「登録・掲載費用はかかる?」
トリップアドバイザーは世界最大級の旅行クチコミサイトで、導入店舗の多い集客ツールです。
飲食店で集客を図りたいものの、メリットやデメリット、費用などが気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、飲食店が導入すべき理由から登録手順まで、分かりやすく解説します。
目次
▼この記事で紹介している商品
【結論】トリップアドバイザーは世界最大級の旅行クチコミサイト

トリップアドバイザーの機能
トリップアドバイザーに 店舗情報を掲載し、口コミを獲得することで、新たな見込み客を誘導できます 。
宿泊施設やレストランなど800万近くのスポットが掲載されているため、利用者の参考にされやすいです。
国内だけでなく49の国と地域で幅広く利用されているので、訪日外国人客の集客にも役立つでしょう。

編集部
トリップアドバイザーへの掲載は無料です。口コミへの返信機能では、利用者とコミュニケーションをとることでより集客につながります。
トリップアドバイザーに登録できるお店
トリップアドバイザーに登録できるお店は、 旅行者に関連性があり、ガイドラインを満たしている施設 です。
レストランの掲載ガイドラインは以下の通りです。
参考:掲載ページに関するポリシーとガイドライン|トリップアドバイザー
トリップアドバイザーのメリット

外国人観光客を集客できる
トリップアドバイザーは、 49の国と地域で幅広く利用されているので、外国人観光客の集客にも効果的です。
外国人観光客の集客方法として旅行雑誌や広告への掲載が挙げられますが、これにはコストや手続きがかかります。
一方、トリップアドバイザーであれば、無料かつ簡単な情報入力だけで世界中にアピールできるので、外国人観光客の集客方法に悩んでいる方にも向いているでしょう。

編集部
コロナ禍を経て、年々外国人観光客は増えているため、対策をしておくことで収益増が期待できます。

無料で利用できる
トリップアドバイザーは、 登録や掲載に費用がかからない ので、無料で利用することが可能です。
飲食店の集客にはグルメサイトなどへの掲載が欠かせませんが、中には有料のサイトもあります。
店舗情報の管理や口コミへの返信など、集客に必要な機能が無料で利用できるため、コストをかけずに集客したい方にも向いているでしょう。
有料機能を使えばプロモーションも可能
トリップアドバイザーには有料機能である「セルフサービス」と「プレミアムプラン」があり、利用することで店舗を より効果的にPRできます 。
集客に直結する広告宣伝機能と、競合店とのデータ比較・分析機能が可能になるため、ワンランク上の施策を実施して競合店に差をつけたい方にも向いているでしょう。

編集部
有料機能を利用するには、見積が必要です。店舗場所や規模に応じて算出されます。
競合店をチェックできる
有料機能を利用することで、自店舗のプロモーション改善に必要な、競合店の情報をチェックできます。
例えば、競合店の口コミ評価やランキング、閲覧数、クリック率、写真の掲載なども データとして比較可能 です。
競合データの比較・分析は、差別化による継続的な収益を得るために重要な手段なので、差別化に悩んでいる方は有料機能を検討してみましょう。
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競合店のデータをどのように活用すれば良いのか
- 競合店のデータを活用する際は、以下のポイントを押さえると効果的です。
1. 口コミ評価の分析
- 高評価の口コミを参考にして、競合店の強みを把握する
- 低評価の口コミをチェックし、顧客が不満を抱くポイントを特定する
- 自店舗の口コミと比較し、改善すべき点を明確にする
2. ランキング・閲覧数・クリック率の比較
- 自店舗と競合店のランキングの差を分析し、改善策を考える
- 競合店の閲覧数やクリック率が高い場合、プロフィールページの改善(写真や説明文の充実)を検討する
3. 写真・ビジュアルの活用
- 競合店がどのような写真を掲載しているかをチェックし、視覚的に魅力的な要素を取り入れる
- メニューや店内の雰囲気を伝える写真を増やし、競争力を高める
4. プロモーションの最適化
- 競合店の強みを参考にしながら、自店舗ならではの差別化ポイントを打ち出す
- 期間限定のキャンペーンや特典を活用し、競合店との差別化を図る
5. トレンドを把握し、戦略を見直す
- 競合店の口コミや掲載情報を定期的にチェックし、最新のトレンドを把握する
- 季節ごとの傾向や新しいプロモーション手法を取り入れ、継続的に改善を行う
これらのデータを活用し、競合店との差別化を図ることで、より効果的なプロモーションが可能になります。
口コミを通してお客様とコミュニケーションが取れる
トリップアドバイザーには口コミへの返信機能があるため、お客様とコミュニケーションを取ることも可能です。
口コミに返信することで、親近感が増し、 実際に管理者からの返信がある店舗を予約するケースも多く あります。
実際の体験をもとにした口コミは、多くの旅行者の参考にもなるので、丁寧な返信で印象の向上を図りましょう。

編集部
無料ステッカーを掲示し、口コミを積極的に集めるのも集客に有効です。
トリップアドバイザーのデメリット

課金しないと使えないサービスがある
トリップアドバイザーでは、集客に必要な基本機能は無料で利用できますが、課金が必要なサービスもあります。
例えば、PRに効果的な検索結果の上位表示や、口コミの固定表示、高度な競合分析などは無料で利用できません。
とはいえ、無料機能でも十分に集客効果があるので、 必要に応じて有料機能の追加も検討するのが良い でしょう。
悪い口コミを書かれる可能性がある
トリップアドバイザーは、利用者のすべての口コミを掲載するため、悪い口コミを書かれる可能性もあります。
管理者の依頼であっても口コミの削除はできないため、 返信によって誠実な姿勢を示すことが必要 です。
悪い口コミにも適切に対応すれば、 信頼性や評価を向上させるチャンスにもなる でしょう。

飲食店はトリップアドバイザーにオーナー登録すべき?
観光地以外の集客にもつながる
トリップアドバイザーでは、 地元の飲食店もプロモーションを行えるため、観光地以外でも集客効果が期待できます 。
例えば、地元の料理や特産品を紹介することで、地域の住民や訪れる人々への集客が可能です。
また、地元のユニークなスポットやイベントを掲載すれば、さらに注目を集め、新規顧客の獲得につながるでしょう。
外国人からの口コミで日本人も集客できる可能性がある
翻訳ツールの利用は一般的になっているため、外国人からの口コミでも日本人も集客できる可能性があります。
トリップアドバイザーは、28の言語に対応しており、 多様な視点で評価されているので参考にされやすい です。
国内外問わず集客するためにも、国籍を問わない良質な顧客サービスの提供を重視しましょう。
外国人用のメニューをそろえなければならない点は注意!
訪日外国人客は日本語を理解できないケースが多いため、多言語対応のメニューが必要です。
日本語のメニューだけでは、注文内容の誤解が発生し、 悪い評判が広まる可能性も あります。
顧客満足度を上げるためにも、英語や中国語、韓国語のメニューを用意しておきましょう。

編集部
外国人向けのメニューを用意する際は、正確な翻訳や原材料などの説明が必要です。
翻訳機等を活用してコミュニケーションが取れるようにしておく
メニューだけでなく、翻訳機を活用してコミュニケーションが取れるようにしておきましょう。
訪日外国人客は日本文化の「察する」接客が理解しづらいため、 ストレートな表現と積極的な会話が必要 です。
無料で利用できる翻訳ツールとして「Google翻訳」「Microsoft 翻訳」「DeepL:」などがあります。

トリップアドバイザーへの登録方法
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STEP.1
店舗登録済みでないか調べる
旅行者によってすでに登録されている場合があるため、検索して確認しましょう。
※登録済の場合は、「ご登録はこちらでどうぞ」ボタンをクリックして関係者登録をする -
STEP.2
登録していなければ、新規登録
・検索ボックス直下の「今すぐ掲載する」ボタンをクリック
・掲載リクエストフォームにて申請者・店舗情報・説明文を入力 -
STEP.3
店舗画像のアップロード
来店の決め手となるため慎重に選びましょう。
内容確認後、チェックボックスにチェックを入れて送信ボタンを押せば、申請完了です。

編集部
約1週間でトリップアドバイザーにお店が掲載されます。
訪日外国人観光客の現状
2024年の訪日外国人旅行者は過去最多
2024年の訪日外国人旅行者数は、年間3,600万人を超え、過去最多を記録 しました。
特に韓国からの訪日客が再びトップとなり、台湾・香港・米国も増加。中国からの訪日客数は2019年を下回るものの、年末には回復の兆しが見られます。
円安の影響もあり、2025年も訪日観光需要の拡大が見込まれますが、オーバーツーリズムへの対応が課題となるでしょう。
※参考:2024年の訪日外国人数、年間3,600万人を超え過去最多を記録!国別では韓国がトップに|いこーよ総研

訪日外国人による飲食店への高いニーズ

2024年の訪日外国人の支出は、 宿泊費・買い物代・飲食費の順に多く 、飲食店に高いニーズがあることが見受けられます。
ニーズに対応できれば、口コミの拡散で集客につながり、 新たな収益元とすることが可能 です。
日本の人口減少による需要低下・市場縮小に備えるためにも、インバウンド対策をして集客のチャンスを増やしましょう。

まとめ
トリップアドバイザーは世界最大級の旅行クチコミサイトで、導入店舗の多い集客ツールです。
口コミが店舗選択の決め手となるケースが多い現代において、クチコミサイトへの掲載は集客に高い効果を発揮します。
店舗情報の管理や口コミへの返信機能など、集客に必要な機能を「無料」で利用できるので気軽に試してみましょう。

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!