「DocuSignに無料プランはある?」
DocuSign(ドキュサイン)ンは、4つの有料プランと2つの無料プランに分かれます。
しかし、プラン内容の詳しい違いが分からず、どれに申し込むべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、DocuSignの価格・料金プランを徹底解説していきます。
DocuSignの強み・特徴やメリット・デメリット、評判も紹介しているので、導入を検討している方は必見の内容です!
目次
▼この記事で紹介している商品
DocuSign(ドキュサイン)とは「世界シェアが高く、機能が豊富な電子契約システム」
DocuSign(ドキュサイン)は、世界180か国以上、100万社以上の企業が利用している、世界標準の電子契約システム です。
高度なセキュリティや豊富な機能を提供し、契約プロセスの効率化と法的効力のある電子署名を可能にします。
また、多言語対応や世界各国の法規制に準拠しており、さまざまな業界やビジネス規模に対応しています。
契約のデジタル化を推進し、企業のコスト削減や迅速な取引を実現することが可能です。
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▶そもそも紙と電子、どっちが安い?
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紙の契約書では、印刷代、紙代、郵送料、封筒代、印紙税、人件費が発生し、1契約あたり最低1,250円+印紙代がかかると言われています。これが年間300件なら37万5,000円+印紙代です。
一方、電子署名を使用すれば、紙代や郵送料、印紙税などの物理的なコストや作業に伴う人件費を削減でき、契約プロセス全体のコストを大幅に減らすことが可能です。
DocuSignの運営会社情報
DocuSignの運営会社は、アメリカに本社を置く DocuSign, Inc. です。
2003年に設立され、電子署名およびデジタル取引管理を提供するリーディングカンパニーとして、グローバルに展開しています。
電子契約プラットフォームの分野で先駆的な存在であり、多国籍企業や政府機関など、幅広い業界に採用されています。
セキュリティやコンプライアンスを重視し、各国の法規制に準拠したサービスを提供しています。

編集部
なお、日本法人は「ドキュサイン・ジャパン株式会社」です。
DocuSign, Inc.の会社概要
設立年 | 2003年 |
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所在地 | 221 Main Street Suite 1000 San Francisco, CA 94105 United States |
CEO | Allan Thygesen |
ドキュサイン・ジャパン株式会社の会社概要
設立年 | 2015年 |
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所在地 | 105-6035 東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー35階 |
取締役社長 | 竹内 賢佑 |
DocuSignの料金プラン・費用

有料プラン
DocuSignの有料プランは、 「Personal」「Standard」「Business Pro」「Enhanced Plans」 の4種類があります。
Personal | Standard | Business Pro | Enhanced Plans | |
---|---|---|---|---|
年間一括払い(税込) | 1万5,950円/人 (月額換算1,328円/人) |
4万920円/人 (月額換算3,410円/人) |
6万4,020円/人 (月額換算5,335円/人) |
お問い合わせ |
月額払い(税込) | 1,980円/人 | 6,050円/人 | 8,690円/人 | お問い合わせ |
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▶プラン別「主な機能」の違い
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Personal Standard Business Pro Enhanced Plans 署名者への文書の送信数 毎月5通 年間100通
※月額プランの場合は毎月10通/人年間100通
※月額プランの場合は毎月10通/人お問い合わせ eHanko 〇 〇 〇 〇 署名順の指定 〇 〇 〇 〇 基本フィールド 〇 〇 〇 〇 リアルタイムの監査証跡 〇 〇 〇 〇 44言語に対応 〇 〇 〇 〇 通知とリマインダー 〇 〇 〇 〇 高評価のモバイルアプリ 〇 〇 〇 〇 モバイルデバイスに
最適化された文書表示〇 〇 〇 〇 レポート 〇 〇 〇 〇 再利用可能なテンプレート 〇 〇 〇 〇
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▶プラン別「署名機能」の違い
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Personal Standard Business Pro Enhanced Plans 相互コメント ✕ 〇 〇 〇 送信スケジュールの設定 ✕ 〇 〇 〇 同席署名 ✕ 〇 〇 〇 事前入力フィールド ✕ 〇 〇 〇 価値計算ツール ✕ 〇 〇 〇 カスタマイズ可能なブランド設定 ✕ 1ブランド 1ブランド 複数ブランド
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▶プラン別「チーム管理機能」の違い
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Personal Standard Business Pro Enhanced Plans ユーザー数 1ユーザー 最大50ユーザー 最大50ユーザー 51ユーザー以上 ユーザーおよびグループの権限 ✕ 〇 〇 〇 チームレポート ✕ 〇 〇 〇 共有テンプレート ✕ 〇 〇 〇 文書やフォルダーの共有 ✕ 〇 〇 〇 署名の委任 ✕ 〇 〇 〇 所有権の転送 ✕ 〇 〇 〇 アクセス管理 ✕ ✕ ✕ お問い合わせ 組織管理 ✕ ✕ ✕ お問い合わせ
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▶プラン別「ワークフロー機能」の違い
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Personal Standard Business Pro Enhanced Plans テンプレート・ロック ✕ ✕ 〇 お問い合わせ フォームフィールド
(ドロップダウン、ラジオボタン、承諾/辞退)✕ ✕ 〇 お問い合わせ 描画フィールド ✕ ✕ 〇 お問い合わせ 支払い ✕ ✕ 〇 お問い合わせ ファイルの添付 ✕ ✕ 〇 お問い合わせ PowerForms ✕ ✕ 〇 お問い合わせ 一括送信 ✕ ✕ 〇 お問い合わせ エンベロープカスタムフィールド ✕ ✕ 〇 〇 Webフォーム ✕ ✕ 〇 〇 契約アクション ✕ ✕ 〇 お問い合わせ マルチチャンネル配信 ✕ ✕ ✕ お問い合わせ Docusign Gen for Salesforce ✕ ✕ ✕ お問い合わせ
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▶プラン別「セキュリティ」の違い
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Personal Standard Business Pro Enhanced Plans 利用国・地域
180ヶ国以上〇 〇 〇 〇 完了証明書と電子記録開示 〇 〇 〇 〇 ISO 27001 〇 〇 〇 〇 SOC 2 Type 2 〇 〇 〇 〇 WCAG 2.0 Level AA 〇 〇 〇 〇 eIDAS SeS SeS SeS SeS、AeS、QeS GDPR 〇 〇 〇 〇 メール アクセスコード 〇 〇 〇 〇 電子印鑑管理を最適化 ✕ ✕ 〇 ✕ SMS/電話認証 ✕ ✕ お問い合わせ お問い合わせ HIPAA ✕ ✕ ✕ お問い合わせ 21 CFR Part 11 ✕ ✕ ✕ お問い合わせ Docusign Monitor ✕ ✕ ✕ お問い合わせ
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▶プラン別「外部システム連携とAPI連携」の違い
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Personal Standard Business Pro Enhanced Plans 開発者アカウント 〇 〇 〇 〇 業界をリードするAPI お問い合わせ お問い合わせ お問い合わせ 〇 クラウドストレージ
(Google Drive、OneDrive、Dropbox、Box)〇 〇 〇 〇 グループウェア
(Google Workspace、Microsoft 365)〇 〇 〇 〇 コラボレーションツール
(Slack、Microsoft Teams、Zoom)✕ 〇 〇 〇 900点以上のパートナーインテグレーション 〇 〇 〇 〇 Salesforce、Microsoft Dynamics、
Netsuiteとの統合✕ ✕ ✕ お問い合わせ
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▶プラン別「コンプライアンスと高度なカスタマイズ」の違い
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Personal Standard Business Pro Enhanced Plans 文書の保持ポリシー ✕ ✕ ✕ お問い合わせ 条件付きルーティング ✕ ✕ ✕ お問い合わせ 補足文書 ✕ ✕ ✕ お問い合わせ 署名グループ ✕ ✕ ✕ お問い合わせ 文書の表示条件 ✕ ✕ ✕ お問い合わせ ルーティングの遅延 ✕ ✕ ✕ お問い合わせ
Personal(個人向け)
DocuSignのPersonalプランは、 自営業者や少量の文書を扱う個人向けの基本機能を網羅したプラン です。
テンプレート機能で文書作成を効率化でき、モバイルアプリを使えば外出先でも簡単に署名・送信が可能です。
Google WorkspaceやMicrosoft 365との統合により、日常のアプリ上で利用できます。
Personal | |
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年間一括払い(税込) | 1万5,950円/人 (月額換算1,328円/人) |
月額払い(税込) | 1,980円/人 |
ユーザー数 | 1ユーザー |
使える機能 |
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Standard(企業向け)
DocuSignのStandardプランは、 文書の送信、署名・捺印、共有作業を必要とするチームまたは小規模企業向けのプラン です。
Personalプランの機能に加え、共有テンプレートや管理者設定の共有機能が搭載されています。
さらに、署名依頼メールや署名画面に自社のロゴやコーポレートカラーを適用できたり、ZoomやSlackなどのツールと連携できたりします。
署名依頼の送信スケジュールや、チーム間での文書共有も可能なため、契約業務の多い士業(弁護士、税理士、行政書士など)の方にもおすすめです。
Standard | |
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年間一括払い(税込) | 4万920円/人 (月額換算3,410円/人) |
月額払い(税込) | 6,050円/人 |
ユーザー数 | 最大50ユーザー |
使える機能 |
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Business Pro(企業向け)
DocuSignのBusiness Proプランは、 署名プロセスだけでなく、契約プロセス全体の自動化を目指す組織向けのプラン です。
Standardプランの機能に加え、自動データ収集が可能なWebフォーム機能や決済機能が魅力です。
さらに、一括送信機能や署名後のタスク自動化機能、SMS配信で署名プロセスを効率化できます。
署名プロセス前後の工程を自動化する高度な機能が搭載されているため、大量の契約処理や業務効率化を求める企業におすすめです。
Business Pro | |
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年間一括払い(税込) | 6万4,020円/人 (月額換算5,335円/人) |
月額払い(税込) | 8,690円/人 |
ユーザー数 | 最大50ユーザー |
使える機能 |
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Enhanced Plans(ニーズに合わせた自由度の高いプラン)
DocuSignのEnhanced Plansは、 複雑な契約プロセスを持つ企業向けに、カスタマイズ可能な高度なプラン です。
Business Proプランの機能に加え、高度なコンプライアンスや管理者ツール、ワークフローのカスタマイズが特徴です。
詳細なレポートや分析機能も含まれ、企業のニーズに合わせて最適なプランを提案してもらえます。
Enhanced Plans | |
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年間一括払い(税込) | お問い合わせ |
月額払い(税込) | お問い合わせ |
ユーザー数 | 51ユーザー以上 |
使える機能 |
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無料プラン
DocuSignの無料プランは、 「無料アカウント(フリーアカウント)」「無料トライアルアカウント」 の2種類です。
無料アカウント(フリーアカウント)
DocuSignの無料アカウント(フリーアカウント)は、 有効期限なく、署名するだけであれば常に無料で使えるプラン です。
エンベロープの受信と署名は無制限に行えますが、エンベロープの送信は3通までに制限されています。
有料プランに比べて利用できる範囲は少ないものの、基本的な機能は備わっています。

編集部
エンベロープとは電子的な封筒のことで、電子封筒の中には、合意が必要な文書やデータ、署名者などの情報が含まれます。
無料アカウント(フリーアカウント) | |
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料金 | 無料 |
有効期限 | なし |
ユーザー数 | 1ユーザー |
使える機能 |
署名者の認証など、署名以外の機能を利用する場合は有料です。 |
無料トライアルアカウント
DocuSignの無料トライアルアカウントは、 プランを購入するかどうかを判断する前にDocuSignについて知るためのトライアルプラン です。
試用期間は30日間で、有料プランの機能をフルに利用できます。また、4人までトライアルに招待できます。
なお、30日間の無料トライアル期間が終了すると、通常の無料アカウントにダウングレードされるため、キャンセルは必要ありません。

編集部
有料アカウントにアップグレードするには、サインインして画面の右上隅の[アップグレード]を選択しましょう!
無料トライアルアカウント | |
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料金 | 無料 |
有効期限 | 30日間 |
ユーザー数 | 4ユーザー |
使える機能 | 有料プランの機能をフルに利用可能 |
DocuSignの料金ごとの主な特徴と強み
DocuSignは、用途や規模に応じて複数の料金プランを用意しており、それぞれ使える機能が異なります。どのプランを選ぶかによって、業務効率やコストパフォーマンスに大きく差が出るため、自社の契約業務に合ったプランを見極めることが重要です。
以下では、代表的な3つのプランに焦点を当てて、それぞれの特徴や強みを詳しく解説します。
Personalプランで使える機能と向いている企業
Personalプランは、個人事業主や小規模事業者に向けたエントリープランです。署名依頼の送信件数が月5件までと限られているため、取引頻度が低めのユーザーに適しています。
料金目安:月額10ドル前後(年契約)/1ユーザー/送信件数制限あり
主な機能 | 内容 |
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電子署名送信(上限5件/月) | PDFなどの契約書をオンラインで送信・署名依頼可能 |
テンプレートの利用 | よく使う契約書をテンプレートとして保存可能 |
リアルタイム通知 | 署名完了・未完了をリアルタイムで確認 |
Standardプランで使える機能と活用シーン
Standardプランは、中小企業にとって最もバランスの取れた選択肢です。送信件数に制限がなく、署名ステータスの自動リマインダーや、ブランドロゴのカスタマイズなど、実用的な業務支援機能が充実しています。
料金目安:月額25ドル前後/1ユーザー(無制限送信)主な機能 | 内容 |
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無制限送信 | 契約書を何件でも送信可能(Fair Use制限あり) |
署名リマインダー | 相手が署名していない場合、自動で通知を送信 |
ブランド設定 | 自社ロゴ・色などを署名依頼画面に反映可能 |
チーム機能 | 社内メンバーと署名テンプレートや履歴を共有 |
Business Pro以上で実現できる業務効率化
Business Proプランは、契約フローの自動化・複雑な署名順管理など、より高度な業務要件に対応するプランです。営業部門や法務部など、頻繁に契約を交わすチームに適しています。
料金目安:月額40ドル以上〜/1ユーザー(高度機能付き)主な機能 | 内容 |
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署名順の自動設定 | 1→2→3の順番で署名させるなどのルール設計が可能 |
フィールド入力のガイド | 契約者に入力すべき箇所を明示し、ミスを防止 |
添付フィルの要求 | 本人確認書類や資料などの添付を求められる機能 |
一括送信(バルク送信) | 同一契約書を複数人に一括送信可能 |
どのプランを選ぶべきか?
利用頻度 | おすすめプラン | 向いている事業規模 |
---|---|---|
月5件以下 | Personal | 個人・小規模事業者 |
毎日1〜2件の送信 | Standard | 中小企業(営業・総務) |
高頻度・複数人管理 | Buisiness Pro | 法務部門・中堅以上の企業 |
DocuSignは、料金体系がシンプルである一方で、「自社にとってどこまでが必要か」を見極めることが鍵となります。
もし「もっと手軽に使えて、国内サポートがしっかりした製品を検討したい」という方は、国産サービスのKANBEI SIGNなどをあわせて比較するのもおすすめです。
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「DocuSignは機能が多すぎて価格も不安…」
そんな方には、シンプルで使いやすい国産電子契約『KANBEI SIGN』がおすすめです。
- ✔ 初期費用ゼロ・月額もリーズナブル
- ✔ 契約書テンプレートも標準搭載
- ✔ 導入サポート・日本語対応も万全
中小企業がDocuSignを導入するメリットとは?
DocuSignは世界中で使われている電子署名サービスですが、中小企業にとっても大きな業務改善効果が見込めます。特に、 紙の契約書業務にかかる「時間」と「コスト」を大幅に削減できる 点は、導入の大きな決め手になります。
押印・郵送・保管コストを大幅削減
紙の契約書を使っている場合、以下のようなコストが毎回発生しています。
項目 | 内容 | 単価(目安) |
---|---|---|
印刷代 | 契約書2〜3部の出力 | 約30〜50円/件 |
郵送代 | 返信用封筒・切手代含む | 約200〜400円/件 |
印紙税 | 収入印紙(課税契約) | 200〜4,000円/件 |
保管費 | 書類ファイル・キャビネット | 数千円/年〜 |
これらをDocuSignに置き換えることで、1件あたり500〜5,000円以上のコスト削減が可能です。また、契約締結までの時間も平均3〜5営業日→数分に短縮されます。
テレワークでも契約業務が完結
リモートワークが浸透する中、「社内にいないと契約が進まない」という状況は大きなロスです。DocuSignを導入すれば、 パソコンやスマホから契約を送信・署名・回収まで完結 でき、場所に縛られない働き方を実現できます。
導入前 | 導入後 |
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契約書印刷→上司の印鑑→郵送 | 契約書をテンプレートから送信→ワンクリック署名 |
郵送到着を数日待つ | 即日で契約完了 |
紙での保管→管理が煩雑 | クラウド上で一括管理・検索も簡単 |
こうした変化は、営業機会の損失防止や業務スピードの向上にもつながります。
法的効力とセキュリティの安心感
DocuSignは、電子署名法・電子帳簿保存法・個人情報保護法など、主要な法規制に対応した安心のサービスです。また、下記のような高水準のセキュリティ対策を採用しています。
- ISO27001・SOC2取得済の国際的セキュリティ認証
- 署名者のIPアドレス・署名履歴を全記録する証跡管理機能
- データの暗号化保管・多要素認証による不正アクセス防止
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DocuSignの導入デメリット

機能が多すぎて使いこなせない
DocuSignは、多機能で契約書作成に優れていますが、 機能が豊富なため初心者には使いこなすのが難しい場合があります 。
システム操作が不安な方は、代理店や電話、メール、オンラインサポートを活用するのがおすすめです。
ストップしている工程が確認しづらい
DocuSignでは、契約プロセスの中で 作業や承認が停滞している箇所が確認しづらい というデメリットがあります。
送信者と受信者間でのみ更新情報が通知されるため、進行状況を把握するには送信者に直接確認する必要があります。
進行状況を把握しやすくするために、コミュニケーションツールやワークフローを併用するのがおすすめです。
送付できる契約書は年間100通に限定
DocuSignのStandardおよびBusiness Proでは、 送付できる契約書が1ユーザーあたり年間100通までと制限されています 。
StandardおよびBusiness Proを月額プランで契約している場合は、1ユーザーあたり毎月10通を上限としています。
そのため、年間契約数が多い企業は、プランの選定や追加コストについて検討してから契約することが大切です。
ユーザーが増えるとコストが掛かる
DocuSignの料金は、Personalで月額1,980円、Business Proでも月額8,690円と比較的安価ですが、これは 1ユーザーあたりの価格 です。
利用人数が多すぎると予算オーバーになりやすいため、会社全体で利用するなど、利用人数が多い場合は、ユーザー数無制限の電子契約システムがおすすめです。
DocuSignはどんな企業に向いている?中小企業の導入適性チェック
DocuSignは、月数件〜数十件レベルの契約業務を抱える企業にもぴったりな電子署名ツールです。 以下のような特徴がある企業・業種には、DocuSignの導入が強くおすすめされます。
月に10〜50件の契約がある企業におすすめ
契約書のやりとりが月数件〜数十件ある場合、紙での運用はすぐに限界がきます。たとえば、営業契約や業務委託契約など、毎月発生する書類業務がある企業では、電子化するだけで次のような効果が得られます。
従来業務 | DocuSign導入後 |
---|---|
契約書の印刷・押印・郵送 | PC上で数分で完了 |
書類の送付漏れや紛失 | クラウド上で一元管理 |
契約進捗の確認が困難 | ステータスが即時に把握可能 |
このような企業におすすめ
- 顧客との取引契約が毎月複数発生する営業会社
- 外注スタッフとの業務委託契約を繰り返す制作会社
- 事務処理が限られた人手で回っている小規模法人
紙業務が残る部門(営業・不動産・士業など)に適している
以下のような対面契約が中心の業種では、紙でのやり取りが依然として多く残っており、DocuSignの導入効果は非常に高くなります。
導入が特に進んでいる業種例
業種 | 導入理由・効果 |
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不動産業 | 賃貸契約や重要事項説明書のオンライン化が可能に |
士業(税理士・社労士など) | クライアントとの契約・顧問契約の簡略化 |
建設業 | 下請け契約や業務委託契約の迅速化 |
広告・制作業 | 外部スタッフとの請負契約のペーパーレス化 |
クラウド対応や脱ハンコを推進中の企業に最適
社内で以下のような “業務改善の動き” が出ている企業にも、DocuSignは非常にマッチします。
DocuSignは、Microsoft 365 や Salesforceなどとも連携でき、契約業務が自然に他ツールと融合できる点も魅力です。 このような企業は、比較的スムーズに導入が進みやすく、費用対効果も早期に実感しやすい傾向にあります。
DocuSignを利用するまでの流れ
無料トライアルアカウントの登録手順
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STEP.1
情報登録
無料トライアルの登録ページにアクセスします。
「お名前」「メールアドレス」「電話番号」「部署名・役職名」「業種」を入力して [試用する] をクリックします。
無料トライアル利用にはクレジットカードの登録は必要ありません。 -
STEP.2
アカウント作成
「会社名」「従業員数」「DocuSignをお試しになる理由」「国」を入力し [アカウントの作成] をクリックします。
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STEP.3
アカウントのアクティブ化
まず、登録したメールアドレス宛に確認メール(件名:アカウントのアクティブ化)が送信されるので、受信ボックスを確認します。
メールを開き、[アクティブ化] をクリックします。
次に、パスワードを設定します。ログイン時にはメールアドレスとパスワードが必要になるため、パスワードは大切に保管してください。
完了後、[ログイン] をクリックします。 -
STEP.4
準備完了
これでDocusign 無料トライアルアカウントの作成は完了です。
無料トライアルの有効期限(残日数)は、マイページ画面右上に表示されます。
無料アカウント(フリーアカウント)の登録手順
-
STEP.1
情報登録
無料アカウント(フリーアカウント)の登録ページにアクセスします。
姓名並びに電子メールアドレスを入力し、[試用する] のボタンをクリックします。 -
STEP.2
アカウントのアクティブ化
登録が完了すると「メールアドレスの確認」の画面に推移します。
登録したメールアドレス宛に確認メール(件名:アカウントのアクティブ化)が送信されるので、受信ボックスを確認します。
メールを開き、[アクティブ化] をクリックすると、アカウントをアクティブ化するためのWeb画面に遷移します。
パスワードを設定し、Docusign eSignatureフリーアカウントをアクティブ化(有効化)します。 -
STEP.3
準備完了
これでDocusign フリーアカウントの作成は完了です。
▶参照:Docusign eSignatureフリーアカウントの作成方法
DocuSignの使い方・署名の流れ
文書の送信方法(送信側の使い方)
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STEP.1
文書をアップロードする
1.マイページにログインする。
2.マイページで、[開始]>[エンベロープの送信]の順に選択します。
3.コンピューターから文書をアップロードするため、[アップロード]を選択します。アップロードする文書を選択して、[開く]を選択します。 -
STEP.2
受信者を追加する
1.[名前]ボックスに名前を入力し、配信情報を入力します。
2.別の受信者を追加する場合は、[受信者の追加]を選択します。
3.自分も文書に署名する必要がある場合は、自分を受信者として追加します。 -
STEP.3
メールの件名とメッセージを追加する
文書をアップロードすると、メールの件名が自動的に追加されます。
既存の件名を編集したり受信者に対するメッセージを追加したりするには、[メッセージの追加]部分を編集します。
1.[メールの件名]ボックスに件名と、[メールメッセージ]ボックスにカスタムメッセージを入力します。
2.完了したら、[次へ]を選択します。 -
STEP.4
署名フィールドを追加する
「署名」「イニシャル」「印鑑」「署名日」など、受信者が文書内で入力すべき内容を割り当てることができます。
1.[標準フィールド]セクションで、文書に含める内容をドラッグ&ドロップします。
2.特定の受信者の内容を変更する場合は、左上隅で名前を選択してから、その受信者に割り当てる内容を追加または削除します。 -
STEP.5
文書をプレビューして送信する
1.ページ上部の[プレビュー]を選択して、文書をプレビュー します。
2.ページ下部の[送信]をクリックして、文書を送信します。
受け取った文書に電子署名をする方法(受け取り側の使い方)
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STEP.1
メールを確認する
文書への電子署名が必要な場合、まずDocusignの通知メールが届きます。
1.メールを開き、[文書の確認]を選択します。
2.[続行]を選択します。 -
STEP.2
文書を確認して署名する
1.ナビゲーションペインで、スクロールまたはページサムネイルを使用して、文書を確認します。
2.署名の準備ができたら、黄色い[開始]タブを選択して開始します。
3.[署名]アイコンを選択して署名を追加します。 -
STEP.3
送信する
文書に追加したすべての署名を確認し、ページ上部の[完了]を選択します。
中小企業から見たDocuSignの評判と口コミまとめ
DocuSignは評価の高い電子署名ツールですが、中小企業ユーザーが実際にどう感じているのかも気になるポイントです。ここでは、料金・使いやすさ・サポート対応など、導入検討者が特に気になる観点から、実際の口コミや評判をもとに具体的に紹介します
コスト感に関する口コミ(「高い?妥当?」)
評価例①|「1契約あたりのコストは高め。でも確実に元は取れている」
「月額25ドルは安くないと思いましたが、契約1件にかかる郵送や印紙代、管理コストを考えればむしろコスパは良い。月に20件以上あるので、十分元は取れています。」
— IT機器卸売・従業員30名・総務担当者
評価例②|「送信件数制限があるプランは注意が必要」
「個人向けのプランで始めたら、5件制限がすぐいっぱいに。結局Standardにアップグレードしました。契約件数が多い会社は最初から上位プランが無難かも。」
— フリーランス契約が多い制作会社・経営者
業務効率の改善に関する声
評価例③|「紙での契約業務が3分の1に減った」
「契約書の郵送や印刷、押印確認などで1件1時間かかっていたのが、DocuSignで10分以下に。月に15件の契約があるので、これは大きな業務効率化でした」
— 建設業・管理部門・従業員50名
評価例④|「操作がシンプルで社員もすぐ慣れた」
「高機能すぎて難しいのかと思っていましたが、基本操作はテンプレートを選んで相手を指定するだけ。社内マニュアルも最小限で済みました」
— 小売業・人事担当者
サポート体制・トラブル時の対応は?
評価例⑤|「日本語サポートがやや不安。でもFAQは充実」
「問い合わせは英語対応で、少し不安がありました。ただ、マニュアルやヘルプ記事は豊富なので、基本的なことはすぐ解決できます」
— サービス業・IT担当者
評価例⑥|「サポート窓口が日本語だともっと安心」
「DocuSign自体はとても便利。ただ、何かあったときに国内サービスのようなきめ細かい対応は期待しにくい。国産サービスとの比較は必要ですね」
— 会計事務所・代表者
📩 電子契約の導入でお悩みの方、まずはご相談ください
「どの電子契約サービスが自社に合うかわからない…」
そんなお悩みに、経験豊富なスタッフが中立的な立場でご相談に応じます。
- ✔ 現在の契約業務をヒアリング
- ✔ 業務フローや利用頻度に合わせて最適提案
- ✔ 強引な営業なし、安心してご相談いただけます
DocuSign導入事例|中小企業の活用パターンを紹介
電子署名で契約業務の効率化を実現
ヤマハ株式会社は、2020年9月からDocuSignを全社で導入し、契約業務の効率化を実現しました。
特に法務部と情報システム部が連携し、電子署名の活用を推進したところ、契約締結のスピードが大幅に向上しました。
雇用契約の締結期間が数週間から数日以内に短縮される など、業務効率化やコスト削減に成功し、導入後、全社的に電子署名の活用が拡大しています。
▶参照:ドキュサインの電子署名で契約業務の効率化を実現したヤマハ
契約1件あたり2,500円ほどのコスト削減に成功
ソフトバンク株式会社は、2021年4月からDocuSignの電子署名を全社に導入しました。
導入の目的は、事業展開のスピードアップや業務の効率化で、特に押印の電子化に注力しました。
導入後、契約締結のスピードが向上し、郵送費や印紙代も不要のため、 契約1件あたり2,500円ほどのコスト削減を実現 しています。
また、全社展開後3か月で約200社との契約に利用し、さらなる普及と押印電子化100%達成を目指しています。
▶参照:ドキュサインで推進する、ソフトバンクの電子署名の導入プロジェクト
DocuSignに関するよくある質問
A
海外企業との取引で電子契約がおすすめな理由は以下の通りです。
・契約書のやり取りにかかる時間を最小限に抑えられる
・契約書の郵送にかかるコストを抑えられる
・海外との契約締結が効率的に行える
・契約書管理の効率化が実現する
A
電子印鑑GMOサインとドキュサインを併用するメリットは以下の通りです。
・コストの最適化ができる
・海外と国内で使い分けられる
・どちらが使いやすいかを試せる
A
海外企業との契約で電子契約システムを利用する際の注意点は以下の通りです。
・各国の法律に準拠する
・法律に関しては弁護士への相談を行う
・文化や商慣習への理解、配慮も忘れない
A
DocuSignの無料アカウントでは、パソコンだけでなくスマホやタブレットから無料で文書に署名できます。
さらに、他の人に署名してもらう文書を3件まで送信で可能です。
また30日間の無料トライアルアカウントでは、完全版の製品を試すこともできます。
A
DocuSignのログインページはこちらです。
▶Docusignのログインページにアクセス!
A
DocuSignを使う際、受け取り側の費用は発生しません。
ログイン不要で使えるため、DocuSignを導入していない相手方も利用可能です。
A
DocuSignの支払いは、PayPal、クレジット/デビッドカード、または銀行口座です。
まとめ
DocuSignは、豊富な機能と使いやすさ、柔軟な料金プランで多くの企業に支持されています。
契約業務の効率化やコスト削減を目指すなら、電子契約サービスの導入は必須です。
今すぐDocuSignの導入を検討し、ビジネスのスピードを加速させましょう。

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!