リクシルがスマホで操作できる電動シャッタ―を発売!住宅のシャッターもスマートロックの時代に

近年様々なところで利用が始まっているモノとインターネットがつながった『IoT製品』ですが、実は住宅のガレージやシャッターへの利活用も広がってきています。 シャッターやガレージがIoT化することで、利用者はスマホで簡単に開け閉めの操作ができるようになります。そこで本記事ではリクシルが発表したIoT電動シャッターをご紹介しながら、IoT電動シャッタ―のメリットやデメリット、導入の際の注意点などについて解説していきます。

リクシルが発表した電動シャッタ―とは

リクシルは、2019年2月、IoTスマートハウス時代を見据え、玄関ドアはもちろん住宅のシャッターをスマート化する、『玄関ドアDA』『玄関ドアDA防火戸』と新窓シャッター『スマート電動』TOSTEM(トステム)ブランドから発表しました。いずれもスマートフォンと連携し、スマートな施解錠や開閉に対応しています。

【玄関ドアDA・玄関ドアDA防火戸】

新玄関ドアの玄関ドアDA、玄関ドアDA防火戸と新窓シャッターのスマート電動と電動は、いずれも専用アプリを用意し、スマートフォンと連携して使用することができます。スマホアプリと連携することで、外出先からの来客対応やすべての窓シャッターを一斉に開閉するなど、簡単に遠隔操作を行うことが可能です。 更に、スマホだけでなく、リモコンキー、カードキー、手動キーの4つのデバイスで開錠、施錠を行うことができる点もうれしい利点であるといえるでしょう。それだけでなく、他スマートロック同様にアプリ上に操作履歴が残るほか、登録した親アドレスに解施錠のメールを送ることもできるので、防犯面でも安心できます。 リクシルによると、『つけてよかった住宅オプション』をテーマにユーザーアンケートを実施したところ、『電動シャッター』が1位を獲得したといい、満足度が高い住宅オプションであるということがわかります。 同製品は、昨年の4月1日から販売を開始しており、カラーは全21色、デザインは17種類ありますので、自宅の雰囲気に合ったものを選ぶことができそうです。

リクシル商品ページ

IoT電動シャッターのメリット

ではこうしたIoT電動シャッターのメリットはどのような事項があげられるでしょうか。

スマホで簡単に解施錠することができる

まずは、スマホで簡単に解施錠できるという点が大きな利点であるといえます。これまで、住宅に手動のシャッターを付けていたという方はお分かりになるかもしれませんが、シャッターの開閉は力が必要であったり、時に手が汚れたりすることもあります。 しかし、IoT電動シャッターはスマホで片手から操作をすることができるので手が汚れたり力が必要であったりして捜査が難しいということもありません。ですので女性やこどもでも簡単に操作することができるでしょう。

スマホに履歴を残すことができる

また、開錠や施錠の履歴を残すことができるので、防犯セキュリティも万全です。もし不審な開閉があった場合などはすべて履歴にのこされていますので万が一の場合の証拠としても提出できます。 IoT電動シャッターの中には登録した親アドレスに開閉のお知らせメールを送ることもできるので、何時に誰が開け閉めをしたということもリアルタイムに把握することが可能です。

遠隔からでも操作することができる

スマホとつながっていることで、遠隔からでも操作をすることができるようになります。寝室から、キッチンから、様々にあげられ、その場から動かなくても自動的にシャッターを開閉できるのが魅力の一つといえるでしょう。

子供の留守番も安心

スマートロックをはじめ、スマホと連動した鍵の安心できる点は、子供をお留守番させる場合もスマホで開閉履歴を確認したり、遠隔で開閉してあげたりすることができる点です。今後は、時間帯を決めて開閉を行うことができる機能なども追加されていくかもしれませんね。

ドアホンと連動させることも可能

また、中には、電動シャッターと連携できるドアホンもあり、外出先でも家の中でも、スマートフォンによる来客応対や施解錠にも対応することができる製品もあります。 外出先からでも解施錠に対応することができれば、子供が自宅に帰ってきたとき、鍵を持っていない家族が帰ってきたときなど簡単に遠隔から操作することができるので安心です。

IoT電動シャッターのデメリット

スマホで簡単に操作できて便利な製品であるとはいえ、IoT電動シャッターを導入するにはいくつかのデメリットも挙げられるので注意が必要です。

導入費用がかかる

基本的にリクシルのIoT電動シャッターは玄関ドアDAは34万5000円~、玄関ドアDA防火戸は49万5000円~となっています。新築に導入するにしても、リフォームに導入するにしても、多額のコストが必要になる可能性がありますので、しっかりと予算当てをしておかなければなりません。

大掛かりな工事や施工が必要になる

当然、シャッターを取り付けたり変更したりするわけですから、大掛かり且つ、工事期間も長くなってしまう可能性があります。

IoT電動シャッターの導入は、次世代住宅ポイントが利用できる

次世代住宅ポイントとは、住宅を新築またはリフォームする場合に、特定の設備を設置すると『次世代住宅ポイント』と呼ばれるポイントが発行されるものです。このポイントを利用して、食料品や家電まで様々な商品と引き換えることができます。 この次世代住宅ポイントは、IoT宅配ボックスやスマートロックなどの導入も対象となっており、IoT電動シャッターも対象となります。 ただ、次世代住宅ポイントの今年度の申請は、本来令和2年3月31日まででしたが、新型コロナウイルスの影響により申請できなかった方のために令和2年4月7日から8月31日までに契約を行った場合、ポイントの申請が可能としております。 ご自身が下記の条件に当てはまるかのご確認もお願いします。 やむを得ず契約ができなかった理由の事例​〉 ・事業者から受注、契約を断られた ・事業者との契約を解除した ・引渡し時期の見込みが立たず、契約をあきらめた ・本制度を利用できる見込みが立たず契約をあきらめた 上記のやむをえず契約ができなかった場合に限り、8月31までに申請を行うことで次世代住宅ポイントを受け取ることができますので、ぜひご活用ください。 https://sma-locker.jp/article/jisedaizyutakupoint/

まとめ

本記事では、スマホとつながるIoT電動シャッターについて解説いたしました。 今やスマートフォンの世帯普及率は75%を越え、家電などをはじめ多くの製品がインターネットに接続されるようになったことでIoT製品に興味を持つ方も増えてきていることでしょう。これからリフォームをする方、新築を建てようと考えている方、ぜひ本記事でご紹介したメリットデメリットを念頭に入れ、IoT電動シャッターの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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Wiz Cloud編集部

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