飲食店の救世主!ゴーストレストランの事例や成功させる秘訣とは?

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、飲食業界は今もなお苦しい状況下に置かれています。イートインや夜だけの営業では、売上が見込めない店舗などは、ランチ営業を始めたりテイクアウトやデリバリー販売を始めたという方も多いのではないでしょうか。そんな中、デリバリーに特化した客席のないゴーストレストランの出店も増え始めています。

本記事では、飲食店の救世主となるゴーストレストランの魅力について解説するとともに、すでにゴーストレストランとして出店した店舗の事例なども併せてご紹介します。

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コロナ時代に必要なのは、イートイン以外での売上確保

コロナ禍の中、飲食店向けの予約台帳を提供する株式会社トレタの調査情報によると、新型コロナウイルスの影響により、飲食店のイートインへの予約は、80%以上減少したというデータが出ています。

新たな生活様式が広まる中、飲食店が事業を続けていくためには、現在のイートインだけに頼らず、その他の方法で売上を上げることが必要となります。とくに巣ごもりニーズの増加により、自宅で食事をとる人が増えてきたためテイクアウトやデリバリーの取り組みは必須といえるでしょう。その他、通販やオンラインでの販売なども売上アップの方法としてはおススメです。

コロナ時代に必要なのは、時代やニーズを汲み取り、柔軟に提供方法を変えていくことが飲食店にとって事業を長く継続していくコツといえるでしょう。

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ゴーストレストランとは

「ゴーストレストラン」は、店内に客席を用意せず、デリバリーだけでお客様に料理を提供する飲食店です。ゴーストレストランの発祥はニューヨークですが、日本においてもデリバリーのニーズの高まりを受け、国内での出店も多くみられるようになりました。

そのきっかけともなるのが、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」や出前館などのフードデリバリーサービスです。最近ではFoodpandaやdidiフードなどさまざまなデリバリーサービスも登場していることから、国内でのデリバリーサービスの利用も定着しつつあり、飲食事業者は、店内で料理を提供する形態にこだわる必要がなくなってきたといえるでしょう。

また、ゴーストレストランはテイクアウトなどとも違い、商品を取りに店舗へお客様が来店することもありません。基本的には、フードデリバリーサービス業者がお客様のもとへ料理を届けてくれるため、お客様と直接対面する必要がなくなります。お客様を店舗へ迎え入れないことで、飲食店にとって必要な時間やコストなどは大きく変わってきます。
つまりゴーストレストランは、飲食店の開業を考える人にとって参入ハードルを大きく下げる業態となるのです。

なぜゴーストレストランが注目を集めている?

つづいては、ゴーストレストランが注目を集めている理由についてみていきましょう。

 飲食店を開業しようとすると、一般的には約1,000万円以上の費用が必要だと言われています。しかしながら、その成功率というものは残念ながらとても低く、2年以内に約50%もの飲食店が閉店しまうほど厳しい業界でもあります。

飲食店を運営するには、店舗の家賃をはじめ、従業員を雇うための人件費や食材の仕入れ費用など多くのコストが発生してしまいます。もし開店した店舗の立地が悪ければ、思っていた以上に来店客が増えずに集客に悩まされることも少なくありません。

一方ゴーストレストランであれば、店舗の立地関係なくテナントを借りることができるため、人通りの多い家賃が高額なところを借りる必要はなくなります。さらに接客のために従業員を雇う必要もないため、これらの理由からゴーストレストランは大きなリスクを取らずに開業できる業態といえるでしょう。

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国内・海外のゴーストレストランの事例

ここでは、国内・海外におけるゴーストレストランの事例をいくつかご紹介します。

国内の事例①:6curry

よくゴーストレストランの事例としてさまざまなメディアに紹介されているのが「6curry」。こちらはUber Eats専門店として無店舗店舗飲食店としてゴーストレストランをオープンしています。6curryの事業責任者がゴーストレストランという事業を選択した理由は、「軽やかにはじめられるから」ということがきっかけとなったそう。間借りで経営するレストランが少しずつ増えてきた時期にスピーディな決断と行動を起したことで大きな成果を収めています。

国内の事例②江戸前 海幸

次にご紹介するのが、寿司のゴーストレストラン「江戸前 海幸」。kitchenBASEというシェアキッチンを利用したゴーストレストランです。独立をスピーディにできること、デリバリーのニーズが増していることからゴーストレストランという業態を選択しています。

kitchenBASEでは、設備自体も充実しているほか、手厚い開業準備や運営のサポートが用意されているのも特徴です。そのため、店舗のオーナーはメニュー開発に力を入れることが可能となります。
さらに提供までに時間がかかるというデリバリーサービスの抱える課題に対しての解決策やサービス形態に合わせた商品の改善なども積極的に行っています。

海外の事例①beets & roots

「beets & roots」は、2016年に事業を開始したドイツのゴーストレストランです。メニューは、野菜を使用したラップボウルなどをデリバリーサービス「foodora」を利用して商品を販売していました。その後は実店舗もオープンし、デリバリーとテイクアウトで事業を成功しています。

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ゴーストレストラン成功の秘訣!

それでは、実際に飲食店がゴーストレストランを開業し、成功させる秘訣とはどのようなことがあるのでしょうか。

ゴーストレストランを成功させるためには、やはりユーザーが求めるものを提供することが重要です。さらに配達の手間やコストを考えて飲食物を提供する必要があります。

日本では、ゴーストレストランの知名度が低いため、ケータリングやイベントなどを開催して大量に受注することで知名度が上がり、経営を安定させることができるでしょう。

また集客方法として、店舗用のインスタグラムにオシャレな写真を投稿し、ユーザーにファンになってもらうこともゴーストレストランを成功させるコツといえるでしょう。

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ゴーストレストランのメニューづくりのポイント

ここでは、ゴーストレストランを開業する上で、お客様へ料理を提供するメニューづくりを成功させるためのポイントをご紹介します。

お客様の不安な気持ちを取り除くこと

ゴーストレストランを利用するお客様は、デリバリーで料理を配達してもらうため、「料理が冷めてもおいしいのかな?」「配達している間に具同士が混ざったりしないかな?」など不安な気持ちを抱えていることも少なくありません。そのため、デリバリーに適したメニュー選びや容器選びも重要になります。たとえば、麺類はスープと麺を別々の容器に入れて届けたり、具同士が混ざり合わないよう仕切りがついている容器を選んだり、保温性の高い容器を使用するなど工夫することで、出来立ての料理をそのままをお客様の元へ届けることができます。

目的買いに沿ったメニューづくり

ゴーストレストランを開業する場合、基本的にお客様は店舗の前を通りかかることも、看板などを見てもらうこともありません。そのため目的買いをしてもらえるようそれに沿ったメニューづくりも必要となります。
例えば、味付けをする際は濃い味や酸味、辛さなどを打ち出したり、ライフスタイルに合わせる場合は、栄養バランスが偏っている方に向けて、ダイエット中の方に向けてなど味ではなく食事により得ることができるメリットに焦点も当てることもメニューづくりのコツといえるでしょう。

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OISHES(オイシーズ)は、飲食店のブランドシェアリングを支援するプラットフォームです。

「ブランドシェアリングサービス」とは、パッケージ化したブランドのメニュー (例:つじ田のつけ麺) を既存の飲食店に導入・デリバリーサービスに出店し、飲食店の売上向上を図る仕組みです。

加盟店は オリジナルメニューと並行して、知名度の高いシェアブランドのメニューを販売できるため、集客効果アップや売上向上などが期待できます。

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まとめ

今回は、コロナ禍において注目を浴びるゴーストレストランの魅力について解説するとともに、ゴーストレストランの事例やメニューづくりのコツなどを解説しました。現在国内では都心部を中心にデリバリーサービスは広まりつつある中、事例にも挙げたようなシェアキッチンの数が増えることでさらにゴーストレストランも増えていくと予想されます。今後進化を遂げる飲食業界の新たなスタイルに注目ですね。

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