本当に大丈夫?スマートロックの安全性に関する5つの疑問

スマホでドアの開け閉めができるスマートロックは、年々利用者を増やしています。スマホだけで簡単に鍵を開けられるシステムはとても便利ですが、それだけで安心していいのでしょうか。今回は、そんなスマートロックの安全性に関する悩みを解決いたします!

Q1:Bluetoothの安全性は?

スマートロックの殆どが、鍵とスマホの通信にBluetoothを採用しています。その理由は、元々Bluetoothのセキュリティ性能が高いことにあります。Wi-Fiと違い、Bluetoothは毎秒約1,600回もチャンネル切り替えを行うため、データのハッキングや傍受は難しいとされています。一度ハッキングできても、次の通信では違う信号を使うので使えないのです。これによりBluetoothの安全性は非常に高いとされるため、Bluetoothを使ったスマートキーが多くなっています。もちろん、絶対にセキュリティが破られないというわけではありません。 関連記事:あなたの生活シーンをスマートに演出する「Akerun」

Q2:自宅やオフィスが停電したらどうなる?

スマートロックのほとんどは電池式になっているので、停電時はもちろん、電気が通っていないところであっても問題なく利用できます。中に入っている電池が無くならない限り、いくら電気の通らない状態になっても動くので安心です。 関連記事:ソニー系ベンチャー企業が開発した「Qrio Smart Lock」 Qrioスマートロックの詳細については下記のページからもお問合せいただけます。

MANOMA公式ページ

Q3:スマートロックが急に動かなくなったら

スマートロックの商品タイプにもよりますが、基本的には通常の差し込むタイプの鍵が使える仕様になっているため、動かない場合は本来の鍵で開け閉めすることはできます。先程も伝えたように、スマートロックは電池式になるため電池がなくなればその機能は止まってしまいます。急に電池がなくならないように、多くのメーカーでは管理画面から電池残量を確認することができるようになっていて、事前に準備できるようになっています。 例えばAkerunでは電池残量が40%以下になったらアプリやメールで通知されるようになっていたり、法人向けのAkerun Proでは残量が15%以下になると自動的交換用の電池を送付するサービスを行っていたりします。また、Qrioでは電池を4本入れるようになっていますが、実際は電池2本で駆動するように設計されています。片方の電池2本が切れると自動的にもう一方の2本に切り替わるとのこと。電池は2本で約500日、4本でおよそ1000日持つようになっているそうです。 関連記事:暗証番号でもスマホでも開けられるドアノブ型のスマートロック『AMADAS』

Q4:もし、スマホを落としたら

生活必需品であるスマートフォン、うっかり落としてしまったということがある方もいるでしょう。スマートロックでは、あなたのスマホが鍵の代わりになるため、スマホを落としたということは同時に鍵も落としたことになってしまいます。多くの方がロックをかけていると思うので中を覗かれる心配は少ないかもしれませんが、万が一中を見られた場合個人情報が沢山入っているため自宅の住所を知られる可能性も出てきます。 関連記事:鍵のお悩みはセリュールの「DECIMEL」で解決!!

Q5:ハッキングとか大丈夫?

スマートロックへのハッキングは、無線ルーターなどのAP(アクセスポイント)を検索し、暗号化データを傍受することでパスワードを手に入れることで完了します。こういったハッキング対策として、各メーカーでは様々な手段でセキュリティを強化しています。

Bluetooth4.0通信とは

国内で販売されているスマートロックは「Bluetooth4.0」の通信を使っているモノがほとんどです。「Bluetooth4.0」は、スマホなどの外部機器と通信を行う際の標準規格となっています。元々Bluetoothというのが、周波数を高速で切り替えながら通信を行うため内容を傍受されにくい仕組みです。一度使った通信は2度と使わないようになっているため、傍受されてパスワードを解読されたとしても、使えないようになっています。また、Bluetoothは至近距離での通信で使われるため、ハッキングも世界中どこからでもできるわけではなく、接続可能範囲のみになるのでリスクは低くなっています。

高度な暗号技術

Bluetoothに加え、銀行などでも使われているようなハイレベルの暗号化技術も使われています。主に使われているものが3つありますので、今回はその3種類を紹介します。

・公開鍵暗号方式

「公開鍵暗号方式」は、銀行などでも多く使われている暗号方式の1つです。『公開鍵』と『秘密鍵』の2つを使って、暗号化・複合化を行います。まず受信側は自分自身で『公開鍵』と『秘密鍵』の両方を持っています。双方でやり取りをする際に。受信側が持っている『公開鍵』を使って送信側はデータを暗号化し送ります。そして、受信側は受け取ったデータを複合化する際に 持っている『秘密鍵』を使ってデータを取得します。公開されていると聞くと不安になるかと思いますが、公開されていることで簡単に暗号化することができるというメリットがあります。解読するための鍵は受信側にしか分からないよう隠されているため、解読することは難しいので安全です。

・AES(Advanced Encryption Standard)

数あるデータ暗号化方式の1つである「AES」は、2001年にアメリカで規格化された共通鍵暗号方式です。これは、現時点で実用化されている暗号方式の中では極めて強度の高い方式となっています。

・SSL通信

「SSL通信」は、通信内容を暗号化して送るための通信手段であり、スマートロックだけでなくGoogleでも利用されている方法になります。よくインターネットショッピングなどでクレジットカード情報を入力する時にも見かけることがあるのではないでしょうか。 関連記事:【NEWS】スマートロックが解除不可能になる最悪の事態が発生!

まとめ

スマートロックは、ただ便利で楽になるだけでなく、さらに利用者が安心してもらえるよう世界的にも安全性の高いセキュリティ体制が取られています。もちろん、100%安全だと言い切ることはできませんが、こういった高いセキュリティ体制の整ったスマートロックを選ぶと安心して利用することができますね。せっかくセキュリティ機能の高いスマートロックを使っていても、期間限定のはずなのに設定せずに鍵をシェアしたり、関係のない人へ鍵をシェアしたりなどの人的ミスが発生すれば意味がないので、そこは必ず注意が必要です。

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Wiz Cloud編集部

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