタグラム上で「キャンペーン」を開催することです。短期間で効果が出しやすく、KPI達成に有効な手段でしょう。「フォロー&いいね」
「フォロー&リツイート」
「ハッシュタグを使った投稿」
など組み合わせて使うことがおすすめです。
秘訣③広告を出稿する
そのほかに効果的な手段としては、インスタグラム上で広告を出稿するのも手でしょう。インスタグラム広告は、ターゲットを細かく設定できるので、企業が獲得したいターゲット層にダイレクトにPRできるのが特徴です。
広告の種類は複数ありますので、企業にあった広告配信をおこなうことがインスタグラム広告のポイントといえます。
インスタの宣伝とは?「投稿の宣伝」の使い方や注意点を解説
インスタグラムマーケティングを成功させるにはトレンドを掴もう
インスタグラムの投稿には、流行りがあることはご存知でしょうか。ここではインスタグラムマーケティングを成功するために抑えておきたい「最新トレンド」について紹介します。なお今回紹介する最新トレンドは、業種に関わらずどの企業でも実践することができますのでぜひご活用ください。
流行①:色合い
2015年ごろにはカラフルな投稿が流行しており「レインボーカラー」が目立っていました。しかし2020年ごろからは、白やベージュなどのナチュラルカラーが流行しています。また余白が多い投稿が多くなっていることも特徴です。インスタグラムの流行を掴むことができれば、ユーザーからのアクションが増加しやすくなります。インスタグラムマーケティングを成功するためにも、最新の流行はいち早くゲットし、投稿に反映できるようにしましょう。
流行②:リールの活用
インスタグラムの投稿として、新しく生まれたのが「リール」です。リールはフォルターやBGMを組み合わせてハイクオリティな動画を作成・共有できる仕組みとなっています。わかりやすく言えばTikTokのようなイメージでしょう。
リールはフォロワーだけでなく、新規ユーザーにも動画を届けることができるため、フォロワーの増加やインプレッションの増加に期待できます。
インスタタウンを使えば効率的にマーケティングできる
インスタグラムはマーケティングツールして優秀ですが、投稿がフォロワーに影響を与えるようになるまでに時間がかかるという問題があります。インスタグラムマーケティングに知識がない方が、インスタグラムを運用したとすれば、さらに時間がかかるでしょう。
そこで最近注目を集めているのが「インスタグラム代行」です。その名の通り、企業に代わってインスタグラムの運用をしてくれるサービスとなっています。
インスタグラム代行のなかでも「インスタタウン」は、実際にインフルエンサーが企業アカウントを動かしてくれるのが魅力です。広告を出すよりも高い費用対効果が見込まれますので、ぜひチェックしてみましょう。
まとめ
インスタグラムマーケティングは企業の新しいPR方法として、効果的な手段です。しかしインスタグラムの運用をしていると、目的とKPIがすり替わり、サイトへの流入数を増やしたかったのにフォロワーを増やすことが目的になっているという例は多くあります。投稿はあくまで目標を達成するための手段です。闇雲にアカウントを運用すると、ターゲットユーザーとして想定していないユーザーが集まる可能性もありますので注意しましょう。
インスタグラムマーケティングを短期間で成功させるなら「インスタタウン」がおすすめです。企業に代わってターゲット分析や投稿をしてくれるので、SNS運用に人件費を割く必要がなくなります。インスタタウンについては、以下の記事に料金詳細やメリットがかかれていますので、ぜひ参考にしてみてください。
》Instagramビジネスアカウントとは?導入・移行から成功まで事例つきで紹介!
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この記事を書いたライター
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