インスタグラムのハッシュタグ戦略!効果的な付け方と選び方を紹介

魅力的な写真を共有できるSNS「Instagram(以下、インスタグラム)」。ここ最近では多くの企業や店舗のマーケティングに活用されています。しかし、インスタグラムにただ写真を投稿するだけではマーケティング効果がないのも事実です。

インスタグラムにおいて、自社のターゲットとするユーザーへリーチするためには、効果的な「ハッシュタグ(#)」の活用が重要なポイントとなります。

本記事では、インスタグラムのハッシュタグで人気投稿になるために、効果的なハッシュタグの付け方や選び方を紹介します。

ハッシュタグ(#)って何?

「ハッシュタグ(#)」とは、投稿をさまざまなキーワードでカテゴライズして検索できるようにするために付けるタグのことです。たとえば「#パンケーキ」のようにキーワードの頭に「#」を付けることでタグとして認識されるようになります。このハッシュタグは、インスタグラムをはじめ、TwitterやFacebook、LINEなどのSNSで多く活用されています。

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インスタグラムはハッシュタグが重要

インスタグラムは、2019年6月に、国内月間アクティブアカウント数が3300万人(2019年3月時点)に上ったと発表しました。それに併せて日本人利用者のデータも明らかになっており、国内でインスタグラムを利用する男女の割合は、男性43%、女性57%という結果がでています。

さらに注目したいのが「ハッシュタグ検索」を行う回数です。なんと日本人がハッシュタグの検索を行う回数は、世界平均の3倍(2018年5月時点)にも上っているのです。

また2016年、株式会社サイバー・バズが発表した「ハッシュタグ検索と購買行動の関係性」の調査では、インスタグラムを利用する女性のユーザーのおよそ6割がハッシュタグを利用していると回答結果がでています。さらにそのハッシュタグ検索を利用している女性ユーザーの約4割は、ハッシュタグ検索から商品やサービスを買っているという結果もでています。

このようにハッシュタグ検索は、消費者の購買行動に大きく影響を与えていると予測できるでしょう。

ハッシュタグフォロー機能もある

インスタグラムではハッシュタグ自体をフォローできる機能があり、関連情報を集めているユーザーは多いものです。そのため仮に自社のアカウントがフォローされていなくてもハッシュタグのフォローを狙うことでユーザーにリーチすることが可能になります。このことからもハッシュタグという存在は、SNSマーケティングにおいて重要なポイントだといえるでしょう。

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インスタグラムのハッシュタグの付け方

ここではインスタグラム初心者の方に向けて、ハッシュタグの付け方を紹介します。

まず、インスタグラムで通常投稿するキャプション画面まで進みます。テキストを入力するときに「#〇〇」と入力したあと、そのまま投稿するだけで完了します。

もし複数のハッシュタグを入力したい場合は、ハッシュタグとハッシュタグの間に半角スペースを開ける、もしくは文字列ごとに改行するといいでしょう。

ハッシュタグの付け方で注意すべき点は、必ずハッシュタグを付ける際は、半角で入力するという点です。ハッシュタグを全角で入力した場合、タグとして有効にならないので注意が必要です。

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インスタグラムにおける効果的なハッシュタグの選び方

次に、インスタグラムをビジネスに活用する場合の効果的なハッシュタグの選び方についてみていきましょう。

人気投稿を分析して選ぶ

ハッシュタグを選ぶ際は、自分がターゲットとしているジャンルの人気投稿のハッシュタグを分析して徹底的に真似することが効果的です。人気投稿を分析することで効果的なハッシュタグの付け方や今まで知らなかった流行のハッシュタグを学ぶことが可能です。

そして、成功事例を真似して投稿した後は、反応率をみてその後の投稿に活かしてく方法がおすすめといえるでしょう。

ミドルキーワード・スモールキーワードも入れる

ハッシュタグには、多くのユーザーに投稿されているビッグキーワード、そこそこの数投稿されているミドルキーワード、投稿数の少ないスモールキーワードの3つがあります。ハッシュタグを選ぶときは、これらの3つのキーワードをバランスよく入れることがポイントです。

たとえば、「イタリアン」関連のハッシュタグがあるとすると、ハッシュタグの投稿数は以下のように分けることができます。

ビッグキーワード:イタリアン

ミドルキーワード:恵比寿イタリアン(場所+イタリアン)

スモールキーワード:具体的なイタリアンレストラン名

ビッグキーワード

上記の場合であれば、「#イタリアン」というキーワードはとても人気のハッシュタグですが、そもそも投稿数が多く競合が多いため、投稿したとしてもなかなか人気投稿の上位に繰り出すことは難しいです。さらにこのキーワードだと、恵比寿でイタリアンを探しているユーザーやそのイタリアンレストランのことが気になっているユーザーへはリーチできないでしょう。

ミドルキーワード・スモールキーワード

一方、ミドルキーワードである「#恵比寿イタリアン(場所+イタリアン)」、スモールキーワードである「#イタリアンレストラン名」などは、具体的なハッシュタグとなるため、関心のあるユーザーが検索している可能性が高いことが多いです。さらにビッグキーワードと比較して、競合が少ないためもし上位表示された場合でも、長い期間上位表示されやすい傾向があります。そのため、インスタグラムのハッシュタグを選ぶ場合は、その時の爆発力と重視するか、長期的に表示されることを重視するかの見極めが重要になるのです。

インスタグラムのハッシュタグを付ける場合は、ビッグキーワード・ミドルキーワード・スモールキーワードのハッシュタグをバランスよく含んでおくと偏りがなく、多くのターゲットのリーチを狙うことができるでしょう。

ハッシュタグを10個以上付ける

インスタグラムでは、一度の投稿で最大30個までハッシュタグを付けることが可能です。多くのユーザーへアプローチするためには、多くのハッシュタグ付けることでリーチ数が上がります。ハッシュタグを付ける際は、ブランド名、商品名を必ず入れるようにして、実店舗がある場合は併せて位置情報に関することもハッシュタグに入れるといいでしょう。

ハッシュタグを利用したハッシュタグキャンペーン企画

国内においてユーザー数が3300万人を突破したインスタグラム。企業や店舗では、そんなインスタグラムを重要なマーケティングツールとして活用しており、インスタグラムキャンペーンを実施する企業が増加しています。

ここでは、インスタグラムのハッシュタグを活用したキャンペーン成功事例とハッシュタグキャンペーンを企画する流れについて紹介します。

ハッシュタグキャンペーン成功事例

ここでは、インスタグラムのハッシュタグを活用したキャンペーンの成功事例をいくつかピックアップして紹介します。

スターバックス(@Starbucks)~アートコンテストキャンペーン~

世界的に有名なスターバックスでは、同店の白いカップにオリジナルペイントを施した写真を「#WhiteCupContest」というハッシュタグを付けて投稿するコンテントを開催しました。優秀者に選ばれた投稿は、スターバックス限定デザインカップに採用されるため、話題のキャンペーンとなり、約3300件の投稿が集まりました。海外のメディアでは、ブランドとユーザーが楽しく共有し、ロイヤリティを深めた優秀な事例として高く評価されています。

ローソン(@akiko_lawson) ~「#バスチーズ」インスタグラム投稿キャンペーン~

ローソンのスイーツシリーズで2019年、大ヒットした「バスチー~バスク風チーズケーキ~」。

ローソンでは、ヒット記念として指定のハッシュタグを付けて投稿したユーザーの中から「ベストバスチーズ賞」に選ばれたユーザーは、QUOカード3000円分をプレゼントするキャンペーンを開催しました。キャンペーン条件としては、期間中、「ローソン(@akiko_lawson) 」をフォローし、 「#バスチーズ」「#冬のバスチー」のハッシュタグを付けて投稿することです。このように、商品名をハッシュタグにすることでSNS上に広く浸透させて認知度を上げる効果が期待できるでしょう。

 

ハッシュタグキャンペーン企画の流れ

インスタグラムのハッシュタグを活用した成功事例を抑えた後は、さっそくハッシュタグキャンペーンを企画しましょう。ここでは、ハッシュタグキャンペーンを行う際に覚えておきたい4つの流れについて紹介します。

1.どんなキャンペーンを行うか決める

まずはじめに、どんなキャンペーンを開催するのか決めることからはじめましょう。とくにキャンペーンの中でもよく実施されるのは、「写真コンテスト」「いいね!キャンペーン」です。

「写真コンテスト」

写真コンテストは、ユーザー自身が撮影した写真を投稿してもらうため、ユーザーの参加者が増えるほど一つずつの投稿が企業の広告塔として機能するためキャンペーンの認知度も高まります。また参加する条件自体もハードルが低く「写真の投稿と指定のハッシュタグ」のみという場合が多いため、ユーザーが気軽に参加できるのもポイントです。

「いいね!キャンペーン」

「いいね!キャンペーン」も、「いいね!」を押すだけで参加条件が満たされるハードルの低さから多くのユーザーを見込めます。さらに「いいね!数が100件増えるごとに当選者の数も増える」というユニークな企画を展開し、ユーザーの注目を集める企業などもいます。自社の認知度を上げたいときにおすすめのキャンペーンといえるでしょう。

2.ターゲットへメリットの提供と参加しやすいキャンペーンにする

自社でキャンペーンを行う最大の目的は、ターゲット層の獲得です。ターゲットがいいなと思えるメリットを提供したり、参加しやすい条件を設定するといったことが必要になります。ハードルの低いキャンペーンは多くのユーザーの注目を集めやすいでしょう。

3.期間の設定

キャンペーンの内容が決まったら次にキャンペーンの開催期間を決めましょう。期間を決めるコツはキャンペーンにもよりますが、短すぎず長すぎず、1か月ほどがベストでしょう。その理由として、「写真コンテスト」であればユーザーが商品を購入したり、スポットに出かけたり、写真を編集する時間が必要だからです。

一方「いいね!キャンペーン」であれば、数日から一週間という短期間で開催する場合が多いでしょう。

4.キャンペーンに使用するハッシュタグを決める

インスタグラムのハッシュタグは、インスタグラムにおいて重要な役割を持っています。そのためいつもの投稿で使用しているハッシュタグとは別にキャンペーン用のハッシュタグを新たに作りましょう。

■キャンペーン用ハッシュタグの基本

「#ブランド名または商品名」+「#キャッチーなワード」

上記のハッシュタグの組み合わせが基本となりますが、もしキャッチーなワードが思い付かない場合は、他の企業などの事例を参考にするとヒントが得られるでしょう。
 

まとめ

今回はインスタグラムのハッシュタグの付け方と活用法を詳しく解説しました。インスタグラムにおいてハッシュタグの存在は重要な役割を担います。そして戦略的にハッシュタグを付けることで投稿へのエンゲージメントが大きく向上します。企業や店舗にてインスタグラムをマーケティングに取り入れている方は、ぜひ今回紹介したハッシュタグ戦略を生かして成果を生み出してくださいね。

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