2019年4月19日に大手携帯キャリアのKDDIがリリースした「au PAY」。au PAYは店舗に導入することでauのユーザーの集客を見込めたりとたくさんのメリットがあります。 今回は、導入前の店舗向けにau PAYのメリットや必要な機器・費用、導入方法なども紹介していきますので、au PAYの利用を検討している店舗の方は必ずチェックしておきましょう。
目次
▼この記事で紹介している商品
au PAYとは
「au PAY」とは、携帯キャリアであるKDDI株式会社が2019年に提供を開始したQRコード決済サービスです。auユーザーでなくてもau PAYアプリのダウンロードとau IDを取得することで利用でき、支払い金額200円(税込)につきPontaポイントを1ポイントためることができます。 店舗でQRコードが印字されたスタンドを設置するだけで短期間で簡単に導入することができますので、初めてキャッシュレス決済サービスを導入する店舗にもおすすめのサービスです。 現金でのやり取りがありませんので、新型コロナウイルスなどの感染拡大防止の効果も期待でき、お客様や従業員も安心して利用することができます。インバウンド対策にも利用可能
au PAYでは、中国の2大決済サービスである「Alipay」と「WeChat Pay」に対応しており、au PAYの導入の際に同時申込みを行えます。「Alipay」と「WeChat Pay」を導入することで、訪日中国人観光客の集客にも効果を発揮し、観光地周辺の店舗などでも手軽にインバウンド対策が可能になります。au PAYの利用でPontaポイントの二重取りが可能に
2020年5月から、au PAYで決済を行うことで、支払い金額200円(税込)につき1ポイントのPontaポイントがたまるようになりました。au PAYの利用でPontaポイントがたまるだけでなく、Pontaの提携店であればPontaポイントを二重でためることができるようになります。
Ponta提携店は、街の店舗やサービスなど多くあり、例えばローソンやゲオ、じゃらん、ホットペッパービューティーなどが提携店にあたります。
Pontaポイントユーザーは、au PAYを利用して支払うことでさらにポイントを獲得するこが可能になり、たまったポイントはau PAY残高にチャージし次回の支払いに利用することができます。
au PAYの店舗導入メリットとは?
ここからは、店舗向けにau PAY導入のメリットをご紹介していきます。初期費用0円
au PAYでは、導入の際に必要な初期費用が0円で利用することができます。 さらに入金手数料も月1回・月2回の入金サイクルを選択した場合、どの金融機関を入金の口座に指定しても0円で利用することができますので、コスト面でなかなか決済サービスを導入できていなかった店舗にもおすすめのサービスです。特に、他のQRコード決済サービスで入金手数料が無料となる場合は金融機関の指定があることが多いですが、au PAYの場合は金融機関を問わず0円となっているので、店舗にとっても使い勝手は良いものと言えるでしょう。決済手数料が期間限定で0%
2021年7月31日(土)まで、au PAYの通常の決済手数料3.25%が0%で利用することができます。試しに使い勝手などを利用してみたい店舗や、コストを最小限に抑えたい店舗は、キャンペーン期間である今のうちに導入しておきましょう。
2300万人のau PAYユーザーへの集客力アップ!
2020年5月時点でau PAYの会員数は2,300万人を突破しており、2020年2月に実施された「誰でも!毎週10億円!もらえるキャンペーン」などの大型キャンペーンの実施により、auユーザー以外の多くの方にも利用されている決済サービスとなっています。au PAYとPontaの統合でau PAYを利用することでPontaポイントがたまるようになったり、エリア別や事業別など豊富なキャンペーンが次々と実施されているので今後もさらに会員数が増えていくでしょう。
店舗はau PAYに対応しておくことで、全国の2,300万人以上のau PAYユーザーの集客効果を期待することができます。Pontaポイントがたまるお店としてもアピールができますので、Pontaポイントを利用しているお客様の獲得にもつながります。
さらにau PAYアプリではau PAYが使えるお店を検索することができ店名も表示されますので、au PAYを利用したい新規のお客様との接点も増やすことが可能になります。
au PAY導入前に店舗がおさえておきたいポイント
つづいて、実際にau PAYを導入する際に、知っておくべき項目を紹介していきます。au PAYの入金サイクル・決済手数料
au PAYの入金サイクル
au PAYの入金サイクルは、月1回と月2回、早期振込サービスの3つから選ぶことができます。月1回・月2回の入金サイクルを選んだ場合は入金手数料は0円で利用することができますが、早期振込サービスの場合、2021年7月31日(土)以降からは、別途事務手数料である210円(税込)が入金ごとにかかります。早期振込サービスの支払い通知や支払い金額の詳細の作成は、月に1回となりますので注意しておきましょう。
・月1回:末日締め→翌月末日払い
・月2回:15日締め→翌月15日払い、末日締め→翌月末日払い
・早期振込サービス:最短2営業日の入金
なお、1回の振込金額が1万円未満の場合は、次回の精算に繰り越されます。2回連続での繰り越しはありません。
au PAYの決済手数料
au PAYの決済手数料は、通常3.25%です。2021年7月31日(土)まではキャンペーンによって0%で利用できますが、2021年8月以降は有料化する場合があります。決済手数料は、多くの決済サービスが「キャッシュレス・消費者還元事業」が終了した2020年6月以降から有料化したところが多い傾向ですが、au PAYでは「キャッシュレス・消費者還元事業」以降も、約1年ほど決済手数料0%の期間を設けています。キャッシュレス・消費者還元事業に間に合わなかったという店舗でも、コストを抑えてキャッシュレス決済を導入しやすくなっているので、その点は店舗にとって嬉しいポイントです。
au PAY導入にあたり必要な機器
au PAYは、ユーザースキャン方式とストアスキャン方式の2種類の決済方法から選ぶことができ、支払い方法によってスマートフォンもしくはタブレットが必要になります。・ユーザースキャン方式
店舗でQRコードが印字されたスタンドをレジ横などに設置し、お客様がスマートフォンやタブレットで読み込み金額を入力することで決済が完了する方法です。
店舗ではQRコードを張り付けたスタンドを置きますので、スマートフォンやタブレットを用意する必要はありません。
・ストアスキャン方式
お客様が提示したQRコードやバーコードを店舗が読み取り決済を行う方法です。
店舗はスマートフォンやタブレットを用意し、加盟店様向けアプリである「au PAY for BIZアプリ」をダウンロードしQRコードやバーコードを読み取る必要があります。
au PAY導入申し込み時に必要な書類
au PAYの導入の際に必要になる書類は以下になります。法人の場合と個人事業主の場合で異なりますので確認しておきましょう。いずれも有効期限内のものが対象で、氏名や住所が確認できる箇所を提示しましょう。
必要書類は申し込みフォームでアップロードを行い提出します。
<法人の場合>
・申し込みを行う法人のホームページ(ない場合は、店舗の外観と店舗の内観の写真を各1枚)
・法人番号(法人マイナンバー)
<個人事業主の場合>
・申し込みを行う個人事業のホームページ(ない場合は、店舗の外観と店舗の内観の写真を各1枚)
・運転免許証のコピー(国際免許証は除く)
・運転経歴証明書(顔写真があるもの)
・パスポートのコピー(顔写真があるページ)
・健康保険被保険者証
・国民健康保険被保険者証
・在留カード(顔写真あり)
・特別永住者証明書(顔写真あり)
au PAY導入申し込み時の流れ
au PAYの導入の流れは以下になります。申し込みの不備などがなければ申し込み完了後、約1週間から10日で利用できます。申し込みは1度の申請につき1加盟店、1店舗のみとなり、審査完了後に管理サイトから加盟店追加申請もしくは店舗追加登録を行うことで複数の店舗でau PAYを利用することができます。
利用開始までのステップ
au PAYの利用開始までの流れは3つのステップで完結します。①Webフォームから申し込み
au PAY 加盟店規約に同意し、申込みフォームに必要事項を記入
②審査結果メールを確認
申し込みから最短2営業日後に「【重要】au PAY利用開始のための設定のご依頼」の件名でメールが届く
③au PAY導入ツールが1セット送付
ステッカーなどの販促ツールが入ったau PAY導入ツールが1週間前後で届く
同梱されている「au PAYかんたんスタートガイド」を参考に準備
ユーザースキャン方式での決済方法を選択した場合は、店舗にQRコードシールとスタンドも同封
まとめ
今回はau PAYの詳細から、メリット、おさえておきたいポイントなど導入する店舗向けに紹介していきました。au PAYを導入しておくことで、auのユーザーだけでなくPontaポイントをためたいお客様や新規顧客の獲得にもつながりますし、初期費用や入金手数料が0円、決済手数料も期間限定ではありますが0%で利用することができますので負担が少なく小さな店舗でも導入しやすいサービスになります。
申し込みの流れも非常に簡単ですので、au PAYの利用を検討していた店舗は是非この機会に導入してみてはいかがでしょうか。
※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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