「ビジネスアカウントにすると、どんなメリットがあるの?通常のアカウントと何が違うの?」
Instagramのビジネスアカウントは、企業や店舗のマーケティングに活用されることが増えています。
しかし、具体的にどのようなメリットがあるのか、また実際に成功している企業はどんな運用をしているのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ビジネスアカウントの基本情報から活用メリット、成功事例まで詳しく解説します。
目次
▼この記事で紹介している商品
インスタグラムのビジネスアカウントとは?
個人アカウントとの違い
インスタグラムのビジネスアカウントは、個人アカウントと比べて以下の点で違いがあります。
- インサイト分析
ビジネスアカウントでは、フォロワーの属性(性別・年齢・地域)や投稿ごとのリーチ、エンゲージメント(いいね・コメント・シェア)を詳細に確認できます。これにより、どの投稿が効果的かを分析し、戦略的に運用できます。 - 広告出稿機能
投稿をそのまま広告として出稿し、ターゲットを細かく設定(年齢・性別・興味・関心など)できます。これにより、商品やサービスの認知度向上を効率的に行えます。 - ショッピング機能
商品のタグ付けが可能になり、投稿やストーリーズから直接ECサイトへ誘導できます。特にアパレルや雑貨ブランドでは、この機能を活用して売上を伸ばしています。
ビジネスアカウントにできること
- インサイト分析
ユーザーの反応をデータで可視化し、どのコンテンツが人気かを把握できます。これにより、より効果的な投稿を計画できます。 - 広告機能
フォロワー以外にもリーチ可能な広告配信が可能で、ターゲティング精度が高いのが特徴です。特に新規顧客獲得やブランド認知向上に効果的です。 - 予約投稿
Facebookの「Meta Business Suite」を利用すれば、投稿のスケジュール管理が可能になります。定期的な投稿ができるため、運用の手間を減らせます。
どんな業種におすすめ?
- 飲食業界
ビジュアルを活かし、新作メニューやキャンペーンを発信。ストーリーズの「質問スタンプ」などを活用し、フォロワーとの交流を深めています。 - 美容業界
ユーザー生成コンテンツ(UGC)を活用し、リアルな口コミや使用感を伝えることで、信頼性を高めています。 - 小売業界
ショッピング機能を活用し、商品を投稿内でタグ付けすることで、直接購入へとつなげています。 - BtoB企業
企業の取り組みや業界情報を発信し、ブランドイメージ向上や業界内での信頼獲得に活用されています。
インスタグラムの運用ならおまかせ!
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プロアカウントに切り替える方法
Instagramのビジネスアカウントへは、以下の手順で切り替えることができます。
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STEP.1
プロフィールページを開く
Instagramアプリを開き、画面右下のプロフィールアイコンをタップ。
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STEP.2
メニューを開く
右上の「≡(三本線)」をタップし、「設定とプライバシー」を選択。
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STEP.3
アカウントの種類とツールを選択
「プロフェッショナル向け」セクション内にある「アカウントの種類とツール」をタップ。
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STEP.4
プロアカウントに切り替えを選択
「プロアカウントに切り替え」をタップし、画面の指示に従う。
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STEP.5
カテゴリを選択
ビジネス内容に合ったカテゴリを選択。
※商用目的のカテゴリを選択すると、著作権のある音楽が使用できなくなる可能性あり。 -
STEP.6
アカウントの種類を選ぶ
「ビジネス」または「クリエイター」を選択。
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STEP.7
連絡先情報の設定(オプション)
ビジネス情報(メールアドレス・電話番号など)を登録。
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STEP.8
Facebookページと連携(オプション)
Facebookページを持っている場合は連携することで、広告運用がしやすくなる。

切り替えるときの注意点
フォロワーへの影響
- アカウントの公開設定が変更される
ビジネスアカウントは非公開設定(鍵アカ)にできません。もともと個人アカウントで非公開設定にしていた場合、切り替えと同時にアカウントが公開され、フォロワー以外のユーザーにも投稿が見られる状態になります。 - フォロワーのリーチやエンゲージメント率が変わる可能性
ビジネスアカウントは、Instagramのアルゴリズム上、個人アカウントと大きな違いはないとされています。しかし、一部のユーザーの間では「ビジネスアカウントに切り替えるとオーガニックリーチが減る」という意見もあります。 - フォロワーが「企業アカウント化」に抵抗を感じる可能性
ビジネスアカウントに切り替えると、プロフィール画面に「業種カテゴリ」が表示されるため、フォロワーに「商業的なアカウントになった」と受け取られる可能性があります。特に、これまで個人アカウントとして親しみやすい発信をしていた場合、フォロワーの印象が変わることも考えられます。 - DM(ダイレクトメッセージ)機能の変化
ビジネスアカウントでは、DMの受信箱が「メイン」「一般」の2つに分かれます。新規フォロワーやフォロー外のユーザーからのDMが「一般」に振り分けられるため、大切なメッセージを見落とす可能性があります。 - ショッピング機能の活用でフォロワーの購買行動が変わる
ビジネスアカウントでは、Instagramのショッピング機能が利用できます。これにより、投稿やストーリーズから直接商品ページに誘導できるようになりますが、従来のフォロワーが「売り込みが増えた」と感じる可能性もあります。
個人アカウントへの戻し方
ビジネスアカウントを個人アカウントへ戻す場合は、以下の手順を実行してください。
- プロフィールページを開く
- メニューを開く(≡をタップ)
- 「設定とプライバシー」→「アカウントの種類とツール」を選択
- 「個人アカウントに切り替え」をタップ
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【無料】お問い合わせはこちらビジネスアカウントは無料?有料機能はある?
無料で使える機能
Instagramのビジネスアカウント自体は無料で作成可能で、以下の機能も無料で利用することができます。
- Instagramインサイト(投稿・フォロワーの分析)
- 広告の配信準備(広告作成には費用がかかる)
- Instagramショッピング(ECサイトと連携)
- Meta Business Suiteの利用(PCでの投稿管理・分析)
有料機能
- Instagram広告
・投稿を広告として配信するには費用が発生。
・Meta広告マネージャーと連携すると、細かいターゲティングが可能。 - サブスクリプション機能(一部のクリエイター向け)
・フォロワー向けに有料コンテンツを提供できる。
・例:限定投稿やライブ配信の視聴権など。 - リワードプログラム(ボーナス機能)
・リール動画の再生回数などに応じて報酬を得られる制度。
ビジネスアカウントの活用メリット
インサイト分析でフォロワーの動向がわかる
インサイト分析とは?
ビジネスアカウントでは、Instagramの「インサイト」機能を活用して、フォロワーの動向や投稿のパフォーマンスを詳しく分析できます。これにより、より効果的なコンテンツ戦略を立てることが可能です。
主な分析項目
- フォロワーの属性(年齢層・性別・地域など)
→ ターゲット層を把握し、より適切なコンテンツを提供できる。 - 投稿のリーチ・エンゲージメント率(いいね・コメント・シェア数)
→ どの投稿が人気なのかを分析し、効果的な投稿傾向を見つけられる。 - フォロワーのオンライン時間
→ フォロワーが最もアクティブな時間帯を確認し、投稿の最適なタイミングを決定できる。
予約投稿機能を使って効率的に運用
予約投稿とは?
ビジネスアカウントでは、InstagramとMeta Business Suiteを 連携させることで、投稿を事前にスケジュール設定 できます。 これにより、投稿のタイミングを最適化しながら、作業の効率化が可能になります。
予約投稿のメリット
- 投稿のタイミングを戦略的に設定
→ フォロワーのオンライン時間に合わせて投稿を自動化できるため、より多くのユーザーにリーチできる。 - 一括で複数の投稿をスケジュール設定
→ 忙しい時間帯でも、事前に投稿を作成しておけば、自動で配信される。 - 投稿の一貫性を保てる
→ 一定の頻度で投稿を続けることで、フォロワーとのエンゲージメントを維持しやすくなる。
DMテンプレート機能で問い合わせ対応をスムーズに
DMテンプレートとは?
Instagramのビジネスアカウントでは、DM(ダイレクトメッセージ)の自動応答テンプレートを設定できます。 これにより、よくある問い合わせに対して、すばやく返信できるため、業務の負担を軽減できます。
主な機能
- クイック返信(Quick Replies)
→ 事前に登録した返信文をワンタップで送信可能。例えば、「営業時間は?」「料金は?」といった質問に即座に対応できる。 - 自動応答メッセージ
→ DMを受信した際に、自動で定型メッセージを送る設定が可能。「お問い合わせありがとうございます。後ほど担当者が返信いたします。」といったメッセージを送ることで、顧客満足度を向上できる。 - FAQ(よくある質問)機能
→ プロフィールページによくある質問を表示し、ユーザーがDMを送る前に自己解決できる仕組みを作れる。

ビジネスアカウントの活用事例
飲食店の成功事例:クラシルの事例
料理レシピアプリ「クラシル」は、Instagramを活用して大規模なフォロワーを獲得し、アプリのダウンロード数を増やしています。
特に、フィード投稿やリール動画を活用し、短時間で作れる料理レシピを紹介することで、ユーザーの関心を引いています。さらに、プロフィール欄にアプリのダウンロードリンクを設置し、スムーズに集客につなげているのが特徴です。
アパレル・小売業の成功事例:GRL(グレイル)の事例
アパレルブランド「GRL」は、Instagramのショッピング機能を活用し、ユーザーが投稿画像をタップするだけで商品を購入できる仕組みを整えています。
リールやストーリーズの活用に加え、公式通販サイトへのリンクをプロフィールに設置することで、販売促進を効果的に行っています。
BtoB企業の成功事例:東京電力(TEPCO)
東京電力(TEPCO)は、Instagramを活用して一般消費者向けに自社の設備や技術を視覚的に発信しています。
特に、夜景写真とともに地上機器を紹介する投稿では、視覚的な魅力とともに技術的な情報を伝え、認知度向上に成功しています。さらに、日本語と英語のハッシュタグを活用し、より多くのユーザーにリーチする工夫もしています。
インスタグラムをビジネスで効率的に!運用代行のすすめ
InstaTown(インスタタウン)

InstaTown(インスタタウン)は、 インスタ運用のプロが完全手動で運用をサポート し、フォロワーの獲得、売上UPを実現します!
ターゲット選定〜ハッシュタグ選び、投稿はもちろん、ストーリーやリール投稿など幅広いアプローチをまるっとお任せ可能です。
さらに、SEO・MEO対策も同時に対応可能なので、InstaTownだけで網羅的に集客対策を行えます。
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よくある質問
A
はい、ビジネスアカウントへの切り替えは無料です。ただし、広告配信などの一部の機能は有料です。
A
はい、設定から簡単に個人アカウントへ戻すことができます。ただし、インサイトデータはリセットされるため注意が必要です。
A
基本的にフォロワー数や投稿の表示には影響はありませんが、非公開アカウントにはできなくなります。
A
フォロワーの属性(年齢・性別・地域)や投稿のリーチ数、エンゲージメント率などの詳細なデータを確認できます。
A
いいえ、Instagram公式アプリではできませんが、Meta Business Suiteなどの外部ツールを使うと可能です。
まとめ
Instagramのビジネスアカウントは、企業や個人事業主にとって強力なマーケティングツールです。
通常アカウントとの違いとして、インサイト分析や広告機能、予約投稿などが活用でき、業種を問わず幅広く効果を発揮します。導入手順や注意点を押さえれば、誰でも簡単に切り替えが可能です。
さらに、飲食・アパレル・BtoB企業の成功事例からも分かるように、適切な運用をすれば集客やブランディングに大きく貢献します。ぜひ、ビジネスアカウントを活用してみてください。

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!