「X(旧Twitter)で広告運用を考えている」という企業担当者の方も多いはずです。普段見るツイートのタイムライン上でプロモーションを目にする機会も増えてきました。なかには、X(旧Twitter)プロモーションを有効に活用し、今まで以上に多くの潜在顧客を生み出す企業もあります。
X(旧Twitter)は企業にとっても便利なもの——。それは多くの方がご存知のはずです。ただ、X(旧Twitter)プロモーションを実施する場合、運用のメリットをしっかりと理解しておくことが欠かせません。
今回は、X(旧Twitter)で広告を利用するメリットを3つ紹介していきます。
ツイッタープロモーション(X(旧Twitter)広告)とは?
ツイッタープロモーションとは、ツイッター上で様々な広告を表示させ、ホームページへの集客や販促に繋げる手法です。一般的にはX(旧Twitter)広告と呼ばれています。
ツイッターの利用者数は4,500万人を超え、国内SNSシェアはLINEに次いで第2位です。若年層以外にも30代以降のユーザーも多いため、幅広い顧客層にアプローチできます。また、情報の拡散性が高いのもツイッターの特徴の一つです。
ツイッタープロモーションを利用することで、潜在顧客・顕在顧客にかかわらず、ツイッターユーザーのタイムラインやフィード、検索結果などに広告を配置できます。もともと拡散力の高いツイッターだけに、SNSマーケティングのなかでも抜群の販促効果が期待できるでしょう。
ツイッタープロモーションが表示される場所とは
一般的に、ツイッターのプロモツイートは他で見られるツイートと同様にタイムラインに表示されます。しかし、その他にもキーワードやハッシュタグで検索したときに、関連性の高いプロモツイートが検索した結果の上位に表示されたり、トレンドの中にプロモトレンドとして表示されることもあります。さらにプロフィール画面を開いた際に表示される場合もあります。
とはいえ、ツイッターではつねに必ずプロモツイートが表示されるとは限りません。アプリなどを使用せずにツイッター公式サイトや公式が提供しているアプリでツイッターを開いている場合は、表示されるときも使用しているアプリにより、元からプロモツイートの表示を非表示にしているアプリも存在します。プロモツイートを表示させたいときは、公式が提供するアプリを使用するようにしましょう。
ツイッタープロモーションの種類
ツイッタープロモーションには次のような3つの種類があります。
- ・プロモツイート
- ・プロモアカウント
- ・プロモトレンド
プロモツイート
プロモツイートとは、一般ユーザーのツイートによく似た広告のことです。主にタイムライン上に、私たちが普段から投稿するツイートと同じように表示されます。
一般的なツイートと異なるのは、プロモツイートにはすべて「プロモーション」というラベルが表示されることです。これ以外の点は通常のツイートと同じなので、リツイートはもちろん、返信やいいねといった機能まで利用できます。
プロモアカウント
プロモアカウントとは、広告主をフォローしていないユーザーに向けてアカウント情報を発信する広告のことです。先ほどのプロモツイートとは異なり、アカウント単体で広告を表示させます。
プロモアカウントが表示されるのは、フィードや検索結果、「おすすめユーザー」セクションのなかです。ユーザーの趣味や嗜好、検索動向に合わせてプロモアカウントを表示するため、フォロワー数を増加させるには最適といえるでしょう。
プロモトレンド
プロモトレンドとは、「話題の検索」や「おすすめトレンド」の上部に表示される広告のことです。ユーザーが検索したトレンド情報に関連性の高いツイートを発信していた場合、プロモトレンドによって優先的に画面上部に広告が現れます。
トレンド性の高い商品を扱っていたり、一次情報の発信などメディア企業に最適です。
Twitter広告の料金体系(発生する仕組み)
プロモツイートは、訴求力の高さ以外にも、非常に低コストで運用できるのも魅力の一つです。プロモツイートは広告を表示させるだけではとくに料金は発生しません。料金が発生するときは、ユーザーがそのプロモツイートへリアクションをしたときのみとなります。つまり、ユーザーがプロモツイートへ動画を再生させたり、コメントやリツイートを行った場合に限ります。そのため、Twitterマーケティングに力を入れている企業としては、低コストで自社の知名度を高められる費用帯効果の高いツールといえるでしょう。
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Twitterプロモーションの設定方法
Twitterのプロモツイートは、若年層を主なターゲットにしている企業にとってとても有効な広告の手段です。ここでは、ツイッターのプロモーションの設定方法について順を追って解説します。
STEP①Twitterのアカウントを作成しよう
プロモツイートは、Twitterにアカウントを持っている企業でないと利用できないので、まずはTwitterのアカウント作成をしましょう。また、その開設したアカウントはプロモツイートを始めるまでのあいだにも継続して運用する必要があります。プロモツイートを始める以前前にもアカウント作成をして商品をプロモーションしていくだけで、既存のファンの購買意欲を増幅させる効果も期待できます。
またアカウント作成時の注意点としては、アカウントが非公開設定になっていないか事前に確認しておくようにしましょう。企業のアカウントであれば基本的には問題ない場合がほとんどですが、念のため、「設定とプライバシー」の「プライバシーとセキュリティ」からツイートが非公開になっていなかチェックするといいでしょう。
STEP②広告アカウントを設定しよう
次に、広告アカウントを設定しましょう。広告アカウントの設定方法は、Twitterアカウントにログインしたあと「Twitter広告を始める」というボタンをクリックするだけで広告アカウントを設定することができます。広告アカウントとして設定する場合には、「国とタイムゾーン」を選択したあと、消費税の請求について選択する必要があります。その際に「ビジネス」「個人」と表示されますが、企業として利用する際には「ビジネス」を選択します。その後は、企業名・所在地などといった情報を入力し、最後に支払いのときに必要となるクレジットカード情報を入力すると広告アカウントの設定は完了します。なお、支払い方法はクレジットカードのみとなるのでその点は注意しましょう。
STEP③キャンペーンを作成しよう
広告アカウントを設定したあとは、プロモツイートの目的を設定しましょう。
①「キャンペーンを作成」のプルダウンを選択
②以下の7つのいずれかの選択肢からプロモツイートの目的を選択
・ツイートのエンゲージメント
・プロモビデオ再生数
・ブランド認知度の向上
・ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン
・インストリーム動画再生数(プレロール)
・フォロワー
・アプリのインストール数または起動回数
これらの目的を達成することでプロモツイートの料金が発生するようになります。
STEP④ターゲットを指定しよう
つづいては、どのようなターゲットへプロモツイートを表示させるかといったターゲティングを行いましょう。その際は、基本項目として、以下の項目を設定します。
・配信地域
・性別
・言語
・端末、プラットフォーム、携帯電話会社
例として、日本国内の男性に向けたプロモツイートを配信したいときは、「日本、男性、日本語、全て」このように設定することでプロモツイートを効果的にすることができます。
STEP⑤予算を設定しよう
SNSを使用した広告の中でも低予算で運用できる特徴をもったプロモツイート。とはいえ、ユーザーからの知名度や興味関心が高い企業の場合、ユーザーからのアクションが増えてしまうため、プロモツイートを多く流してしまっては請求額も高額になってしまう可能性もあります。それを防止するために、プロモツイートを運用する際は、予算を設定するようにしましょう。
STEP⑥クリエイティブを設定しよう
最後は、「クリエイティブ」の項目を設定しましょう。この項目は、プロモツイートの種類の項目で紹介したプロモツイートの種類を決めることのできる項目となります。ここの画面から新規でツイートを設定し、プロモツイート専用のツイートを作成することも可能です。さらに、開設したアカウントで以前投稿したツイートを選択し、プロモツイートにすることで、フォロワー以外のたくさんのユーザーに見てもらいやすくなる機会を増やすことも可能です。
ツイッタープロモーションを利用した企業の成功事例
ツイッタープロモーションを利用する企業はすでに多く、様々な成功事例が確認されています。そのなかでも、ツイッターの特性をうまく生かした事例として、石鹸ブランドの「ダヴ(Dove)」が参考になるはずです。
2017年9月、ダヴはツイッターユーザー向けに面白いキャンペーン企画を実施しました。
期間中に、「ボディソープきれた」とツイートしたユーザーのなかから、抽選で60分以内に自宅までダヴのボディソープを届けるという企画です。このキャンペーンはプロモツイートを利用して実施されました。
このキャンペーンのユニークな点は、実際にボディソープを届ける配達員の姿や、自宅まで配達してもらったユーザーの様子などを写真付きでツイートしたことです。
もちろんツイッターには即効性があるため、その情報は即座に拡散。キャンペーンに応募したユーザーだけではなく、このイベントを外から見守っていた方にとっても、一つの面白企画になったと好評でした。
ツイッターの仕組みや性質をうまく活用した事例といえるでしょう。
ツイッタープロモーションを実施する3つのメリット
ツイッタープロモーションを実施することで、次のような3つのメリットが得られます。
- ・ユーザーの年代や性別に偏りがない
- ・UGCによる口コミ効果
- ・インスタントウィン広告など運用効果の高い広告が多い
以下でツイッタープロモーションのメリットを詳しくお伝えしていきます。
ユーザーの年代や性別に偏りがない
SNSによってユーザーの年代や性別にやや偏りがあります。以下の表をご覧ください。
まず、フェイスブックを利用するユーザーの割合は、若年層よりも30代以上が多いことに特徴があります。かといって、30代以上の利用者が圧倒的に多いかといえば、決してそんなこともありません。
また、インスタグラムのユーザーは圧倒的に女性が多いことが特徴です。30歳以上の利用率になると、男性は17.3%と各SNSで最低クラスとなります。
一方、ツイッターの場合は性別ごとの偏りはありません。また、若年層の利用率は圧倒的に多いものの、30代以上のユーザーからも支持されていることが分かります。
このようにツイッターは年齢や性別の偏りが少ないため、プロモーションによって幅広いユーザーにアプローチすることが可能です。そのため、プロモーションを活用できる業種も広く、どんな企業でも使いやすい点がメリットとなります。
UGCによる口コミ効果
UGC(User Generated Contents)とは、企業や事業者からではなく、一般ユーザーが生んだ情報コンテンツのことです。ツイッターのリツイートなどは、企業などの一次情報をもとにした代表的なUGCといえます。
UGCの利点は、ユーザーによって商品やサービスの口コミ情報を自動的に広めてくれることです。
たとえば、先ほどのダヴの事例でも、キャンペーン情報を見たユーザーが「この企画楽しそうだよね」という情報を発信するだけでも、彼らの友人・知人へ自動的に内容を共有してくれます。
ツイッターの場合は、もともと高い拡散力があるからこそUGCが活きます。また、ツイートプロモーションに対する効果が、「いいね」やフォローなどによって分かる点も大きなメリットです。
インスタントウィン広告など運用効果の高い広告が多い
ツイート広告の一つに「(オートリプライ)インスタントウィン広告」があります。これは、広告主のプロモツイートをユーザーがリツイートすることで、「当たり」や「はずれ」といった内容を自動返信できる機能です。
たとえば、毎日挑戦できる「くじ引き」のプロモツイートを発信しておけば、参加したユーザーへ自動的に「当たり」や「はずれ」の結果を返してくれます。また、当選発表やDMによる当選者への連絡も自動化できます。
こうしたプロモツイートを定期的に発信するだけでも、十分なユーザーとのコミュニケーション手段となるでしょう。今までならツイートプロモーションの企画を考えるだけでも相当な時間を要したものが、インスタウィン広告のおかげで短時間に、なおかつ高い効果を得ることができます。
まとめ
ツイッタープロモーションを利用することで、企業や商品のブランディングに加え、ユーザーとの新しいコミュニケーション環境を生み出すことが可能です。ツイッタープロモーションには大きく分けて3つの種類がありましたが、それぞれを組み合わせることで運用効果が高くなるでしょう。
ただ、ツイートプロモーションを実施することで今まで以上に業務への負荷がかかることは間違いありません。「広告を運用したいけど人手が足りない」「SNS運用になるべく手間をかけたくない」という方は、当サイトが紹介している「SNS代行サービス」をご検討ください。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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