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ディズニーランドのホテルはスマートロックで魔法の鍵が実現!

近年様々な場所で設置がされ始めているスマートロックですが、実はディズニーリゾートの公式ホテルにもスマートロックが導入されているのをご存知でしたか? これまでのコラムでも何度か民泊やビジネスホテル等へのスマートロック導入については特集を行ってきましたが、テーマパークはお客への『おもてなし』の意向が強いからか、あまり『スマート化』がされていませんでした。

そうした中、先陣を切ってスマートロックを取り入れたディズニー公式ホテルは、スマートロックを導入した新しいおもてなしの形をどのように表現したのでしょうか。本記事では、ディズニー公式ホテルのスマートロックについて魅力を探りつつ、今後のテーマパーク付属ホテルへのスマート化やデジタルシステム導入について考察してまいります。

スマートロックとは

そもそもスマートロックとは、自宅ないしオフィス等の鍵をスマホやICカードなどの電子デバイスで施解錠ができるシステムのことです。 近年ではたとえオートロックであっても利便性の面からスマートロックを導入する方も増えてきており、後付けできることから、アパート暮らしでもマンション暮らしでも関係なく気軽に導入することが可能です。

なお、スマートロックは種類によってはスマホで施解錠の履歴を確認できたり、スマホ上で鍵を共有したりすることができるため、人数の多い家族で暮らしている場合であっても、1人暮らしの場合であっても様々な用途が考えられるでしょう。

ディズニーホテルのスマートロック

こうしたスマートロックは自宅だけではなく民泊やビジネスホテルなどの宿泊施設にも広がってきており、さらにはテーマパークの公式ホテルにまで浸透してきました。 特に、宿泊施設ではチェックインやチェックアウトなどの手続きがスマホ上でできるようになるのが、双方にスムーズさを実現させます。 ここからは今回の話題であるディズニーホテルのスマートロックについて解説していきましょう。

ディズニーホテルはスマートロックでチェックイン

ディズニーホテルでは、宿泊客が『東京ディズニーリゾート・アプリ』を利用することで、スマートフォンからホテルのチェックインができるシステムです。旅行客も多い中、チェックインには時間がかかってしまうわけですが、アプリを通して簡単にチェックインができ、かつそのスマホがルームキーになるため、鍵のトラブルも防ぐことができます。 事前に必要事項を登録しておけば、宿泊当日にスマートフォンをチェックインリーダーにかざすだけでチェックインの手続きが完了するので、非常にスムーズに手続きを終えることができるので便利です。 

ディズニーホテルのスマートロック利用方法

チェックインが完了したら、チェックインをしたスマホはルームキーへと早変わり。通常のホテルの形式ですとルームキーをフロントに預けたり、なくさないよう大切に保管しながら外を出歩く必要があるわけですが、ディズニーホテルでは、スマホが鍵の代わりになりますので、スマホをなくしてしまわない限り鍵を紛失してしまうリスクがありません。 利用方法としては、スマホをドアキーの部分にかざすだけで自動で鍵が開錠できる形となっています。なお、耐用のホテルは下記の3ホテルです。

①東京ディズニーランドホテル
②ディズニーアンバサダーホテル
③東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ
※東京ディズニーセレブレーションホテルは、対象外であり、また、旅行代理店、オンライントラベルエージェントで予約をされた方、海外にお住まいの方は対象外となります。

ディズニーホテルのスマートロックのデメリット

ただ、ディズニーホテルのスマートロックは非常にスムーズにチェックインも住んで、スマホがそのままルームキーになるという点ではメリットばかりが目立つものの、口コミを確認してみると、以下のような点がデメリットであり、改善の余地があるようです。

・代表者しかスマホをルームキーにできない

1つは代表者しかスマホをルームキーにできないという点です。例えば代表者が不在で、その他の同伴者がホテルの鍵を開錠したい場合、手持ちのスマートフォンではできませんので、直接フロントで手続きをしてICカードを発行してもらわなければなりません。 通常自宅等で利用するスマートロックはスマホを介して鍵のシェアができるのですが、ディズニーホテルではそれができないのがデメリットといえるでしょう。

・複数の部屋を予約していた場合も同様

また複数の部屋を同一の代表者が予約をしていたということはよくあることなのではないでしょうか。しかし、このような場合でも、部屋の代表者の一人がスマホをルームキーとできるのではなくて、予約した代表者のみしかルームキーとすることができません。そのため、複数の部屋を予約していた場合は、部屋ごとにICカードを発行するか、代表者に都度開けてもらうことしかできないわけです。 それでは不便になりますので、部屋それぞれで予約をしたほうが手っ取り早くなってしまいます。

・15:00からでないとチェックインできない

通常ホテルではチェックイン時刻は何時からなど決まっておらず、一応決めるものの、10:00にチェックインをしても大丈夫であることが多いです。しかし、この場合はシステム上の問題であるのか、15:00からでないとチェックインができないようになっています。 仮に荷物を置いてからパークに行きたいなどの場合は、オンラインのチェックインではなくてフロントでのチェックインになる可能性もあるかもしれません。

テーマパーク付属ホテルのスマート化のメリット

とはいえ、こうしたテーマパークの付属ホテルのスマート化というのは、これまでなかなか想像の付かないことでした。というのも、通常のビジネスホテル等と比べて、パーク付属ホテルはスタッフがお部屋まで案内してくれたり、ルームサービスを行ってくれたりなど、サービスが手厚いという印象があったからです。 人が人に直接サービスをする、

楽しませる、パークの雰囲気に寄せるといったことが求められてきました。 しかしディズニーホテルではこのオンラインチェックインを導入したことで、チェックイン時にはスタッフやキャラクター等とかかわることはないですし、もちろん部屋までの案内もありません(希望者にはしてくれるそうです。) サービス手厚いテーマパーク付属のホテルにとって、スマート化や自動化のメリットはどのような点があげられるのでしょうか。

①別サービスに尽力できる

1つはスタッフの業務効率を上げ、別のサービスに尽力できるという点です。例えば、ディズニーランドに付属している公式ホテルでは、食事中などにキャラクターが来てくれるなどのサービスがあったりするわけですが、フロントに配置していたスタッフを最小限にし、キャラクターとして宿泊客をもっと楽しませるサービスに人材を多く配置することができるようになります。

②お客の利便性向上

これはテーマパークに限ったことではないかもしれませんが、旅行時はとっても荷物が多くなりがちです。そうした時に大きな荷物を持ちながらチェックインの作業をするというのは意外にも面倒に感じる方が多いのではないでしょうか。 その点、スマホで簡単にチェックインができて、スマホがルームキーになって、さらには鍵の保管も必要ない為、非常にスムーズにストレスなく宿泊することができます。

まとめ

スマートロックのシステムを利用した、テーマパーク付属ホテルのスマート化はディズニーリゾートが先陣を切ることとなりました。国内にはディズニーランドをはじめユニバーサルスタジオジャパン、2022年にはジブリパークも完成する予定ですが、それまでには世の中的にも多くのビジネスシーンでスマートロックをはじめデジタルの利活用が進んでいることが予想されます。 こうした宿泊施設ではおもてなしの意向やサービス精神が強い分、システム化、デジタル化を懸念されがちです。

しかし、ディズニーリゾートが取り入れたシステムのように、まるでスマートロック自体も表示される画面がまるで魔法のようにエンターテイメント性を加えれば、それが行き届いたサービスの一環ともなります。 ディズニーリゾートが取り組んだ公式ホテルのスマートロックが気になる方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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Wiz Cloud編集部

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