「無料やコスパの良いおすすめツールが知りたい」
「導入するとどんなメリット・デメリットがあるの?」
在庫管理システムは、商品の数や保管場所、入出庫の流れをリアルタイムで把握し、在庫のミスやムダを防ぐための便利なツールです。
とはいえ、「どこまで自動化できるのか分からない」「無料プランでも十分なの?」「自社に合った機能をどう見極めればいい?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、在庫管理システムの基本機能や導入メリット・デメリット、代表的なサービスの比較、失敗しない選び方まで、実務目線でわかりやすく解説します。
目次
▼この記事で紹介している商品
【比較表】在庫管理システムおすすめ10選
製品名 | Squareの在庫管理機能 | ロジザードZERO | zaico | 楽楽販売 | アラジンオフィス | Clovernet ERPクラウド | みえぞう | ネクストエンジン | flam | SASO |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ | POS統合型在庫管理 | クラウドWMS(倉庫管理) | クラウド在庫管理 (入出庫〜棚卸) |
販売管理システム (受発注・請求) |
在庫・販売・生産管理 (業種特化) |
ERP(在庫・会計・勤怠など一元管理) | Web型在庫管理 (低コスト・操作性) |
EC一元管理 (在庫・商品・倉庫連携) |
中小向けクラウド販売管理 | オープンソース在庫管理 |
提供形態 | クラウド | クラウドWMS(倉庫管理) | クラウド(アプリ対応) | クラウド | パッケージソフト | クラウド | クラウド/オンプレ対応 | クラウド | クラウド | オープンソース |
料金 (税込) |
無料 | 初期+月額(詳細非公開のため要問い合わせ) | 月額4,378円〜5万4,780円 | 初期16万5,000円 +月額7万7,000円〜 |
(詳細非公開のため要問い合わせ) | 初期0円/月額8,250円〜 | 月額3万2,780円〜 | 初期0円/月額3,300円〜 ※受注件数200件以上から従量課金制 |
初期0円/1万780円~ | 無料 |
在庫管理の特長 | 販売と同時に在庫連動・自動通知・CSV一括編集 | 倉庫業務を効率化・ピッキング・個体管理・多言語対応 | スマホで入出庫・IoT連携・ロット管理・自動発注 | 発注管理・CSV/API連携でデータ自動化 | 棚卸・検品・EC連携・業種別パッケージあり | 在庫検索・販売と会計の自動連携 | 拠点別在庫・ロット管理・BOM対応・不足数自動算出 | EC店舗の在庫自動連携・POS連携・売り越し防止 | 基本機能搭載・倉庫・在庫管理 | バーコード・棚番・入出庫履歴管理に特化 |
対象業種 規模 |
小規模〜中規模の小売・サービス業 | 倉庫業、製造・小売・EC連携 | 医療・官公庁・製造・運輸など全般 | 中小〜中堅企業・受発注管理が必要な業種 | アパレル・医療・ねじ・食品など特化業種 | 中小企業(卸売・受託ソフトなど) | 製造・卸・医療福祉・サービス業など | EC事業者(複数モール運営) | 中小企業の販売・仕入・在庫業務 | 基本的な在庫管理ニーズ全般 |
サポート | Squareサポートあり | 365日電話対応・説明会開催 | チャット・メール・Zoom対応(pro) | 専任担当+WEB/電話/メール | 開発・販売・保守を一貫提供 | 導入支援・体験版・ヘルプデスクあり | メール・電話対応・定期機能追加 | 無料体験・セミナー・電話相談可 | 自動更新・IT補助金対象 | コミュニティor自己サポート |
在庫管理システムとは?基本的な考え方と役割
在庫管理システムとは「在庫管理を最適化するツール」
在庫管理システムとは、 商品の在庫数や保管場所、入出庫の流れをデジタルで一元管理できるツール です。
人手やExcelでは難しいリアルタイム管理や誤差のない在庫把握を、システムが自動でサポートします。
特に複数拠点での在庫管理や、頻繁な出荷がある業種では効果が大きく、ミスの削減や業務の効率化、安定供給の実現に直結します。
在庫管理システムと他管理方法の違い
在庫管理は、企業の利益や業務効率に直結する重要な業務です。
管理方法には 「紙」「Excel」「在庫管理システム(アプリ)」「販売管理システム」の4つ のタイプがあり、それぞれコスト・運用負荷・対応可能な業務範囲に差があります。
紙で管理する方法 コストは低いが管理の限界は早い |
Excelで管理する方法 中小企業でよく使われるが落とし穴も |
在庫管理システムで管理する方法 機能の最適化と標準化が可能 |
販売管理システムで管理する方法 在庫+業務全体をカバーする統合型 |
|
---|---|---|---|---|
〇 | すぐに始められ、コストがかからない | 数式や関数による自動計算が可能なため、紙よりはるかに効率的 | 棚卸、在庫アラート、在庫分析など、紙やExcelにはない機能が使える | 在庫管理に加えて受注・発注・請求なども一括で管理可能 |
× | ・記入・計算ミスが起こりやすい ・管理表の見直しや修正に手間がかかる ・棚卸しや履歴の検索に時間がかかる |
・カスタマイズを重ねると属人化が起こる ・リアルタイムな在庫数把握には不向き ・入出庫の履歴管理が煩雑になりやすい |
システム(アプリ)ごとに特徴があるため、導入前に業種・規模・操作性との相性確認が不可欠 | 導入にはコストや社内調整の手間がかかるものの、長期的には大幅な人的工数の削減や業務の標準化を実現できる可能性がある |
在庫管理方法はどれが正解というよりも、自社の状況に合った方法を選ぶことが重要
- 小規模・品目が少ない → 紙 or Excelでの簡易管理でも可
- 属人化のリスクを感じる → 在庫管理システムの導入を検討
- 在庫以外の業務も一元化したい → 販売管理システムを導入
在庫管理の4原則を支える在庫管理システムの役割
在庫管理の4原則とは、 「在庫の所在がすぐわかる」「在庫の数量がすぐわかる」「先入先出ができる」「アクションのポイントがわかる」の4つ です。- 在庫の所在がすぐわかる:どこに何があるかを即座に把握できる状態を常に保つ
- 在庫の数量がすぐわかる:正確な在庫数をリアルタイムで確認できる仕組みを整える
- 先入先出ができる:古い商品から順に出庫し、品質劣化や廃棄ロスを防ぐ
- アクションのポイントがわかる:発注や補充の適切なタイミングを見える化する
これら4つの原則は、在庫の無駄や欠品を防ぐうえで欠かせない要素ですが、紙やExcelによる管理では実行が難しく、ミスや属人化の原因になりがちです。
在庫管理システムを活用することで、各原則に対応した管理が自動化され、より正確かつ効率的な在庫運用が実現します。
在庫管理ソフトウェア市場は世界的に拡大中
在庫管理ソフトの世界市場は、2024年時点で約231億ドル、2032年には約479億ドルに達すると予測されています。
POSや会計システム、ECサイトとの連携強化に加え、倉庫の自動化ニーズが拡大の主な要因 です。
特に中小企業でも在庫の可視化や作業効率の向上を目的に導入が進んでおり、業務効率化やキャッシュフロー改善への関心の高まりが市場成長を後押ししています。
参考:在庫管理ソフトウェア市場の動向|成長[2032]│Fortune Business Insights


在庫管理システムの種類
種類 | 単体型(スタンドアロン型) | クラウド型 | ERP連携型 | 業種特化型 | モバイル対応型 |
---|---|---|---|---|---|
特徴 | 在庫管理専用のソフトを単独で導入するタイプ。PC1台で運用可能。 | インターネット経由で利用。リアルタイム更新・複数拠点でも同時管理が可能 | 販売・購買・会計などの業務全体を統合管理できる在庫管理モジュール | 製造業・医療・アパレルなど、特定業種向けに最適化された機能を搭載 | スマホやタブレットで在庫確認・入出庫操作ができ、現場運用に強い |
向いている 業種・規模 |
小規模事業・小売店・個人事業主 | EC、複数倉庫を持つ企業、リモート対応が必要な業態 | 中堅〜大企業・製造業・卸業など | 業界特有の在庫ルールがある業種 | 倉庫・店舗業務が多い業種、移動が多い作業現場 |
導入時の注意点 | 他システムとの連携が弱く、データ共有が手動になりがち | 月額費用が発生。通信環境に依存。セキュリティ面の確認が必要 | 初期コスト・設定難易度が高く、導入プロジェクト体制が不可欠 | 柔軟性が低いことがあり、業務フローが合わない場合がある | 操作性の確認必須。オフライン環境での対応可否もチェックしたい |
- 小規模ならスタンドアロン型かクラウド型で十分対応可能
- 拠点が多い・他業務と連携したい場合はERP型やクラウド型が有効
- 医療・アパレルなど独特の管理要件がある場合は業種特化型が最適
- 倉庫作業の効率化にはモバイル対応が重要
在庫管理システムの基本機能一覧
機能名 | 在庫数量の管理 | ロケーション管理 | 入出庫管理 | 棚卸機能 | ロット・期限管理 | アラート機能 | 自動発注・発注支援 | 在庫分析・レポート | マスタ管理 | バーコード/QR対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
できる こと |
入出庫ごとに在庫数を自動更新し、現在庫を正確に把握 | 在庫の保管場所(棚・倉庫・店舗など)を明確にし、所在をすぐに特定 | 商品の入荷・出荷の履歴を記録し、トレーサビリティを確保 | 定期棚卸や循環棚卸を効率化し、実在庫との差異をチェック | ロット番号・賞味期限・使用期限などを登録・追跡し、適切な在庫回転を促進 | 在庫数の上下限を設定し、過不足時に通知 | 発注点に達した商品を自動でリストアップし、発注作業を支援 | 回転率・死蔵在庫・適正在庫などをデータから分析 | 商品情報・仕入先・顧客情報などを一元管理し、在庫管理と連携 | ハンディ端末やスマホでスキャンして在庫操作を簡略化 |
活用例 | 在庫不足・過剰在庫の防止、リアルタイムでの数量確認 | 倉庫内のピッキング作業の効率化、誤出荷の防止 | 出荷ミスの防止、返品対応の迅速化 | 棚卸作業の時間短縮、在庫精度の向上 | 先入先出の徹底、期限切れによる廃棄の防止 | 欠品リスクの予防、過剰在庫の早期発見 | 発注漏れの防止、仕入れ業務の時短 | 不良在庫の削減、キャッシュフロー改善 | 品番やSKUの登録ミス削減、運用標準化 | 入出庫・棚卸の効率化、誤入力の防止 |
- 基本機能だけでも、Excel・紙管理では難しいことを自動化・標準化できる
- 拠点や商品が多い業種は、ロット管理・アラート・自動発注の有無が選定のポイント
- システムによっては、販売管理・会計と連携して業務全体を最適化する拡張機能もあり
在庫管理システムのメリット・デメリット
在庫管理システムのメリット
- 在庫の数量や場所をリアルタイムで把握できる
- 過剰在庫や在庫切れのリスクを最小限に抑えられる
- 入出庫の履歴やトレーサビリティが自動で記録される
- 人手による記録ミスや集計ミスを大幅に削減できる
- 発注点を自動で管理し仕入れ業務を効率化できる
- 売上や需要予測データと連携して精度の高い分析が可能
- 複数倉庫や拠点の在庫も一元管理できる
在庫管理システムの 最大のメリットは、「リアルタイムで在庫を可視化できること」 です。
特に、型番やロット単位での管理が必要なメーカーや、委託倉庫を使っている事業者にとって、どこに・いくつ・いつ入出庫されたかを即座に把握できるのは大きな強みです。
人手では追いきれない細かな在庫の動きを、誤差なくシステムで記録できるため、棚卸や受発注の工数削減にも直結します。
在庫管理システムのデメリット
- 導入初期のコストや時間的負担が大きい
- 現場スタッフのITリテラシーにより運用が左右される
- 自社業務に合わないシステムを選ぶと逆に非効率になる
- システムトラブルや通信障害時に在庫管理が止まる可能性がある
- バーコードやハンディ端末など周辺機器の整備も必要
- 標準機能だけでは特殊業務に対応できない場合がある
- データの更新漏れや運用ルールの形骸化で精度が落ちる恐れがある
在庫管理システムの 最大のデメリットは、「自社に合わないシステムを選ぶと、かえって業務が複雑になること」 です。
例えば、商品ごとに色やサイズの種類が多く、季節によって売れ行きが変わる業種では、分析機能が弱いシステムだと結局エクセルとの併用が必要になり、手間が増えてしまいます。
また、画面の操作が分かりづらいシステムの場合、入力ミスや抜け漏れが多くなり、かえって在庫数が合わなくなるケースも少なくありません。
在庫管理システムの導入が向いている企業
在庫管理システムは、 「在庫数が月ごとに変動しやすい業種」や「複数拠点・多品種少量の取り扱いがある企業」に向いています 。
例えば、EC運営企業やD2Cブランド、BtoB商社などでは、色やサイズ、型番違いなど細かい商品バリエーションが増えるほど、手作業での管理には限界があります。
特に、受注と出荷のタイムラグがある業態では、リアルタイムの在庫引き当て機能があるだけで、欠品・二重出荷などのヒューマンエラーを大幅に削減可能です。
在庫管理システムの選び方
- 自社の業種や業務フローに合った機能が備わっているか
- 現場スタッフが直感的に操作できる画面構成や操作性かどうか
- 複数拠点や倉庫の在庫を一元管理できる仕組みがあるか
- バーコードリーダーやハンディ端末など現場機器と連携できるか
- 売上管理や会計ソフトとのデータ連携がスムーズに行えるか
- 棚卸やロット・ロケーション管理など現場特有の機能に対応しているか
- 導入後のサポート体制や運用支援が十分に整っているか
在庫管理システムを選ぶ際は、 単に機能の多さだけでなく「自社の現場で実際に使いやすいか」を重視することが重要 です。
例えばバーコードやハンディ端末の連携があっても、現場作業員が直感的に操作できない場合、入力ミスや遅延が増える可能性があります。
また、複数拠点の在庫を一元管理する場合は、拠点間のリアルタイム連携の仕組みが整っているかも必ず確認しましょう。
こうした現場の細かな運用課題に対応できるかどうかが、システム導入の成功の鍵となります。
在庫管理システムの料金相場
在庫管理システムの形態別料金相場
在庫管理システムの料金は、導入形態や機能の違いによって大きく変わります。
無料プランから大企業向けの高機能システムまで幅広く展開されているため、 価格だけでなく自社の業務規模や管理精度の必要度に合わせて選ぶことが重要 です。形態 | クラウド型 | パッケージ型 | 無料・フリーミアム型 |
---|---|---|---|
料金相場 | 5,000円〜5万円 | 50万円〜数百万円 | 0円〜数千円 |
特徴 | 初期費用が低くすぐ導入可能。更新やメンテ不要 | カスタマイズ性が高く大規模向け。長期利用向き | 小規模事業者向け。試験運用や簡易管理に最適 |
注意点 | ネット環境に依存。通信速度やセキュリティ確認を必須 | 導入に時間がかかり、初期設定のミスマッチが業務負担増に | 機能制限やデータ容量制限があり、本格運用は難しい場合も |
※フリーミアム…基本的な機能は無料で提供し、より高度な機能やサービスを利用したい場合に有料プランにアップグレードする仕組みのこと
在庫管理システム、無料と有料で何が違う?
無料の在庫管理システムは、初めて導入する企業や在庫量が少ない場合に便利ですが、次のような制限があります。
- 管理できる商品の種類(SKU数)やデータ容量に制限がある
- 多拠点管理やロット管理など高度な機能が使えないことが多い
- 顧客サポートが限定的でトラブル時の対応が遅れる可能性がある
- データのエクスポートや他システムとの連携機能が乏しい場合がある
一方、 有料システムは業務の複雑さや規模に合わせた細かなカスタマイズが可能 です。特に以下のポイントで差が出ます。
- 需要変動に応じた自動発注設定やAI予測連携の有無
- 作業効率を上げるためのハンディ端末との連携の柔軟性
- 在庫の賞味期限管理や検品フローのカスタマイズ対応
- 法規制対応(医薬品・食品のトレーサビリティなど)の対応力
無料は「まず試したい」段階向け、有料は「業務効率化やミス削減の投資」として選択される傾向が強いです。
将来的な業務拡大を見据え、導入時にサポート体制や拡張性を慎重に検討しましょう。
【解説】在庫管理システムおすすめ10選
Square(POSレジ連携/アプリ)
「Square」の在庫管理機能は、 無料で利用できる点が最大の魅力 です。
POSレジと連携し、販売と同時に在庫が自動で減るため、数え間違いの心配がありません。
商品が少なくなると自動でメール通知が届き、在庫切れによる販売機会の損失も防止できます。
売上・在庫・EC連携まで!万能POSレジ
Square POSレジの詳細はこちら
ロジザードZERO(EC・物流/クラウド型)
「ロジザードZERO」は、 クラウド型倉庫管理システム(WMS)として20年以上の実績を誇る信頼性の高いシステム です。
EC事業者をはじめ、卸売業や製造業にも対応可能で、多様な業種に適応します。
最短1か月でのスピード導入が可能で、ECカートや受注管理システムとの連携機能も豊富。365日対応のサポート体制も安心です。
zaico(小規模事業/クラウド型)
「zaico」は、 小規模事業者向けのクラウド型在庫管理システム です。
バーコードを読み取るだけで入出庫処理ができるため、在庫管理の手間を大幅に削減可能です。
IoT重量計やRFIDとの連携による「数えない在庫管理」など、最新技術を活用した業務の自動化にも対応しています。
楽楽販売(中堅企業/クラウド型)
「楽楽販売」は、 販売管理分野で累計5,000社以上の導入実績を持つクラウド型システム です。
見積書や受発注データの転記ミスを防ぎ、請求処理の精度を高めるなど、販売業務のミスと手間を同時に解消できます。
業務フローに合わせた柔軟なカスタマイズが可能で、電子帳簿保存法にも対応しており、法令順守が求められる企業にも安心です。
アラジンオフィス(製造業特化/パッケージ)
「アラジンオフィス」は、 販売・在庫・生産管理を一元化した製造業向けパッケージ型システム です。
アパレル・食品・医療・鉄鋼・ねじ業界など、多様な業種に特化した導入実績が5,000社以上あり、業態に応じた柔軟なカスタマイズに対応します。
クラウドにも対応しており、テレワークや在宅勤務の現場でも活用できます。
ClovernetERPクラウド(クラウド型ERP)
「Clovernet ERPクラウド」は、 販売・仕入・在庫・会計・経費・給与・勤怠までを一元管理できるクラウド型ERP です。
各業務間のデータ連携を自動化し、手作業の削減と業務効率化を実現できます。
月額8,250円(税込)から利用でき、初期費用も0円とコスト面でも導入しやすい仕様です。
みえぞう(製造業向け/クラウド型)
「みえぞう」は 製造業に特化したクラウド型在庫管理システムで、生産・販売・在庫管理業務の簡略化と可視化を実現 します。
特に、階層無制限の部品構成表(BOM)機能は、必要な部品数を自動計算することで、リアルタイムで部品の不足を把握し、適切な発注が可能です。
月額3万2,780円(税込)から利用でき、無制限のユーザーアカウントも提供されるため、コスト削減にもつながります。
ネクストエンジン(EC特化/クラウド型)
「ネクストエンジン」は、 50以上のECモール・カートに対応している、EC事業者向けの一元管理ツール です。
複数店舗の受注・在庫・商品情報をまとめて管理できるため、売り越しの防止や人的リソースの削減に大きく貢献します。
売上拡大と同時に省力化を図りたい事業者にとって、非常に心強いシステムです。
flam(中小規模/クラウド型)
「flam」は、 中小規模事業者向けのクラウド型在庫管理システム です。
あらゆるデバイスに対応しており、オフィスや現場を問わず高速レスポンスでスムーズに操作できます。
場所や環境を選ばない柔軟な運用が可能で、業務のスピードアップに貢献します。
SASO(無料のオープンソースシステム)
「SASO」は、 無料で使えるオープンソースの在庫管理システム です。
「何が・どこに・いくつあるか」を明確にすることに特化したシンプルな機能構成が特徴です。
バーコードリーダーや棚番管理、棚番ラベルの印刷機能など、基本的な在庫管理に必要な要素を無料で備えています。
【タイプ別】在庫管理システムおすすめ一覧
無料で使える在庫管理システム
- Square:POSレジと連携して在庫を自動調整する
- zaico:最大200件まで無料で使えるクラウド型システムで、スマホ対応が特徴
- SASO:オープンソースで無料、ラベル印刷に対応する
- ロジクラ:初期費用が無料で、Shopifyと連携可能な在庫管理システム
パッケージ・買い切り型の在庫管理ソフト
小規模事業・個人向けの在庫管理システム
- Square:OSレジ連携とシンプルなUIで、小規模事業に適している
- zaico:クラウド型で直感的な操作が可能、スマホでのスキャンに対応する
- flam::中小規模向けのクラウド型システムで、操作性重視におすすめ
- ネクストエンジン:EC特化のクラウド型システムで、小規模EC事業者に最適
- ロジクラ:EC連携とiPhoneでの検品が可能なシステム
高機能・中〜大規模向けの在庫管理システム
- ロジザードZERO:ECと物流に特化したクラウド型システムで、複数倉庫管理に対応
- 楽楽販売:中堅企業向けのクラウド型システムで、業務効率化を支援
- Clovernet ERPクラウド:クラウド型ERPで、複数拠点のリアルタイム管理が強み
- みえぞう:製造業向けのクラウド型システムで、在庫と生産管理を統合
- アラジンオフィス:製造業に特化し、クラウド版も提供、5000社以上が導入済み
- タナヨミ:クラウド型でカスタマイズが可能、倉庫業務を効率化する
在庫管理システム活用のポイント・導入事例
在庫管理システム導入でよくある失敗
在庫管理システムを導入しても 「在庫のズレや誤差が完全に解消されない」と感じる企業は意外に多い です。
この現象は、システムだけが原因ではなく、現場の運用ルールや他システムとの連携不足も影響しています。
特に、販売時のPOSレジや経理の会計ソフトと連携できていない場合、実際の売上や返品情報が正確に反映されず、在庫データにズレが生じることがあります。
そのため、単独のシステムだけで完結するのではなく、周辺システムとの連携をしっかりと考慮することが、失敗回避の鍵です。
在庫管理システムを最大限に活かすには?
在庫管理システムの 効果を最大限に引き出すには、POSレジや会計ソフトなど周辺システムとのシームレスな連携が不可欠 です。
例えば、POSと連動すれば、販売データがリアルタイムで在庫に反映され、過剰発注や欠品のリスクを減らせます。
また、会計ソフトと連携すれば、経費や売上との照合も自動化でき、スピーディーに経営判断を行うことが可能です。
このような連携を考慮したシステム選びと運用設計が、現場の負担軽減と在庫精度向上を実現します。


POSレジ/アプリおすすめ20選を価格や手数料で比較!飲食店・小売店・美容室に人気なのは?
「汎用型」から「業界特化型」、人手不足対策にもなる「セルフレジタイプ」まで、目的や業態に応じたPOSレジを徹底比較
詳しくはこちら在庫管理システムの導入成功事例
SAILFAST | 株式会社SODA | |
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導入システム | Square POSレジ(リテール向け) | ロジザードZERO(倉庫向けWMS) ロジザードZERO-STORE(店舗向けWMS) |
POS 会計連携 |
・Square リーダー(キャッシュレス決済) ・Square 請求書(オンライン請求書) ・CSVファイルで価格一括更新 |
既存POSレジとロジザードZEROを連携 |
導入目的 課題 |
キャッシュレス決済と在庫管理を一体で使えるツールを探していた | 倉庫と店舗間で在庫を柔軟にやり取りし、滞留在庫を防ぎたい/多店舗展開とECとの連携を視野に入れた在庫一元化 |
導入効果 成功要因 |
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売上・在庫・EC連携まで!万能POSレジ
Square POSレジの詳細はこちら
まとめ
在庫管理システムは、単なる在庫の可視化にとどまらず、POSや会計ソフト、ECサイトとの連携により業務全体の最適化を実現できるツールです。
現場の運用に合わないシステムを選ぶと逆に非効率になるため、商品数や拠点数、操作性、拡張性を軸に選定することが成功の鍵となります。
導入後の効果を最大化するには、連携機能やサポート体制も含めた全体設計が重要です。システム単体でなく“業務全体”を見て選ぶ視点が求められます。

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!