民泊や事務所等の短期間貸出の際に、数本しかない鍵をその都度他の人に渡すのは時間や手間を考えれば厄介なものです。流行のスマートロックに変更すれば、インターネットでの鍵の貸出は出来ますが、まだそこまで必要ないと思う方も多いでしょう。そこで今回は、物件の近くの店舗に鍵を預ければ、その都度行かずに遠隔で管理できる「Keycafe」についてご案内いたします。
Keycafeとは
Keycafeは、カナダ・バンクーバーに本社を構え、これまでにニューヨーク、パリ、ロンドン、バンクーバーなどの、欧米主要都市500箇所のカフェやコンビニでIoT端末「Keycafe Smartbox」を設置しています。
遠隔・無人で鍵の受け渡しを実現してきた、この「Keycafe Smartbox]は、日本においてもシェアハウスやその他の鍵の貸し借り用に、機器代・設置費用無料での運営が開始されています。
キーカフェ・ジャパン合同会社が運営する、IoTキーボックス「Keycafe smart box」は、民泊仲介サイト世界最大手のAirbnbとAPI連携をしました。
2017年12月より開始し、2018年6月現在、都内で22箇所、大阪・長崎で1箇所ずつ、ローソンやカフェなどで利用することができます。
ちなみにローソンでは、2019年3月までに全国100店舗に導入する事が予定されています。
また将来的に、小規模ホテルや民泊など宿泊施設のフロントにもボックスを導入することで、フロント業務の効率化を図る事ができ、利用するゲストも、より簡単に鍵の受取・返却ができるメリットもあります。
Keycafeの基本的な使い方
利用方法は、ローソン等に設置されたスマートボックスに鍵を預け、Keycafeアカウントを使ってゲスト側にスマートボックにアクセスする権利を与えます。アクセス権の付与には相手のメールまたは携帯番号を入力して付与するだけの簡単操作です。
鍵の受取りや返却もメールで確認できるため、民泊や家事代行、カーシェアリング、不動産管理など、鍵の貸し借りを行う業種にはうってつけのサービスです。
Keycafeの料金プラン
・使った分だけプラン (月額基本料0円 / 受け渡し毎の利用料金690円/ 保管日数ごとに+50円)・ベーシックプラン (月額基本料790円/ 受け渡し毎の利用料金290円)
・アンリミテッドプラン (月額基本料1,980円)
※料金は税込み
全てのプランにおいて「無制限のお預入れ」「受領・返却時に自動通知」「年中無休のサポート」が付いています。
なおアカウントの登録は、KeycafeのWEBページから行い、クレジットカードがなくても登録が可能です。
ホスト側の登録方法
1.Keycafeページ内の「無料で試す」ボタンを押します。2.アカウント登録画面が出たら、メールアドレス・名前・パスワード(8桁の半角英数字) ・国番号(+81) ・携帯電話番号を入力します。
3.全ての入力が終わったら送信を押します。
4.登録した携帯電話番号にSMSが届くので、WEB画面にSMSへ届いた6桁の認証番号を入力します。入力が終わればアカウントの登録は完了です。
5.アカウント登録が終われば、鍵を追加します。WEBページに戻り「鍵を追加」ボタンを押します。
6.必要な住所等を入力します。(任意)
7.鍵を最寄りのKeycafeへ預けます。
8.鍵を預けたら「アクション」項目から、その時限りで利用する「一時ゲスト」または、いつでもアクセスできる「継続ゲスト」を選択します。
9.貸し出す相手のメールアドレス・開始日・終了日を入力した後、「送信」します。
ゲスト側の操作手順
1.ゲストにKeycafeから、Eメール・SMSが届きます。受け取ったメールには、6桁のアクセスコードが入力されています。2.スマートフォンアプリにアクセスコードを入力し、コードとPINコードを確認します。
入力が終われば、ゲストは指定された「Keycafe smart box」で必要な入力する事で鍵を受け取れます。鍵の受取時・返却時にはホスト側にも通知が届きます。
AirHostPMSとのAPI連携で、さらに拡大の予感
Keycaceは非常に簡単に簡単に鍵を貸し出せるのですが、Keycafe単体では集客効果はありません。そこでKeycafeは、Airbnbの他にも、合同会社エアホストの宿泊管理システム「AirHostPMS」とのAPI連携を開始しました。
「AirHostPMS」は約8,000部屋の導入実績のある民泊の宿泊管理システムです。
サイトコントローラー(複数の宿泊予約サイトを一元でコントロール)や予約・リスティングを管理できるので、Keycafeと連携する事で、Airbnb以外の宿泊予約サイトからの予約でも、鍵の貸出を自動化する事ができるようになりました。
まとめ
2018年6月15日より民泊新法が施行されました。2018年2月時点の日本国内の民泊物件は約5万件でしたが、民泊新法施行後に確認すると、その約80%が違法民泊でした。
その結果、民泊施設は一気に減ってしっており、今では約1万件ほど。
2020年の東京オリンピック開催により、民泊の利用者も大きく増加するとされています。
民泊ビジネスを検討している方は、今が1番のチャンスなのかもしれません。
Keycafeは、現時点では首都圏を中心に展開していますが、これが地方都市まで拡大すれば、地方での民泊施設不足も解消されて行くと思われます。
更にAirHostPMSとの連携で、海外のみならず国内の民泊予約サイトでも利用可能になるため、ますます利用しやすくなってくると思います。
この機会に、Keycafeを活用して民泊経営を始めてみませんか。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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