今回は、おすすめのQRコード決済サービスの特徴やそのユーザー数、手数料などを紹介していきます。
導入を迷っている店舗経営者や担当者の方は、是非参考にしてみてくださいね。
おすすめのスマホ決済4社を比較
店舗がQR決済サービスを選ぶ上での基準は、ユーザー数や機能性、料金面などさまざまです。 今回は、店舗が導入時に気になるポイントである手数料や、実際に利用しているユーザー数について比較していきたいと思います。今回は、おすすめのQRコード決済サービスである4社「au PAY」「d払い」「LINE Pay」「楽天ペイ」をピックアップして紹介します。
スマホ決済:au PAY
「au PAY」は、携帯キャリアのauが提供しているQRコード決済サービスです。au PAYを利用すると、au WALLETポイントが200円ごとに1ポイント貯まります。 さらにauが楽天と提携したことにより、楽天ペイの対象加盟店でもau PAYが利用できるようになりました。
・ユーザー数 2,300万人(2020年5月時点)
au PAYの会員数は2020年5月の時点で2,300万人を超えています。
さらにau PAYの利用でたまるポイントがPontaポイントに統一されたことにより、今後もau PAYユーザーが増えていくことが期待できます。
・決済手数料 3.25%(2021年7月31日まで無料)
通常3.25%の決済手数料がかかりますが、今ならキャンペーン期間につき、2021年7月31日(土)まで手数料無料で利用ができます。初期費用や入金手数料も不要で、QRコードを店頭に設置するか、スマートフォンやタブレットに専用のアプリをダウンロードするだけで開始できます。
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スマホ決済:d払い
「d払い」は、2018年4月にNTTドコモが提供したQRコード決済サービスです。ドコモユーザーだけでなく、誰でも利用することができます。支払いの金額に応じて「dポイント」が貯まり、貯まったポイントは次回の支払いで利用することもできますし、毎月の携帯料金と合算させたり、クレジットカードと連動させたりとさまざまな利用方法があります。全国で5,000万人以上いると言われているドコモユーザーにもアピールできるため、高い集客効果も期待できます。
・ユーザー数 2,526万人(2020年2月末時点)
d払いのユーザー数は2020年2月末時点で2,500万人を突破しており、d払いでためることができるdポイントのクラブ会員は2020年3月時点で7,500万人を超えています。
メルカリとQRコードが共通化されたことで、さらなる集客効果が期待できます。
・決済手数料 2.6%(2021年3月31日まで無料)
d払いはもともと3.24%の決済手数料でしたが、メルペイと統合したことにより2.6%の決済手数料に下がっています。
さらにd払いの利用開始から2021年3月31日(水)までの期間は「決済手数料実質無料キャンペーン」を行なっています。2020年7月1日以降に申し込みを行なった加盟店、2020年6月30日以前に申し込みを行なった加盟店であれば新規約に同意することでキャンペーンの対象となります。
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LINE Pay
「LINE Pay」はコミュニケーションアプリ「LINE」のQRコード決済サービスです。LINE Payで決済をしたユーザーに対して、店舗アカウントの友達追加を促し、友達追加したユーザーに対してお店の情報を発信したり、クーポンを送ることができます。
・国内登録ユーザー数 8,100万人(2019年6月末時点)
国内のQRコード決済の中で、最もユーザー数の多いLINE Pay。これには、2019年5月に実施された「全員に上げちゃう300億円キャンペーン」が影響しているでしょう。2019年6月時点で8,100万人を超えているLINEユーザーにアプローチができるのは魅力のひとつです。
・決済手数料 2.45%
通常の決済手数料は2.45%ですが、2021年7月31日(土)までのキャンペーン期間であれば決済手数料が無料で利用できます。キャンペーン終了後も、LINE Payの2.45%という決済手数料は、クレジットカードと比べても低水準なので、継続的に利用しやすいです。
※LINE Pay導入案末として「StarPay」をご利用の場合、LINE Payの決済手数料は3.45%かかりますのでご注意ください。その他の導入方法(プリントQR、店舗用アプリ、LINE Pay据置端末)の場合は期間限定決済手数料0%の対象となります。
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楽天ペイ
楽天グループが設立した楽天ペイメント株式会社が提供している「楽天ペイ」は、支払いに利用することで楽天ポイントがたまるQRコード決済サービスです。 たまった楽天ポイントは次回の楽天ペイの支払いに利用できるだけでなく、インターネットショッピングモールの「楽天市場」やフリマアプリの「ラクマ」などの支払いにも利用可能です。
また、楽天ペイの支払い先を楽天カードにすることでポイントの二重取りもできますので、お得に買い物ができ楽天ユーザーにおすすめのサービスとなります。
店舗に楽天ペイを導入することで、楽天ペイに対応できるようになるだけでなく、主要ブランドのクレジットカードや電子マネー、QRコード決済にも対応可能ですのでさまざまなキャッシュレス決済を利用したい店舗にもおすすめです。
・ユーザー数 非公開
楽天ペイのユーザー数などのデータは非公開となっています。しかし楽天カードの会員数は2020年6月に2,000万人を突破、さらに楽天会員数は2019年12月末時点で1億人を超えています。
楽天ユーザーにとって楽天ペイでためたポイントを楽天市場で利用したり、楽天カードを紐付けてポイントをお得に貯めることができますので、多くの楽天ユーザーが楽天ペイを利用していることが予想できます。
・決済手数料 3.24%〜
先ほどお伝えした通り、楽天ペイを導入することでクレジットカードや電子マネーに対応できるようになり、各決済サービスを3.24%もしくは3.74%の決済手数料で利用できます。
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スマホ決済5社 ユーザー数と決済手数料比較表
スマホ決済である4社のサービスについて見ていきましたが、比較表としては以下となります。上述していますが、ユーザー数は各社の公式発表タイミングが異なるのでその点にはご注意ください。
サービス名 | 登録ユーザー数 | 決済手数料 |
---|---|---|
au PAY | 2,300万人 | 通常:3.25% 期間限定:0%(2021年7月末まで) |
d払い | 2,526万人 | 通常:2.6% 期間限定:0%(2021年3月31日まで) |
LINE Pay | 8,100万人 | 通常:2.45% 期間限定:0%(2021年7月末まで) |
楽天ペイ | 非公開(楽天会員数:1億人) | 3.24%or3.74% |
ユーザー数と決済手数料だけ見れば、LINE Payなどが店舗にとってはメリットが多いと言えるでしょう。携帯キャリア系のQRコード決済であるau PAY、d払いについてもポイント目的のユーザー集客効果はあるのではないでしょうか。いずれのサービスもQRコードを設置するだけで導入完了できる手軽さは魅力ですので、自店舗にあったサービスをしっかり検討していきましょう。
ユーザー数や手数料で決めてみるのもあり
実際にスマホ決済の導入を考えた時、どのサービスを導入すればいいかわからないという店舗は、まずはユーザー数の多さで決めてみてもいいかもしれません。実際にユーザー数の多いQRコード決済を導入したほうが、利用しているユーザーの来店確率も高くなるため、集客できる幅が広がります。
今後利用していくにあたって、少しでも負担をなくしたいと思う店舗がほとんどだと思います。現在はキャンペーンなどで、決済手数料が無料のサービスが多いですが、キャンペーンの終了後も決済手数料をできるだけ抑えて利用できるサービスを視野に入れて選んでみましょう。
複数導入するという選択肢もある
スマホ決済やQRコード決済サービスは、どれか一つしか選べないということではないので、気になっているものは導入してみるという方法もあります。
特に今回ご紹介したスマホ決済サービスでは、初期費用や月額固定費が発生するものはありません。導入コストがかからないという点では、まずは試しに複数のサービスを導入してみて実際のお客様の反応を見ていくのも良いでしょう。ユーザーとしても「楽天Payにのみ対応しているお店」よりも「楽天PayもLINE Payも、d払いにも対応しているお店」の方がいいですよね。
最近では、1つの決済端末を導入することで、複数のQRコード決済サービスが利用できるようになるマルチ決済端末もあるので、キャッシュレス決済を幅広く導入したい方はマルチ決済端末の導入も検討してみても良いでしょう。
なお、「StaraPay」サービスでは、今回ご紹介したLINE Pay、au PAY、d払いのほか、全10種類のQRコード決済サービスを一括で導入することができます。
》マルチ決済「Star Pay(スターペイ)」でQRコード決済15種類に一括対応
まとめ
今回はおすすめのQRコード決済サービスである「au PAY」「d払い」「LINE Pay」「楽天ペイ」について、ユーザー数や決済手数料の面から比較していきました。 2019年10月の増税をきっかけに、QRコード決済のユーザーはさらに増えてきています。
各QRコード決済サービスから、店舗に対して導入しやすくなるようなキャンペーンがそれぞれで提供されていますので、キャンペーンが適応されている期間の導入をおススメします。
今回のQRコード決済サービスの比較を参考に、是非導入を検討してみてください。
※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。
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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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