あふれかえっているキャッシュレス決済サービスに対して、店舗ではどのサービスを導入しておけばいいか判断が難しかったり、また多くのサービスに対応しておきたいものの、申し込みや手続きが面倒と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、複数のQRコード決済サービスをひとつのQRコードで対応することができる「Cloud Pay(クラウドペイ)」について紹介していきますので、まだキャッシュレス決済サービスを導入していない店舗や、他にQRコード決済サービスを導入したいと考えているオーナー様は是非チェックしておきましょう。
▼この記事で紹介している商品
Cloud Pay(クラウドペイ)とは?
株式会社デジタルガレージが提供している「Cloud Pay(クラウドペイ)」とは、複数のQRコードサービスをひとつのQRコードで対応することができるマルチ決済サービスです。
複数のQRコード決済サービスに対応することができるので、それぞれのサービスのユーザーの集客効果も期待できます。
支払い方法としては、お客様が店舗に設置してあるQRコードを読み込み支払い金額を入力し決済を行う「ユーザースキャン方式」です。
【対応のサービス】
・d払い
・Alipay
・Alipay connect
・Alipay HK
・WeChat Pay
・KakaoPay
・LINE Pay
・メルペイ(サービス提供開始予定)
中国の2大決済である「Alipay(アリペイ)」や「WeChat Pay」そして韓国のコミュニケーションアプリ「Kakao Talk」の機能のひとつとして登場し多くの方に利用されている「KaKao Pay」に対応することができるので、訪日外国人観光客の中でも多くの割合をを占める中国人と韓国人のインバウンド対策にも役立てることができます。
QRコードの統一化を進める事業として経済産業省から「JPQR」のサービスが登場していますが、クラウドペイは「JPQR」とは異なります。
Cloud Pay(クラウドペイ)がおすすめのユーザーは?
次に、クラウドペイの導入をおすすめする店舗について紹介していきます。
複数のQRコード決済サービスを導入したい店舗
クラウドペイの導入をおすすめする店舗としては、まず複数のQRコードを一気に導入したい店舗です。
クラウドペイを導入することで複数のQRコード決済サービスの契約もひとまとまりになりますし、決済の際にはQRコードがひとつにまとまっているので、どのQRコードなのか迷うことなくスムーズに支払いまで行うことができます。
万が一の事があっても、連絡の窓口はひとつになりますので煩わしくなく、安心して利用することができます。
コスト負担をできるだけ少なくしたい店舗
クラウドペイは、初期費用や月額費用が0円で導入ができますので、決済サービスの導入の際に負担となるコストを大幅に軽減することができます。
店舗の負担としては、売上金額に対する加盟店手数料のみです。
Cloud Pay(クラウドペイ)にかかる費用
決済サービスを導入する際に気になるのはコスト面です。
実際に店舗にクラウドペイを導入すると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
初期導入費・月額固定費は0円
クラウドペイは初期費用・月額費用が0円で導入することができます。
QRコードをレジ横などに置いておくだけになりますので、専用の端末などの購入やレンタルが必要ありません。
加盟店売上ツールを見るためのスマートフォンやタブレット、パソコンさえあれば導入することができます。
加盟店手数料
クラウドペイの加盟店手数料(決済手数料)は、一律で3.24%です。
加盟店は、売上金額の3.24%分を手数料として支払う形です。
クラウドペイは月額費用などの運用維持費(ランニングコスト)の負担がないので、毎月掛かる費用としてはユーザーが利用した分の売上の手数料のみです。
Cloud Pay(クラウドペイ)の入金時期
クラウドペイの入金サイクルは月2回です。
・15日締め当月末払い
・月末締め翌月15日払い
入金日が休日や祝日の場合は、前営業日の振込みです。
決済の合計金額から加盟店手数料である3.24%を差し引いた金額が、ベリトランス株式会社から入金される仕組みです。
振込手数料はベリトランス株式会社が負担しているため、加盟店では振込手数料は発生しません。
Cloud Pay(クラウドペイ)導入のメリット
クラウドペイでは複数のQRコード決済サービスがひとつにまとまるだけでなく、他にもさまざまメリットがあります。
一括で契約ができる
通常複数のQRコード決済サービスをそれぞれ導入するとなると、ひとつずつ申し込みを行い、加盟店の審査を受ける必要があります。
しかしクラウドペイであれば、複数のサービスをひとまつめで申し込みや審査を受けることが出来るので、店舗の経営で忙しいオーナー様にもおすすめのサービスです。
機器や端末の導入が不要
クラウドペイは、スターターキットに入っているQRコードを店頭やレジ周りに設置し、それをお客様に読み取ってもらうだけで決済が完了しますので、機器や端末の購入が必要ありません。
売上を確認するための、スマートフォンやタブレット、パソコンの用意さえあれば導入が可能です。
Cloud Pay(クラウドペイ)の支払いの流れ
先ほどお伝えしたとおり、クラウドペイの支払い方法は「ユーザースキャン方式」になります。詳しい支払いの流れを利用前に確認しておきましょう 。
①店舗がユーザーに支払い金額を提示する
②ユーザーは、支払いをする決済サービスのアプリを起動し、店頭のQRコードを読み取る
③ユーザーは支払い金額をアプリに入力し、店頭の従業員と金額の違いがないか確認後決済を行う
④店舗は決済完了後、加盟店売上管理ツールから決済情報を確認することが可能
Cloud Pay(クラウドペイ)の導入方法
クラウドペイを導入するには、店舗がクラウドペイを契約することにより、複数のQRコード決済サービスの支払い方法をまとめて導入することができます。
申し込みの流れは以下です。
①クラウドペイのWEB申込フォームから必要事項の入力
必要事項を入力し、必要書類アップロードを行いましょう。
【必要書類】
個人事業主の場合
(1)本人確認書類 いずれか1点:運転免許証(両面)・パスポート・在留カード・住民票の写し(発行から6ヶ月以内)など
もしくはいずれか2点:健康保険証(両面)・公共料金請求書・納税証明書など
(2)店舗外観写真
(3)業種に応じて許可証
法人の場合
(1)店舗外観写真
(2)業種に応じて許可証
②申し込み内容の確認・同意
必要書類のアップロード後、2営業日以内に同意依頼のメールが届きますので、メールに記載されたURLにアクセスし「書類の内容に同意」を選択します。
③審査結果がメールにて届く
申し込み後、15日営業日程で審査結果が届く予定です。審査状況によって15日営業日より前後する場合があります。
④導入ツールの設定後、サービス開始
審査を通過した加盟店に事務局からスターターキットが届きます。
到着後に設定を行い、QRコードを店頭に設置することで、決済を利用することができます。加盟店売上ツールにアクセスできるよう、パソコンやスマートフォン、タブレットのいずれかを用意しておきましょう。
【スターターキットの内容】
・挨拶状、QRコードシート(シール)
・QRスタンド
・アクセプタンスマークステッカー
・クラウドペイ スターターキット取扱説明書
・店舗アプリご利用マニュアル
・キャンペーン等のご案内
まとめ
今回は、複数のQRコードがひとつのQRコードで対応することができる「Cloud Pay(クラウドペイ)について詳細やメリット、導入方法など紹介していきました。
増えていくキャッシュレス決済ユーザーに対応するためにも、店舗で複数のQRコード決済を導入しておくことが今後の売上にも繋がっていくように感じます。
まだQRコード決済の導入をされていない方も、既に導入しているキャッシュレス決済の他にも検討していた方は、クラウドペイの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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