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【2023年】青色申告で必要な帳簿の種類は?書き方や保存が必要な書類を徹底解説!

青色申告に必要な帳簿は?
提出書類と保存書類の違いはなに?

青色申告の帳簿は、控除額や申告方法によっては必要な書類が異なり、仕訳帳や総勘定元帳が不要になるケースもあります。

しかし、初めて青色申告をする方は、必要な帳簿が分からない、青色申告帳簿の作成方法が分からないといった方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、青色申告に必要な帳簿と作成の手順を徹底解説していきます。

保存が必要な書類や、控除額ごとの提出書類もまとめているので、青色申告を検討している方必見の内容です。

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帳簿とは

帳簿とは

会計帳簿は、 事業の取引やお金の流れを記録する ための帳面や台帳であり、青色申告と白色申告で記帳方法が異なります。

帳簿には取引の内容や日時、取引先の情報、勘定科目などを記載し、 決算書 にまとめます。

帳簿は税務署に提出する必要はありませんが、作成と保管が求められます。年度によって 項目や作成方法をが異なる場合がある ため注意しましょう。

青色申告の帳簿は2種類

青色申告の帳簿は2種類

複式簿記

青色申告特別控除の最大額である65万円(55万円)を受け取るためには、 複式簿記での記帳が必要 です。

複式簿記は、1回の取引を複数の科目で記録する方法で、 取引の原因と結果 を両面から記録することがでるます。

現金を含む財産の残高や収支を記録することがで、 損益計算書や貸借対照表 を作成することができます。

単式簿記

単式簿記は、1回の取引につき1つの科目に焦点を当てて収支を記録する 簡易的な記帳方法 です。

例えば、現金出納帳では現金を1つの科目に限定しているため、 現金の増減 があるたびにその原因となる金額を記録します。

青色申告で 10万円の青色申告特別控除 を受ける場合や、白色申告をする方に最適な簿記です。

青色申告をするための要件

青色申告をするための要件

発生主義で記帳する

青色申告や白色申告の帳簿は、現金主義ではなく 発生主義 に基づいた記帳が必要です。

発生主義は、 収入や支出が確定した時点 で帳簿に記入し、実際に支払いがあった時点でも帳簿を記入する必要があります。

ただし、青色申告で前々年度の所得が300万円以下の小規模事業者の場合は、 現金主義での記帳 が認められます。

領収書や帳簿などの書類を保存しておく

保存が書類 保存期間
帳簿 仕訳帳
総勘定元帳
現金出納帳
経費帳
売掛帳
買掛帳
固定資産台帳
7年
7年
書類 決算関係書類 貸借対照表
損益計算書
棚卸表
7年
現金預金取引書類 領収証
小切手控
預金通帳
7年
その他 請求書
見積書
契約書
納品書
5年


帳簿書類は、作成した後に書類の種類によって 5年~7年間の保存 が義務付けられています。

青色申告時に提出が必要ない場合でも、仕訳帳や損益計算書、領収書などの書類は 保存が必要 です。

保存ができていなかった場合の罰則などはありませんが、 確定申告の内容の証拠 としてしっかりと保管しておきましょう。

65万円の青色申告特別控除に必要な帳簿

65万円の青色申告特別控除に必要な帳簿

仕訳帳

会計において日々の取引を記録する主要な帳簿である仕訳帳は、全ての取引を 発生した順に日付を記録、集約 します。

仕訳帳は、総勘定元帳や補助元帳など 他の帳簿の基礎 となっており、会計処理において欠かせない重要な役割を担っています。

総勘定元帳

総勘定元帳は、日々の取引を勘定科目ごとに記録した帳簿であり、 仕訳帳から転記 して作成されます。

この帳簿には、 取引の日付や相手方勘定科目、金額 などが記載されています。

総勘定元帳は、主要な勘定科目の増減を確認するための重要な帳簿であり、仕訳帳と同様に 取引の正確な記録が必要 です。

経費帳

経費帳は、必要経費のうち 仕入以外の科目 について作成される帳簿です。

例えば、 事務用品、消耗品、水道光熱費、租税公課、保険料 などが挙げられます。

経費帳は、それぞれの必要経費に対応した勘定科目ごとに作成され、 支出の詳細な内容や日付、金額 の記載が必要です。

現金出納帳

現金出納帳は、現金取引を記録する 補助的な帳簿 で、仕入や売上、買掛金の支払い、売掛金の回収、経費などを記録します。

帳簿上の現金残高と実際の現金残高を一致させるために、現金出納帳には すべての現金の出入り を記録する必要があります。

また、複数の事業用口座がある場合は、それぞれの 口座ごとに現金出納帳を作成 します。

売掛帳

売掛帳とは、掛売りでの取引を記録する帳簿で、提供した商品やサービスの 代金の支払いを後日にする 場合に使用されます。

掛売りは、一般的にクレジットカード払いや、商品やサービスの 納品後に支払いが行われる ことを前提としています。

売掛帳には、取引相手ごとに取引金額や支払期限などが記録するため、適切に管理することで 事業の健全性を向上 できます。

買掛帳

買掛帳は、企業が仕入れた商品やサービスに対して 後日支払いをする 場合に記録する帳簿です。

後日支払いの取引を 「買掛け」 と呼ばれ、例えばクレジットカード払いなどであれば、商品やサービスを受け取った後に後日支払いをすることが一般的です。

また、商品が納入された後に、数週間後に支払いをする契約を結ぶこともあるため、取引先ごとに詳細な情報を記載し、 支払いの状況を把握する 必要があります。

固定資産台帳

固定資産台帳は、企業や事業において使用する車両、 機械、備品などの名称、購入金額、購入年月日 などを記録する帳簿です。

帳簿は、会社が所有する各種資産を把握するために作成され、 資産ごとに細かく記帳 します。

資産の状況や管理上の課題を把握し、必要な対応を行うことができるため、 税務申告や資産評価 などの目的にも使用されます。

10万円の青色申告特別控除に必要な帳簿

10万円の青色申告特別控除に必要な帳簿

10万円以下の青色申告特別控除を申請する際には、売掛帳、買掛帳、経費帳、現金出納帳、固定資産台帳の 5種類の帳簿 だけを用意すれば、青色申告を行うことができます。

65万円の青色申告特別控除と比較すると、 仕訳帳と総勘定元帳は不要になる ため、青色申告にかかる手間や時間の削減が可能です。

青色申告を簡単に済ませたい人 や、事業での収入額が低い方におすすめの確定申告方法といえます。

【個人向け】会計ソフト(クラウド型)のおすすめ比較表一覧

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★★★☆☆ 12,936円〜/年 30日間 あり
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まとめ:青色申告の帳簿は控除額によって異なる

青色申告の帳簿は、 確定申告方法や控除額 によって必要な書類が異なります。

正しく作成するためには、日々の記帳や管理が必要なため、 手書きで作成すると多くの手間がかかる 点に注意が必要です。

会計ソフトを利用すれば、 必要な書類の作成や確定申告をスムーズに行うことができる ため、事業規模に合わせて適切なサービスを利用しましょう。

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Wiz Cloud編集部

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