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目次

  1. 【比較表】電子帳票システムおすすめランキング10選
  2. 電子帳票システムとは?
    1. 電子帳票システムとは「帳票の管理を一元化するシステム」
    2. 電子帳票システムが注目されている理由
    3. 電子帳票システムの市場規模
  3. 電子帳票システムのタイプ・種類
  4. 電子帳票システムの基本機能一覧
  5. 電子帳票システムのメリット・デメリット
    1. 電子帳票システムのメリット
    2. 電子帳票システムのデメリット
    3. 電子帳票システムの導入が向いている企業
  6. 電子帳票システムの選び方・比較ポイント
    1. 電子帳票システムを選ぶ際の主なチェック項目
    2. 令和3年度電子帳簿保存法改正に伴う変更点
  7. 電子帳票システムの料金相場
  8. 【解説】電子帳票システムおすすめ10選
    1. 楽楽明細
    2. BtoBプラットフォーム 請求書
    3. 活文 Report Manager
    4. invoiceAgent
    5. freee支出管理 受取請求書キャビネット(旧sweeep)
    6. マネーフォワード クラウドインボイス
    7. 帳票DX(旧OPROARTS)
    8. FNX e-帳票FAXサービス
    9. SATSAVE(サットセーブ)
    10. ナビエクスプレス
  9. 【目的別】おすすめ電子帳票システム一覧
    1. 帳票配信に強い電子帳票システム
    2. 帳票配信・作成に強い電子帳票システム
    3. 帳票保管・管理に強い電子帳票システム
    4. 無料で使える電子帳票システム
    5. 市場シェアの高い電子帳票システム
  10. 電子帳票システムの導入前後にやるべきこと
    1. 導入前:費用対効果を算出する
    2. 導入後:データのバックアップをとる
  11. 電子帳票システムの導入成功事例
  12. 電子帳票システムと一緒に検討したいサービス
    1. 会計ソフト(freee・弥生など)
    2. 販売管理・ERPとの連携
    3. 電子契約・電子取引ソリューション
  13. まとめ

電子帳票システム比較おすすめ10選!選び方も紹介

「電子帳票システムって何?」
「電子帳票システムのメリット・デメリットは?」
「電子帳簿保存法に対応した電子帳票システムを知りたい」


電子帳票システムは、請求書や納品書など、さまざまな帳票を効率的に管理・作成・発行できるツールです。

しかし、市場には多くの電子帳票システムが存在し、どれを選べばよいか迷う企業も多いのではないでしょうか。

本記事では、おすすめの電子帳票システム10製品をランキング形式で徹底比較し、選定ポイントや市場規模、メリット・デメリットについても解説します。

目次

▼この記事で紹介している商品

【比較表】電子帳票システムおすすめランキング10選

ランキング 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
サービス名 楽楽明細 BtoBプラットフォーム 請求書 活文 Report Manager invoiceAgent freee支出管理 受取請求書キャビネット マネーフォワード クラウドインボイス 帳票DX FNX e-帳票FAXサービス SATSAVE ナビエクスプレス
運営会社 株式会社ラクス 株式会社インフォマート 株式会社日立ソリューションズ ウイングアーク1st株式会社 フリー株式会社 株式会社マネーフォワード 株式会社オプロ 株式会社ネクスウェイ アイテック阪急阪神株式会社 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
初期費用
(税込)
11万円
(別途デザインカスタマイズ費用発生の場合あり)
11万円~ 要問い合わせ
(クラウド版は初期投資を抑えられる)
・文書管理:0円
・AI OCR:0円
・電子取引:22万円~
・電子契約:22万円~
要問い合わせ
(料金プランには記載なし)
要問い合わせ
(利用枚数による)
要問い合わせ
(料金プランには記載なし)
0円(無料) 0円(無料) 0円(無料)
月額費用
(税込)
2万7,500円〜 2万5,300円~ 要問い合わせ ・文書管理:3万3,000円~
・AI OCR:3万3,000円~
・電子取引:4万9,500円~
・電子契約:4万9,500円~
5,478円〜 要問い合わせ
(利用枚数による)
要問い合わせ
(料金プランには記載なし)
1万1,000円〜
(送信料金別途)
0円 (無料プラン)
5,500円〜 (ライトプラン)
2万7,500円 または
5万5,000円 (送信料金別途)
主な機能 帳票作成・送付 (請求書、納品書、支払明細など) 、 入金管理オプション (銀行連携、自動照合) 、 郵送代行、AI-OCR 請求書の発行・受取、支払通知 、 会計・販売管理システム連携 、 AI-OCRによる紙請求書電子化、郵送代行 帳票の長期保存 (CSV/XML含む) 、 多彩な検索機能 、 各拠点への自動配布・分散印刷 、 業務システム連携 帳票の集約・配信・最適化 、 文書管理、電子取引、電子契約、AI OCR 、 他システム連携 請求書以外の書類もオンライン受領・管理 、 AIによるフォルダ自動振り分け、明細行自動仕訳 、 支払期日管理、銀行連携・自動消込 、 AI-OCR機能 (高精度) 請求書の受領・送付業務効率化 、 紙・メール請求書の一括受領・オンライン一元管理 、 AI-OCRによるデータ化 、 外部システムAPI連携 データから最適な帳票アウトプット 、 完全自由設計の帳票作成 、 後続プロセスへの自動連携 (電子署名、配信、保存) 、 Salesforce, SAP, SmartHR, kintone連携版 帳票の自動FAX送信 (発注書、納期回答書など) 、 送達管理、不達時リダイヤル 、 送信日時指定、同報送信 (最大200件) 、 ECMエラー補正 電子帳簿保存法対応 、 経理業務効率向上 (帳票受け渡し、ワークフロー、一括登録) 、 効率的な文書管理 (電子・紙スキャンPDF一元管理) 、 万全のセキュリティ (クラウド保管、参照制限) 大容量データ送信 (最大500MB) 、 大量宛先への送信 、 セキュリティ機能 (SSL、暗号化、パスワード認証) 、 送信先の受領確認 (トラッキング)
提供形態 クラウド型 クラウド型 オンプレミス型、クラウドサービス型 オンプレミス型、クラウドサービス型 クラウド型 クラウド型 クラウド型 クラウド型 クラウド型 クラウド型
特徴
(強み)
電子請求書発行システムシェアNo.1 (導入社数1万2,000社突破) /業務フローはそのままに自動化/手間とミス・コストを削減/ 豊富な機能と使いやすい画面設計 / 手厚いサポート体制 / インボイス制度・電子帳簿保存法対応 国内利用社数No.1 (120万社以上) /発行も受取も両方対応するオールインワンパッケージ /最大90%の業務時間削減 / JIIMA認証取得の電子帳簿保存法・インボイス制度対応 / 国内データセンターでの高セキュリティ・24時間365日監視 JIIMA認証取得で法的要件を満たした保存が可能/ 業務システムから独立した長期保存環境 / 異なるシステムからの帳票集約保存/ 導入から運用まで顧客負荷を軽減 (クラウド版) / 豊富な実績とノウハウ 1995年からの帳票ノウハウに基づくDXソリューション / 帳票フォーマットはそのまま電子化 / JIIMA認証取得で電子帳簿保存法・インボイス制度対応 / 大規模・高負荷運用に対応 (月間300万枚出力)/ サポート満足度99% AIによる自動処理 (振り分け、明細読取、仕訳) / 請求書以外の証憑も追加費用なしで保管可能 / 現在の会計ソフトを変更せず利用可能 / 電子帳簿保存法に対応/ ユーザー数無制限 基幹システムはそのままで郵送業務ゼロへ/ 印刷・発送費のコスト削減/ 電子帳簿保存法・インボイス制度に安心対応 / AI-OCRによる高精度データ化 /充実したAPIで他サービスと柔軟に連携 Salesforce AppExchangeアプリランキングで人気/ 導入実績2,000社以上/月間300万枚以上出力実績/ AI標準の内製化ツールで迅速な帳票フォーマット対応 / 完全自由設計の帳票作成機能 /大量処理でも安定稼働する高パフォーマンス基盤 サーバー・回線・モデム不要のクラウドFAX / 約900社の幅広い業種での導入実績 / 1988年からの長年のノウハウと実績 / スピード処理・大量配信にも対応 / 信頼のシステム基盤と24時間365日運用体制 / システム管理の工数・コスト削減をサポート JIIMA認証取得で改正電子帳簿保存法に対応/ システム構築不要でスピーディーに導入可能/ 取引先も無償で利用可能 / 無料プランで手軽に開始でき、無期限利用可能 / PPAP対策にも対応 電子メールでは送れない大容量ファイルをセキュアに送信 / 送信先の受領確認 (トラッキング機能) が可能 / 特別なソフトウェア不要で、ブラウザとE-mailで利用可能 / 受信者はサービス登録不要 / 法人向けサービスで安心のセキュリティ
おすすめの
ケース
請求書発行業務を自動化し、印刷・発送の手間とミス、コストを削減したい企業
入金管理も効率化したい場合や、システム導入に不安がある企業にも手厚いサポートで対応
請求書の「受取」と「発行」の両方をデジタル化し、業務時間とコストを大幅に削減したい企業
月次決算の早期化や、既存の会計・販売管理システムとの連携を重視する企業におすすめ
業務システムから独立した形で、さまざまな特性のデジタル帳票を長期保存し、法的な要件を満たしたい企業
帳票の検索性向上、多拠点での運用、データ活用促進を目指す場合におすすめ
企業間で流通する帳票を最適化し、ビジネスのDXを加速させたい企業
複雑な帳票の電子化、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応、大規模な帳票処理、電子契約まで含めた一元管理を求める場合に最適です.
請求書受領業務をAIで自動化し、オンラインで一元管理したい企業
請求書以外の見積書や納品書などもまとめて保管し、経理業務全般の効率化を図りたい場合に有効
請求書の郵送業務をゼロにし、印刷・発送コストを大幅に削減したい企業
電子帳簿保存法やインボイス制度への対応を進めつつ、既存の基幹システムをそのまま活用したい中堅・エンタープライズ企業におすすめ
SalesforceやSAPなどの既存システムと連携し、帳票の出力・活用を最適化したい企業
複雑なレイアウトの帳票を内製で作成・更新したい、大量の帳票を安定して出力したい場合に強みを発揮
発注書や支払通知書など、大量の帳票をFAXで自動送信する業務を効率化・自動化したい企業
FAXサーバーの管理の手間やコストを削減し、確実なFAX配信を実現したい場合におすすめ
改正電子帳簿保存法に迅速かつ低コストで対応したい企業
経理業務の効率化を図りつつ、まずは無料プランでスモールスタートしたい個人事業主や小規模事業者にも最適
大容量のファイルや機密性の高いデータを、通常のメールでは送れない相手にセキュアに送信したい企業。送信状況のリアルタイム確認や、PPAP問題への対策を重視する場合に有効です.

各システムの詳細を見る

電子帳票システムとは?

電子帳票システムとは「帳票の管理を一元化するシステム」

電子帳票システムとは「帳票の管理を一元化するシステム」

電子帳票システムとは、 請求書や納品書、領収書などの帳票を電子データとして管理するシステム です。

従来の紙ベースの帳票管理では、保存場所の確保が必要だったり、検索や更新に時間がかかったりと、多くの課題がありました。

しかし、電子帳票システムを導入することで、これらの帳票をデジタル化し、パソコンやスマホから簡単にアクセス・検索できるようになります。

また、帳票のデータ管理によりセキュリティが強化されるため、情報漏洩のリスクを大幅に低減させることも可能です。

電子帳票システムが注目されている理由

電子帳票システムが注目されている理由としては、 「業務効率化」や「環境への負荷低減」といったメリットがあること、さらに「企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速していること」 などが挙げられます。

  • 紙の帳票管理を電子化することで、データ検索や情報共有が簡単になる
  • 紙の消費量が減少し、企業の環境負荷が軽減される
  • デジタル化が進み、業務の効率化と情報連携がスムーズに行える
  • 電子帳票により、取引先との情報交換が迅速かつスムーズに進む

これらの利点が、企業にとって電子帳票システムの導入を進める大きな理由となっています。

電子帳票システムの市場規模

近年、電子帳票システムの市場規模は拡大しています。

企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、業務効率化やコスト削減を目的に導入を進めているため です。

加えて、政府も電子化の推進を支援しており、これにより電子帳票システムへの需要が高まっています。

クラウド型サービスの普及が進む中、小規模企業から大企業まで幅広く導入が進んでおり、今後さらに市場規模が成長すると予測されています

電子帳票システムのタイプ・種類

タイプ・種類 帳票作成の効率化に特化したタイプ 取引先への帳票送信や
EDI※が可能なタイプ
帳票の保管・管理に特化したタイプ 関連業務と連携可能なタイプ
特徴 帳票作成やデータ処理を自動化し、データ入力の手間やミスを削減。帳票テンプレート作成、一括処理、帳票統合機能を搭載 取引先との円滑なコミュニケーションを実現。帳票の電子送付、データ連携、オンライン上での帳票作成や承認フロー機能 帳票の保管・管理の効率化。クラウドストレージ活用、履歴管理、検索機能、セキュリティ対策 業務フローの一貫性を保ちつつ、省力化を実現。会計ソフトとの連携、データのインポート・エクスポート、一括処理
おすすめの
ケース
帳票作成にレイアウト制約や手作業対応が多い場合 取引先への帳票送信が多く、配信手段・日時が異なる場合 書類の保管場所を確保したり、帳票仕分けやファイリングに時間がかかる場合 関連部署や取引先と情報共有したい、請求業務の重複を防ぎたい場合

※EDI(電子データ交換)…企業間で取引情報を電子的に交換する仕組み。これにより、注文書や請求書などのビジネス文書を紙ではなく、標準化されたフォーマットでデジタルにやり取りできる。

電子帳票システムの基本機能一覧

→右にスクロールできます。

機能 帳票作成・編集 データ入力
自動化
帳票テンプレート管理 帳票統合 帳票の検索機能 帳票の
保管・管理
電子送付
EDI連携
承認フローの
管理
セキュリティ機能(暗号化・認証) データ連携(他システムとの連携)
説明 請求書や納品書など、帳票を作成・編集する機能 データの入力や処理を自動化し、作業効率を向上させる機能 帳票作成に利用するテンプレートの管理・編集機能 複数の帳票を統合し、まとめて処理する機能 帳票を迅速に検索する機能、条件検索が可能 クラウドやローカルで帳票を保管・管理する機能 取引先へ帳票を電子的に送付、EDIによるデータ交換機能 帳票作成や承認のワークフローを管理する機能 データの暗号化、認証機能でセキュリティを確保 他の業務システムとデータ連携し、業務効率を向上させる機能


電子帳票システムの 注目すべき機能は、帳票作成の自動化とデータの一元管理 です。

特に、帳票作成における「テンプレート管理機能」は、手動でレイアウトや形式を調整する必要をなくし、業務時間を大幅に削減します。

例えば、定期的な請求書や納品書の作成が多い場合、テンプレートに基づいて自動で帳票を生成できるため、作業のミスも防げます。

また、データ入力の自動化により、人的エラーを減少させ、データ処理のスピードも向上させることが可能です。

電子帳票システムのメリット・デメリット

電子帳票システムのメリット

  • 帳票作成の効率化により、業務時間が大幅に削減できる
  • データの一元管理により、帳票の検索や共有が迅速に行える
  • 自動化機能により、入力ミスや人的エラーが減少する
  • クラウドストレージにより、物理的な保管スペースを削減できる
  • セキュリティ機能が強化され、情報漏洩のリスクが低減する
  • 取引先への帳票送付がデジタル化され、コスト削減と業務の効率化が実現する
  • 法的要件に対応したデータ保存機能で、税務調査時の対応がスムーズになる

電子帳票システムの 最大のメリットは、帳票の管理が一元化され、業務効率が飛躍的に向上する点 です。

従来、紙で行っていた帳票の作成や保管は手間と時間がかかり、誤記や紛失のリスクも高いものでした。

その点、電子化することで、必要な帳票を素早く検索・提出できるようになります。

さらに、データの自動化により、手入力のミスを減らすだけでなく、法令遵守やセキュリティ強化も実現します。

電子帳票システムのデメリット

  • 初期導入コストや運用費用が高額になる場合がある
  • 導入後の社員のトレーニングやサポートが必要
  • システムの導入や維持に技術的な知識が求められる
  • クラウド環境に依存するため、インターネット接続が必須となる
  • 過去の帳票データの移行が手間と時間を要する
  • システムの不具合や障害時に業務が滞るリスクがある
  • 特定の業務フローに適応できない場合があり、カスタマイズが必要になることがある

一方、電子帳票システムの 最大のデメリットは、初期導入のコストとシステムの導入時に必要な学習コスト です。

特に、既存の業務フローやシステムとの連携が難しい場合、社員への教育が必要となり、短期間での運用開始が難しくなることがあります。

また、システムの導入後には、定期的なメンテナンスやアップデート作業が発生し、それに伴う追加費用がかかるケースも少なくありません。

導入の際には、コスト面を事前にしっかりと計算し、継続的なサポート体制を整えることが重要です。

システムによってはアップデートやセキュリティ強化が必要となり、その都度運用費用が発生する場合がある

電子帳票システムの導入が向いている企業

電子帳票システムの導入が特に向いている企業は、 帳票の処理量が多く、従来の紙管理に多くのリソースを割いている企業 です。

例えば、取引先との契約書や納品書などを頻繁にやり取りする企業や、税務調査を意識した正確な帳票管理が求められる企業には有効です。

また、業務効率化とセキュリティ強化を目指す企業、特に情報漏洩やミスが致命的な影響を及ぼす業界(金融、製造業など)には、電子帳票システムの導入がリスク軽減に役立ちます。

電子帳票システムの導入が向いていない企業は?

  • 初期投資を避けたいと考える小規模企業
  • 帳票処理が少なく紙ベースの管理で十分な企業
  • 業務が非常に単純でシンプルな帳票処理しか行わない企業
  • 既存の業務フローやシステムとの統合が難しく、大規模な変更を避けたい企業

電子帳票システムの選び方・比較ポイント

電子帳票システムを選ぶ際の主なチェック項目

→右にスクロールできます

チェック 導入目的 料金・価格相場 自社の業種に対応した帳簿管理ができるか 自社の課題解決につながる機能があるか 電子帳票システムの
基本機能
電子帳票の出力
フォーマットの種類
紙・Excelなどの
過去の帳簿データが取り込みやすいか
データの処理や
検索が素早く行えるか
JIIMA認証ロゴの
有無
電子帳簿保存法
インボイス制度に
対応しているか
十分なセキュリティ
対策がなされているか
詳細 導入目的を明確にし、最優先すべき機能を選ぶ 初期費用、月額利用料、サポート費用、ランニングコストを総合的に評価 業種別の帳簿や文書の管理方法に対応したシステムを選ぶ 入力手間削減や保管・管理効率化など、自社の課題解決に繋がる機能を選ぶ 帳票管理の一元化、データ検索、セキュリティ、作成・配信機能などが必要か確認 PDF、Word、Excelなど、業務に適した出力フォーマットがあるか確認 過去の帳簿データをOCRやExcelインポートでスムーズに取り込めるか確認 データベースの処理速度や検索機能の充実度をチェック JIIMA認証ロゴがあるシステムは、電子帳簿保存法の要件を満たしている証 電子帳簿保存法やインボイス制度に対応しているかを確認 データ暗号化やアクセス管理、定期的な監査など、セキュリティ対策が適切か確認


電子帳票システムを選ぶ際、 最も重要なのは「自社の業務に最適な機能が備わっているか」を確認すること です。

​​​​​​​例えば、業種に特化した帳簿管理機能が求められる製造業や医療業界などでは、標準的な帳票管理に加えて、特定の業務フローに合わせたカスタマイズが可能かどうかが重要なポイントとなります。

​​​​​​​また、セキュリティ対策も確認が必要です。特に顧客情報を扱う業務では、データ暗号化やアクセス制御が強化されたシステムを選ぶことが、企業の信頼性や法令遵守に欠かせません。

令和3年度電子帳簿保存法改正に伴う変更点

電子帳簿保存法の改正により、企業の帳簿保存がさらに簡素化されました。電子帳票システムを選ぶ際に重要な変更点は以下の通りです。

  • 事前承認制度廃止:税務署長の承認不要で、即時電子保存が可能に
  • タイムスタンプ要件緩和:付与期間が最大2か月に延長、履歴確認システム不要
  • 適正事務処理要件廃止:スキャナ保存時の確認要件が廃止され、導入が簡易に
  • 検索要件の緩和:検索項目が3つに簡素化され、管理が容易に

改正点を踏まえたシステム選定が、効率的で法令遵守した運用を実現するために不可欠

電子帳簿保存法とは?基礎知識から改正後の変更点まで徹底網羅!

電子帳簿保存法について、対象書類や適用要件、保存区分などの基礎知識を徹底解説

詳しくはこちら

電子帳票システムの料金相場

電子帳票システムの料金は、導入規模や機能の充実度によって大きく異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

初期費用 月額利用料 オプション料金 サポート・メンテナンス費用 追加費用(例:セキュリティ対策)
初期費用には、システム導入に必要な設定やカスタマイズ費用、トレーニング費用などが含まれます。

・小規模向け(5~20ユーザー)
初期費用:30万~50万円

※業務内容やカスタマイズの範囲により、若干の変動あり

・中規模~大規模向け(20~100ユーザー)
初期費用:50万~150万円

※大規模なデータ移行やシステム統合が必要な場合、さらに費用がかかることがある
月額利用料は、システムの規模や提供される機能によって異なります。

・小規模向け(5~20ユーザー)
月額利用料:1万円~5万円

※基本的な帳票管理機能が中心のプラン

・中規模~大規模向け(20~100ユーザー)
月額利用料:5万円~20万円

※多機能(自動化・高度なセキュリティ機能・API連携など)のシステムはより高額な場合がある
システムによっては、標準機能以外に追加オプションを選択できます。

・データ移行費用
既存の帳簿データ(紙やExcelデータ)の移行が必要な場合、追加料金が発生。移行費用は、数万円から数十万円となることが多い

・API連携やカスタマイズ
他のシステム(会計ソフトやERPシステム)との連携や特別なカスタマイズを行う場合は、10万~50万円程度の追加費用が発生
多くのシステムは、月額や年額でサポートを提供しています。

サポート費用
月額:数千円~数万円

※提供されるサポート内容(電話サポート、オンラインサポート、トレーニングなど)によって異なる
特に重要なデータを扱う企業では、セキュリティ強化のために専用の追加オプション(暗号化、アクセス管理など)を導入することが推奨されます。

※年間で数十万円程度の追加費用がかかることがある

料金だけでなく、必要な機能とコストパフォーマンスを総合的に考慮して選ぶことが重要

【解説】電子帳票システムおすすめ10選

楽楽明細

楽楽明細は、株式会社ラクスが提供するクラウド型の帳票発行システムで、請求書や納品書、支払明細などをWEB上で発行できます。

​​​​​​​帳票データをCSVまたはPDFでアップロードし、取引先に応じてWEB、メール添付、郵送、FAXのいずれかの方法で自動配信が可能です。

​​​​​​​印刷・封入・発送の手間がゼロになり、小規模な会社でも経理担当者1名で業務をこなせる利便性が特徴 です。

楽楽明細のメリット・デメリットとは?評判・口コミや料金についても解説

楽楽明細のメリット・デメリットを徹底的に解説

詳しくはこちら

BtoBプラットフォーム 請求書

BtoBプラットフォーム 請求書は、 請求書の発行、受取、支払金額の通知など、請求業務全体をデジタル化するサービス です。

​​​​​​​企業間で交わされる請求書をデジタルデータとして授受する機能を提供しており、経理業務の時間とコストを大幅に削減できます。

​​​​​​​また、電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しているため、法令遵守を確実にしながら効率化が進められます。

活文 Report Manager

活文 Report Managerは、株式会社日立ソリューションズが提供する、 オンプレミス版とクラウドサービス版の2種類がある電子帳票システム です。

​​​​​​​業務システムから出力される異なる特性の電子帳票を、それぞれに適した方法で保存できます。

​​​​​​​保存したデータは検索・参照や二次利用が可能で、これによりデータ活用の促進と業務効率化が実現します。

invoiceAgent

invoiceAgentは、 1995年から帳票に向き合ってきたウイングアーク1st株式会社が、その豊富なノウハウを活かして開発した電子帳票プラットフォーム です。

​​​​​​​電子帳票の保存、配信、受領など、幅広い機能が搭載されており、拡張性も高いため、複雑化する社内システムとの連携も柔軟に対応できます。

​​​​​​​さらに、invoiceAgentは、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)から「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」、「電子書類ソフト法的要件認証」、「電子取引ソフト法的要件認証」を取得しており、安心して利用できます。

freee支出管理 受取請求書キャビネット(旧sweeep)

freee支出管理 受取請求書キャビネットは、フリー株式会社が提供する、 受け取った請求書の処理をAIにお任せできる電子帳票システム です。

​​​​​​​受け取った請求書は、freee支出管理 受取請求書にアップロードするだけ、または添付されたメールをシステムで受信するだけで、簡単に処理できます。

​​​​​​​「手入力ゼロ」で、AIが請求書の収集・仕訳・振込・電子保管まで行います。

マネーフォワード クラウドインボイス

マネーフォワード クラウドインボイスは、株式会社マネーフォワードが提供する、 あらゆる帳票フォーマットに対応した電子帳票システム です。

​​​​​​​紙と電子の請求書を一括で受領でき、AI OCRによる読み込みに加えてオペレーターが補正を行うことで、高精度なデータ化が実現します。

​​​​​​​また、マネーフォワード クラウドインボイスは、受領プランと送付プランの2種類があり、受領機能または送付機能のみの契約も可能です。

帳票DX(旧OPROARTS)

帳票DXは、旧OPROARTSの技術を基盤とした、帳票業務を最適化するクラウドサービスです。

​​​​​​​SalesforceやSAPなど多様なシステムと連携し、自由な帳票作成と後続プロセスへの自動連携で業務を加速 させます。

​​​​​​​AI標準の内製化ツールや、大量の帳票処理にも安定稼働する高パフォーマンス基盤が特徴です。

​​​​​​​企業成長に合わせてコストを抑えつつスケーラブルな運用を実現し、金融、製造など幅広い業界で導入されています。

FNX e-帳票FAXサービス

FNX e-帳票FAXサービスは、株式会社ネクスウェイが提供する、 自社の運用に最適な送達管理を実現する電子帳票システム です。

​​​​​​​送達結果は、PCのブラウザやメール、FAXで通知され、複数の機能を組み合わせることで、運用に最適な管理が選べます。

​​​​​​​また、大量の回線を活用して帳票FAXを迅速に処理するため、ピーク時の大量FAXや将来的な事業拡大に伴うFAX量の増加にも柔軟に対応可能です。

SATSAVE(サットセーブ)

SATSAVEは、アイテック阪急阪神株式会社が提供する、 無料プランがあり低コストで利用できる電子帳票システム です。

無料プランでお試し利用後、本格導入に向けてライトプランに変更する場合、月額5,500円(税込)で契約できます。

​​​​​​​また、JIIMA認証を取得しており、改正電子帳簿保存法にも対応しています。初めて電子帳票システムを導入し、お試しで利用したい企業におすすめです。

ナビエクスプレス

ナビエクスプレスは、 電子メールでは送りにくい大容量データを安全に送信できるサービス です。

1通あたり最大500MBの大きなファイルを多数の宛先に送信でき、大切なデータをしっかりと保護するセキュリティ機能も充実しています。

​​​​​​​特別なソフトウェアは不要で、普段お使いのウェブブラウザと電子メールさえあればすぐに利用を開始できます。

【目的別】おすすめ電子帳票システム一覧

帳票配信に強い電子帳票システム

帳票配信・作成に強い電子帳票システム

帳票保管・管理に強い電子帳票システム

無料で使える電子帳票システム

市場シェアの高い電子帳票システム

電子帳票システムの導入前後にやるべきこと

導入前:費用対効果を算出する

電子帳票システムを導入する前に、費用対効果をしっかりと算出することが重要です。

​​​​​​​まず、 システム導入にかかる初期費用(設定、トレーニング、カスタマイズなど)や月額費用(利用料、サポート費用)を見積もり、それがどれくらいの期間で回収できるかを検討 します。

​​​​​​​次に、導入によって得られる効果を評価しましょう。例えば、帳票作成や管理業務の時間短縮、手動処理の削減による人件費の削減、情報管理の精度向上などが挙げられます。

​​​​​​​費用と効果を数値化し、システム導入後の業務効率化やコスト削減が本当に実現できるかを判断することが、後悔しないための第一歩です。​​​​​

導入後:データのバックアップをとる

電子帳票システム導入後には、定期的なデータのバックアップが欠かせません。 万が一、システム障害やデータ損失が発生した際に、業務が滞らないようにするため です。

​​​​​​​バックアップは、クラウドストレージ、外部ハードディスク、または専用のバックアップソフトを利用して行い、企業の規模やニーズに応じて選びます。

バックアップ管理において特に重要なのは、頻度(毎日・週次・月次)やデータ保管期間を決定し、復元手順を定期的に確認することです。

​​​​​​​これにより、障害発生時の復旧作業がスムーズに行えるようになります。

電子帳票システムの導入成功事例

  楽楽明細
株式会社ビックカメラの導入事例
BtoBプラットフォーム 請求書
大鏡建設株式会社の導入事例
課題
  • 毎月約1万件の帳票発行に2名が毎日6時間かかり、業務効率化とコスト削減が必要
  • 請求書処理に時間がかかり、紙管理や紛失リスク、手入力ミスが発生
  • 約700件/月の請求書を処理するため、手間と時間がかかり、紙の保管スペースが問題
選定理由
  • 請求書発行業務に特化しており、簡単で直感的な操作が可能
  • 知名度が高く、他社と比較して使いやすさが決め手となった
  • 既存の会計ソフトやネットバンキングとのデータ連携が可能
  • 取引先が無料で利用できるため協力を得やすい
  • 長年の実績と国内トップクラスの導入企業数
導入効果
  • 郵送からWEB発行へ移行し、請求書を即時に届けられるように
  • 2名で6時間かかっていた作業が、アルバイトスタッフ1名で4時間で完結
  • お客様が送り先情報をWEB上で変更でき、双方の手間を削減
  • 約50%のお客様がWEB発行に切り替え
  • 在宅勤務中でも請求書発行が可能となり、柔軟な働き方を実現
  • 簡単な操作でサポートがほとんど不要
  • 請求書処理がシンプルになり、承認や差戻しがPCで完結
  • データ連携により手入力が不要となり、作業時間が1週間から数分に短縮
  • 年間360時間の作業時間短縮、150万円のコスト削減を実現
  • 会社に届く請求書の約80%を『BtoBプラットフォーム 請求書』で受け取ることに成功

電子帳票システムと一緒に検討したいサービス

会計ソフト(freee・弥生など)

電子帳票システムを導入する際、会計ソフトとの連携は欠かせません。

​​​​​​​例えば、freeeや弥生会計と連携することで、 請求書や領収書のデータが自動的に仕訳に反映され、手入力の煩わしさを大幅に削減できます

​​​​​​​さらに、クラウド型のシステムであれば、データのリアルタイム共有により、チーム間でのコミュニケーションが迅速化し、業務の進行がスムーズになります。

ワークフロー全体の効率化を目指すのであれば、まずは会計ソフトとの連携を最優先で検討するのがおすすめ

会計ソフト比較|個人・法人別おすすめ11選と選び方ガイド

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販売管理・ERPとの連携

販売管理やERPシステム※と電子帳票システムを連携させることで、 受注から請求に至るまでの一連の業務が完全に自動化されます

​​​​​​​例えば、弥生販売やfreeeと連携すれば、売上データが即座に帳票に反映され、業務のスピードと正確性を大幅に向上させることが可能です。

​​​​​​​ミスを減らし、在庫管理や受発注業務の効率化も実現できるため、業務全体の自動化を目指す企業にとって、ERP連携は非常に効果的な手段となるでしょう。

※ERP(Enterprise Resource Planning)…企業の業務プロセスを統合的に管理するためのソフトウェアシステム

販売管理システムおすすめ比較15選!機能や選び方、ランキングも紹介

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電子契約・電子取引ソリューション

電子帳票システムと電子契約・電子取引ソリューションを統合することで、 契約書や請求書のやり取りが完全にデジタル化され、すべてオンラインで完結します

​​​​​​​これにより、郵送にかかる時間やコストが大幅に削減され、取引先とのやり取りが迅速かつ効率的に行えるようになります。

​​​​​​​さらに、電子署名を活用すれば契約内容の安全性が確保され、信頼性の高い取引を実現できるため、特に契約業務や請求書処理が多い企業は導入が効果的です。

電子契約サービスおすすめ比較ランキング23選|料金・機能・選び方まで徹底解説

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まとめ

電子帳票システムは、請求書や納品書などの帳票をデジタル化し、業務効率化やコスト削減を実現するツールです。

​​​​​​​楽楽明細やBtoBプラットフォーム 請求書など、市場シェアの高いシステムから無料のSATSAVEまで、企業のニーズに応じて選択できます。

​​​​​​​導入前には費用対効果を算出し、導入後はデータバックアップを徹底することで、効率的かつ安全な運用が実現します。

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