「モバイルオーダーもできるの?」
「インボイスに対応している?」
最近では、飲食店や買い物の際に従来のガチャレジよりも、タブレット型のPOSレジを見かけることが多くなりました。タブレット型のPOSレジはデータ管理や分析ツールまで備えたサービスで、集客や業務効率化に役立ちます。
今回は、有線ラジオ最大手企業の株式会社USENが提供する「USENレジ」について紹介していきます。
「USENレジ」は、店舗のことを知り尽くしたUSENだからできるPOSレジになりますので、これからPOSレジの導入を考えている店舗の方は是非チェックしてみてください。
▼この記事で紹介している商品
USENレジとは「iPad用POSレジアプリ」
「USENレジ」とは株式会社USENが提供する、iPadを利用したタブレットPOSレジです。
従来のレジ業務だけでなく管理や分析にも強い「USENレジ」は、 幅広い業種に対応しており、なおかつ低コストで利用できるのが特徴 です。
リアルタイムで売り上げの集計管理ができるのはもちろん、一目で確認できる分析機能を搭載しています。シンプルなデザインと簡単で覚えやすい操作方法で、レジ業務の効率化が図れることが魅力のひとつです。
また、 会計時の入力が必要なく、日報や月報の売り上げデータもボタン一つで確認 できます。これにより会計やレジ業務が円滑になるうえ、注文内容は厨房にあるプリンタで瞬時に印刷されるので、料理の提供時間を短縮することが可能です。
なお「USENレジ」は、日本語、中国語(簡)、英語、ベトナム語に対応しています。USENレジはインボイス制度に対応
USENレジは2023年10月1日に始まった「インボイス制度」に対応しているレジです。
「区分記載請求書」は現在のままではインボイス制度に準拠していないため、インボイス制度に対応したレジの導入を検討する必要があります。
手書きの領収書でも対応可能ですが、 インボイス対応レジを使用すると信頼性が向上し、書き間違いや不正のリスクも大幅に低減 します。
- 「インボイス」とは「適格請求書」のことで、正確な税率や消費税額を伝える書類を指す
- これまでの「区分記載請求書」に加えて、登録番号、税率、税額の項目追加が必要
- レシートを「適格簡易請求書」として扱うには、自動で必要項目を記載してくれるインボイス対応レジの導入が必須
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USENレジは業態に合わせた4種類のPOSレジを展開
USENレジには、さまざまなサービスがあり、用途や業種に合わせて選ぶことができます。USENレジFOOD
「USENレジFOOD」は、飲食店向けのPOSレジアプリです。 自動で売上集計や分析・管理が可能で、タブレット1台でオーダーからお会計まで一貫して行えます 。
さらに、担当別での売り上げもチェックできる機能があるので、お店のスタッフの中で、誰がどれだけ貢献しているのか把握することが可能です。
またmスマートフォンを利用したハンディ端末とも連携が可能で、スタッフがハンディにオーダーを受け、調理指示や配膳管理などが行えます。
USENレジSTORE
「USENレジSTORE」は、 小売店専用のPOSレジアプリ です。在庫管理や複数店舗の管理、インバウンド対策として必須である免税販売機能、バーコードリーダー機能などの小売店に特化した機能が充実しています。
販売設定の中にも「セット販売」や「セール設定」「取り置き会計」など、アパレル店や雑貨屋さんにとって便利な機能も搭載されています。
最大10万点の商品登録ができ、 バーコードやQRコードにも対応しているので、簡単に商品を管理することが可能 です。
売り上げや客数、客単価の推移もグラフで表せる他、グラフもシンプルで色分けがはっきりしているので、一目で見てわかりやすいです。
※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。
USENレジBEAUTY
「USENレジBEAUTY」は、 理美容サロン向けのPOSレジアプリ です。レジとしての機能はもちろんのこと、顧客管理やカルテ作成、予約管理までできるので、理美容サロンの各シーンに必要な機能が充実しています。
また、お客様にダイレクトメールを送れるので、お店の情報やクーポンなどを配信してリピーター獲得につなげることも可能です。
カルテ作成では顧客メモだけでなく写真の登録まで行えます。文章では表しにくいヘアスタイルやヘアカラーも、写真で残せるので美容室などにとっては魅力的な機能です。
USENレジHEALTHCARE
「USENレジHEALTHCARE」は、 整体院などの治療院向けのPOSレジアプリ です。予約受付から顧客管理、カルテ・診察履歴にスタッフごとのマイページなど、整体院に特化した機能が充実しています。
スタッフごとのマイページでは、スタッフごとの出勤管理や予約状況の確認だけでなく、自身の目標設定や実績の進歩管理が可能です。
「USENレジBEAUTY」と同じく、カルテにはメモだけでなく写真も登録することができるので、お客様の状態も目で見て確認できます。
USENレジFOODの月額費用って?
「USENレジFOOD」の月額費用は2023年11月から一律改定され、 【月額利用料金+3,000円】+消費税 となりました。具体的な料金は公式サイトでは公開されておらず、 問い合わせが必要 です。
基本機能のほか、テーブル管理や注文管理をしたい場合は、オプションで「USENレジ HANDY」を付けたり「USENレジ TTO」でセルフオーダーシステムを付けることもできます。
店舗の規模や用途に合わせて、カスタマイズ出来る点は魅力的です。
- 2023年11月から一律改定
- 改訂前:月額利用料金+消費税
- 改訂後:【月額利用料金+3,000円】+消費税
- オプションの価格変動はなし
USENレジFOODと連携できる便利機能
- 「Uレジ ハンディ」アプリで接客を効率化
- 「Uレジ モバイルオーダー」で回転率UP
- 「Uレジ ticket & pay」で省人化
- 「Uber Eats」との連携でデリバリー販売をかんたん管理
- 「USENレジ OWNER」アプリでいつでも売上状況を確認
- 標準搭載のABC分析も便利
「Uレジ ハンディ」アプリで接客を効率化
「USEN HANDY」とは飲食店向けのオーダーエントリーシステムで、USENのこだわりが詰まった製品です。
スタッフが使用するハンディは、 馴染みのあるスマートフォンアプリを採用しており、使いやすさを重視 しています。新人スタッフでもすぐに慣れて注文業務を行うことが可能です。
サブメニュー機能やフリーテキスト機能など、注文内容の聞き漏れや伝達ミスを防ぐための機能も充実しています。「Uレジ モバイルオーダー」で回転率UP
「USEN Order & Pay」とは、 お客様自身のスマートフォンから注文と事前決済を行うオーダーシステム です。
事前に注文と決済を完了するため、混雑時でもレジ待ちの列ができず、「混んでいるからやめよう」といった機会損失を防ぎます。
会計業務が不要なので、店舗の回転率を高めることが可能です。
Uレジ モバイルオーダーの費用
Uレジ モバイルオーダーの具体的な費用は公式サイトでは公開されていないため、 問い合わせが必要です。「Uレジ ticket & pay」で省人化
「Uレジ ticket & pay」とは、 マルチ決済に対応した券売機&セルフ精算機 です。
オーダーと会計を自己処理できるため、スタッフの負担が軽減され、店内業務に余裕が生まれます。接客や配膳など顧客とのコミュニケーションに集中することも可能です。
人手不足やコスト削減を検討している店舗に最適なソリューションです。
「Uber Eats」との連携でデリバリー販売をかんたん管理
USENレジFOODとフードデリバリーサービスの「Uber Eats」を連携することで、 デリバリー販売をレジひとつで自動管理できます 。
Uber Eatsは東京23区を含む10都市以上で展開され、約14,000の加盟店を有します。特に新型コロナウイルスの影響でデリバリーサービスの需要が高まり、Uber Eats利用者が急増しました。
Uber Eatと連携すれば、注文情報の受信や手入力作業が不要となり、業務の効率化と売り上げアップが期待できるでしょう。
「USENレジ OWNER」アプリでいつでも売上状況を確認
「USENレジ OWNER」とは店舗オーナー向けのiOSアプリで、 外出先からiPhoneで店舗の当日売上だけでなく、来店者情報や予約状況、スタッフの勤怠状況も確 認できます。
売上や来店者情報をリアルタイムで把握できるので、経営状況を常に把握しやすくなります。急な対応や調整が必要な場合でも、素早い情報取得が可能です。
効率的なスケジュール調整や人員配置も可能になるため、店舗運営をよりスムーズに行えます。
Uレジ標準搭載のABC分析も便利
USENレジは飲食店の経営に欠かせない、ABC分析機能を標準搭載しているのも魅力の一つです。
売上高や利益率などを基に商品をA(高売上高・高利益率)、B(中程度の売上高・利益率)、C(低売上高・利益率)のカテゴリーに分類し、 在庫管理や販売戦略を最適化できます 。
重要な商品を見極め、売れ筋を把握することで、在庫ロスの削減と利益の最大化につなげられます。
編集部
管理画面の店舗運営>帳票管理>ABC分析の操作手順で確認できます。
USENレジは他にもさまざまなサービスと連携
3つのクラウド型会計ソフトとのデータ連携
USENレジは 「マネーフォワードクラウド会計 」「freee」「弥生会計」 という3つのクラウド型会計ソフトとデータ連携し、売り上げデータの反映と会計帳簿の作成を自動で行えます。
面倒な会計や経理業務が簡単にできるので、忙しい店舗や会計業務に不安を持っている方に便利です。
決済サービスの「USENペイ」との連携も可能
USENレジは 決済サービスの「USENペイ」との連携が可能で、クレジットカードや電子マネーにも対応できます。 会計金額が自動で連携するので、決済端末での打ち間違いを防止 できます。
さらに予約状況を管理できる「ebica」「TORETA」「UリザFOOD」と連携して、レジの画面上で予約状況の確認が可能になるため、予約管理を効率化できます。
USENレジFOODの使い方
Uレジの主な操作方法
以下はUレジの主な操作方法です。 シンプルな画面構成と分かりやすい操作性 で、誰でも簡単に利用できます。
新規注文 | テーブル選択→お客様情報の入力→商品選択画面で商品選択→注文確定・完了 |
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テーブル会計 | テーブル選択→レジ会計をタップ→決済方法の選択・金額の入力→会計完了 |
レジクローズ | レジクローズをタップ→内容確認→OKをタップ→クローズ完了 |
値引・割引 | 【値引】値割引登録のタップ→値引をタップ→値引き額の設定→OKをタップ 【値割】値割引登録のタップ→割引をタップ→割引率の設定→OKをタップ |
注文商品のキャンセル | テーブル選択→商品の数量を「-」タップで減らす→注文確定 |
Uレジのメニュー追加・編集方法も簡単
Uレジはメニュー追加・編集方法も簡単なので、時間や手間を節約でき、作業効率が向上します。
具体的な作業としては、 商品情報画面で編集後、アップロードとマスタ同期をクリックで行うだけ です。
特別イベントやプロモーションに合わせて一時的なメニュー変更も容易に行えるため、競争力の維持・向上につながります。
USENレジは使えない・文字が出ないって本当?
USENレジの利用中、「USENレジHANDYがつながらない」「POSのキーボードが表示されない」といったケースが稀に起こりますが、 USENレジの仕様や対処法を知っていれば問題ありません 。
Uレジの練習モードで仕様や方法を事前に理解できる他、充実したサポートページや24時間365日の電話サポートがあるので、迅速に対応できます。
編集部
なお、「文字が出ない」に関しては、バーコードリーダーのボタンを長押しするとキーボードが表示されます。バーコードリーダーを使用中は、キーボードが出てこない仕様となっているためです。
USENレジは練習モードがあるから安心
トレーニングモードでは、オフラインでPOSレジの操作を練習できます。注文や会計だけでなく、伝票印刷も可能です。
新人スタッフの研修時には、 実際の注文業務をシミュレーションしながら操作方法を教えることができます 。
USENレジの手厚いサポート体制
「USENレジ」は導入前の事前打合せから、オペレーションまでスタッフが直接訪問して案内を行っています。
初期設定や商品登録などの利用開始までの作業を、USENスタッフが一貫して行ってくれるので安心して任せることができます。
USENレジは24時間365日電話サポート
「USENレジ」には、カスタマー向けのサポートセンターが用意されており、 24時間365日で対応していますので、万が一のトラブルにも安心 して解決まで導いてくれます。
また、USENレジ以外の音楽放送やネット回線、クレジット端末やクラウド会計サービスなどの、店舗運営に必要なサービスのご相談も承ってくれます。
USENレジは全国148拠点から緊急時駆け付けサポートも実施
「USENレジ」は、全国の148のサポート拠点を持ち、導入時や導入後の対応を365日年中無休で対応してくれる専用のヘルプデスクを用意しています。
POSレジを初めて導入した店舗や、IT機器に対して苦手意識を持っている方でも、手厚いサポートがあるのは心強いポイントです。
USENレジの問い合わせ・ヘルプデスク
USENレジに関する質問は、公式サイト記載の番号に電話にて問い合わせることができます。
問い合わせの際には、以下の内容を併せて伝える必要がありますので、把握しておきましょう。
- 企業名
- 契約店舗の電話番号
- レジの企業コード、及び店舗コード(不明であれば記載不要)
- 問合せ内容
IT導入補助金を活用してレジをお得に導入
レジ導入に活用できるIT導入補助金とは?
IT導入補助金は、中小企業の情報処理システム導入や改善にかかる費用を支援する制度です。
生産性向上や業務効率化を目指し、中小企業の経営支援を行うために導入されました。
国や自治体によって条件は異なりますが、 最大で費用の半額まで支援されることも あります。
補助額
IT導入補助金は、導入機器やサービス料金の最大50%、100万円までの補助額となります。
ただし、中小企業や個人事業主は条件により対象補助率が10%アップし、補助額が変動します。
また、1事業所あたりの上限額が設定されているため、複数の事業所を持つ場合は上限を超えないよう注意が必要です。
受給条件
IT導入補助金を受けるには、事業主が小規模事業者であること、導入費用が一定額以上であること、そして一定期間内にシステムを導入する必要があります。
さらに、一部業種には独自の条件があるため、詳細は担当機関に確認が必要です。
申請方法
IT導入補助金の申請方法は、事前申請と事後申請の2つがあります。
事前申請は、補助対象経費が決まった後に必要書類を揃え、申請期間内に申請する方法です。
事後申請は、補助対象経費が決定された後に必要書類を揃えておき、補助金が交付された後に申請する方法です。
申請期間
IT導入補助金は通年で受け付けていますので、申請希望者は自由に申請することができます。
ただし、予算が達した場合は受付が締め切られるため、早めの申請がおすすめです。
▶【関連記事】POSレジ導入に利用できる補助金や助成金とは?対象や申請方法を徹底解説!
まとめ
今回は、USENが提供するPOSレジの「USENレジ」について詳しく紹介していきました。
「USENレジ」は、コストを抑えつつ、多機能で安心して利用したい店舗にはピッタリのPOSレジです。業種ごとに特化した機能が搭載されているので、どの業種の店舗でも導入することができます。
またUSENの手厚いサポート体制があるので、導入もスムーズにでき、困ったときも年中無休で相談できる環境が整っています。
導入を迷っている方や、どのレジが店舗に合っているのかわからないという方はお気軽にお問い合わせください。無料でレジ周りのお悩みの解決にむけて、協力させていただきます。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!