「セキュリティ面は大丈夫?」
「Sansanとは何が違う?どっちがいい?」
KYPCEは営業名刺管理に特化したクラウドサービスで、スマホやタブレットでの撮影・OCRとオペレーター確認による高精度な名刺データ化が特長です。
しかし、「本当に使いやすいの?」「セキュリティは大丈夫?」といった疑問が浮かぶ方も多いでしょう。
本記事では、実際にSKYPCEを使ってみたユーザーの口コミや他社比較を基に、SKYPCEの評価ポイントを整理し、使うべき企業のタイプも紹介します。
目次
▼この記事で紹介している商品
SKYPCEは「営業活動を効率化する名刺管理サービス」
SKYPCE(スカイピース)は、 名刺をスマートフォンやスキャナーで読み取るだけで、名刺情報を即座にデジタル化 できるクラウド型の名刺管理サービスです。
読み取ったデータはAIによるOCR(光学文字認識)でテキスト化されるだけでなく、最終的に専門オペレーターが目視で確認・補正を行うことで、非常に高い精度を実現。
この2段階処理により、手書き文字や特殊なデザインの名刺でも誤認識が少なく、信頼性の高いデータ化が可能です。
営業部門では外出先から名刺を即座に取り込み、チーム内でリアルタイムに共有できる点も大きなメリットとなっています。
SKYPCEの特徴
- 直感的な操作性で、誰でも簡単に使いこなせるため、業務への影響を最小限に抑えられる
- 二要素認証やデータ暗号化など、高度なセキュリティ対策を搭載
- 豊富な機能(顧客情報の共有や営業活動の支援など)
- SKYSEA Client ViewやSKYDIV Desktop Clientなどとのシステム連携により企業全体の業務効率化に貢献
- 東京商工リサーチのデータベースとの連携で社名から企業情報を自動補完し、正確な企業情報を提供
SKYPCEの主な機能と強み
SKYPCEの最大の特長は、 業界トップクラスのスキャン速度と検索性の高さ です。
スマホや専用スキャナーを使えば、大量の名刺を短時間で取り込み可能で、営業現場での即時共有にも対応します。
また、名刺情報はダッシュボードで可視化され、接触履歴やタグでの分類管理がしやすく、社内の情報共有がスムーズに行えます。
さらに、顔写真登録機能によって、人物の印象や会話の記憶と名刺情報を結びつけやすくなるのも便利です。
SKYPCEは単なる名刺管理に留まらず、営業支援ツールとしても優れた価値を提供
SKYPCEの基本機能一覧
名刺管理機能一覧
機能 | 自動名寄せ | 名刺検索・閲覧 | 名刺情報編集 | 名刺管理設定 |
---|---|---|---|---|
詳細 | 氏名、メールアドレス、住所、会社名、URLなど、複数の情報から同一人物を特定し、自動でまとめる。 ※自動で名寄せされない場合、手動で名寄せすることも可能。 |
・顔写真表示 ・組織図自動生成 ・新旧名刺の並べ替え ・複数条件での絞り込み ・住所情報による地図表示 ・PCやスマホで検索/閲覧 ・メール送信機能(自動入力) |
・複数名刺の所有者変更 ・手入力による登録/編集 ・メモ入力/タグの一括管理 |
・利用権限設定 ・公開範囲設定 ・ダウンロード権限設定 ・ユーザー情報の一括インポート |
名刺取り込み機能一覧
方法 | スキャナー・複合機 | スマートフォン | その他取り込み方法 |
---|---|---|---|
詳細 | ・プレビュー ・両面スキャン ・特殊形状対応 ・スキャン履歴確認 ・予測検索、タグ設定 ・自動アップロード設定 ・アップロード中断/削除 ・一括スキャン(20~30枚) |
・連続撮影 ・画像アップロード |
・画像ファイルからの登録 ・メール署名からの登録 ・Web会議での名刺登録 ・近距離での交換 ・QRコード/URL共有 |
営業活動支援機能一覧
機能 | 活動記録 | メール配信 | ダッシュボード | その他 |
---|---|---|---|---|
詳細 | ・営業活動の記録登録 ・ユーザー/企業/案件別検索 |
・名刺選択による個別メール送信 ・一斉メール配信 (テンプレート作成、個別文言挿入、差出人指定、開封率計測、配信停止設定) |
・名刺登録数 ・活動記録数の集計/グラフ表示 |
・未登録番号の着信時に名刺情報表示 ・顧客企業のニュース情報確認 ・顧客企業の役員情報確認 ・SFA/CRMなどへのデータ連携 ・東京商工リサーチの企業情報検索 ・SKYPCEの名刺情報と電話帳の一元管理 |
セキュリティ機能一覧
機能 | 情報セキュリティ対策連携 | OpenID Connect連携 | その他 |
---|---|---|---|
詳細 | ・画面キャプチャ禁止 ・ダウンロード検知 ・アクセス制限 (SKYSEA Client View連携) |
・他社認証製品との連携 ・シームレスログイン |
・メンテナンス情報などの表示 ・アクセス可能なIPアドレス指定 ・ワンタイムパスワードによる認証 |
SKYPCEでは、スキャンした名刺データをいつでも返却してくれます。そのため、名刺原本をスキャン後に破棄しても、重要な情報が失われることはありません。また、従業員が個人で名刺データを保有する必要がないため、転職による情報漏洩のリスクを大幅に軽減し、企業の機密情報をしっかり守ります。

編集部
ただ、フルリモートや直行直帰の場合、名刺回収が難しく、紛失リスクが高まります。回収方法と個人情報保護ルールを明確化し、全社員に周知徹底しましょう。
SKYPCE(スカイピース)の評判・口コミ
SKYPCEの総合評価表
評価項目 | 評点 | 詳細 |
---|---|---|
総合評価 | ★★★★☆ | 全体的に高評価。特にセキュリティ面と操作性の高さに定評がある。 |
使いやすさ | ★★★★☆ | 全体的に高評価。特にセキュリティ面と操作性の高さに定評がある。 直感的な操作で、初めてでも簡単に使いこなせる。 |
機能性 | ★★★☆☆ | 基本的な機能は充実しているが、拡張機能や自動読み取り精度に改善の余地あり。 |
セキュリティ | ★★★★★ | 国内開発・運営で情報漏洩のリスクが低く、安心して利用できる。 |
導入のしやすさ | ★★★☆☆ | 初期の名刺データ化に手間がかかるという意見も。 |
SKYPCEの良い口コミ・評判
SKYPCEの高評価として、まず挙げられるのがスキャンの速さと精度の高さです。 1秒あたり30〜50枚を処理可能で、精度も99.9% と非常に高く、業務効率に大きく貢献しています 。
また、手書き文字や独自デザインの名刺でも認識率が高く、AI-OCRとオペレーター補正の強みが感じられます
さらに、デジタル化された名刺情報はすぐに共有でき、タグや履歴検索により営業活動の履歴管理も容易です 。リアルタイムでの情報更新により名刺の“死蔵”を防げる点も、高評価の理由です。
- 開封状況を一目で把握、メール配信の効率化を実現できた
- 情報漏洩の心配なし、国内で開発・運営だから安心できる
- 初めてでも簡単、直感的な操作で名刺管理を始められる
- 名刺情報の一元管理で営業・問い合わせ対応を効率化
- 名刺情報を最大限に活用、マーケティングにも役立つ
開封状況を一目で把握、メール配信の効率化を実現できた
一斉配信したメールの開封率を確認でき、どの企業がいつ開封したか、開封状況を一覧で把握できる点がとても便利だと感じました。さらに、メールが不達となった場合、その理由を確認できる機能も役立ちました。インポート機能では、インポートに失敗した際に原因を表示してくれるため、作業工程も減らすことができました。
また、一斉配信時の宛名設定が柔軟で、「各位」ではなく企業ごとの名称を宛名に設定できるため、よりパーソナライズされたメール配信ができる点も好印象でした。全体として、細かいニーズに応える機能が充実していると感じました。
情報漏洩の心配なし、国内で開発・運営だから安心できる
名刺管理サービスは数多あれど、その名刺情報の管理まで安心して利用できるのがSKYPEACEの良いところです。
担当営業から聞いた話では、以前SKYは別会社の名刺管理ソフトを使用していたとか。でもその情報の管理が海外で行われていることが発覚し自社でサービスを開発することを決定したそうです。
(暗号化されているとはいえ不安だったとおっしゃってました。)
そんな経緯があるためSKYPEACEでは開発もデータもすべて国内で行うことをポリシーとしているとか。
やはり情報を扱うサービスですので安心感をもらえるのは良いポイントですね。
初めてでも簡単、直感的な操作で名刺管理を始められる
個人の営業担当の手帳や管理ルールに依存した名刺管理から解放され、『個人の持ち物』だった名刺情報が会社全体で利活用できるようになりました。
画面の構成はシンプルで直感的に使う事ができます、Webに慣れた人であれば大きな障壁はないとおもいます。
良い意味で標準機能は網羅できており、迷うことなく操作できるため、初めてのユーザーでもすぐに使いこなせます。わたくしは社内でSKYPECEをはじめとしてツールを推進する担当者で営業担当から要望や苦情を取りまとめる立場ですが、利用者からの苦情などは発生していないことからも、安心できる画面構成と判断しています。
また、名刺の取り込みは非常に簡単で、スマホを使って手軽に行えますし、複数の登録が必要な場合は名刺用のスキャナーを利用する事で大量の取り込みにも対応できているので初期導入時も社内の名刺の活用に寄与しました。
総じて使いやすさに問題はなく、名刺機能については機能が充足しています。個人での名刺管理に悩んでいる企業様には、試していただきたいとおもいます。
名刺情報の一元管理で営業・問い合わせ対応を効率化
社内でバラバラに管理されていた名刺情報を一元管理できるので営業面での強化や問い合わせ対応の効率化が可能です。 機械で読み込んだあと、手動で間違いがないかをチェックしてくれるので、登録ミスなども起きていません。
名刺情報を最大限に活用、マーケティングにも役立つ
組織の情報資産の面では、個人ではなく、名刺を組織の情報資産とするために、スマホから電話やメールの送信を行ったり、住所を地図アプリで表示させることができるほか、タグで名刺を一斉配信するなど、マーケティング業務にも利用できた。
SKYPCEの悪い口コミ・評判
SKYPCEは高性能である一方で、 導入時や運用支援においては今後の改善が期待されています 。
まず、スマホでのスキャン後に送信タイミングを手動で指定する点が手間に感じるという意見があり、よりシームレスなフローが求められています 。
また、導入初期の設定や社内運用への落とし込みに時間がかかるという声もあり、業務フローへの適応には一定の工数を要する点が課題です 。
加えて、使い方に関するサポートがマニュアル中心で、運用の相談やトレーニング体制に改善を期待する声も見受けられます 。
- 配信予約機能の柔軟性が不足している
- ライセンスプランが分かりにくい
- 拡張機能、特に営業活動記録機能が不足している
- 名刺の自動読み取り精度が低く、手動修正が必要な時がある
- 初期の名刺データ化における手間と時間のかかりすぎ
配信予約機能の柔軟性が不足している
・配信予約の時間設定について、現在は「00:00」基準となっていますが、現在時刻を基準に設定できる、または「すぐ配信」が選びたい
・複数のイベントを一気に選択して配信予約できる機能があれば、より多くの配信ができる
・メール配信の一斉メール配信状況のページの固定幅が広く過去の配信イベントが見にくいと感じる
ライセンスプランが分かりにくい
利用プラン(ライセンス)が分かりにくいです。似たようなプランが2つあり、自社にはどちらが最適か考慮して契約することになります。Eight Teamのように明瞭なライセンス形態であればもっとよかった。
拡張機能、特に営業活動記録機能が不足している
基本的な名刺交換や共有機能においては特段の改善ポイントは無いのですが、『拡張機能』…要は特色については改善して欲しい点があります。
当社では、営業の活動記録機能も専用ソフトからSKYPCEに付帯する活動記録に移行しました。しかし、関係者の設定や検索性などのユーザーインターフェースが、もう一歩専用製品に及ばない印象があります。また、活動記録に関してはインポート機能が実装されていないため、移行前のシステムの活動状況を見る事が出来ないのが辛いポイントです。利用者を増やすためにも改善を急がれて欲しいところです。
また、今後のロードマップが不明瞭な点についても、導入担当としてユーザーとしては少し不安を感じる部分です。定期的なアップデートや新機能の追加についての情報があれば、より安心して利用できると思います。
改善が進むことで、企業にとって魅力的なツールになることを期待しています。
名刺の自動読み取り精度が低く、手動修正が必要な時がある
SKYPCEの名刺管理サービスでは、名刺の自動読み取り精度が時折低く、手動での修正が必要になることがあります。また、大量の名刺を一度に登録する際の処理速度がもう少し速くなると、さらに使いやすくなると感じました。加えて、他の営業ツールとの連携機能が増えると業務効率が向上すると思います。
初期の名刺データ化における手間と時間のかかりすぎ
最初に導入する際の名刺のデジタル化が大変で、データとして取り込めるのに相当な時間を要しました。なのでもうちょっと簡単に名刺をデジタル化できるようにしてほしいです。
評判・口コミからわかるメリットとデメリット
SKYPCEの導入メリット
- 高速かつ高精度な名刺データ化
AI-OCRと人力補正の併用により、1秒あたり30〜50枚、精度99.9%のデータ化が可能。 - 営業活動の効率化
顔写真登録・タグ管理・企業DB連携によって、情報共有や見込み客対応がスムーズに。 - セキュリティが高く安心
データは国内保管、ISMS認証も取得済みで、厳格な情報管理が可能。 - 営業DXの第一歩として活用可能
CRMやSFAへの拡張運用にもつなげやすく、名刺管理から顧客管理への移行がスムーズ。
SKYPCEの導入デメリット
- CRM・MA機能は搭載されていない
顧客管理や案件管理までを一元化したい場合は、他ツールとの連携が必要。 - 初期導入・社内浸透に手間がかかるケースも
スマホスキャン時の送信操作や運用ルールの整備が必要で、現場教育が求められる。 - 有人サポートは限定的
トレーニングやFAQ対応は主にオンライン中心で、個別対応の柔軟性はやや低め。
SKYPCE(スカイピース)とSansanを比較
SKYPCEとSansanの機能を比較
SKYPCEとSansanはいずれも名刺管理のクラウドサービスですが、 得意分野に明確な違い があります。- 共通点:AI-OCRによる高精度な名刺データ化やスマホスキャン対応、クラウドでの一元管理といった基本機能
- 相違点
┗SKYPCE|高いセキュリティ、導入環境の柔軟性、営業支援に特化した設計が特長
┗Sansan|多言語対応、営業以外の部門を巻き込んだ全社的な活用を想定した機能が強み
※SFA:営業支援システム、MA:マーケティングオートメーション
SKYPCE | Sansan | |
---|---|---|
強み | 企業DBとの連携機能など、営業支援に特化した設計 スキャンの速さと精度 |
リスクチェック機能やSFAやMA※連携など、名刺管理以外の付加機能も充実 |
セキュリティ | アクセス制御に特化した多様な機能、SKYSEA Client Viewとの連携による更なるセキュリティ強化 | 多角的なセキュリティ対策を複合的に実施 |
導入環境 | クラウド、オンプレミス | クラウド |
対応言語 | 日本語、英語、中国語 | 日本語、英語、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語、インドネシア語 |
付加機能 | 豊富に搭載:営業活動の記録登録、条件別検索、個別メール送信、ダッシュボード、未登録番号の着信時に名刺情報表字など | 豊富に搭載:接触履歴を全社で共有、DM送付、取引リスクの早期検知、人事異動情報、ニュース配信、名寄せなど |
-
セキュリティの違いを詳しく見る
-
比較項目 SKYPCE Sansan 国際規格取得 ISO/IEC 27001、プライバシーマーク ISO/IEC 27001、プライバシーマーク データの暗号化 すべてのデータ通信を暗号化 すべてのデータ通信を暗号化 物理的
アクセス制限入力オペレーター作業エリアへの入室制限、電子機器持ち込み制限 - 外部システム
との連携SKYSEA Client View、SKYDIV Desktop Clientとの連携 - サービス仕様書 詳細なセキュリティ対策を記載 - 脆弱性診断 - セキュリティ専門会社による定期的な診断 システムの
可用性- すべてのサーバー、ネットワーク機器の多重化、ロードバランサーによる負荷分散、データセンターの二重化 人的
セキュリティ入力作業のログ取得 オペレーターとPMSの遵守契約、定期的なセキュリティ教育、アクセス制限、データのダウンロード不可 プライバシー
マーク取得 取得 PMS構築 - JIS Q 15001に基づき構築 個人情報保護士資格 - 全社員取得義務 アクセス制御 IPアドレス制限、二要素認証、OpenID Connect連携、アクセスログ記録、画面キャプチャ禁止、ダウンロード検知、自動ロック、フリーサービス利用検知、ローカル環境への保存禁止 - SKYSEA Client View連携 名刺管理画面の操作制限 - ユーザー通知 メンテナンス情報など -
どちらを選ぶかは、企業の規模、セキュリティに対する考え方、グローバル展開の有無など、さまざまな要因によって異なります。
SKYPCEは、セキュリティを重視し、自社内でデータを管理したい企業に、Sansanは、多言語対応や付加機能を求める企業にそれぞれおすすめです。
SKYPCEとSansanの価格を比較
SKYPCEとSansanの価格は、それぞれ公式サイトに公開されておらず、 具体的な費用については、各社の問い合わせ窓口へ直接お問い合わせいただくか、見積もり依頼が必要 となります。
ただし、Sansanでは、サービス導入前に機能を試せる無料トライアルが実施されています。
SKYPCE | Sansan | |
---|---|---|
初期費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
料金体系 | ライセンス費用 +名刺データ化・ユーザー追加費用(任意) +そのほかオプション(任意) |
初期費用 ┗導入費用 ┗カスタマーサクセスプラン費用 月額費用 ┗プラン別ライセンス費用 ┗オプション費用 ┗Sansanスキャナ費用 |
プラン | ・SKYPCE 枚数ライセンス ※1年間の名刺データ化枚数から年間利用料算出 ・SKYPCE スタートパック ※1年間の利用ユーザー数から年間利用料算出 |
・Lite(名刺管理) ・Standard(データベース) ・Enterprise(高度なセキュリティ) |
トライアル | なし(貸し出しあり) | あり |
SKYPCEとSansanの導入実績を比較
Sansanは導入社数10,000社超を誇る業界最大手で、上場企業や大手企業での実績も豊富です。業種も製造、IT、金融、官公庁など幅広く、多拠点展開や大規模運用に強みを持ちます。
一方、SKYPCEも着実に実績を伸ばしており、主に中堅〜中小企業や営業重視の企業を中心に導入されています。特に、営業部門単位での導入や展示会活用など、スピーディな運用立ち上げを評価する声が多いです。
SKYPCE | Sansan | |
---|---|---|
運営会社 | Sky株式会社 | Sansan株式会社 |
販売開始 | 2022年1月26日 | 2007年9月 |
シェア | 未公開 | 82% |
導入企業数 | 未公開 | 1万社 |
導入企業名 | 三重リコピー株式会社 株式会社PKUTECH テクノ・マインド株式会社 日本情報システム株式会社 JFEコンテイナー株式会社 株式会社KDDIテクノロジー 株式会社NTTデータ ビジネスシステムズ など |
経済産業省 北九州市役所 株式会社静岡銀行 日本通運株式会社 三菱倉庫株式会社 エレコム株式会社 株式会社神戸製鋼所 など |
どんな企業がSKYPCEに向いているか?
SKYPCEが特に合う企業・ケース
- 社外との接触が多い営業部門を持ち、名刺を大量に管理している企業
→セキュリティ・スピード・精度を実現 - 情報セキュリティ要件が厳しい業種(金融・不動産・医療など)
→国内開発・運営で、ISMS認証も取得しており、情報漏洩のリスクが低い - 営業活動の効率化を図りたい企業
→名刺情報の一元管理により顧客とのコミュニケーションを円滑にし、営業活動を効率化
SKYPCEが向かない・注意が必要な企業
- 名刺管理の規模が小さい企業
→名刺の数が少ない場合オーバースペックになる可能性がある - 多機能なCRMやSFAを包括的に運用したい企業
→リード管理・メール配信・商談進捗といった営業支援機能までワンストップで求める場合、別途ツールの併用が必要
導入前チェックリストと導入事例
導入前のチェックポイント
-
→SKYPCEでは専用スキャナーの用意も可能ですが、既存端末での運用も可能 -
→名刺情報の活用範囲を広げる体制を整えると効果的 -
→マニュアルやFAQの整備に加えて、必要に応じてトライアル導入やベンダー支援を受ける
SKYPCEの導入事例
テイケイワークス東京株式会社
- 当初の課題
アナログで管理する情報が多く、デジタル化が急務とされていた。
- 導入背景
既存の紙情報をデータ化するだけであれば、従来の業務フローを大きく変える必要がないので、手始めに名刺管理をデジタル化しようと思った。 - SKYPCEを選んだ理由
無料ツールはデータ化の精度が低く、セキュリティ面も不安だったため、それらを克服したサービスとしてSKYPCEを選択。 - 導入効果
┗名刺登録を通じて営業活動の詳細情報を可視化し、メンバーの活動量を把握。アドバイスにも活用。
┗名刺データの「タグ」で挨拶状の送付先をリスト化。過不足なく効率的に発送業務を完了できた。
沖縄県名護市
- 当初の課題
自治体は定期的に異動があり、名刺交換枚数が膨大な商工・企業誘致課では、情報の引き継ぎができないまま担当者が交代してしまうケースも少なくなかった。
- 導入背景
ITのイベントでSKYPCEの実演を見た職員から導入相談が上がり、組織的な名刺管理のニーズを探った結果、管理する名刺が多い2つの部署へ導入が決定。 - SKYPCEを選んだ理由
企業の担当者との面会時に会話した情報等を名刺情報にひもづけて管理できれば、異動時の引き継ぎが難しくてもうまく進められそうだと感じた。 - 導入効果
┗スマホ紛失時の漏えいリスクを抑えながら、外出時でも名刺情報を呼び挿して発信できる仕組みが整った。
┗関係者の細かな対応記録を統一した書式で一元管理、共有できるようになった。
株式会社オープンアップシステム
- 当初の課題
業務で得た名刺は各担当者が属人管理により保存先や書式なども統一されておらず、会社側が一元的に情報を把握できる運用体制ではなかった。
- 導入背景
グループ内で会社統合があった際、情報が残っておらず引き継ぎに支障が出たことで、「情報は組織の大切な財産である」と再認識。管理体制の確立が急がれた。 - SKYPCEを選んだ理由
提供会社であるSkyとはエンジニアの派遣業務で取引があり、企業として信頼していたことや、商品のロードマップから今後の発展性を感じられたこと、さらに費用も抑えられることが決め手。 - 導入効果
┗「活動記録」機能で管理職が部下の進捗状況を把握しやすくなり、会議の時間短縮も実現。営業コアタイムも増加。
┗情報の可視化や共有が進んだことで、社内のコミュニケーションが活性化。、お客様への提案スピードも格段に向上。
名刺管理から一歩進んだ顧客管理へ
名刺管理と顧客管理の違い
名刺管理と顧客管理は、どちらもビジネスにおいて重要な役割を担いますが、 管理する情報や目的が異なります 。
- 名刺管理システム:紙の名刺をデジタル化し、基本的な連絡先情報を管理するツール
- 顧客管理システム:購入履歴や応対履歴など、より詳細な情報を管理し、顧客との関係性を深めるためのツール
名刺管理は顧客情報の「入り口」、顧客管理は「出口」であり、両者を連携させることで、より効果的な顧客管理が可能になります。
顧客管理の重要性
顧客管理は、企業の成長に欠かせない要素です。顧客一人ひとりの情報を集め、分析することで、ニーズを深く理解し、よりパーソナライズされたサービスを提供できます。
これにより、 顧客満足度向上、リピート率アップ、ひいては売上増につながります 。また、顧客からのフィードバックを収集し、商品やサービスの改善に活かすことも可能です。
CRM(顧客関係管理システム)導入のメリット
CRM(顧客関係管理システム)を導入することで、 企業は顧客との関係性を深め、ビジネスをより効率的に推進できます 。
メリット | 効果 |
---|---|
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CRM(顧客関係管理システム)のおすすめ5選
製品名 | alt | GENIEE SFA/CRM | Sales Cloud |
eセールス マネージャー |
Knowledge Suite |
---|---|---|---|---|---|
主な特徴 | LINEを活用した会員管理、顧客との関係深化、リピート率向上 | 直感的な操作性、高度なカスタマイズ、営業現場の定着率が高い | AIによる高度なデータ分析、営業プロセスの最適化、業界屈指のCRMプラットフォーム | 日本企業に特化、高い定着率、直感的な操作性 | 統合型クラウドプラットフォーム、テレワーク対応、顧客管理から営業支援まで網羅 |
強み | LINEの巨大なユーザー基盤、簡単な会員登録、店舗間情報共有 | 高度なカスタマイズ性、柔軟な対応、高い操作性 | AIによる高度な機能、グローバル対応、豊富な機能 | 日本企業に最適化、豊富な機能、充実したサポート | 統合性、テレワーク対応、多様な機能 |
対象企業 | 小売店、飲食店などのチェーン店 | 中小企業から大企業まで幅広い | 大企業、グローバル企業 | 中小企業、日本企業 | 中小企業から大企業まで幅広い |
月額料金 (税込) |
要問い合わせ | ・3万8,280円(~10名) ・6万280円(~10名) ・10万7,800円(~10名) |
・3,300円/人 ・1万560円/人 ・2万1,780円/人 ・4万3,560円/人 ・6万6,000円/人 |
・1,650円/人(~30名) ・3,850円/人(~30名) ・3,300円/人(31名~) ・6,600円/人(31名~) ・1万2,100円/人(31名~) |
・6万500円(5GB) ・9万3,500円(50GB) ・17万500円(150GB) ※全プランID数は無制限 |

まとめ:SKYPCEは名刺情報の「資産化」を実現するツール
SKYPCEは、名刺を単なる紙の情報から、営業やマーケティングに活用できる“資産”へと変えるクラウドサービスです。
スキャンの速さやデータ化精度、タグや顔写真機能、企業DBとの連携といった機能群は、営業現場の業務効率を高めるのに大いに役立ちます。
また、国内運用・ISMS取得による高いセキュリティも安心材料です。名刺管理の属人化を防ぎ、情報共有を加速させたい企業にとって、SKYPCEは有力な選択肢となるでしょう。
なお、名刺情報を起点とした顧客接点の管理をさらに強化したい場合は、CRMとの併用によって「名刺管理」から一歩進んだ「顧客管理」への展開が効果的です。
【おすすめ】alt(オルト)

alt(オルト)は、 LINEを活用した画期的な会員管理サービス です。
国内9,000万人のユーザーを抱えるLINEの強みを活かし、飲食店や小売店などのチェーン店において、顧客との関係を深め、リピート率向上に貢献します。
店舗間での情報共有がスムーズに行えるため、企業全体で顧客データを活用したマーケティング戦略を展開することも可能です。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!
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