「POSシステムやレジスターとの違いは?」
「どのPOSレジを選べばいい?」
POSレジは、売上データの集計・分析機能を備え、店舗運営の効率化やマーケティングを支援するツールです。
しかし、「費用はどのくらいかかる?」「POSレジとPOSシステムの違いは?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、POSレジの仕組みや導入メリット、費用相場、導入の流れを徹底解説します。
POSレジの導入を検討している事業者の方や、これから店舗をオープンする方は必見です。
目次
▼この記事で紹介している商品
POSレジとは?特徴・仕組み
POSレジとは「販売情報を記録・分析できるレジ」
POSレジ(ポスレジ)とは、 「Point of Sale」の略で、販売時点で商品の売上や在庫を管理するシステム です。
従来の手打ち型アナログレジとは異なり、バーコードスキャンや電子決済に対応し、リアルタイムで売上データを処理します。
これにより、店舗運営の効率が向上し、顧客への迅速なサービス提供が可能になります。
POSレジ・POSシステム・レジスターの違い
項目 | POSレジ | POSシステム | レジスター |
---|---|---|---|
主な機能 | 販売データ記録、バーコードスキャン、決済処理 | 在庫管理、売上分析、顧客管理など店舗運営全般 | 現金の入出金管理、売上金額計算 |
データ管理 | 可能(販売データ) | 可能(販売、顧客など多岐にわたるデータ) | ほぼ不可能(基本的に現金管理のみ) |
システム | POSシステムの一部であり、システムと連携して動作 | POSレジを含む、店舗運営を支援する包括的なシステム | 単独で動作する機器 |
POSシステムは、 在庫管理や売上分析など店舗運営全体をサポートする広範な仕組み です。
POSレジは、POSシステムを搭載した機器を指し、販売時点でデータを記録する機能やバーコードスキャン機能、決済機能などを備えています。
一方、レジスターは、合計金額の算出や主に現金の入出金を管理する基本的な装置で、データ分析機能はほぼありません。

POSレジの仕組みと動作の流れ
POSレジは、 販売データをリアルタイムで処理し、店舗運営を効率化する仕組み の機械です。
- バーコードをスキャナーで読み取り、商品情報を呼び出す
- 数量入力、割引やキャンペーン適用
- 顧客の支払い方法に応じて決済処理を行い、売上データを記録
- 売上データをサーバーに送信し、在庫を更新
- レシートを印刷し、取引を完了
POSレジの主な種類
1.機能による分類(汎用型・業界特化型)
POSレジシステムは、その機能に応じて一般的に汎用型と業界特化型に分けられます。
汎用型POSレジは多機能で、さまざまな小売業やサービス業で広く利用されています 。
一方、業界特化型POSレジは特定の業界のニーズに特化しており、例えば飲食業界や小売業の特定セグメント向けに開発されています。
タイプ | 特徴 | 想定業種 |
---|---|---|
汎用型 | 幅広い業務に対応可能な基本機能を網羅、別途業種特化パッケージも提供しているメーカーも | 小売店、サービス業全般、飲食店など |
業界特化型 | 特定業界向けに特化した機能を搭載 | 飲食(テーブル管理など)、美容室(予約連携)、アパレル(サイズ・色別管理)など |
2.データ管理方法による分類
POSレジシステムは、 売上データや顧客情報などの「データをどのように管理・保存するか」によって、大きく3つのタイプに分類 されます。
それぞれの特徴を理解することで、自店舗に最適なレジシステムを選びやすくなります。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
クラウド POSレジ |
インターネットを通じてデータをクラウドで一元管理 |
|
|
アナログ POSレジ |
データをレジ本体に保存、ネット接続なし |
|
|
アナログレジ (ガチャレジ) |
最もシンプルなレジスター。計算機能のみ |
|
|
3.端末の形態による分類(クラウドPOSレジ)
クラウドPOSレジは、利用する端末の種類によって、次のように分類できます。
形態 | 概要 | 特徴 | 主な導入業種 |
---|---|---|---|
タブレット型 | iPadなどのタブレットを活用 |
|
飲食店、移動販売、美容室 |
パソコン型 | PCにPOSソフトをインストール |
|
大型店舗、管理本部のある企業 |
ターミナル型 | 専用端末を利用 |
|
小売、量販店、アパレルなど |
決済端末一体型 | 決済端末とPOSが一体化した機器 |
|
小規模店舗、イベント出店など |
クラウドPOSレジの優位性とは?
現代のPOSレジにおいて主流となっているのが「クラウドPOSレジ」 です。主な優位点は以下のとおりです。
- リアルタイムで売上・在庫を一元管理
- スマホやタブレットでも利用でき、端末コストが抑えられる
- ソフトのアップデートが自動で常に最新状態に保たれる
- 複数店舗の管理・集計が容易になる
- 月額課金型のためスモールスタートが可能
主要コンビニのPOSレジ活用事例
日本のコンビニ業界では、ファミリーマート、ローソン、セブン-イレブンなどが独自のPOSシステムを導入し、効率的な店舗運営や顧客満足度向上を図っています。
ファミリーマートのPOSレジ|Famiポートとの連携
- 特徴:マルチメディア端末との連携でチケット・公共料金支払いが可能
- 強み:POSレジと在庫管理が統合され、発注の自動化を実現
- 導入効果:商品補充の最適化、オペレーション効率化
参考:代金お支払い(マルチコピー機)│ファミリーマート公式サイト
ローソンのPOSレジ|セルフレジ&スマホ決済対応
- 特徴:スマホ決済「ローソンスマホレジ」導入でキャッシュレス対応強化
- 強み:セルフレジと有人レジのハイブリッド運用
- 導入効果:レジ待ち時間の短縮、効率的な店舗運営
セブン-イレブンのPOSレジ|データ活用による需要予測
- 特徴:AIを活用した売上予測機能を搭載
- 強み:POSレジデータを基に、時間帯別の売れ筋商品を自動分析
- 導入効果:最適な仕入れ・陳列戦略による売上向上
参考:国内2万1000店を支えるIT基盤 AIとデータの融合でさらに進化│日本経済新聞
POSレジの主要機能一覧

POSレジの主要機能:売上管理
POSレジの売上管理機能では、 日々の売上を簡単に集計でき、商品ごとの売れ行きも把握できます 。
例えば、カフェの場合、午前中はカフェラテが人気で、午後は甘いドリンクが多く売れるといった時間帯別の売上データを視覚的に確認可能です。
これにより、繁忙時間帯に合わせた商品の補充や販売戦略を立てやすくなります。

POSレジの主要機能:在庫管理
POSレジの在庫管理機能では、 リアルタイムで商品の在庫状況を把握できます 。
例えば、カフェでは「カフェラテの在庫が残り5杯分」と表示され、数量が少なくなると自動で発注アラートが表示されます。
これにより、在庫切れを防ぎ、必要なタイミングで補充ができるため、販売機会を逃しません。
POSレジの主要機能:顧客管理
POSレジの顧客管理機能では、ポイントカードや会員証と連携して 来店ごとの購入履歴や顧客情報を簡単に記録・管理できます 。
例えば、常連のAさんがカフェラテとシナモンロールをよく注文している場合、次回来店時にその情報を自動で表示し、よりパーソナライズされた接客が可能です。
さらに、リピーター向けにクーポンを自動で発行したり、特定の商品に対する割引キャンペーンを提案したりすることもできます。
POSレジの主要機能:決済処理
POSレジの決済処理機能では、 現金やクレジットカード、QRコード決済など、さまざまな支払い方法に対応 しています。
例えば、カフェでお客様がスマホでQRコード決済を選ぶと、POSレジが瞬時に決済金額を読み取り、決済完了後に自動で領収書を発行します。
会計の手間を大幅に削減し、スムーズな対応が可能になるため、業務効率化や顧客満足度の向上につながる点も大きなメリットです。
POSレジの主要機能:データ分析
POSレジのデータ分析機能では、 売上データや商品ごとの売れ行き、時間帯別の販売状況を詳細に分析できます 。
例えば、カフェで「午前中にフラペチーノが多く売れて、午後にアイスブレンドが人気」といったトレンドをグラフで確認できます。
これにより、時間帯ごとの売れ筋商品を把握し、効果的な販促計画を立てることが可能です。

POSレジの主要機能:複数店舗管理
POSレジの複数店舗管理機能では、 複数の店舗の売上や在庫状況を一元的に把握できます 。
例えば、カフェチェーンが3店舗を運営している場合、各店舗の売上データをリアルタイムで集計し、グラフで比較することが可能です。
これにより、どの店舗が売上好調で、どの店舗が改善を必要としているかが一目でわかります。
POSレジの主要機能:システム連携
POSレジのシステム連携機能では、 他の業務システムと連動してデータの一元管理が可能 です。
例えば、顧客管理システムと連携すれば、購入履歴やポイント情報が自動で更新され、リピーターへの特典付与がスムーズに行えます。
また、会計データを会計ソフトに自動で転送することで、手動での入力作業が不要になり、業務の効率化が図れます。
POSレジのタイプ別機能!どんな業種に向いている?

編集部
POSレジにはさまざまな種類があり、業種によって適した機能が異なります。では、自店舗にはどのタイプのPOSレジが最適なのでしょうか?ここでは、業種別に最適なPOSレジのタイプをご紹介します。
小売店向けPOSレジ(在庫管理・顧客分析)
小売業では、 商品が多く流通しているため、効率的な在庫管理と売上分析が重要 です。
また、オンラインと実店舗をつなげることで、より多角的な販売戦略が立てやすくなります。
┃小売店に最適なPOSレジ機能
- 在庫管理機能:入出庫の管理や、在庫切れ防止のアラート機能
- 売上分析機能:時間帯別・商品別の売上分析が可能
- 顧客管理機能:ポイントカード・会員登録・購入履歴の管理
- EC連携:実店舗とネットショップの在庫・売上の一元管理
- アパレルショップ / 家電量販店 / 書店 / 雑貨店 / スーパー
- クラウドPOS / タブレットPOS
- 在庫切れ・過剰在庫を防ぎ、効率的な仕入れが可能
- 売れ筋商品やリピーターを分析し、販売戦略を最適化できる
- ECサイトとの連携で、オンラインとオフラインの売上を一元管理
飲食店向けPOSレジ(オーダー連携・テーブル管理)
飲食店ではオーダーの正確さとスピードが求められます。
POSレジが オーダーと連携し、テーブル管理やキャッシュレス決済に対応していることが重要 です。
┃飲食店に最適なPOSレジ機能
- オーダーエントリーシステム(OES)連携:注文が即座に厨房へ送信
- テーブル管理機能:空席・着席状況をリアルタイムで把握
- ハンディ端末対応:スタッフがテーブルで注文を取れる
- セルフオーダーシステム:お客様がタブレットで直接注文可能
- キャッシュレス決済対応:QR決済・電子マネー・クレカ対応
- レストラン / 居酒屋 / カフェ / ラーメン店 / ファストフード
- ハンディ対応POS・OES連携POS
- オーダーミスを削減し、提供時間を短縮
- 混雑時のオペレーションをスムーズにし、回転率アップ
- 会計・売上管理も自動化し、業務効率が向上

美容院・クリニック向けPOSレジ(予約管理・会計)
美容院やクリニックでは、 予約や顧客管理が重要 です。
POSレジは顧客情報を一元管理できるため、効率的に顧客対応や施術を行え、リピーターの獲得にもつながります。
┃美容院・クリニックに最適なPOSレジ機能
- 予約管理機能:オンライン予約・電話予約を一元管理
- 顧客情報管理:来店履歴・施術内容・カルテのデータ化
- 会計・電子カルテ連携:レジと予約データが自動で連携
- メンバーシップ・ポイント管理:リピーター獲得に活用可能
- 美容院 / 理容室 / ネイルサロン / エステサロン / クリニック
- 予約管理対応POS・クラウドPOS
- 予約・会計・カルテ管理を一元化し、業務負担を軽減
- 施術履歴をデータ化し、リピート率向上に貢献
- ポイント機能を活用し、顧客満足度アップ
POSレジの基本操作(画面の見方・使い方)
POSレジの画面構成の例

画像引用元:パソコン型POSシステム「BCPOS」の機能│BCPOS公式サイト
POSレジの画面構成は、ユーザーが直感的に操作できるように設計されています。主な画面は以下のように分かれています。
- 商品選択画面
商品がカテゴリ別に表示され、タッチで簡単に選択できます。よく購入される商品は「お気に入り」として登録され、スムーズな操作が可能です。 - カート画面
選択した商品が一覧で表示され、数量の変更や削除が簡単に行えます。 - 決済画面
現金、クレジットカード、QRコード決済など、複数の決済方法が選べる画面です。支払い金額やお釣りの計算も自動で表示されます。 - オプション・設定画面
商品登録やシフト管理、レポート確認などの設定が行える画面です。管理者専用のアクセス制限もあります。
POSレジの基本操作
POSレジの基本操作は、簡単で直感的に行えます。主な操作は以下の手順です。
- 商品選択
商品はタッチスクリーンでカテゴリ別に表示され、画面上で選択するだけでカートに追加されます。バーコードを読み取ることでも素早く商品を登録できます。 - 数量変更
カートに追加した商品の数量は、タッチ操作で簡単に変更可能です。間違えた場合もすぐに削除できます。 - 決済
支払い方法を選択し、金額を入力します。現金、クレジットカード、QRコード決済などが選べ、決済後に領収書が自動で発行されます。 - レシート発行
支払い完了後、自動で領収書を印刷し、お客様に手渡します。

POSレジのメリット・デメリット
POSレジのメリット
- 経営改善
売上・在庫の可視化が可能で、正確なデータをもとに効率的な店舗運営ができる。 - 業務効率化と人件費削減
バーコードスキャンで瞬時に商品登録、金額計算が自動化され、ミスが減少し、人件費削減につながる。 - キャッシュレス・インボイス対応
現金、クレジットカード、電子マネーに対応し、インボイス制度にも対応可能。 - マーケティング活用
顧客データの分析により、販促キャンペーンや商品開発がしやすく、売上向上を期待できる。
POSレジのデメリット
- 初期費用: 小規模店舗で50万円程度、中規模で100万円程度
- 月額費用: 1万〜5万円(ソフトウェアアップデート、メンテナンスなど)
- 追加費用: カスタマイズや故障、システム拡張時に発生。
- インターネット依存: ネットワーク不具合で業務に支障が出る可能性。
- スタッフの習熟: 新システムに慣れるまでの時間が必要。
- システムトラブル: 故障や不具合で業務が止まるリスク。
- 既存システムとの相性問題: 他のシステムと連携できない場合がある。
- データ漏洩や不正アクセスのリスク。
- サーバーダウン時にデータ消失の可能性がある。

編集部
ムダなコストを抑え、安心のセキュリティを実現するには?詳しくは、以下の記事でわかりやすく解説しています。

POSレジの価格相場と導入費用
初期導入費用の相場:数万円〜30万円程度
POSレジを導入する際、最も大きな費用は初期費用です。これには、ハードウェア(レジ本体、プリンター、キャッシュドロワーなど)や、ソフトウェアの購入が含まれます。
- アナログPOSレジ:50万円〜100万円程度(機器一式)
- タブレット型POSレジ:10万円〜30万円程度(機器一式)
- パソコン型POSレジ:数万円〜30万円程度(機器一式)
タブレット型のPOSレジ(例えば、iPadを使用したシステム)は、端末代と周辺機器で約10万円前後で導入可能 で、小規模な店舗やコストを抑えたい店舗に非常に人気です。
月額利用料の相場:5,000円~2万円程度
クラウドPOSレジは初期費用が比較的安価である一方、月額利用料が発生します。
- クラウドPOSレジ:5,000円〜2万円程度/月
- 従来型POSレジ(保守費用):年間数万円〜十数万円程度
クラウドPOSレジの月額料金には、基本機能が無料で提供されるサービスもありますが、 高度な機能を利用する場合は、有料プランに移行 する必要があります。
なお従来型POSレジは、高額な初期購入費用に加え、年間の保守費用が別途必要です。
カスタマイズ・追加機能の相場
POSレジは、業種や必要な機能に応じてカスタマイズが可能ですが、その分追加費用が発生する場合もあります。
- オーダーエントリーシステム(飲食店向け):1台あたり5万円〜10万円程度
- API連携(会計ソフトやECサイト連携):数万円〜数十万円程度
特に飲食店など、オーダー管理を専用の端末で行う場合、ハンディ端末の導入費用が発生 します。
また、会計ソフトやECサイトとの連携には、システム設定やAPI連携の費用が加わるケースがあるため、事前に予算を組んでおくことが重要です。
無料で使えるクラウドPOSレジの特徴
近年、基本的な会計機能を無料で提供するクラウドPOSレジが登場しており、特に小規模店舗や個人経営の店に適しています。
ただし、 無料プランでは在庫管理や顧客管理などの高度な機能が制限されることが一般的 で、売上が増加すると有料プランへの移行が必要になるケースが多いです。
また、無料プランではサポートが限定される場合があり、トラブル対応に時間がかかる可能性があるため、業務の規模に応じた選択が重要です。
POSレジの導入費用を抑える方法
POSレジの導入費用を抑えたい場合、以下の方法を検討してみてください。
- 補助金・助成金の活用
小規模事業者向けの「小規模事業者持続化補助金」や「IT導入補助金」などの制度を活用し、導入費用の一部を補助してもらう。 - リースやレンタルの利用
高額な初期投資を避けるため、リースやレンタルを利用することで、月々の支払で導入費用を抑えられます。 - タブレットPOSレジの選択
高価な専用機器を購入せず、クラウド型のタブレットPOSレジを選ぶことで、低コストで導入可能です。 - 無料プランの活用
無料プランを試し、実際に業務に合うかを確認した上で、有料プランへの移行を検討する方法も有効です。

【2025年最新】IT導入補助金とは?2024年との変更点や対象者、申請枠をわかりやすく解説
2024年と2025年のIT導入補助金の違いを踏まえて、申請枠や補助額・補助率、スケジュールを徹底解説していきます!
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POSレジの選び方
自店舗に最適な製品を見極めるには?
POSレジ導入を成功させるには、以下の8つの視点で自店舗に最適な製品を見極めることが重要です。
- 必要な機能が揃っているか
- 店舗の業種や規模に合った仕様か
- 料金や手数料は予算の範囲内か
- 操作性が分かりやすいものか
- 外部システムとの連携は十分か
- セキュリティ対策は十分か
- サポート体制が充実しているか
- 補助金や助成金は活用できるか
🔗【POSレジの選び方】について詳しい解説を見る
POSレジのプロに相談するのも一つの手
POSレジ選びは、業種や規模によって最適なものが異なり、専門知識が求められる場合があります。
自分で調べるのも良いですが、 プロに相談することでニーズに合った提案が受けられ、時間やコストの無駄を防げます 。特に、機能やサポート体制の見極めは難しいもの。
そんなときは「POSレジコンシェルジュ」への相談がおすすめです。専門家が丁寧にヒアリングし、自店舗にぴったりのPOSレジを提案してくれます。

お気軽にご相談ください!
【無料】お問い合わせはこちら 資料を無料ダウンロード【汎用型】おすすめのPOSレジ6選とシェア率
【汎用型】おすすめのPOSレジ6選比較表
POSレジ | 月額費用(税込) | 初期費用(税込) | 決済手数料 | 補助金・助成金活用 | インボイス対応 | 使いやすさ・操作性 | 機能一例 | 費用対効果 | 口コミ・評判 | サポート体制 | 無料トライアル | 導入実績・業界シェア | サービスの強み | 対応デバイス | オフライン対応 | カスタマイズ性 | 製品タイプ | 端末タイプ | 練習モード | 最適なお店 | 向いている事業者 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スマレジ | 0円(スタンダード) 5,500円(プレミアム) 8,800円(プレミアムプラス) 1万2,100円(フード) 1万5,400円(リテール) |
0円(機器別) | ・カード:1.98%~ ・電子マネー:3.24% ・QRコード:2.00%~ |
可(IT導入補助金) | 対応 | 直感的、初心者向け | 在庫管理、売上分析 | 高い | タッチパネルレジで使いやすいと好評 | 電話・メール・チャット(有料プラン)、訪問サポートあり | 30日間 | 4万8,000店舗以上、飲食・小売で高いシェア | 高機能・オフライン対応・多店舗管理 | iPad/iPhone | 可(注文入力や会計) | 高 | 高機能汎用型 | タブレット型、パソコン型 | あり、オンラインレクチャー | 飲食店、小売 | 【中小企業】高度な在庫管理や売上分析が必要な中規模以上の店舗や、業態・規模に応じて機能を柔軟にカスタマイズしたい事業者におすすめ。 |
USENレジ | 1万2,980円~ | 0円(機器別) | ・カード:2.99% ・電子マネー:3.24%~ ・QRコード:3.0% |
可(IT導入補助金) | 対応 | シンプル | 顧客管理、モバイルオーダー | 普通 | サポートに満足 | 電話、24時間365日受付 | ? | 飲食中心に実績 | 業種特化型・BGM連携・24時間サポート | iPad/iPhone、専用端末 | 可(注文入力や会計) | 中 | 高機能汎用型 | タブレット型、ターミナル型 | あり、訪問レクチャー | 飲食店 | 【小規模〜中規模店舗】ITに詳しくなくても導入しやすく、すぐに使いこなせるPOSレジを探している事業者におすすめ。 |
Airレジ | 0円 | 0円(機器別) | ・カード:3.24% ・電子マネー:3.24% ・QRコード:2.95% |
不可(無料のため) | 対応 | 非常に簡単 | 売上管理、会計連携 | 非常に高い | 無料かつタッチパネルレジで好評 | 電話、チャット、メール、365日受付9:30~23:00 | 無期限無料 | 90万4,000アカウント以上、小規模店舗で人気 | 基本無料・シンプル操作・リクルート連携 | iPad/iPhone | 可(注文入力や会計) | 低 | 高機能汎用型 | タブレット型 | あり、セミナー開催 | 小規模飲食、小売 | 【個人事業主・小規模店舗】レジ導入が初めてで、コストを抑えて簡単に使えるPOSレジを探している事業者。特に小規模な飲食店や物販店、個人経営のサロンなどにおすすめ。 |
Square | 0円(フリー) 1万3,000円(レストラン/プラス) 6,000円(リテール/プラス) 3,000円(予約/プラス) 見積もり(プレミアム) |
0円(機器別) | ・対面/請求書:3.25% ・非対面:3.75% ・オンライン:3.6% |
可(IT導入補助金) | 対応 | 直感的 | 決済、分析、EC連携 | 高い | シンプルで好評 | 電話・メール、年末年始を除く10:00~18:00 | ? | グローバルで実績 | 初期費用ゼロ・決済手段豊富・モバイルPOS | iPad/iPhone、Android、専用端末 | 可(注文入力や会計) | 中 | 高機能汎用型 | タブレット型、パソコン型、決済端末一体型 | あり | カフェ、イベント | 【個人〜小規模事業者】キャッシュレス決済をすぐに導入したい店舗や、初期コストを抑えつつシンプルな会計・在庫管理を行いたい事業者におすすめ。 |
CASHIER | 0円~(ハードウェアにより異なる) | 0円(機器別) | ・カード:3.24%~ ・電子マネー:3.25%~ ・QRコード:? |
可(IT導入補助金) | 対応 | 使いやすい | 在庫管理、顧客管理 | 高い | モバイルオーダーシステムが便利、安いと評判 | 電話・メール、年末年始を除く10:00~18:00 | ? | 中小企業で実績 | セルフレジ・カスタマイズ性・多店舗対応 | Android、専用端末 | 可(注文入力や会計) | 高 | 高機能汎用型 | タブレット型、パソコン型、ターミナル型、決済端末一体型 | あり、オンラインレクチャー | 小売、飲食 | 【小規模〜中規模店舗】複数の販売スタイル(対面販売・セルフレジ・無人店舗)に対応した柔軟な運用をしたい事業者におすすめ。 |
STORESレジ | 0円(フリー) 4,950円(ベーシック) 3,300円(スタンダード) |
0円(機器別) | ・カード:3.24% ・電子マネー:1.98~3.24% ・QRコード:3.24% |
不可 | 対応 | 初心者向け | EC連携、売上管理 | 高い | 簡単・安価と好評 | 電話・メール、平日10:00-18:00 | 30日間 | EC事業者に人気 | EC連携・オムニチャネル対応・小規模向け | iPad | 可(注文入力や会計) | 中 | 高機能汎用型 | タブレット型 | あり | 小売、飲食 | 【EC併用事業者】特にオンラインショップと実店舗を併営している小売業者や、シンプルな操作でスムーズな運営をしたい事業者におすすめ。 |
汎用型・業界特化型のPOSレジを徹底比較!

POSレジアプリのおすすめ比較!飲食店・小売店・美容室に人気なのは?
どんな業種にも対応しやすい「汎用型」、飲食・美容・小売に特化した「業界特化型」、そして人手不足対策にもなる「セルフレジタイプ」まで、目的や業態に合わせておすすめのPOSレジをわかりやすく比較します。
詳しくはこちらPOSレジの最新シェア率(2025年)
POSレジ選びで 失敗しないためには、複数の人気POSレジを比較検討することも重要 です。口コミや評判も参考にしながら、長期的な視点で最適なPOSレジを選びましょう。

POSレジを導入した企業の成功事例
飲食店:焼肉トラジのPOSレジ導入事例
焼肉チェーン「トラジ」は、 POSレジ「POS+ food」を導入し、業務効率化と顧客満足度向上を実現 しました。
┃導入前の課題
- 大きなレジとハンディが場所を取っていた
- メニュー編集に時間がかかり、業務効率が悪化
- メニュー編集の時間が大幅に削減(体感1/10)
- スマートフォン型のハンディに変更し、現場スタッフの操作性が向上
- レジ回りがコンパクトでスタイリッシュになり、サブメニューで複雑な注文にも対応
- POS+food、POS+OES(ハンディ)、POS+assistを活用
- 開発担当者と直接やり取りできるため、システム連携がスムーズに進行
- メニュー編集が簡単で、全店舗一括で変更可能(新メニュー追加は15分ほどで完了)
- メニュー管理の簡便さ: 全店舗で即反映可能なメニューテンプレート
- 定期的なバージョンアップ: ユーザーの要望が反映され、サービスが常に進化
- ハンディの操作性: タイル式の画面でオーダーが速く、顧客との接点を大切にできる
参考:全70店舗のPOSを一斉入れ替え!POS+OES(ハンディ)を駆使し、おもてなしの質向上へ│ポスタス
【無料】POS+ foodの詳細を聞く小売店:青山フラワーマーケットのPOSレジ導入事例
花卉小売の「青山フラワーマーケット」は、 「POS+ retail」を導入し、業務効率化と顧客管理の強化に成功 しました。
┃導入前の課題
- 販売管理にPCとレジの2台が必要で、導入や運用保守が負担だった
- 紙のポイントカードではポイント還元のみで、CRMの活用が難しかった
- タブレットPOSはアプリをインストールするだけで導入が簡単で、操作もシンプル
- ポイントカードのデジタル化により、ポイント還元だけでなく、CRMの強化が実現
- 現場スタッフのITリテラシーに関わらず簡単に運用可能で、メンテナンスも容易
- POS+ならタブレット1台で販売管理からレジまで対応でき、省スペース化と業務効率化を実現
- POS+は販売管理と顧客管理を一元化できる唯一のシステムが決め手
- 従来の販売管理とレジの連携に課題があり、紙のポイントカードでは顧客管理が不十分だった
- 万一タブレットが壊れても、代替えが簡単で運用負担が軽減
- アプリをインストールするだけでPCやレジは不要、操作性が向上
- 業績をリアルタイムで把握し、比較・ランキングで競争意識を高め業績向上
参考:花屋でレジも販売管理もタブレット1台で省スペース化│ポスタス
【無料】POS+ retailの詳細を聞く美容室:EARTHのPOSレジ導入事例
全国展開する美容室チェーン「EARTH」は、 「POS+ beauty」を導入し、レジ業務や顧客管理を効率化 しました。
┃導入前の課題
- 既存のレジが大きく、スペースを取っていた
- フランチャイズ制のため、オリジナルメニューや歩合を各店舗ごとに設定する必要があった
- 紙のカルテで顧客の施術内容を管理しており、大量のカルテを保管するスペースが必要だった
- 売上の一括管理が可能となり、多店舗間での集計作業の効率化が進んだ
- レジ周りがスッキリとスタイリッシュになり、店舗のスペースを有効活用できるようになった
- 同一のPOSシステムを全ブランドで導入することで、時間や工数が大幅に削減され、業務効率化が実現
- iPadでの一元管理が可能な点と、システムがリーズナブルである点が決め手
- リアルタイムで売上状況を把握し、店舗の相談や修正依頼に迅速対応可能に
- iPadベースのPOSに変更し、スペースを節約
- 新規顧客のカルテ入力が席ででき、業務効率が向上
- スマートフォンで施術の合間に予約が取れ、予約枠の有効活用が進んだ
- オリジナルメニューや歩合設定の変更が簡単になり、本部対応の負担軽減
参考:全250店舗にPOS+導入!紙カルテのデジタル化、本部対応工数や店舗スタッフのレジ業務簡素化で負担軽減へ│ポスタス
【無料】POS+ beautyの詳細を聞くPOSレジ導入の流れ
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STEP.1
目的と要件の明確化
まず、POSレジを導入する目的を定めます。
売上管理の効率化、在庫管理の強化、顧客サービスの向上など、店舗の課題や目標を明確にします。その上で、必要な機能(キャッシュレス決済対応、分析機能など)や予算を洗い出します。 -
STEP.2
製品の選定と比較
市場にあるPOSレジ(例:Airレジ、Squareなど)を調査し、機能やコスト、サポート体制を比較します。
業種(飲食店、小売店など)に適したものを選び、デモや無料トライアルを活用して操作性を確認することもおすすめです。 -
STEP.3
契約と発注
気に入ったPOSレジを選んだら、提供企業と契約を結びます。
初期費用や月額費用、必要なハードウェア(タブレット、レシートプリンターなど)を確認し、発注手続きを進めます。納期や設置スケジュールもこの段階で調整します。 -
STEP.4
設置と設定
届いた機器を店舗に設置し、初期設定を行います。
商品データや価格の登録、スタッフアカウントの作成、決済端末との連携などを進めます。提供企業がサポートする場合も多いので、指示に従い進めましょう。 -
STEP.5
スタッフ教育とテスト運用
スタッフに操作方法を教育し、実際の業務を想定したトレーニングを実施します。
その後、短期間のテスト運用を行い、問題がないか確認。必要に応じて設定を微調整します。 -
STEP.6
本格運用とフォローアップ
問題がなければ本格運用を開始します。運用中は売上データや顧客情報を活用し、業務改善を進めます。
また、トラブル時に備え、サポート窓口を確認しておくと安心です。
まとめ
POSレジは、販売データをリアルタイムで記録・分析し、店舗運営を効率化するシステムです。従来のレジスターとは異なり、バーコードスキャンやキャッシュレス決済に対応し、売上管理、在庫管理、顧客管理など多岐にわたる機能を提供します。
主な種類として、ターミナル型、タブレット型、パソコン型、決済端末一体型があり、業種や規模に応じて選択可能です。導入により、売上・在庫の可視化、レジ業務の効率化、顧客データ分析によるマーケティング活用など、経営改善に貢献します。
一方、導入・運用コストやシステムトラブルのリスクも考慮が必要です。最適なPOSレジを選ぶためには、導入目的の明確化、機能や価格の比較、使いやすさやサポート体制の確認が欠かせません。
「どのPOSレジが自店舗に最適かわからない」「多機能すぎて使いこなせるか不安」「導入費用を抑えたい」など、少しでもお悩みがございましたら、お気軽にPOSレジコンシェルジュまでご相談ください。

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この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
WizCloud編集部メンバーが執筆・更新しています。 Web関連、デジタル関連の最新情報から、店舗やオフィスの問題解決に使えるノウハウまでわかりやすくご紹介します!