「他のPOSレジと比較して、スマレジの注意点を知りたい」
スマレジは多機能で人気のクラウド型POSレジですが、導入前に知っておくべきデメリットも存在します。
店舗に最適なPOSレジサービスを選ぶためにも、導入前に特徴や注意点を把握しておきたいですよね。
本記事では、スマレジの主なデメリットとその対策方法を詳しく解説します。メリットや料金プランも紹介しているため、導入を検討中の方は必見です。
目次
▼この記事で紹介している商品
スマレジの主なデメリットと対策
Android端末に非対応
スマレジはiOS専用で、Android端末には対応していません。
既にiPhoneやiPadを使っている方には問題ありませんが、 Androidタブレットをを利用中の店舗にとっては機器を買い替える必要がある点で大きな負担 となります。
特に、導入コストを抑えたい店舗では注意が必要です。
キャッシュレス決済の月額利用料
スマレジはキャッシュレス決済にも対応していますが、その多くは別途月額利用料が発生します。
現金決済が主流の店舗では大きなデメリットになりませんが、 キャッシュレス比率が高い店舗ではランニングコストとして無視できません 。
たとえば、スマレジ・ペイメントやSquareなどと連携する場合、売上に応じた手数料だけでなく、月額費用必要となります。
ポイントサービスとの連携制限
スマレジでは一部の主要ポイントサービスに対応していないという制約があります。
特に 楽天ポイントやTポイントなどの主要ななサービスと連携できない点は、リピーター獲得を狙う店舗にとってマイナス です。
例えば、ドラッグストアやリカーショップなど、多くの小売店で多用される共通ポイントを導入したい場合、別のレジシステムを検討する必要が出てくることもあります。
サポート対応にバラつきがある
スマレジのサポートは、プランによって対応内容や速度に差があります。
無料プランではチャットや電話対応が受けられず、マニュアルやFAQを自力で確認する必要があります 。
一方、有料プランでも「すぐに繋がらなかった」「回答が機械的だった」といった口コミも見られます。
たとえば、店舗の営業中にトラブルが起きた際、サポートの質やスピードが不十分だと業務に大きな影響が出てしまいます。
機能アップデートの影響を受ける場合がある
クラウド型のPOSレジである スマレジは、常に最新の機能や仕様に自動アップデートされる仕組み です。
これは便利な一方で、アップデートによって操作画面が変更されたり、動作に不具合が一時的に発生したりすることもあります。
たとえば、繁忙期にアップデートで仕様が変わり、現場の混乱を招いたという事例も存在します。
スマレジにはメリットもたくさん!
操作が直感的で使いやすい
スマレジは、 iPadを活用したシンプルな画面設計が特徴で、直感的な操作が可能 です。
特別なIT知識がなくても、すぐに使いこなせる点は初心者にも安心です。
たとえば、ボタン配置や画面遷移が分かりやすく、初めてPOSレジを導入する方でも短時間のトレーニングで現場に投入できます。
実際に「マニュアルを読まずに使い始められた」という口コミも多く、スタッフの教育時間を短縮できることから、忙しい店舗運営において大きなメリットといえるでしょう。
クラウド連携で売上管理がスムーズ
スマレジはクラウドベースのPOSレジのため、 リアルタイムで売上データを確認でき、場所を選ばず経営状況の把握が可能 です。
たとえば、東京本店の売上と大阪支店の在庫を自宅からチェックし、仕入れの判断が即時にできるといった使い方が可能です。
特に、複数店舗を運営している経営者にとっては、各店舗の売上や在庫を一括で確認できることは大きな利点です。
移動の多い経営者ほど、その効果を実感しやすいでしょう。
幅広い業種に対応できる拡張性
スマレジは、小売業や飲食業をはじめ、理美容・アパレル・カフェなど幅広い業種に対応する柔軟性があります。
予約管理やテーブル会計、セルフオーダーなどの 機能を必要に応じて追加でき、自店舗の業態に合ったレジシステムにカスタマイズ可能 です。
たとえば、カフェでは「フードビジネスプラン」を選ぶことで、厨房プリンタやキッチンモニターとの連携もスムーズに行えます。
拡張性の高さは、成長段階にある店舗にとって大きな強みです。
多様な決済手段に対応している
スマレジは、現金・クレジットカード・QRコード・電子マネーなど、多彩な決済手段に対応しています。
顧客のニーズに合わせた支払い方法を提供できるため、機会損失の防止につながります 。
たとえば、若年層が多い店舗ではQRコード決済が主流となることが多く、それに対応していないと売上を逃すことになります。
スマレジはSquareやSTORES決済といった外部サービスと連携できるため、最小限の手間でキャッシュレス対応を実現できます。
導入コストが比較的安価
スマレジは 無料プランからスタートでき、有料プランも月額数千円〜と比較的リーズナブル です。
他のPOSシステムに比べて導入コストを抑えやすく、開業時の出費を減らしたい経営者には特に魅力的です。
例えば、初期費用をできるだけ抑えて店舗を立ち上げたい場合、iPadとインターネット環境があればすぐに運用を始められる点は大きなメリットです。
資金に余裕がない開業初期でも、本格的なPOS管理を導入できるのがスマレジの強みです。
スマレジがおすすめな店舗とは?
スマレジがおすすめな店舗の特徴
- 複数店舗を一元管理したい店舗
複数拠点の売上・在庫・スタッフデータを一元化できる機能が充実しており、チェーン展開している企業や、今後多店舗化を予定している店舗にとっては、業務の統一化と分析の効率化が可能です。 - 業務をデジタル化・効率化したい店舗
クラウド型のため、売上・在庫情報がリアルタイムで反映され、データも自動で保存されます。紙の帳票や手作業の管理から脱却したい場合に、業務改善効果が高いです。 - 在庫管理や顧客管理を重視する店舗
プレミアムプラン以上であれば、詳細な在庫の動きや顧客の購買履歴まで記録でき、リピート対策や欠品防止などの精度を高められます。 - クラウド会計や他システムとの連携を考えている店舗
freeeやマネーフォワードなどのクラウド会計ソフト、ECシステム、決済端末との連携がスムーズで、バックオフィス全体の効率化にもつながります。
スマレジをおすすめしない店舗の特徴
- インターネット環境が整っていない店舗
クラウド型のため、インターネット環境が不安定だとデータの反映に遅延が発生することも。オフライン環境での利用が多い業態では不便に感じることもあるでしょう。 - 機能よりもシンプルさ・低コストを重視する店舗
多機能である分、設定や一定のトレーニング必要。「最低限の会計処理だけでよい」という小規模店舗は、機能過多で操で操作が複雑に感じる可能性も。無料プランでは対応できない要望も多く、有料プランを前提としたコスト感が求められる。 - カスタマイズや独自システム連携を重視する企業
API連携が可能なものの、細かいカスタマイズや業務フローに完全一致させたい場合、開発コストや制約が生じることがあります。独自開発前提のシステムが必要な企業には、専用POSの方が適している場合もあります。
スマレジ導入前に確認すべきポイント
自店舗の業態とスマレジの相性
スマレジは汎用性の高いPOSレジですが、 すべての業態に完全対応しているわけではありません 。
たとえば、美容室や予約制のクリニックでは、スマレジ単体ではスケジュール管理や会員管理が難しく、別のシステムとの併用が必要になるケースもあります。
導入前には、自店舗の業務フローにスマレジがどの程度フィットするかを検討することが重要です。
機能一覧を確認し、足りない部分がある場合は連携サービスや他社製品との比較も行いましょう。
必要な機能と料金プランのバランス
スマレジには複数の料金プランがあり、プランによって使える機能が異なります。
無料プランで基本的な販売業務は対応可能ですが、在庫管理や複数店舗の一括管理など、実務に役立つ機能は上位プランに限定されます。
たとえば、在庫の変動が激しいアパレル店では、プレミアムプラン以上でないと実用に耐えないことがあります。
導入時には必要な機能をリストアップし、それに見合った最小限のプランを選ぶことがコスト効率の良い運用につながります。
周辺機器やネット環境の整備状況
スマレジはiPad上で動作するクラウドPOSレジのため、iOS端末とインターネット接続が不可欠です。
また、レシートプリンターやバーコードリーダー、キャッシュドロアなどの周辺機器も導入の際に必要になる場合があります。
特に、既存設備をそのまま流用できない可能性もあるため、事前の確認が大切です。
たとえば、既存のプリンターが非対応だった場合、新たな購入が必要となり、予定外のコストが発生します。
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スマレジ導入時の注意点
無料プランの機能制限
スマレジには無料プランがありますが、使える機能に制限が多く、実用面で不便さを感じるケースがあります。
たとえば、 在庫管理や複数店舗の一括管理など、業務効率に直結する機能は有料プランでのみ利用可能 です。
特に、商品数が多いアパレル店や、複数店舗を運営する飲食店では無料プランでは対応が難しい場面が多くあります。
導入前には、必要な機能と業務内容を照らし合わせて、無料で済むのか、有料プランが必要かを冷静に判断することが大切です。
料金体系の複雑さ
スマレジの 料金プランは豊富な分、内容がやや複雑で選びにくいという声も あります。
無料プランからスタンダード・プレミアム・フードビジネス向けなど複数の有料プランがあり、それぞれ使える機能や連携サービスが異なります。
加えて、オプションサービスや決済端末の費用も個別にかかるため、全体のコストが見えにくい傾向があります。
導入を検討する際は、利用したい機能を明確にし、必要なプランやオプションを整理することが大切です。
最適なプラン選びをプロがサポート!
【無料】お問い合わせはこちら高度な分析機能は上位プランのみ
売上分析や顧客データの可視化などの高度な分析機能は、基本的に上位プランでのみ利用可能です。
無料プランやスタンダードプランでは、簡易的なレポートにとどまるため、データを活用した戦略立案が難しい可能性 があります。
たとえば、客単価や時間帯別売上を細かく分析してキャンペーンに活かしたいと考えても、機能制限により十分な情報が得られないことがあります。
本格的にデータ活用を目指すなら、初めからプレミアムプラン以上の導入が現実的です。
専用機器の購入が必要なケースがある
スマレジはiPadで動作するシステムですが、 レシートプリンターやキャッシュドロアなどは専用の機器が必要 です。
汎用性のある周辺機器を使い回せるわけではないため、初期費用がかさむ傾向があります。
たとえば、すでに他のレジシステムで使っていたプリンターがスマレジ非対応だった場合、買い直しが必要になります。
導入前には、あらかじめ使用予定の周辺機器との互換性を確認し、必要な機器をリストアップすることで、予想外の出費を防ぎましょう。
業種によっては使いにくいこともある
スマレジは 小売・飲食業向けに最適化されていますが、それ以外の業種では使いにくさを感じる 場合があります。
たとえば、予約管理を重視する美容室や、定額課金モデルのフィットネスジムは、標準機能では業務に合わず、別システムとの併用やカスタマイズが必要になることもあります。
導入前には、自店の業務フローとスマレジの機能がどこまで一致しているかを事前に確認し、可能であればトライアル導入を行うと安心です
スマレジの料金プランは5種類
→右にスクロールできます。スタンダード | プレミアム | プレミアム プラス | フードビジネス | リテールビジネス | |
---|---|---|---|---|---|
月額 | 0円 ※1店舗のみ利用可 |
5,500円/店舗 | 8,800円/店舗 | 12,100円/店舗 | 15,400円/店舗 |
特徴 | 基本的なPOSレジ機能を備えた、気軽に使える無料プラン | 複数の店舗でご利用頂けるプラン。売上データを一括管理。 | 顧客管理10万件、ポイント管理、電話サポートのついた上位プラン。 | スマレジ・ウェイターを使った飲食店向けプラン。 | 小売・アパレル向けの、高度な在庫管理が可能なフル機能プラン。 |
対象業種 | 飲食、小売・アパレル、エス テ、食品小売、美容室、催事 | 飲食、小売・アパレル、エステ、食品小売、美容室、催事 | 飲食、小売・アパレル、エステ、食品小売、美容室、催事 | 飲食 | 小売・アパレル |
最適なプラン選びをプロがサポート!
【無料】お問い合わせはこちらスマレジとクラウド会計ソフトの連携でさらに効率化
スマレジとクラウド会計ソフトを連携するメリット
スマレジとクラウド会計ソフトを連携させることで、売上データや在庫情報を自動で会計システムに反映でき、日々の経理業務を大幅に効率化できます。
これにより、 手入力の手間やヒューマンエラーを減らし、業務の正確性とスピードを向上させることが可能 です。
たとえば、スマレジで記録した売上が、リアルタイムでfreeeやマネーフォワードクラウドなどの会計ソフトに自動連携されることで、月末の帳簿整理がスムーズになります。
少人数経営の店舗にとっては、非常に大きな負担軽減につながるでしょう。
おすすめのクラウド会計ソフト3選【比較表あり】
スマレジと連携可能なクラウド会計ソフトは複数ありますが、店舗運営において使いやすく、サポートが充実しているものを選ぶことが大切です。以下は、主要なクラウド会計ソフトの比較表です。
freee会計 | マネーフォワードクラウド | 弥生会計オンライン | |
---|---|---|---|
特徴 | 自動仕訳・スマホ対応が強み | 分析機能が充実、帳簿出力も簡単 | 法人会計に強く、税理士との連携も容易 |
月額費用の目安※1 | 3,278円~(別途、従量課金あり) ※小~中小企業向けプランの場合 |
個人向け:990円~ 中小企業向け:3,278円~ |
3,190円~ ※弥生会計 Nextの場合 |
スマレジ連携 | ○ | ○ | △(CSV連携) |
初心者向け | ◎ | ○ | △ |
会計連携により経理業務を自動化できる
スマレジとクラウド会計ソフトの連携によって、 売上や仕入れ、在庫情報が自動的に帳簿に反映されるため、経理作業を手動で行う必要がなくなります 。
これにより、業務の効率化だけでなく、税務申告や資金繰りの可視化も実現可能です。
たとえば、売上データをもとにした損益計算がワンクリックで行えるようになり、経営判断のスピードも向上します。
日々の業務を効率化しつつ、経営の「見える化」も促進できる点は、経営者にとって大きな利点といえるでしょう。
まとめ:スマレジのデメリットを理解したうえで賢く導入を
スマレジは高機能で拡張性の高いPOSレジですが、全体像を把握しないまま導入すると、業態に合わなかったり、費用が膨らんだりする可能性があります。
特に、プランごとの機能差やサポート体制、クラウド連携の可否といった点は、事前にしっかり確認しておくべきです。
一方で、クラウド会計ソフトとの連携によって、日々の経理や在庫管理を自動化できれば、業務効率が大きく改善します。
メリットとデメリットの両面を理解したうえで、自店舗にとって最適な導入方法を選びましょう。
スマレジ導入を検討中の方|サービス詳細やプラン選びをプロに相談!

誰でも簡単に利用可能!高機能クラウド型POSレジ

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!