「賃貸におすすめのスマートロックを比較したい」
スマートロックは手元に鍵がなくてもスマホから解錠と施錠が行える便利なシステムです。両面テープで貼り付けができるので、マンションやアパートなどの賃貸物件でも工事不要で設置できます。
そのためスマートロックは家の中で鍵を失くした経験がある方や、外出時に家の鍵を締めたか不安になるという方におすすめです。
しかしスマートロックは、ものによって取り付け方法に違いがあったり、ドアの形状によっては取り付けができない可能性もあるため、購入を躊躇っている方も多いでしょう。
本記事では、スマートロックのメリットやデメリットから、スマートロックの選び方について解説していきます。
さらに賃貸におすすめのスマートロックの比較もまとめていますので、賃貸アパートやマンションにスマートロックを後付けしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
▼この記事で紹介している商品
賃貸におすすめのスマートロック6選
おすすめスマートロック8選・スペック比較表
メーカー | タイプ | 値段(税込) | 重量 | サイズ | 特徴 |
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Qrio Lock Q-SL2 | 貼り付けタイプ | 2万5,300 | 490g | 8.7cm x 13.2cm x 14cm | ソニーが提供する安心感。最低限の機能が欲しい人向け |
キャンディハウス セサミ5 | 貼り付けタイプ | 4,378円 | 140g | 9.27cm x 5.45cm x 5.7cm | 対応できる鍵の種類が多い。価格は最安値クラスでコスパ◎ |
ビットキー bitlock | 貼り付けタイプ | 2万3,920円 | - | 109.7mm × 53.5mm × 56 mm | 豊富な解錠方法を選択可能 |
サディオロック MHP-SLS01 | 貼り付けタイプ | 2万1,450円 | 550g | 12.36cm x 6.1cm x 6.67cm | カラバリ豊富。セキュリティチップ内蔵でハッキング対策 |
NinjaLockM | 据え付けタイプ | 要問合せ | - | 192x56x39mm | ICカードや暗証番号でも解錠できる。 |
SwitchBotスマートロック | 貼り付けタイプ | 1万8,980円 | 590g | 11.16cm x 5.9cm x 7.32cm | スイッチボットシリーズのスマートキー。タッチキーをつけるならコスパ◯ |
QrioLock(キュリオロック)Q-SL2
本体価格(税込) | 2万5,300 |
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サイズ | 8.7 x 13.2 x 14 cm |
重量 | 490 g |
取り付け方法 | 貼り付けタイプ |
施錠・解錠方法 | ・スマートフォン ・ハンズフリー ・スマートスピーカー ・AppleWatch |
鍵のシェア | 可 |
QrioLockのQ-SL2は、工事不要で簡単に取り付け可能なため、賃貸住宅でも安心なスマートロックです。
近づくだけで鍵が開くハンズフリー解錠で、スマートかつストレスフリーなライフスタイルが実現。
ドアが閉まれば自動施錠されるオートロック機能も搭載なので、外出時のセキュリティ対策も万全です。
CandyHouse(キャンディハウス)SESAME5
本体価格(税込) | 4,378円 |
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サイズ | 9.3×5.5×4.2cm |
重量 | 140 |
取り付け方法 | 貼り付けタイプ(3Mテープ) |
施錠・解錠方法 | ・スマートフォン ・スマートウォッチ ・スマートスピーカー |
鍵のシェア | 可 |
SESAME「SESAME5」は、 高機能で使いやすいスマートロック製品でありながら、 業界随一の低価格でコストパフォーマンスにも優れている のが特徴です。
Apple Watchやスマートスピーカーとの高い互換性があるため、さまざまなデバイスを使ってセサミ5を操作でき、シーンを問わず便利な機能を発揮できます。
またセサミ5は、既存のドアに簡単に取り付けられるため、専門的な知識や技術が不要です。多種多様なサムターンに対応できるため、様々なドアに適応できます。
ビットキー bitlock

本体価格(税込) | 2万3,920(開け方いろいろセット) |
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サイズ | 109.7mm × 53.5mm × 56 mm |
重量 | - |
取り付け方法 | 貼り付けタイプ |
施錠・解錠方法 | ・スマートフォン ・ハンズフリー |
鍵のシェア | 可 |
bitlockは、 スマホやApple Watchを使ったアプリ解錠、オートロック機能 などを備えるスマートロックです。
サムターンに被せて両面テープで簡単に取り付けできるので、賃貸物件でも気軽に設置できます。
遠隔解錠や解施錠通知もできるため、セキュリティ面でも安心感が高く、パスコード解錠やICカード解錠など、様々な解錠方法から使いやすいものを選べる点も魅力です。
SADIOT (サディオ)SADIOT LOCK MHP-SLS01
本体価格(税込) | 2万1,450円 |
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サイズ | 12x6x6.6cm |
重量 | 550g |
取り付け方法 | 貼り付けタイプ |
施錠・解錠方法 | ・スマートフォン ・リモコンキー ・MFカード ・暗証番号 |
鍵のシェア | 可 |
サディオロックは、貼り付けタイプのスマートロックの中でもカラーバリエーションが豊富なメーカーです。現状発売されているスマートロックの中で、最も多い8色展開をしているので、ドアとの統一感を出したい方におすすめとなっています。
また、鍵の老舗メーカーが開発した安心感があり、スマートロックにはハッキング対策をするためのセキュリティチップが埋め込まれています。
Linough(ライナフ)NinjaLockM

本体価格(税込) | 要問合せ |
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サイズ | 192x56x39mm |
重量 | - |
取り付け方法 | 据え付け型 |
施錠・解錠方法 | ・スマートフォン ・ICカード ・暗証番号 |
鍵のシェア | 可 |
「NinjaLock M」は、カンタンに取り付けができる据え付け型のスマートロックです。設置には、扉の追加工や大規模な工事は発生しません。
豊富な種類のサムターンに対応し、ドアガードにも干渉しない設計です。ダブルロックにも上下セットでの取り付けが可能で、様々なドアに設置できます。
また、通常のオートロックに加えて、タイマーオートロック機能を搭載。解錠と施錠を好きな時間に指定できます。
専用のスマートフォンアプリ、暗証番号、ICカードなど、用途に合わせた解錠方法 を選択できます。カバーを外して物理鍵での解錠も可能なので、緊急時も安心です。
SwitchBot スマートロック

本体価格(税込) | 1万8,980円 |
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サイズ | 11.1x5.9x 7.3cm |
重量 | 590g |
取り付け方法 | 貼り付けタイプ |
施錠・解錠方法 | ・スマートフォン ・暗証番号 ・指紋認証 |
鍵のシェア | 可 |
スイッチボットロックは、賃貸物件でも工事不要で設置できる貼り付けタイプのスマートロックです。スイッチボット社といえば、照明やエアコンなどの家電を手軽にスマート化させられる製品を多く発売しています。そのため、家電をまとめてスマート化したいという方におすすめです。
スイッチボットロックはセサミロックより高価なものの、機能面ではスイッチボットロックに軍配が上がります。追加でキーパット(4,980円(税込))を購入すれば、暗証番号や指紋認証での解錠も行えるので、複数の手段でスマートロックを操作したいという方には、スイッチボットロックの方が使いやすいはずです。
賃貸向けのスマートロックとは?
賃貸物件でスマートロックを導入する際、入居者の利便性と管理のしやすさが重要なポイントになります。
従来はスマートフォンアプリを使用する解錠方法が主流でしたが、最近では「手ぶらで解錠できるハンズフリー機能」「セキュリティ性の高い指紋認証」「音声アシスタントと連携した音声認識解錠」などが注目されています。
これらの機能を搭載した最新機種を知ることで、より最適な選択が可能になります。
スマートロックの最新機能
ハンズフリー解錠機能
ハンズフリー解錠とは、スマートフォンをポケットやバッグに入れたまま、ドアに近づくだけで解錠できる機能です。この機能は、荷物を持っているときや、鍵の操作が面倒なシチュエーションで特に便利です。
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主な対応機種
- ・Qrio Lock:Bluetoothを活用したハンズフリー解錠が可能で、玄関前に立つだけで自動的に解錠します。
・SESAME 5+:Wi-Fiモジュールと組み合わせることで、より精度の高いハンズフリー解錠を実現しています。
指紋認証機能
スマートスピーカーやスマートフォンの音声アシスタントを使って、ドアを解錠することができます。特に、外出先から遠隔操作したり、両手が塞がっているときに便利な機能です。
-
主な対応機種
- ・Qrio Lock:Bluetoothを活用したハンズフリー解錠が可能で、玄関前に立つだけで自動的に解錠します。
・SESAME 5+:Wi-Fiモジュールと組み合わせることで、より精度の高いハンズフリー解錠を実現しています。
音声認識機能
スマートスピーカーやスマートフォンの音声アシスタントを使って、ドアを解錠することができます。特に、外出先から遠隔操作したり、両手が塞がっているときに便利な機能です。
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主な対応機種
- ・Qrio Lock:Amazon AlexaやGoogleアシスタントと連携し、音声操作で解錠できます。
・SESAME 5+:SiriやGoogleアシスタントに対応し、「玄関を開けて」と指示するだけで解錠可能です。
スマートロックのメリット

マンションやアパートなどの賃貸物件でも後付けできる
スマートロックの種類によっては、両面テープで簡単に取り付け・取り外しができるので、賃貸物件で後付けをおこなっても問題ありません。例えば「Qrio Lock Q-SL2」であれば、穴あけをする必要もなく、工事不要でドアに取り付けをすることができます。
鍵の閉め忘れがない
スマートロックは、オートロック機能がついているものがほとんどなので、確実に鍵を閉めることができます。また、家を出た後に鍵を閉めたか不安になっても、スマホで確認をして遠隔操作でロックをすることもできるので、閉め忘れが多い方でも安心です。
鍵を探さなくても良い
スマートロックは、登録しているスマホであれば、スマホから鍵の施錠や解錠をおこなったり、スマートロックのそばに近づくだけでハンズフリーでドアを開けることができます。
またスマートロックをApple Watchやスマートスピーカーと連動させることもできるので、鍵を探す手間から解放されます。
鍵の開閉履歴をチェックできる
スマートロックを設置することで、登録しているスマートフォン上で鍵の施解錠の履歴を確認できます。スマホに施錠や解錠の通知がリアルタイムで届くので、防犯対策にも効果的です。
また鍵をかけ忘れたまま家の出ていないかすぐに確認できたり、子供がいつ帰宅したのか簡単に確認することができます。
合鍵を簡単に作成・削除ができる
スマートロックは、スマホと専用アプリさえあれば、かんたんにワンタイムパスワードを発行したり、期間限定で合鍵を作成したりすることができます。例えば、ホームパーティや民泊などで一時的に合鍵を発行したいというときにも便利です。
また、スマートロックに登録されているユーザーの削除もかんたんなので、安全対策もバッチリです。
アップデートが簡単
スマートロックはアプリのアップデートをするだけで、常に最新機能を使いつづけることができます。1度購入すればスマートロックの買い替えする必要がないため、コストパフォーマンスも高いといえます。
スマートロックのデメリット

スマホがないと閉め出しにあう可能性がある
スマートロックはスマートフォンと紐付けされているので、もしスマホの充電が切れてしまったり、スマホを持たないまま外出してしまうと家から閉めだされてしまいます。スマートロックは普通の鍵でも開けられるので、万が一に備えてモバイルバッテリーや物理鍵を持ち歩くようにしましょう。
導入コストが発生する
スマートロックを導入するには、端末によって約1万円〜4万円ほど導入コストが発生します。スマートロックを検討しているユーザーの中には、手軽に自宅をオートロック化したいけれど、初期費用が高くでなかなか手を出せないと考えている方も多いでしょう。
導入コストの問題を解消するのであれば、スマートロックの中でも人気のあるセサミロックがおすすめです。
取付けが難しい可能性
スマートロックはメーカーによって取り付けが難しく、ドアノブに穴あけ工事が必要だったり、専門業者にシリンダー交換を依頼しなければならないものもあります。
賃貸物件にスマートロックを取り付けるなら、工事不要の粘着テープタイプがおすすめです。難しい手順がなくても、シリンダー部分にスマートロックに被せてテープで止めるだけで設置が完了します。
ドアの形状によっては取り付けできない

スマートロックが取り付けできないケース |
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スマートロックは、サムターンの形状によっては取り付けることができません。またサムターン周辺に十分なスペースがないとスマートロックが取り付け不可となります。
なおスマートロックの中でも、セサミシリーズは取り付けられる鍵の種類が豊富で、日本中のほとんどの鍵に対応しています。もしスマートロックが取り付けできなくても、シリンダーの写真をセサミへ添付してメールを送れば、3Dプリンターで特殊アダプターを特注してくれます。
賃貸管理業者に連絡をしておいた方が無難
スマートロックは、貼り付けタイプの取り外しができるものであれば、基本的に賃貸物件でも取り付けて問題ありません。ただ、強力なテープで貼り付けをするので、跡が残る場合もあります。のちのちのトラブルを防ぐためにも、賃貸管理業者にスマートロックの利用をする旨を連絡しておくのが無難です。ただ、賃貸物件の場合は工事をして取り付けるタイプや穴を開けるタイプのスマートロックは取り付けられませんので注意しましょう。
スマートロック導入をおすすめしたいのはこんな人
- 自宅で鍵を探すことが多い人
- 鍵を閉め忘れたりする不安を解消したい人
- 自宅の防犯を強化したい人
- 持ち歩く荷物を少なくしたい人
- 自宅をスマートホーム化したい人
自宅で鍵を探すことが多い人
スマートロックは、鍵なしで扉の施錠・解錠ができるようになるため、自宅内で鍵をなくしたり、鍵を探した経験があるという方におすすめです。
スマートフォンやApple Watchなどのデバイスがあれば、ハンズフリーでドアの開け閉めができるので、出発前に鍵をどこに閉まったか分からないとバタバタする心配もありません。
鍵を閉め忘れたりする不安を解消したい人
スマートロックは、外出先で鍵を閉めたか不安で家に戻った経験があるという方におすすめです。
スマートロックをWi-Fi接続することで、外出先でもスマートフォンから鍵の施錠ができるようになるため、鍵の閉め忘れによる不安を解消できます。
自宅の防犯を強化したい人
スマートロックは、自宅の防犯設備を強化したいという方におすすめです。スマホ上から誰が解錠したのかを確認することができるので、子どもの帰宅時間を把握したい方や、不審者対策に効果があります。また外出先から鍵を閉めることができたり、解錠から任意の秒数でオートロックがかかるのでスマートロックを取り付けるだけで、一気にセキュリティがアップします。
持ち歩く荷物を少なくしたい人
スマートロックの導入は、鍵や鍵ケースを持ち歩かずに荷物を少なくしたいという方におすすめです。
小さいバッグを持ち歩きたい女性や、バックを持たずにポケットに荷物を入れることが多いという男性は、スマートロックを導入するとより身軽に移動できます。
自宅をスマートホーム化したい人
スマートロックは、家をスマートホーム化させて便利にしたいと考えている方におすすめです。
スマートロックはAlexaなどスマートスピーカーから操作することも可能なので、同時に家の照明をつけたり、エアコンをつけることもできます。
スマートロック導入をおすすめできないのはこんな人
- スマートフォンを持っていない人
- スマートフォンを持ち歩く習慣がない人
スマートフォンを持っていない人
スマートロックは、スマートフォンと連動させることを基本に設計されている物が多いので、スマートフォンを持っていない方にはおすすめできません。なお最近では、ガラケーやICカードに対応したスマートロックも登場していますので、スマートフォンを持っていない方はチェックしてみてください。
>スマホがなくても大丈夫!ICカードが使えるスマートロック3選
スマートフォンを持ち歩く習慣がない人
スマートロックの中は、スマートフォンを持ち歩く習慣のない人は閉め出しの危険性があるのでおすすめできません。スマートロックの機能として、解錠から一定時間が経つとオートロック機能が働くため、せめてアップルウォッチを身につけて対策するようにしましょう。
賃貸にスマートロックを導入する際の注意点
オーナーの合意を得る
賃貸物件では、 オーナーの許可なしに鍵やドアの設備を変更することは基本的にできません 。スマートロックの導入には、以下の点を説明し、合意を得ることが大切です。
- 費用負担:購入費用や取り付け・取り外しにかかる費用は誰が負担するかを明確にする。
- 原状回復の可否:粘着シートで取り付ける工事不要タイプなら原状回復しやすいが、ネジ固定が必要なタイプは注意が必要。
- セキュリティ向上のメリット:遠隔解錠や鍵のシェア機能によって、鍵の紛失リスクを減らせる点を説明すると、オーナーの理解を得やすくなります。
管理会社との調整
物件によっては、 管理会社が独自のセキュリティポリシーを設けていることがあり、スマートロックの設置が制限されている 場合があります。事前に以下の点を確認しましょう。
- 鍵の管理ルール:合鍵の提供が義務付けられている物件では、スマートロックを導入することでルール違反になる可能性がある。
- 緊急時の対応:管理会社が緊急対応する場合、スマートロックが原因で開錠できなくなるリスクを考慮する必要がある。
- 既存のセキュリティ設備との干渉:オートロック付きのマンションでは、エントランスとの連携ができないため、解錠方法を工夫する必要がある。
ドアの材質や形状を確認する
スマートロックは すべてのドアに対応しているわけではなく、ドアの材質や形状によっては取り付けが難しい場合があります 。事前に以下のポイントをチェックしましょう。
- 対応するサムターンの形状:一部のスマートロックは、特殊なサムターン(鍵のつまみ)には適合しないことがある。
- ドアの厚みや材質:金属製のドアの場合、スマートロックの粘着シートがうまく貼り付かないことがあるため、付属のアダプターが必要になるケースも。
- Wi-FiやBluetoothの電波状況:厚い鉄製のドアでは、スマートロックの通信が不安定になることがあるため、Wi-Fi中継機などの導入を検討する。
スマートロックの選び方
工事不要タイプかどうか
賃貸では、 ドアに穴を開けたり、ネジで固定するなどの工事が禁止されていることが多いため、「工事不要」のスマートロックを選ぶことが重要 です。
おすすめの工事不要タイプ
- Qrio Lock:両面テープで取り付けられ、原状回復も簡単。
- SESAME 5+:サムターン(鍵のつまみ)に被せるタイプで、工事不要。
- SwitchBotロック:強力な粘着テープで設置でき、ドアに傷をつけない設計。
一方で、「Akerun Pro」などの業務向けモデルは、ネジ止めが必要な場合があるため、賃貸には向いていません。
解錠方法の選択肢
スマートロックの解錠方法は多様化しており、 スマホアプリだけでなく、ICカード、暗証番号、指紋認証など、複数の方法を選べる モデルもあります。解錠方法別のメリット・デメリット
解錠方法 | メリット | デメリット |
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スマホアプリ | いつでも遠隔操作が可能 | スマホの充電切れに注意 |
ICカード | 誰でも簡単に使える | カードの紛失リスクあり |
暗証番号 | 鍵を持たずに解錠できる | 他人に見られるリスク |
指紋認証 | セキュリティが高い | 指が汚れていると認識しにくい |
音声認識 | ハンズフリーで開閉可能 | 誤認識の可能性がある |
特に賃貸では、スマホアプリ+暗証番号やICカードなど、複数の解錠方法を選べるモデルが人気です。
電池持ちの長さ
スマートロックは電池駆動のものが多いため、頻繁に交換が必要だと手間になります。そのため、 電池寿命が長く、交換が簡単なモデルを選ぶことが重要 です。また、電池切れの通知機能があるかも確認しておきましょう。Qrio LockやSESAME 5+は、アプリを通じて事前に電池交換のタイミングを知らせてくれるため、突然の電池切れを防げます。
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サービス比較
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モデル 電池の種類 電池寿命 Qrio Lock CR123Aリチウム電池 約6カ月 SESAME 5+ 単4電池×4本 約1年 SwitchBotロック CR123A×2本 約6カ月 Akerun Pro 充電式バッテリー 約6カ月
機能性でスマートロックを選ぶ
スマートロックはどんどん使い勝手のいい機能が搭載されていますので、機能性を重視するのも大切です。とはいえ、オーバースペックなスマートロックを購入して、機能が複雑で使いこなせないという結果になっては勿体ありません。機能性を重視してスマートロックを選ぶときには、自分にとって必要な機能は何か、優先度をつけて考えるようにしましょう。
鍵をシェアするなら合鍵可能か
スマートロックを2人以上で利用する予定があるなら、合鍵作成機能は必須です。スマートロックにスマホを登録させるだけで合鍵が作れるので、物理鍵を複製して合鍵を作るよりもコストも時間もかかりません。また1日だけ使えるワンタイムキーをQRコードで発行することも可能です。QRコードをスマートロックにかざした人だけ部屋に入室できるので、家に友人が集まる時や民泊の時に役立ちます。
電池残量の表示
スマートロックを長期的に使うならば、電池残量が表示される機能は非常に便利です。スマートロックの電池の寿命は、大体1年〜2年なので、万が一電池切れが起きた場合は、スマートロックが作動せず、閉め出しにあってしまいます。
そのため、電池残量を表示してくれるタイプや、電池残量が少なくなってきたらスマホに通知を表示してくれるものを選ぶと便利です。
専用のスマホアプリの有無
スマートロックを選ぶ時には、専用のスマホアプリが用意されているか確認しましょう。専用アプリが用意されているスマートロックを選べば、解錠や施錠の通知が入ってきたり、遠隔で施錠を行えるので、利便性が大幅にアップします。またスマホアプリがあれば、合鍵の登録や解除も簡単に行えるので、少なくとも管理者だけは専用アプリが用意されているスマートロックを選びましょう。
防犯面の強化とリスク対策
スマートロックは便利で防犯性の高いツールですが、電池切れやハッキングリスクなどの懸念点もあります。適切な対策を講じることで、これらのリスクを最小限に抑え、安全に活用できます。
緊急時の解錠方法など、対策方法が明確にされていないと、いざという時に大きな問題になる可能性があります。
電池切れ時の対策
スマートロックは 基本的に電池で動作するため、電池切れが発生すると施錠・解錠ができなくなる リスクがあります。このため、以下のような対策を講じると安心です。
- 電池残量の通知機能:多くの最新モデルには、スマホアプリで電池残量を確認できる機能や、残量が少なくなると通知が届く機能が搭載されています。例えば、「SESAME 5+」や「Qrio Lock」は、電池が少なくなるとアプリにアラートが表示される仕様になっています。
- 外部電源の活用:一部のスマートロックは、USBケーブルやモバイルバッテリーで一時的に電力供給できるため、緊急時に対応可能です。
- 物理鍵との併用:モデルによっては、従来の鍵と併用できるものもあり、電池切れ時でも安心です。賃貸向けのスマートロックを選ぶ際は、物理鍵との併用可否をチェックしましょう。
ハッキングリスクとその対策
スマートロックは Wi-FiやBluetoothを利用しているため、ハッキングによる不正アクセスのリスク もゼロではありません。しかし、適切な対策を行うことで、安全に使用できます。
- 暗号化通信の採用:信頼性の高いスマートロックは、AES-128bitやAES-256bitなどの強固な暗号化通信技術を採用しており、不正アクセスを防ぎます。
- 定期的なファームウェアアップデート:メーカーが提供する最新のセキュリティパッチを適用することで、脆弱性を最小限に抑えられます。
- 管理権限の設定:アクセス権限を細かく設定できる製品では、不要なユーザーに対して権限を制限することで、不正な操作を防ぐことができます。
緊急時の解錠方法
万が一、 スマホが故障したり、通信障害が発生したりした場合に解錠できなくなると大きな問題になります 。事前に、以下のようなバックアップ方法を確認しておきましょう。
- 暗証番号やICカードによる解錠:一部のスマートロックは、スマホ以外にも暗証番号入力やICカードでの解錠が可能です。例えば、「SwitchBotロック」は、指紋認証やICカードでの解錠にも対応しています。
- バックアップキーの準備:物理鍵を併用できるタイプなら、万が一の際にも手動で開けられます。
- 管理会社やオーナーと事前に協議:賃貸物件では、万が一の際の対応方法をオーナーや管理会社と事前に決めておくことが重要です。例えば、オートロック付きのマンションでは、エントランスと部屋の両方の解錠方法を確保しておく必要があります。
スマートロックに関するよくある質問
A
両面テープで設置ができる「貼り付けタイプ」を選べば、賃貸物件でもスマートロックを後付けすることができます。
A
スマートロックには、穴開け工事が必要なタイプがあります。DIYや工具の知識がない方が無理に穴開け工事を行うと、取り返しのつかない失敗につながる可能性があるので、専門業社に依頼をしましょう。
A
スマートロックの両面テープが剥がれやすいというのは嘘です。例えばセサミロックではテープを取り付けた状態で、1万回の耐久実験をクリアしています。
A
スマートロックのメーカーによって対応している鍵の種類に違いがあります。選択する前に必ず確認しておきましょう。
A
マートロックを取り付けた後も、既存の物理鍵はそのまま使うことができます。貼り付けタイプのスマートロックであれば、全て物理鍵との併用は可能です。
A
スマートロックの電池持ちは、メーカーや仕様頻度によって異なるものの、大体1年〜2年ほどです。
まとめ
スマートロックを賃貸物件で使うときには、両面テープで取り付けできる「貼り付けタイプ」がおすすめです。貼り付けタイプは、シリンダーに端末をかぶせて、壁にシールで止めるだけなので、賃貸物件でも工事不要で使うことができます。スマートロックはメーカーや機能によって価格は5,000円〜5万円なっており、貼り付けタイプであれば5,000円〜2万円程度で購入が可能です。オートロック機能や、遠隔で鍵を操作できる機能など自分にとって必要な機能を把握することで、失敗のないスマートロック選びができます。

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!