「インバウンド集客、何から始めればいい?」
訪日外国人の集客や満足度アップを図りたいものの、具体的に何をすればいいのか、小さな会社でもできるのかと悩まれている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、今すぐできるインバウンド対策も含めて、効果的な方法や注意事項を解説いたします。
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インバウンド対策とは訪日外国人を増やすための戦略
インバウンド対策とは、訪日外国人を増やし、地域や国の経済的発展や競争力向上を図る施策や戦略のことを指します。
特に観光業やビジネスで推進されており、多言語対応や外国人向けサービスの提供などがインバウンド対策の一例です。
訪日を促進するためにも、日本の店舗やサービスは 外国人が快適に過ごせる環境づくりが求められる でしょう。
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「インバウンド」とは?
- 「インバウンド」とは、外国から訪れる観光客やビジネス旅行者のことを指します。
インバウンド対策に注力すべき理由
訪日外国人の急増
日本政府観光局によると、 2022年8月から訪日外国人が急増傾向にある ※と発表していることから、インバウンド対策の必要性が高まっています。
訪日外国人の急増に合わせた、言語サービスや文化的な配慮が不足すると、ネガティブな口コミによって集客に影響する可能性が高いです。
とはいえ、店舗の状況や予算次第ではインバウンド対策が難しいケースもあるので、できることから少しずつ始めるのが良いでしょう。
※参考:訪日外客数(2022 年 12 月および年間推計値|日本政府観光局(JNTO)
訪日外国人による日本食への高いニーズ
観光庁によると、訪日外国人の支出は「買物代」「宿泊費」「飲食費」の順に多く、日本食に高いニーズがあることが見受けられます。
日本食への高いニーズに対応しない場合、訪日外国人の減少による経済的な損失が起こる可能性が高いです。
日本食の人気を逆手に取り、インバウンド向けに特化した飲食業や、新しい料理・サービスの提供を行うことで、 売上アップが期待できる でしょう。
国内のみの集客には限界がある
日本は出生率の低下や高齢化により、人口減少の傾向にあるため、国内のみの集客には限界があります。
商品・サービスへの需要低下や、市場全体の縮小による企業間の競争激化など、人口減少は企業・店舗の売上に大きな影響を与えかねません。
人口減少の影響に対処するためにも、 インバウンド向けの戦略を練り、集客のチャンスを増やしましょう 。
国際的な評判の向上が期待できる
インバウンド対策によって訪日外国人に良い体験を提供できれば、口コミやSNSを通じて国際的な評判の向上が期待できます。
例えば、訪日外国人による日本のおもてなしの素晴らしさを投稿したSNSが世界中に広まれば、魅力向上につながるでしょう。
集客を強化するためにも、地元の食材を使用した料理提供や言語サポートなどの 「おもてなし」をすることが大切 です。
編集部
口コミやSNSの投稿は信頼性が高いため、集客効果も期待できますよ。
他企業・店舗と差別化できる
訪日外国人が増加傾向にある今、インバウンド対策を始めていればポジティブな評判が蓄積し、数年後には近隣の企業・店舗と差別化ができている可能性が高いです。
インバウンド対策が不十分な場合、需要の低下や競争の激化によって、訪日外国人からの認知や効果的なアピールが難しくなります。
長期にわたって売上を維持・拡大するためにも、 企業や店舗が今できることから少しずつ取り組みましょう 。
【目的別】インバウンド対策の方法
訪日外国人に対して集客力アップを図るには?
訪日外国人に対して集客力アップを図るには、Webサイトの充実化やSNSの活用など、 オンラインメディアを通して、情報やコンテンツを提供することが有効 です。
口コミサイト「トリップアドバイザー」に掲載する
インバウンド集客の方法として、世界最大の旅行情報サイトである「トリップアドバイザー」に掲載する方法が挙げられます。
トリップアドバイザーでは、宿泊先やレストランなどの旅行関連の体験について、世界中の旅行者が口コミや評価の共有をするため、 他の旅行者の参考にされるケースが多い です。
日本国内だけでなく、49の国と地域で幅広く利用されているので、トリップアドバイザーへの掲載によってインバウンドの集客を強化できるでしょう。
▶トリップアドバイザーとは?評判は最悪?掲載料や登録方法を解説
編集部
トリップアドバイザーへの掲載は無料です。口コミへの返信機能では、コミュニケーションをとることで集客につながります。
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トリップアドバイザーの特徴
- ・ 49の国と地域で幅広く利用されている
・800万近くのスポットに対する10億以上の口コミを掲載している
・28言語に対応している
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トリップアドバイザーのサービス内容
- ・200以上の予約サイトの中から宿泊施設や航空券の値段を比較できる
・観光客の口コミに基づく旅行施設のランキングが分かる
・ホテル・レストランの写真を投稿できる
・ホテル・レストランの口コミを確認できる
Googleマップの掲載情報を整備する
旅行系アプリで最多ダウンロード数を誇る「Googleマップ」※の掲載情報を整備することも、インバウンド集客を図るうえで欠かせません。
Googleマップでは、店舗名や住所だけでなく、企業や店舗の雰囲気、メニュー内容、口コミなども掲載できるため、 訪日外国人の来店意欲が高まります 。
また、口コミの自動多言語対応や国内の同時集客もできるので、「今すぐできるインバウンド対策」として始めてみると良いでしょう。
▶【わかりやすく解説】MEO対策とは?具体的な方法から上位表示のコツまで徹底網羅!
※参考:The 10 most downloaded Travel apps of 2021|apptopia
Webサイトを多言語対応にする
多言語対応のWebサイトでは、訪問者が自分の母国語で情報を得られるため、 企業や店舗の魅力を効果的にアピールできます 。
多言語対応が不十分な場合、日本語の理解や魅力の伝達が難しくなり、外国人観光客を取りこぼしてしまう可能性が高いです。
どの言語を導入するかはターゲットとなる観光客によりますが、一般的な選択肢として英語・中国語を導入すると良いでしょう。
Webサイトのコンテンツを充実させる
訪日外国人はWebサイトで情報収集をするケースが多いため、Webサイトのコンテンツを充実させ、企業や店舗の魅力をアピールすることが不可欠です。
特に 言葉がなくても伝わる「掲載写真」が集客のカギ で、外観や料理だけでなく、賑わっている様子も含めてできるだけ多くの枚数を掲載すると効果的にアピールできるでしょう。
また、周辺の観光地やイベント、サービスに関する情報も充実させることで、訪日外国人の満足度を向上させることもできます。
編集部
掲載写真はできるだけプロに依頼しましょう。商品やサービスの魅力を存分に引き出せるので、より効果のある集客につながります。
SNSを活用する
FacebookやInstagramなどのSNSは、訪日外国人の旅行情報源として、個人ブログに次いで第2位※を獲得しているため、認知度拡大やアピールのためには欠かせない手段です。
例えば、訪日外国人がSNS上で感想や写真をシェアすることで、 旅行予定者にとって信頼性のある情報源となり、訪問意欲を高められます 。
とはいえ、SNSによって効果的な情報の届け方は異なるので、SNSの特徴を踏まえて、企業や店舗に合ったツールを使いましょう。
※参考:訪日外国人の消費動向|観光庁編集部
SNSの運用に不安がある方は、プロに任せてみるのもおすすめです。「InstaTown」であればInstagramの運用をまるごとサポートし、売上アップに導いてくれます。
ベジタリアンに対応したメニューを用意する
訪日外国人の中にはアレルギーや宗教上の理由などから、肉や魚を食べられない人も多いため、ベジタリアン対応のメニューを用意しておくと売上アップが期待できます。
例えば、団体旅行者の一人がベジタリアンであれば、 ベジタリアンに対応した企業や店舗を選ぶ可能性が高い です。
とはいえ、全て切り替えるのは企業や店舗側の負担が大きいので、対応メニューを一つだけ用意したり、段階的に対応メニューを増やしたりして少しずつ始めましょう。
訪日外国人の満足度アップを図るには?
訪日外国人の満足度アップを図るには、 訪日外国人の要望や期待を先回りして提供することが大切 です。
以下の項目以外にもできることがあれば、取り組んでみましょう。
編集部
訪日外国人の要望や期待を先回りするには、実際に自分自身でサービスを体験するのがおすすめです。
現場での接客に力を入れる
日本語の理解が不十分な訪日外国人は、商品・サービスの選び方や使い方に戸惑うケースが多いため、 現場での接客に力を入れて購買を促進することが大切 です。
例えば、訪日外国人が商品の選び方に迷っている場合、日本の歴史や文化に関連した情報を提供したり、理由とともにおすすめの商品を提示できたりすると選びやすくなります。
とはいえ、多様な言語に対応できない場合もあるので、翻訳ツールやパンフレットなどのツールを使って積極的にコミュニケーションをとりましょう。
編集部
無料で利用できる翻訳ツールとして「Google翻訳」や「Microsoft 翻訳」、「DeepL:」などがあります。
外国語のメニューやポップを用意する
訪日外国人は日本語に不慣れなケースが多く注文や質問などが難しいため、外国語のメニューやポップを用意して、言語の理解をサポートすることが大切です。
メニューや商品への理解が不十分なまま注文が進むと、誤解やミスが発生しやすくなり、リピート客や新規客の集客に影響する可能性があります。
言葉の壁があってもスムーズなコミュニケーションができるように、 写真の掲載や料理の説明、商品の番号化なども実施すると効果的 でしょう。
編集部
英語や中国語に対応している「QRfood」であれば、スムーズな注文対応ができるのでオススメです。
モバイルオーダーシステムの導入
多言語対応のモバイルオーダーシステムを導入すれば、訪日外国人は自分の言語で注文できるため、 誤解やミスが少なくなり快適な食事を提供することができます 。
例えば、スタッフが外国語を理解できない場合、ベジタリアンに対応していない料理を提供してしまう可能性が高いです。
訪日外国人によるネガティブな評判を回避するためにも、メニューや食材の事前確認ができるモバイルオーダーシステムの導入を検討してみましょう。
編集部
アジアを中心に40万店舗が導入しているモバイルオーダーアプリ「QRfood」が特にオススメです。
食べ方や使い方を動画で紹介する
訪日外国人は日本の食事文化や習慣に馴染んでいないケースが多いため、直感的に理解できるように食べ方や使い方を動画で紹介することが大切です。
例えば、寿司の正しい食べ方に不安がある訪日外国人であれば、動画視聴によって正しい箸の持ち方から醬油の使い方まで分かり、 安心して食事を楽しめるようになります 。
動画作成に対応したタブレットを用意したり、instagramなどのSNSを活用したりして、動画を制作・公開してみましょう。
編集部
外国語に不慣れなスタッフの接客をサポートすることにもつながります。
Web予約を導入する
インバウンド対策としてWeb予約を導入することは、 言語の問題や待ち時間を軽減するうえで欠かせません 。
多言語に対応しているWeb予約であれば、正確な日時選択や待ち時間の削減ができるため、安心感を与えられるでしょう。
インバウンド集客をするためにも、トリップアドバイザーへの掲載や予約管理システムの導入を検討してみましょう。
国内外の様々な決済ブランドに対応する
訪日外国人の国や地域によってはキャッシュレス決済が多いため、国内外の様々な決済ブランドや多様なキャッシュレスに対応しておくことが大切です。
決済サービスが充実していない場合、訪日外国人にとって不便なだけでなく、 企業や店舗側にとっても経済的な機会損失になります 。
決済ブランドの見直しや、電子マネー・スマートフォン決済などの導入をして、インバウンド増加が見込まれる今後に備えておきましょう。
編集部
各国で一般的なキャッシュレス決済を導入しておくと効果的な集客ができるでしょう。例えば、中国では「Alipay」や「WeChat Pay」が人気です。
インターネット環境を整備する
訪日外国人は旅行中に観光地や施設の情報をインターネットで検索するため、必要な情報にすぐアクセスできるように、インターネット環境を整備することが大切です。
インターネット環境が整備されていない場合、情報収集に手間取り、 予定通りの移動が難しくなることから不満を抱えやすくなります 。
インターネット環境が整備されている企業・店舗として集客をするためにも、フリーWi-Fiの環境を整えておきましょう。
編集部
企業・店舗向けの「ギガらくWi-Fi」がオススメです。工事不要ですぐに利用できますよ。
外国語対応ができるスタッフを起用する
外国語対応ができるスタッフを起用すれば、訪日外国人とのコミュニケーションが円滑になり、より快適な環境を提供できます。
例えば、訪日外国人が日本の歴史や重要なポイントを知りたい場合、 理解できる言語で詳細に説明をすることが可能 です。
とはいえ、外国語対応ができるスタッフが不在の場合は他の手段を考える必要があるので、翻訳ツールや外国語のメニューなどの導入と併せて検討しましょう。
編集部
求人媒体で応募条件として掲載したり、研修生として受け入れたりして外国語対応ができるスタッフを募集しましょう。
独自のインバウンド対策をするには?
最適なインバウンド対策は企業や店舗によって異なるため、 独自のアイデアや施策を考えることも大切 です。
他社の成功事例から学びつつ、自社の強みや地域の特徴を施策に組み込むことで、効果的なインバウンド対策ができるでしょう。想定顧客層を明確にする
企業や店舗に訪れるであろう訪日外国人の特性や旅の目的を明確にすることは、関心を引き寄せ集客につなげる上で欠かせません。
想定顧客層を考慮しない場合、訪日外国人の興味やニーズに沿わないサービスを提供することになり、 無駄なコストや競争力の低下が発生する可能性 があります。
企業や店舗がある拠点エリアの特徴や、訪日外国人の旅の目的から逆算して、ターゲットを絞り込みましょう。
編集部
Googleマップやトリップアドバイザーの口コミでは、訪日外国人のニーズが隠れているケースもあるので確認してみましょう。
外国人目線で自社の魅力を整理する
想定顧客層を明確にしたら、訪日外国人のニーズに応えられるように、訪日外国人の目線で自社の魅力や強みを整理することが大切です。
自社の魅力や強みの分析が不十分な場合、ターゲットに合ったアプローチができず、 競合他社に見込み客を取られてしまう可能性 があります。
多様な訪日外国人に対して魅力や強みを発揮するには、口頭での質問やアンケートなどで、訪問のきっかけや感想を聞いてみるのも効果的でしょう。
編集部
ネガティブな意見や感想をもらった場合は、改善に努めることで継続的な集客が期待できるでしょう。
自社の魅力を伝えられるコンテンツを用意する
自社の魅力や強みを整理したら、情報を効果的に伝えるコンテンツを用意して認知度を高めましょう。
優れた魅力や強みがあっても、情報を発信しなければ認知度が不足し、 他社との差別化が難しくなる可能性が高い です。
Webサイトの充実化やSNSの活用などで、魅力的なコンテンツを提供できれば、ソーシャルメディアや口コミサイトでの拡散が期待できます。
インバウンド対策における3つの注意点
積極的なコミュニケーション
外国人はストレートな表現を好むため、積極的なコミュニケーションが大切です。
訪日外国人の要望や期待を予測して行動するだけでなく、質問や情報を一言伝えることで、気づかなかったニーズを満たせたり、歓迎の気持ちを伝えたりすることができます。
「外国語ができないから」「ニーズは予測できているはずだから」とコミュニケーションに消極的になるのではなく、 一言でも言葉を交わすことから始めてみましょう 。
スタッフの会話に注意
訪日外国人の中には日本語が分かる人もいるので、顧客の近くでネガティブな発言をしないように注意しましょう。
スタッフによる悪態や不満は、顧客に不快感を与える可能性が高く、場合によってはネガティブな評判が広まる恐れもあります。
ネガティブな発言が引き起こすリスクをスタッフに説明し、 言葉の使い方や表現に気をつけるよう促すことが大切 です。
日本文化の伝え方
訪日外国人の多くは日本文化に不慣れなため、 ルールを伝える張り紙やメニューの設置に加え、口頭で注意を向けることが大切 です。
張り紙やメニューの設置だけでは、存在に気づかないケースも多く、後からトラブルに発展する可能性もあります。
「どうしたら日本文化が正しく伝わるか」を訪日外国人の目線になって考えることで、 双方にとって快適な環境を提供できるようになるでしょう。
インバウンド対策の成功事例5選
和食レストラン「権八」
和食レストラン「権八」は、インバウンド対策として トリップアドバイザーを活用 し、店舗の認知度・評判の向上を実現しています。
トリップアドバイザーのページには、店舗の住所や連絡先以外に価格帯や料理の特徴、ベジタリアン対応などについて詳細に記載されており、店舗情報の事前確認が可能です。
1,754件の口コミに対して評価が5段階中4.0と高く、来店客の多くが満足していることが伺えるため、新規顧客を引き寄せる要素となっているでしょう。
▶和食レストラン「権八」(西麻布)のトリップアドバイザーページ
編集部
トリップアドバイザーは初期費用・掲載費用が無料です。
飲食店「鍋ぞう」
飲食店「鍋ぞう」は、インバウンド対策として SNSや口コミサイトを活用 し、情報の拡散と双方向のコミュニケーションを実現しています。
鍋のパネルを用意し写真撮影に協力したり、投稿コメントに積極的に返信したりして、来店客がSNSや口コミサイトに投稿しやすい環境を整えているのが特徴です。
編集部
他にも、外国人スタッフの起用や、しゃぶしゃぶの食べ方を紹介する動画提供なども行っており、「おもてなし」を強化しています。
ディスカウントストア「ドン・キホーテ」
ディスカウントストア「ドン・キホーテ」は、インバウンド対策として 店内POPや店内放送などを多言語化 し、訪日外国人が安心して利用できる環境を提供しています。
他にも、外国語対応ができるスタッフの起用やコールセンターの導入、免税カウンターの設置なども行い、受け入れ体制の整備に力を入れているのが特徴です。
編集部
米国ドルや中国元、ユーロなどの多様な決済方法にも対応することで、訪日外国人を引き付けています。
カフェ「アキバフクロウ」
カフェ「アキバフクロウ」は、インバウンド対策として 多言語対応の冊子や撮影写真のポストカード化 など、細やかな気配りをすることで人気を博しています。
また、インバウンドを意識した名前をフクロウに付けたり、フクロウカフェ開業のストーリーを冊子に記載したりと、「こだわり」を提供しているのもポイントです。
編集部
フクロウを腕に乗せるといった「体験」の提供も、インバウンド集客成功の一要因となっています。
高知県
高知県は、インバウンド対策として シンガポールに「観光レップ」を設立 し、現地で高知県をPRすることで集客を実現しています。
特定の地域や観光地の魅力を積極的に紹介することで、観光地の知名度向上や観光客の興味を引き付けることが可能です。
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観光レップとは?
- 観光レップとは訪日旅行者数を増やすために、海外で観光地を営業・PRする「パートナー」を指します。
岐阜県高山市
岐阜県高山市は、インバウンド対策として訪日外国人目線で魅力を絞り込んだ動画作成や、インバウンド対策に積極的な民間企業の応援などを行い、集客を実現しています。
モニターツアーに参加した在日外国人の意見を参考に取り組みを改善するなど、 徹底的に外国人目線になることを大切にしているのが特徴 です。
編集部
基本情報の登録で無料Wi-Fiを提供することによって、訪日外国人の割合や旅の目的などをマーケティング戦略に活かしているのもポイントです。
インバウンド対策に補助金を活用しよう
インバウンド対策をする際には、国から補助金を受け取れる場合があります。
Webサイトや案内標識の多言語化や、外国人対応のためのスタッフ教育などで適用することが可能です。
ただし、受給するためには要件があるため、 審査基準や適用事業を事前に確認しておきましょう 。
▶インバウンド補助金の詳細はこちら|観光庁-
インバウンド補助金の審査基準とは?
- ・観光に関する国の基本的な政策に適合するものと認められること。
・ 高度化計画の対象区域における訪日外国人旅行者の周遊の促進及び消費の拡大に相当程度寄与するものであると認められること。
・円滑かつ確実に実施されることが見込まれるものであること。
参考:インバウンド受入環境整備高度化事業(「交付要綱」第28条2項)
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インバウンド補助対象事業の例
- ・段差の解消
・キャッシュレス化
・多言語案内の整備
・子供連れ環境の整備
・AIチャットボットの導入
・ワーケーション環境の整備
・ICTを活用したゴミ箱の整備
・無料公衆無線LAN環境の整備
・近距離移動支援モビリティの整備
・賑わい拠点となる屋外広場の整備
・トイレの高機能化及び洋式便器の整備
・観光スポット等の掲示物等の多言語化整備
・観光スポット情報・交流施設のの整備・改良
インバウンド対策についてよくある質問
A
インバウンド対策とは、訪日外国人を増やし、地域や国の経済的な発展や国際的な競争力を向上させるための施策や戦略のことを指します。
A
訪日外国人の急増や国内集客の限界を理由に対応が迫られているだけでなく、日本食への高いニーズや競合他社との差別化によって売上アップが期待できるため、今のうちにインバウンド対策をするのがおすすめです。
A
訪日外国人目線で自社の魅力や強みを整理・発信することで、競合他社との差別化や集客が期待できます。
A
インバウンド集客には、口コミサイト「トリップアドバイザー」への掲載や、Googleマップの情報充実化など、オンラインメディアを通した情報提供が有効です。
A
多言語に対応したメニューやポップの用意、食べ方や使い方の動画紹介など、訪日外国人のニーズを先回りして提供することが満足度アップにつながります。
A
例えば、和食レストラン「権八」では、インバウンド対策として「トリップアドバイザー」を活用し、店舗の認知度・評判の向上を実現しています。
A
インバウンド対策時には「積極的にコミュニケーションをとること」「スタッフ間でネガティブな発言をしないこと」「テキストと口頭の両方で日本文化を伝えること」を心がけると訪日外国人の満足度アップが期待できます。
まとめ
インバウンド対策とは訪日外国人を増やし、地域や国の経済的な発展や、国際的な競争力を向上させるための施策や戦略のことを指します。
訪日外国人の急増で対応が迫られているだけでなく、日本食への高いニーズや競合他社との差別化によって売上アップが期待できるため、今のうちにインバウンド対策をしておくのがおすすめです。
とはいえ、店舗の状況や予算次第ではインバウンド対策が難しいケースもあるので、コストがかからないトリップアドバイザーへの掲載やGoogleマップの対策などから始めてみましょう。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!