【2024年最新】ドコモ法人用携帯のかけ放題プラン2種類の賢い選び方

「カケホーダイ・パケあえる」プランは新規申し込み終了

ドコモで提供されていたデータシェアパック「カケホーダイ・パケあえる」は、2019年5月31日をもって新規申込受付を終了しています。

カケホーダイ・パケあえるは、カケホーダイプランとパケあえるサービスがセットになったプランで、月額2,700円(税込)で通話し放題のプランでした。家族向けだけでなく法人でも利用しやすいプランで、親回線がパケット料金を払うことで、子回線は月額500円(税込)で毎月のデータ通信量をシェアできる内容でした。

そして、カケホーダイ・パケあえるのサービスが終了し、現在ドコモで提供されているプランが通信容量60GBまでの「ギガホプレミア」、通信容量7GBまでステップ式の「ギガライト」の2種類です。

それぞれの特徴や料金プランについて、みていきましょう。

ドコモ法人用携帯で選べる「かけ放題」オプション

ドコモ法人携帯では、オプションとして「かけ放題」が用意されています。企業によっては社員間の通話よりも、社員以外での通話がメインの方も多いでしょうから、かけ放題オプションの確認も重要です。

ドコモ法人携帯向けのかけ放題オプションは2つあり、月額1,870円(税込)で国内通話が無料になる「かけ放題オプション」と、月額770円(税込)で5分以内の通話が無料になる「5分通話無料オプション」から選べます。

かけ放題オプションなしの場合、通話は30秒あたり22円の料金がかかるので、長く通話する機会の多い企業ほど費用を抑えられる計算です。

もしも、毎月の通話が18分以上なら「5分通話無料オプション」、月43分以上の通話あるなら「かけ放題オプション」を選択するとコストが抑えられます。営業がメインの企業の場合、取引先との通話が多くなるのでかけ放題オプションを選択することも、コスト削減の方法になるでしょう。

ただし、かけ放題オプションを選択するには、ドコモ料金プランである「ギガホプレミア」か「ギガライト」で契約する必要があります。

それぞれのプランの特徴と料金についても、解説していきます。

ドコモ法人用携帯で「かけ放題」オプションが選べる２つのプラン

ドコモ法人携帯でかけ放題オプションを選択できる2つのプラン、「ギガホプレミア」「ギガライト」について解説します。

それぞれどのようなプラン、特徴、料金体系なのかをわかりやすくまとめました。

ギガホプレミアの特徴と料金プラン

ギガホプレミアは、2021年4月1日に「ギガホ」から名称変更されました。データ通信量が月額料金に含まれたプランで、毎月の利用可能データ量はテザリングも含めて60GB まで可能なプランです。

ギガホプレミアは4G・Xi対応、毎月のデータ通信量が多く効率的に使うことを考えるならギガホプレミアがおすすめです。

ギガホプレミアの詳細については、以下の通りです。

ギガホプレミアは中規模～大企業向けのプランで、データ通信量60GBの大容量が魅力のプランです。また、毎月の余った通信量を翌月に繰り越して利用できるほか、データ制限が掛かってもその都度データの購入もできます。さらに、毎月のコストを低く抑えたいとお考えなら、「ドコモ光セット割」もあります。

ドコモ光セット割は同一の「ビジネス通話割引」グループ内にドコモ光の契約回線があれば、最大20回線までスマホの月額料金から永年で1,100円割引（最大）がされるものです。以前のカケホーダイ・パケあえるのように無料通話がセットになっていないので、基本となる料金にかけ放題オプションの金額が必要となります。

かけ放題オプションは1,870円(税込)/月、5分通話無料オプションは770円(税込)/月が必要なので、割引適用とオプション追加によって毎月の支払いがいくらになるか検討してください。特に営業職が多い企業の場合、外部の企業との連絡が多いと想定されるため、かけ放題または5分通話オプションを検討する必要があるでしょう。

逆に社内の通話のみで、外部とのやりとりはメールなどのツールを利用することが多いなら、かけ放題オプションは利用しないか、5分通話無料オプションで費用を抑えられます。

ドコモ公式HP：https://www.nttdocomo.co.jp/biz/charge/

ギガライトの特徴と料金プラン

ギガライトは、毎月のデータ通信量が7GB以内の企業におすすめのプランです。使ったデータ量に応じて、7GBまでステップ式に料金が変動します。

ステップ1では1GBまで、ステップ2では1GB～3GBまで、ステップ3では3GB～5GBまで、そしてステップ4で5GB～7GBまで利用でき、各ステップによって料金が異なります。

ただし、データ通信量が3GB未満ならギガホプレミアの方が安い場合もあるので、各社の利用状況によってお得に利用できるプランを選択してください。

ギガライトは個人事業主～小規模企業向けのプランで、1GB～7GBまでステップ式にすることで効率的にデータ通信を利用することができます。ギガホプレミアと同様、余ったデータ通信容量は翌月に繰り越せるほか、データ制限にかかった時にデータを追加購入もできます。

さらに「ドコモ光セット割」も加入が可能で、無駄な通信費を抑えつつ利用できる点が魅力です。また、ギガライトではギガホプレミアにはない細かい設定として、「ギガプラン上限設定オプション」もあります。

ギガライトは決められた通信量で次のステップへと移行するシステムであり、利用料金の節約、データ通信の使い過ぎを防ぐ目的で、利用可能データ量に上限を設定するためのオプションです。上限を好きなステップで設定でき、指定したデータ量に近づくとメールで知らせてくれるので、データの使い方に注意できます。

毎月のデータ量の管理にも役立つサービスなので、毎月のコストを抑えるためにもギガライトプランはおすすめです。

ドコモ公式HP：https://www.nttdocomo.co.jp/biz/charge/

「かけ放題」はドコモ以外のキャリアでも選べる

ドコモのかけ放題オプションについて紹介してきましたが、他のキャリアではどのようなかけ放題オプションがあるのでしょうか。現在、携帯電話のキャリアはかけ放題を通常のプラン料金には含めず、オプションで提供しています。

基本の料金プランにオプションとしてかけ放題を付ける形ですが、ドコモ以外のキャリアではかけ放題オプションにどのような違いがあるのか解説します。

「かけ放題」が選べるソフトバンクのプラン

ソフトバンクもドコモと同様のかけ放題オプションを提供しており、料金プランに応じてオプションをつけることができます。ソフトバンクではデータ通信がメインのプランと、通話をメインとするプランで料金プランが分かれています。

一覧にすると以下の通りです。

ソフトバンクは上記の料金プランに通話オプションとして、880円(税込)/月で1回5分以内の国内通話が無料になる「準定額オプション＋」と、1,980円(税込)/月で国内通話が無料になる「定額オプション＋」があります。

スマホデビュープランとケータイ通話プラン・ケータイ100MBプランには、それぞれ利用の条件があるので注意してください。スマホデビュープランはガラケーからMNPまたは機種変更して、スマホを初めて持つ場合だけ利用できるプランです。

ケータイ通話プラン・ケータイ100MBプランは、ガラケーのみのプランとなっています。どちらも通話オプションを安く利用できますが、条件に適合するか事前に確認しましょう。

ソフトバンク公式HP：https://www.softbank.jp/biz/mobile/priceplan/

「かけ放題」が選べるauのプラン

auでもかけ放題を選べるプランや、かけ放題を含んだ料金プランが用意されています。

auのかけ放題が選べる料金プランは次の通りです。

auでは、ケータイカケホプランの料金に国内通話かけ放題が含まれており、データ通信よりも通話がメインならお得な料金設定です。また、ドコモ・ソフトバンクと同じくデータ通信が多い企業向けに、データ通信容量に合わせた料金プランもあります。

さらにケータイシンプルプランは、できる限り毎月の費用を抑えたい場合に向いているプランです。そして、ケータイカケホプラン以外のプランでは、オプションとしてかけ放題を選ぶことができます。

auのかけ放題プランには、880円(税込)/月で5分以内の通話無料の「通話定額ライト2」と、1,980円(税込)/月で国内通話無料の「通話定額2」があります。ケータイシンプルプランで通話定額ライト2を選択した場合、毎月の利用額が2,500円以下の低額で抑えられるためコストを抑えたい企業におすすめです。

au公式HP：https://biz.kddi.com/service/mobile/charge/

「かけ放題」が選べるY!mobileのプラン

格安SIM会社のY!mobileでも、かけ放題オプションを選ぶことができます。Y!mobileは格安SIM会社ならではの格安プランに、オプションとして10分以内の通話無料と国内通話無料のどちらかをつけられます。

Y!mobileの料金プランは次の通りです。

Y!mobileでは上記の料金プランにかけ放題オプションとして、770円(税込)/月で10分以内の通話が無料になる「だれとでも定額」と、1,870円(税込)/月で国内通話が無料になる「スーパーだれとでも定額（S）」の2種類があります。

Y!mobileのだれとでも定額は、大手のキャリアでは5分以内の通話無料だったところが10分以内は無料になるため、大手キャリアに比べても使いやすいオプションです。

Y!mobile公式HP：https://www.ymobile.jp/biz/sp/smartphone2l/

まとめ：契約前に比較検討して自社にあったキャリアをみつける

法人携帯で利用できるかけ放題オプションと、料金プランについて紹介しました。

キャリアによってかけ放題がプランに含まれているもの、オプションになっているもの様々です。普段から自社で使用している法人携帯が、毎月どのくらい通話をしているのか、毎月の費用はいくらかかっているのかなど、チェックするポイントは色々とあります。

社外との通話の割合が多いなら通話かけ放題、社外との通話が少なめなら5分または10分以内の通話無料オプションがおすすめです。キャリアごとにプランやオプション、サービスが異なるので、自社に合ったサービスを検討して最適なキャリアをみつけてください。