「オーナーの負担やデメリットは?」
「入居者にとって本当にメリット?」
フレッツ光全戸加入プランは、物件全体で光回線を一括契約し、入居者がインターネットを無料で利用できるサービスです。
しかし、料金負担の範囲や契約期間の縛り、通信速度、トラブル時の入居者対応など、事前に理解しておくべき注意点も少なくありません。
本記事では、フレッツ光全戸加入プランの仕組みから料金・速度・メリット・デメリットまでを、オーナー・入居者双方の視点でわかりやすく整理します。導入や入居判断の材料として、ぜひ参考にしてください。
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フレッツ光全戸加入プランとは?仕組みと契約形態
建物への一括導入で入居者が無料利用できる仕組み
フレッツ光全戸加入プランは、 物件オーナーや管理会社が建物単位で回線を一括導入し、月額基本料金を負担することで、入居者が追加料金なくインターネットを利用できる仕組み です。
最大の特徴は、各住戸まで光ファイバーを直接引き込む「ひかり配線方式(専有型)」を原則としている点にあります。
共用回線を分配する無料Wi-Fiと異なり、通信速度や安定性が確保されやすく、在宅勤務や動画視聴でも影響を受けにくい構成です。
- ※ひかり配線方式とは、各住戸まで光ファイバーを直接引き込み、1戸ごとに専用の回線を利用する配線方式
- ※共用回線とは、1本の回線を複数の住戸で共有し、利用時間帯によって通信速度が低下しやすい方式
個別契約との違いと責任範囲の考え方
通常のフレッツ光では、入居者自身が契約主体となり、回線契約・料金支払い・解約手続きまでを個別に行います。
一方、全戸加入プランでは 契約主体がオーナー側となり、回線の維持管理と基本料金の支払いは物件側の責任範囲 に含まれます。
ただし、ひかり電話や固定IP、セキュリティ関連オプションなどは入居者が個別に契約・支払う形です。
また、退去時のONU返却やオプション解約も入居者責任となるため、「回線は共用、サービスは個別」という切り分けを理解しておくことが重要です。
| 項目 | 個別契約(通常) | 全戸加入プラン |
|---|---|---|
| 契約主体 | 入居者 | 物件オーナー・管理会社 |
| 月額基本料金 | 入居者負担 | オーナー負担 |
| 開通工事 | 原則必要 | 原則不要 |
| 回線トラブル対応 | 入居者が直接連絡 | 管理会社・オーナー窓口 |
| オプション契約 | 入居者が任意で契約 | 入居者が個別契約・支払 |
| プロバイダ | 自由選択 | 事前に指定された事業者 |
- ※ONU(光回線終端装置)とは、光回線を宅内で利用できる信号に変換するためのNTT提供の通信機器
- ※プロバイダとは、光回線をインターネットに接続するための接続事業者のこと
全戸一括契約できるプロバイダは限られる
フレッツ光全戸加入プランでは基本的に、オーナーや管理会社が 全戸分を一括契約できるプロバイダは、Asahi Net、OCNインターネット(旧ぷらら)、WAKWAKの3社に限定されます。
上記どれかを導入した場合、入居者はプロバイダ契約を個別に行う必要がなく、入居後すぐにインターネットを利用できます。
一方、回線のみを導入しプロバイダを一括契約しない場合、入居者はGMOとくとくBBやBIGLOBEなどと個別契約する必要があり、「ネット無料」の訴求力や運用方針に影響します。
| Asahi Net | OCN インターネット(旧ぷらら) | WAKWAK | |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社朝日ネット | NTTドコモ | NTT-ME |
| 主な特徴 | 独立系大手。技術力と自社バックボーンの安定性に定評。 | NTTグループの旗艦プロバイダブランド「OCN」として提供されており、旧「ぷらら」サービスはすでに新規受付を終了。 | NTTの保守・運用会社が運営。インフラ寄りの信頼性。 |
| おすすめ | 通信品質へのこだわりを打ち出すなら:Asahi Net 技術志向のプロバイダとしての評価があり、動画視聴やオンライン利用を重視する単身者・若年層向け物件との相性が良好です。 |
ブランド力と長期的な安定性を重視するなら:OCNインターネット OCNは世界規模のTier1バックボーンを自社運用しており、混雑に強く安定した通信品質が特徴。旧「ぷらら」利用者も、今後はOCNの通信基盤を前提としたサービス提供となるため、長期運用でも安心できます。 |
運用の安定性を最優先するなら:WAKWAK NTTの通信網を支えるNTT-MEが運営しているため、SOHO利用や業務用途を想定した物件に適しています。 |
※OCNが持つ「Tier1(ティアワン)バックボーン」とは、世界規模の巨大な通信網を自社で保有・運営しているネットワークを指します。多くのプロバイダが上位事業者の回線を借りて通信しているのに対し、OCNはインターネットの基幹部分を自前でコントロールしています。

編集部
いずれもNTT回線に最適化された大手プロバイダであり、通信品質そのものに大きな優劣はありません。そのため、性能差ではなく、物件のターゲット層や訴求ポイントに合わせて選定することが重要です。
NTT東日本・西日本で異なる導入条件
- 東日本エリア:原則4戸以上の集合住宅が対象
- 西日本エリア:原則6戸以上の集合住宅が対象
- 配線方式:全戸ひかり配線方式(専有型)が必須(※西日本エリア)
- 契約戸数:空室や管理人室を含む全戸一括契約
- 提供範囲:各社フレッツ光の提供エリア内に限られる
フレッツ光全戸加入プランは 全国対応ですが、導入条件はNTT東日本とNTT西日本で異なります 。
特に西日本エリアでは通信品質を重視し、全戸への「ひかり配線方式」の提供が必須条件とされているため、VDSL方式やLAN方式の既存設備を流用した導入は認められていません。
築年数が古い物件では、配管容量不足により事前の設備調査や追加工事が必要となるケースもあります。
- ※VDSL方式とは、建物内の既存の電話線を使ってインターネット通信を行う配線方式
- ※LAN方式とは、共用部から各住戸へLANケーブルで通信を分配する配線方
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【無料】お問い合わせはこちらフレッツ光全戸加入プランの料金体系と費用負担
オーナーが負担する費用は個別見積もりで確定
フレッツ光全戸加入プランでは、 物件オーナーが全戸分の回線を一括で契約し、初期費用および月額基本料金を負担 します。
月額料金は全戸一括契約向けの専用単価が適用され、入居者が個別に契約する場合と比べて、1戸あたりのコストを抑えやすい点が特徴です。
標準的な工事費はキャンペーンにより実質負担が発生しないケースもありますが、建物内の配管不足や分電盤改修が必要な場合は、別途オーナー負担となります。
入居者が無料で使える範囲と有料オプション
入居者はインターネット接続の基本利用料を無料で利用でき、通信量による速度制限は原則ありません。
ただし、提供範囲は回線利用までであり、Wi-Fiルーターは入居者自身で用意するのが一般的 です。
また、ひかり電話やフレッツ・テレビ、固定IPなどの付加サービスは、希望する入居者が個別に契約し料金を支払います。
※固定IPとは、接続するたびに変わらない、常に同じIPアドレスを利用できるサービス
契約期間・更新・解約時に発生する費用
フレッツ光全戸加入プランは 5年または10年契約が基本で、契約期間中に解約した場合は違約金が発生 します。
違約金は、契約残月数分の利用料に所定の割合を乗じて算出され、物件規模によっては高額になる点に注意が必要です。
ただし、10年契約において一定期間経過後、建物の建て替えなどやむを得ない理由による解約では、違約金が免除される特例が設けられています。
フレッツ光全戸加入プランの通信速度と品質
| マンション・ハイスピード | ギガマンション・スマート | フレッツ 光クロス | |
|---|---|---|---|
| 最大通信速度 | 下り200Mbps / 上り100Mbps | 概ね1Gbps | 概ね10Gbps |
| 提供エリア | 主に東日本エリア | 西日本全域・東日本主要部 | 東西の一部エリア |
| 実効速度の傾向 | 100Mbps前後まで低下する例あり | 利用環境・混雑状況に左右される | 仕様上、最大値より十数%低下 |
| 宅内Wi-Fi機器 | ルーター付属なし | Wi-Fiルーター標準提供 | 標準装備されない場合あり |
| 個別変更 | 入居者が1Gbpsへ変更可 | 入居者が10Gbpsへ変更可 | ― |
200Mbps・1Gbps・10Gbpsプランの違い
フレッツ光全戸加入プランでは、 オーナーが選択した速度プランが建物全体の基本仕様 となります。
200MbpsはメールやWeb閲覧向け、1Gbpsは動画視聴や在宅勤務を想定した標準構成、10Gbpsは大容量通信を前提とした上位仕様です。
特徴的なのは、建物が1Gbps契約であっても、条件を満たせば入居者が個別契約で10Gbpsへ切り替えられる点です。
これにより、全戸一律のコスト管理と、高速通信を求める入居者ニーズの両立が可能になります。
最大速度と実際の通信速度が異なる理由
- 最大速度は理論値であり、実効値とは異なる
- 夜間・休日は利用集中により低下しやすい
- ルーターやLANケーブルの規格が古いと速度が頭打ちになる
通信速度の「最大値」は技術規格上の数値であり、常にその速度が出ることを保証するものではありません 。
特に10Gbpsプランでは、通信品質を安定させるための制御データが含まれる仕様上、実効速度は規格値を下回ります。
また、集合住宅では利用者が増える夜間帯にプロバイダ側の設備が混雑し、速度低下が起きやすくなります。
回線自体だけでなく、接続環境全体で速度が決まる点を理解しておくことが重要です。
※実効速度とは、通信環境や時間帯によって実際に利用できるインターネットの速度のこと
回線方式や宅内環境が速度に与える影響
フレッツ光全戸加入プランは、各住戸まで光ファイバーを直接引き込む「ひかり配線方式(専有型)」が基本です。
共用回線を分配する方式と比べ、他住戸の通信状況に左右されにくく、速度の安定性が高い点が特長です。
ただし、 宅内のルーターや端末性能が低い場合、回線性能を十分に活かせません 。
特に200Mbpsプランでは無線機器が付属しないため、入居者側の機器選定が実測速度に大きく影響します。

フレッツ光全戸加入プランのメリット【オーナー向け】
- 空室対策として募集力を高められる
- 家賃水準を維持し長期入居を促せる
- 回線管理や運用の手間を抑えられる
空室対策として募集力を高められる
「無料インターネット」は、賃貸物件の募集条件の中でも検索時に優先的に選択されやすい設備です。
フレッツ光全戸加入プランの導入によって、 主要ポータルサイトの「ネット無料」条件に該当するようになるため、内見前の比較段階で候補から外れにくくなります 。
特に各戸に専有の光回線を提供できる点は、共用型Wi-Fi物件との差別化要素として有効です。
通信品質を重視する入居者層に訴求でき、結果として募集期間の短縮や空室率の改善につながります。
家賃水準を維持し長期入居を促せる
フレッツ光全戸加入プランで安定した通信環境を整備することで、入居後の満足度に直結し、退去抑制につながります。
フレッツ光全戸加入プランは、 通信費を含めた実質負担額で見た場合の割安感につながり、家賃水準を維持したまま物件の魅力を高めやすい設備 です。
特に在宅勤務や動画視聴が日常化した現在、通信トラブルは不満の原因になりやすく、高品質回線の有無が居住継続の判断材料になります。
設備投資としての即効性と、長期的な収益安定の両立が期待できます。
回線管理や運用の手間を抑えられる
フレッツ光全戸加入プランでは、 回線契約や基本的な保守対応を通信事業者側に一本化できるため、個別契約が混在する物件と比べて管理負担が軽減 されます。
入居者からの接続不良や速度低下に関する問い合わせも、一次対応はサポート窓口が担うため、管理会社の業務増加につながりにくい点が特徴です。
また、共用部に安定した通信基盤を確保できることで、防犯カメラやIoT設備の導入にも対応しやすく、将来的な設備拡張を見据えた運用が可能になります。

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【無料】お問い合わせはこちらフレッツ光全戸加入プランのデメリット【オーナー向け】
- 初期費用や月額固定費が発生する
- 契約期間の縛りや途中解約リスクがある
- 入居者対応に配慮が必要になる
初期費用や月額固定費が発生する
フレッツ光全戸加入プランでは、 オーナーが回線工事費や初期費用を含めて一括で負担し、導入後も空室状況に関係なく全戸分の月額料金が発生 します。
キャンペーンにより工事費が抑えられる場合もありますが、建物内の配管不足や共用部改修が必要な場合、その工事費はオーナー負担となるのが一般的です。
特に、戸数が少ない物件や稼働率が低い物件では、回収期間が長期化しやすいため、事前に収支シミュレーションを行うことが重要です。
契約期間の縛りや途中解約リスクがある
フレッツ光全戸加入プランは 5年または10年の長期契約が基本となり、契約期間中の途中解約には違約金が発生 します。
違約金は契約残月数を基準に算出され、物件規模によっては高額になるケースもあります。特に5年契約では解約時の負担割合が大きくなりやすいため注意が必要です。
一方で、10年契約では一定期間経過後に建て替えを理由とする解約で違約金が免除される特例もあり、将来計画を踏まえた契約形態の選択が求められます。
入居者対応に配慮が必要になる
既存入居者がいる状態でフレッツ光全戸加入プランを導入する場合、事前説明と切り替え対応への十分な配慮が必要 です。
特に光コラボ回線利用者は自動移行できず、個別解約が必要なため、違約金や手続き負担が発生する可能性があります。
加えて、導入する回線速度が入居者の利用実態と乖離している場合、夜間帯の速度低下などがクレームの要因となります。
導入前に想定される利用シーンや通信品質の目安を共有しておくことが重要です。
※光コラボ回線とは、NTTの光回線を利用し、他社が独自サービスとして提供している光回線のこと
フレッツ光全戸加入プランのメリット【入居者向け】
- 月額のインターネット料金が不要になる
- 入居後すぐ使えて手続きの手間が少ない
- 開通工事や個別契約が不要な場合がある
月額のインターネット料金が不要になる
フレッツ光全戸加入プランでは、 入居者はインターネットの月額基本料金を支払う必要がありません 。
通常、光回線を個別契約すると毎月数千円の固定費が発生しますが、その負担がなくなるため、実質的な住居コストを抑えられます。
ただし、無料で利用できるのはインターネット接続までであり、ひかり電話やフレッツ・テレビなどの付加サービスを利用する場合は、入居者が必要に応じて個別に契約し実費を支払う仕組みです。
入居後すぐ使えて手続きの手間が少ない
個別に光回線を契約する場合、申し込みから開通まで数週間かかることもあります。
フレッツ光全戸加入プラン導入物件では、 建物全体にあらかじめ回線設備が整備されているため、入居後すぐにインターネットを利用できる ケースが多くなります。
回線事業者への申し込みやプラン選定といった手続きが不要となり、引っ越し直後から安定した通信環境を確保できる点は、在宅勤務やオンラインサービスを利用する入居者にとって大きな利点です。
開通工事や個別契約が不要な場合がある
フレッツ光全戸加入プランでは、各住戸まで光ファイバーを直接引き込む「ひかり配線方式」が採用されているため、 原則として入居者による開通工事の立ち会いは不要 です。
共用回線を分配する方式と異なり、各戸に専用の回線が割り当てられるため、他の入居者の利用状況による影響を受けにくい点も特徴です。
工事日程の調整や待ち時間が発生しないことは、入居時の負担軽減につながります。
フレッツ光全戸加入プランのデメリット【入居者向け】
- 利用できるプロバイダが限定される
- 既存の光回線を解約する必要がある場合がある
- 利用環境によって通信速度に差が出る
利用できるプロバイダが限定される
フレッツ光全戸加入プランでは、オーナーがプロバイダ料金まで一括で契約しているケースが多く、利用できる事業者がAsahi Net、OCNインターネット(旧ぷらら)、WAKWAKなどに限定されるのが一般的です。
特定のプロバイダにこだわりがある場合、個別契約を継続することは可能ですが、その場合は「インターネット無料」の対象外 となり、月額料金を自己負担する必要があります。
また、長年利用してきたプロバイダメールを維持したい入居者にとっては、乗り換えの心理的ハードルとなる点にも注意が必要です。
既存の光回線を解約する必要がある場合がある
個人でドコモ光やソフトバンク光などの光コラボ回線を契約している場合、全戸加入プランへ直接転用(工事不要の切り替え)ができません 。
そのため、一度既存契約を解約し、改めて全戸加入プランへ移行する必要があります。
契約更新月以外での解約では違約金が発生する可能性があり、導入時期によっては入居者の金銭負担となる点に注意が必要です。
また、ひかり電話を利用している場合、電話番号を維持するために一時的な手続きが必要となるケースもあります。
利用環境によって通信速度に差が出る
フレッツ光全戸加入プランは 光ファイバーを各住戸まで引き込む構成ですが、実際の通信速度は建物全体で契約している速度プランに依存 します。
10Gbpsプランであっても、仕様上の理由から常に最大速度が出るわけではありません。
また、200Mbpsプランでは無線LANルーターが付属しないことが多く、使用する機器の性能や利用時間帯によって体感速度に差が出ます。
夜間帯の利用集中や宅内配線の状態も影響するため、必ずしも表記速度どおりにならない点は理解しておきましょう。
フレッツ光全戸加入プランの評判・口コミ(入居者)
フレッツ光全戸加入プランの良い評判
- インターネットが無料になり、毎月数千円の通信費を大きく削減できた
- 光配線方式のため、通信速度が安定しており普段使いで不満がない
- 最大1Gbpsや10Gbpsを選べる物件もあり、速度面の安心感がある
- 入居後に機器をつなぐだけで使え、ネット環境の立ち上げが楽だった
- プロバイダ込み(Asahi Net・ぷらら等)の物件は手続きがほぼ不要で便利
- 小型ONUが設置されており、機器周りがすっきりしている
- 大家主導で導入され、費用対効果が高く「当たり物件」と感じた
フレッツ光全戸加入プランの悪い評判
オーナーは設備状況と事前説明の徹底に注意が必要
- 部屋に光コンセントがなく、すぐに使えなかった
- 申し込み手続きや書類送付(FAX等)が分かりにくく面倒
- プロバイダが指定・または自分で探す必要があり混乱した
- 光コラボ回線が契約できず、既存契約を継続できなかった
- 引っ越し前後で機器や書類の送付先が分かりづらい
- 管理会社や不動産会社が制度を把握しておらず説明不足だった
- 全戸加入プランでも速度が遅く、別回線を使っている住戸があった
- 工事時に配線不備が発覚し、利用開始まで時間がかかった
参照:X(旧Twitter)

編集部
全戸ひかり配線方式であっても、住戸ごとに光コンセント未設置や配線不備が残っているケースがあります。また、既存入居者の光コラボ回線は自動切替できず、解約手続きや違約金が発生する点もトラブルになりやすい要因です。
導入時期、利用開始手順、プロバイダ指定の有無を事前に整理し、管理会社・不動産会社と情報を共有しましょう。

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【無料】お問い合わせはこちらフレッツ光全戸加入プランが遅いと感じたときの対処法
まず確認すべき契約プランと接続状況
フレッツ光全戸加入プランが「遅い」と感じたときに最初に確認すべきは、物件全体が契約している速度プランです。
200Mbps(ハイスピード)と1Gbps(ギガ)では体感速度に差が出やすく、200Mbpsプランでは利用環境によって100Mbps未満になる こともあります。
また、建物が低速プランであっても、条件を満たせば入居者が個別負担で10Gbpsプランへ切り替えられる場合があります。
まずは現在の契約速度と、自身の接続方式を把握することが改善の第一歩です。
ルーターや接続方式を見直す改善策
時間帯によってインターネット速度が低下する場合、宅内環境が原因となっているケースが少なくありません。
特に従来のIPv4接続は混雑の影響を受けやすく、入居者がIPv6(IPoE)に変更することで改善することがあります 。
また、200MbpsプランではWi-Fiルーターが付属しないため、古いルーターやLANケーブルがボトルネックになる場合もあります。
通信規格に対応した機器へ更新することで、ひかり配線方式の性能を十分に引き出しやすくなります。
※IPv4/IPv6(IPoE)とは、インターネットに接続するための通信方式で、IPv6(IPoE)は混雑の影響を受けにくい新しい方式
管理会社・NTT・プロバイダへの相談目安
入居者側で突然通信が不安定になった、あるいは常時極端に速度が低下していると感じる場合は、回線設備側の不具合 が疑われます。
このような場合は、回線提供元であるNTT東日本またはNTT西日本の故障受付窓口へ相談するのが適切です。
一方で、特定の時間帯(主に夜間)に限って速度が低下する場合は、入居者がプロバイダへ接続方式(IPv6対応状況など)の確認を行う必要があります。
また、建物全体の契約速度が原因と考えられる場合には、入居者から管理会社へ上位プランへの変更可否を相談することが、現実的な対応となります。
フレッツ光全戸加入プランの申し込みから導入までの流れ
オーナーが行う申し込みと事前確認事項
- 対象戸数:東日本エリアは4戸以上、西日本エリアは6戸以上
- 入居者の契約状況:光コラボ回線利用者の有無
- 提供エリア:フレッツ光および10Gbpsプランの対応可否
フレッツ光全戸加入プランは、 一定戸数以上の集合住宅を対象に、オーナーまたは管理会社が契約主体となって申し込み を行います。
申し込みはNTT東日本またはNTT西日本の窓口を通じて行い、事前に建物条件と入居者の契約状況を確認することが重要です。
特に光コラボ回線を利用している入居者は直接切り替えができず、個別解約が必要となるため、解約や周知の段取りを含めた調整が必要となります。
現地調査・工事内容と導入スケジュール
- 配管確認:既存配管の空きや引き込み可否
- 工期目安:申込から工事完了まで約2週間〜1か月
- 費用区分:建物側設備工事が必要な場合はオーナー負担
フレッツ光全戸加入プランに 申し込んだ後、建物の現地調査が実施され、配線ルートや設備状況をもとに工事内容が確定 します。
工事は各住戸まで光ファイバーを直接引き込む「ひかり配線方式」が基本で、完了までの期間は概ね2週間から1か月程度です。
ただし、配管の空きがない場合や共用部の改修が必要な場合には追加工事が発生し、その費用は原則オーナー負担となります。調査結果の確認と費用範囲の把握が重要です。
入居者への周知と導入後の運用ポイント
- 入居者周知:開始時期・利用方法の事前案内
- 契約管理:5年・10年契約と違約金条件の把握
- オプション対応:入居者が個別契約するサービスの案内整理
フレッツ光全戸加入プラン導入決定後は、入居者への事前周知を徹底することでトラブルを防げます。
NTTからの案内に加え、オーナーや管理会社が開始時期や切り替え手順をポスティング等で周知しておくと安心 です。
運用開始後、ひかり電話やテレビなどのオプションサービスは入居者が個別に契約します。
また、全戸加入プランは5年または10年の長期契約が基本となるため、更新時期や中途解約時の条件を含め、長期的な視点で契約管理を行う必要があります。
導入前の疑問をまとめて相談する
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導入に向いている物件・オーナーの特徴
- 規定戸数以上の集合住宅(東日本4戸以上/西日本6戸以上)
- 家賃の下落を抑えたい既築アパート・マンション
- 通信環境を重視する入居者層を想定した物件
- 管理効率や防犯性の向上を図りたい物件
フレッツ光全戸加入プランは、 家賃水準を維持しつつ募集力を高めたいオーナー に適しています。
特に既築物件では、設備更新による差別化がしやすく、空室対策として効果的です。入居直後から高速通信を使える点は、学生向け物件や在宅利用が多い入居者層との相性が良好です。
また、アンテナ設置を避けたい物件や、防犯カメラなどのIoT設備を導入したい場合にも、安定した通信基盤として活用しやすい特徴があります。
入居者側で注意が必要な利用ケース
フレッツ光全戸加入プランを利用する際、 すでに光回線を個人契約している入居者は注意が必要 です。
ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボ回線は、全戸加入プランへ工事不要で切り替えることができず、原則として一度解約手続きを行う必要があります。
また、オーナーがプロバイダまで一括契約している物件では、利用できる事業者がAsahi Net・OCNインターネット(旧ぷらら)・WAKWAKに限定される場合があります。
特定のプロバイダやメールアドレスを継続利用したい場合は、個別契約を続けるか、別途費用が発生する可能性を事前に確認しておくことが重要です。
まとめ|フレッツ光全戸加入プランの判断ポイント
フレッツ光全戸加入プランは、オーナーが回線を一括契約することで、入居者に安定したインターネット環境を無料提供できる仕組みです。
専有型のひかり配線方式により通信品質を確保しやすく、募集力向上や長期入居につながる一方、初期費用や月額固定費、長期契約による解約リスクも伴います。
導入可否は戸数や建物構造、入居者の契約状況によって左右されるため、費用回収の見通しと運用負荷を踏まえた総合判断が重要です。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!