WeChat Pay(ウィーチャットペイ)とは?ユーザー数や導入方法を紹介!

中国のキャッシュレス決済比率は60%を占めており、中国に住む多くの人が日常生活のあらゆる場面でキャッシュレス決済を利用していることがわかります。中国ではコンビニや飲食店、交通機関、宿泊施設だけでなく病院や屋台でも利用されるほどにキャッシュレス決済が浸透しており、財布を持たない生活が実現しています。 そんな中国で利用されている2大決済サービスは「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」と「Alipay(アリペイ)」といわれています。
今回は、中国最大のコミュニケーションアプリのWeChatに付随する決済サービス「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」について特徴や導入方法などを解説します。

WeChat Pay(ウィーチャットペイ)とは

「WeChat Pay(ウィーチャットペイ・微信支付)」は、中国版最大のメッセンジャーアプリである「WeChat」に付随する決済サービスになります。「WeChat」は、日本でいうLINEのようなサービスで、中国にある大手IT企業のテンセントが提供しています。ユーザー数は13億人を超えるといわれており、中国で知らない人はいないといっても過言ではないメッセンジャーアプリです。

そんなテンセントが2013年に提供を開始した決済サービスである「WeChat Pay」は、8億人以上のユーザーに利用されており、中国人の買い物には欠かせない存在となっています。さまざまな支払い方法に対応しており、店舗でのQRコード決済や友達や家族への送金、オンライン決済も備わっています。「WeChat Pay」は、中国でポピュラーな銀聯カードと並ぶ決済方法になります。
SNSのメッセンジャーアプリから誕生している決済サービスになるので、日本の「LINE」と「LINE Pay」のイメージに近いです。

日本を訪れる中国人観光客は年々増加しており、今後も増えていくことが予想できます。「WeChat Pay」を導入することで、訪日外国人観光客の集客につなげることができたり、競合となる他店舗との差別化を図る効果が期待できます。訪日外国人集客をしたい店舗であれば「WeChat Pay」は、導入しておくべきキャッシュレス決済サービスになります。

WeChat Pay(ウィーチャットペイ)のユーザー数

「WeChat Pay」は、2013年から中国でサービスを開始し、ユーザー数は8.9億人以上を突破、中国国内で広く認知されている決済サービスです。
日本国内でもドラックストアやコンビニ、百貨店、家電量販店をはじめ既に1,000店舗以上で利用されています。

WeChat Pay(ウィーチャットペイ)の特徴

多くのユーザー数を誇るWeChat Payは、どのような特徴があるのでしょうか。

SNSを強みとしている

WeChat Payは、SNS機能を活かして情報拡散が可能です。WeChat上では、写真や口コミが活発にシェアされており、WeChat Payからお得な情報やユーザーの口コミも知ることができます。
日本にくる中国人観光客は日本のお店の情報が多くない中、こういったお得な情報や口コミを見ることで集客効果が期待できます。

日本人でも利用できる

WeChat Payは中国人向けに作られているQRコード決済サービスになりますが、日本人でも中国の旅行などで利用しやすい機能が組み込まれています。
機能としては、日本語を含む20以上の言語に対応しており、iPhoneやAndroidでも利用できるようになっています。中国語を覚えなくても日本語でスムーズに登録や決済を行うことができます。中国では、QRコード決済サービスを導入している店舗が多いので、WeChat Payを持っておくだけで支払いが簡単になります。

あらゆる支払いが可能

WeChat Payはスマホで行うQRコード決済だけでなく、中国国内のあらゆる支払いを行うことができます。
支払いは、オンライン決済・割り勘・公共料金の支払い・個人間送金・投資まで全てWeChatで完結することができ、中国では交通違反の罰金にまでWeChat Payを利用することができます。

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Alipay(アリペイ)とWeChat Pay(ウィーチャットペイ)の比較

中国で2大決済サービスといわれている「Alipay(アリペイ・支付宝)」と「WeChat Pay(ウィーチャットペイ・微信支付)」。「Alipay」を運営しているアリババと「WeChat Pay」を運営しているテンセントが、モバイル決済市場全体の9割を占めていると言われています。
それぞれ、どのような違いがあるか明らかにいていきます。

・ユーザー数
Alipay:約12億人(2019年6月時点)
WeChat Pay:8億人以上(2019年3月時点)

・市場シェア率
Alipay:53.78%
WeChat Pay:38.87%(2018年第4四半期)

Alipayは、2010年にアリババ傘下のショッピングサイトであるタオバオの決済手段として誕生しました。タオバオは中国版のAmazonとも呼ばれる有名なショッピングサイトで、多くの中国人が利用しています。Alipayの拡大は、ショッピングサイトのユーザーを取り込んだことが最大の理由と考えられます。

一方、ライバルのWeChat Payは先ほどお伝えした通り、中国最大のチャットサービスであるWeChatに付随した決済サービスになります。
WeChat Payは2013年にサービスを開始し、Alipayから約10年遅れで登場したにも関わらず、市場シェア率は中国内のモバイル決済市場で2位を誇っています。
WeChat Payは、SNSのプラットフォームのユーザーをターゲットにしたことで、ここまでの短期間で拡大をしていると考えられます。

大手ショッピングサイトであるタオバオを運営するアリババは提供しているAlipayは、ネットショッピングなどのオンラインをの場を得意とし、SNSアプリであるWeChatに付随したWeChat Payは、日常生活と密接に繋がり、食事や交通などの日常のシーンで利用する傾向があると考えられます。 また、消費の額でも差があるようで少額の消費ではWeChat Payを利用し、Alipayは比較的大きな金額を支払う際に利用される傾向にあります。

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WeChat Pay(ウィーチャットペイ)の導入方法

人気のWeChat Payを、お店の決済方法として導入するにはどのような方法があるでしょうか。WeChat Payには、連携しているサービスがいくつかあり、それぞれで導入方法が異なります。導入方法を紹介いたしますので、参考にしてみてください。

WeChat Pay(ウィーチャットペイ)の導入(1)au PAY導入時に、申し込みを行う

携帯電話キャリアのKDDIが提供しているQRコード決済「au PAY」では、導入時に「WeChat Pay」と「Alipay」の申し込みをすることができます。WeChat Pay、Alipay審査の基準はau PAYとは異なりますが、au PAYを導入することで中国二大決済QRコード決済も導入が可能になりますので、その点は大きなメリットであると言えるでしょう。なお、WeChat PayとAlipayいずれも2020年9月末まで決済手数料は無料となっています。

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用意する書類は以下になります。

<法人の場合>
・預貯金通帳コピー(表示ページ)
・登記簿謄本(発行から3か月以内のもの。コピー可)
・店舗外観/店舗内観の写真を各1枚。

<個人事業主の場合>
・預貯金通帳コピー(表示ページ)
・店舗外観/店舗内観の写真を各1枚。
以下のいずれか1点。
・営業許可証
・国税、地方税の領収書または納税証明証
・個人事業開業届

au PAYにはその他にも決済手数料が2021年7月まで無料であったりと、店舗導入におけるメリットが多くあります。
詳しく知りたい方は、ぜひこちらもチェックしてください。

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WeChat Pay(ウィーチャットペイ)の導入(2)STORES 決済を利用する

WeChat Payは、コイニー株式会社が提供するマルチ決済サービスの「STORES 決済」でも利用することができます。
「STORES 決済」のクレジットカード取り扱い1次審査を通過後、STORES 決済のWeb管理画面にログインし、WeChat Pay審査規約に同意すると審査申請を行うことができます。審査に通過するとWeChat Payが利用できます。
STORESは、クレジットカード決済やWeChat Payに対応しているだけでなく、電子マネーにも対応しているので、一度にさまざまな決済サービスを取り入れたい店舗におススメのマルチ決済サービスです。
 

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WeChat Pay(ウィーチャットペイ)の導入(3)LINE Payを利用する

SNSアプリであるLINEが提供するLINE Payの加盟店になることで、自動的にWeChat Payに対応することができます。追加での申し込みが必要なく、導入のハードルが低いので非常に始めやすいです。WeChat PayのユーザーにはLINE Payと同じQRコードを読み取っていただくだけで支払いを行うことができます。

具体的にどのサービスを導入すればいいのかわからない、他のサービスとも比較してみたいという店舗向けには、キャッシュレス決済の店舗導入向け資料を無料で公開しています!気になる方は、ぜひこちらもご利用ください。

まとめ

中国の大手SNSのチャットサービスから生まれた決済サービスである「WeChat Pay」について紹介していきました。中国国内では多くの人に利用され、支払いの際になくてはならない決済サービスになってきています。
日本を訪れる中国人観光客も増えており、日本の旅行でも馴染みのある決済サービスを利用できるのは、WeChat Payを導入している店舗の強みになるでしょう。 訪日外国人観光客の集客や観光地である店舗は、WeChat Payの導入を検討してみてください。

​​​​​​※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。

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