「タブレットPOSレジの特徴やメリットは?」
「無料で使えるアプリはある?」
iPadなどに専用アプリをインストールするだけで使えるタブレットPOSレジは、低コストで導入でき、操作が簡単で多機能なレジシステムとして、飲食店や小売店など幅広い業種で注目されています。
しかし「導入時に補助金は使える?」「従来のPOSレジとは何が違う?」など、疑問も多いはずです。
本記事では、従来型POSとの違いや主な機能、費用相場、サービスの選び方までわかりやすく解説。導入前に知っておきたいメリット・デメリットや比較ポイントも詳しく紹介しています。
店舗運営の効率化を図りたい方におすすめの内容です。
目次
▼この記事で紹介している商品
タブレットPOSレジとは
タブレットPOSレジとは
タブレットPOSレジとは、 iPadなどのタブレット端末にPOS(販売時点情報管理)システムをインストールして使用するレジシステム のことです。
従来のレジに比べて、軽量・コンパクトで操作も簡単なため、飲食店や小売店、美容室など幅広い業種で導入が進んでいます。
クラウド型が主流で、売上や在庫、顧客データの管理をリアルタイムで行うことが可能です。

従来型のPOSレジとの違い
従来型のPOSレジは、専用のハードウェアとソフトウェアを使用するのが一般的で、導入やメンテナンスに高いコストがかかることが多く、操作も複雑な傾向がありました。
その点タブレットPOSレジは、一般的なタブレット端末とクラウドサービスを組み合わせることで、 初期費用や保守費用を抑えつつ、誰でも直感的に使える利便性が魅力 です。
また、インターネット環境があればどこでも利用でき、データの共有や分析も簡単に行えます。
タブレットPOSレジの特徴
- 直感的に操作しやすい
タブレットPOSレジは、スマートフォンのようなタッチ操作が基本で、複雑な機械操作が不要です。アイコンやメニューが視覚的に分かりやすく配置されており、スタッフ教育も短期間で済みます。 - 端末の汎用性が高い
iPadやAndroidタブレットなど、一般に流通している端末を使えるため、端末の調達や交換が容易です。また、同じ端末を他の業務用途にも活用でき、無駄がありません。 - 拡張性が高い
クラウド型の特性を活かし、売上管理だけでなく在庫管理や予約システム、顧客管理機能など、多彩な機能を後から追加可能。事業の成長に合わせて柔軟に対応できる点も大きなメリットです。 - コンパクトで持ち運びも可能
従来の大型レジと比べて非常に小型で、カウンターの上をすっきりと保てます。持ち運びも可能なので、イベント出店や移動販売などにも適しており、レジ環境を柔軟に構築できます。
おすすめのタブレットPOSレジを比較
【汎用型】おすすめのPOSレジ5選
POSレジ | 月額費用(税込) | 初期費用(税込) | 決済手数料 | 補助金・助成金活用 | インボイス対応 | 使いやすさ・操作性 | 機能一例 | 費用対効果 | 口コミ・評判 | サポート体制 | 無料トライアル | 導入実績・業界シェア | サービスの強み | 対応デバイス | オフライン対応 | カスタマイズ性 | 製品タイプ | 端末タイプ | 練習モード | 最適なお店 | 向いている事業者 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スマレジ | 0円(スタンダード) 5,500円(プレミアム) 8,800円(プレミアムプラス) 1万2,100円(フード) 1万5,400円(リテール) |
0円(機器別) | ・カード:1.98%~ ・電子マネー:3.24% ・QRコード:2.00%~ |
可(IT導入補助金) | 対応 | 直感的、初心者向け | 在庫管理、売上分析 | 高い | タッチパネルレジで使いやすいと好評 | 電話・メール・チャット(有料プラン)、訪問サポートあり | 30日間 | 4万8,000店舗以上、飲食・小売で高いシェア | 高機能・オフライン対応・多店舗管理 | iPad/iPhone | 可(注文入力や会計) | 高 | 高機能汎用型 | タブレット型、パソコン型 | あり、オンラインレクチャー | 飲食店、小売 | 【中小企業】高度な在庫管理や売上分析が必要な中規模以上の店舗や、業態・規模に応じて機能を柔軟にカスタマイズしたい事業者におすすめ。 |
Airレジ | 0円 | 0円(機器別) | ・カード:3.24% ・電子マネー:3.24% ・QRコード:2.95% |
不可(無料のため) | 対応 | 非常に簡単 | 売上管理、会計連携 | 非常に高い | 無料かつタッチパネルレジで好評 | 電話、チャット、メール、365日受付9:30~23:00 | 無期限無料 | 90万4,000アカウント以上、小規模店舗で人気 | 基本無料・シンプル操作・リクルート連携 | iPad/iPhone | 可(注文入力や会計) | 低 | 高機能汎用型 | タブレット型 | あり、セミナー開催 | 小規模飲食、小売 | 【個人事業主・小規模店舗】レジ導入が初めてで、コストを抑えて簡単に使えるPOSレジを探している事業者。特に小規模な飲食店や物販店、個人経営のサロンなどにおすすめ。 |
Square | 0円(フリー) 1万3,000円(レストラン/プラス) 6,000円(リテール/プラス) 3,000円(予約/プラス) 見積もり(プレミアム) |
0円(機器別) | ・対面/請求書:3.25% ・非対面:3.75% ・オンライン:3.6% |
可(IT導入補助金) | 対応 | 直感的 | 決済、分析、EC連携 | 高い | シンプルで好評 | 電話・メール、年末年始を除く10:00~18:00 | ? | グローバルで実績 | 初期費用ゼロ・決済手段豊富・モバイルPOS | iPad/iPhone、Android、専用端末 | 可(注文入力や会計) | 中 | 高機能汎用型 | タブレット型、パソコン型、決済端末一体型 | あり | カフェ、イベント | 【個人〜小規模事業者】キャッシュレス決済をすぐに導入したい店舗や、初期コストを抑えつつシンプルな会計・在庫管理を行いたい事業者におすすめ。 |
CASHIER | 0円~(ハードウェアにより異なる) |
0円(機器別) | ・カード:3.24%~ ・電子マネー:3.25%~ ・QRコード:? |
可(IT導入補助金) | 対応 | 使いやすい | 在庫管理、顧客管理 | 高い | モバイルオーダーシステムが便利、安いと評判 | 電話・メール、年末年始を除く10:00~18:00 | ? | 中小企業で実績 | セルフレジ・カスタマイズ性・多店舗対応 | Android、専用端末 | 可(注文入力や会計) | 高 | 高機能汎用型 | タブレット型、パソコン型、ターミナル型、決済端末一体型 | あり、オンラインレクチャー | 小売、飲食 | 【小規模〜中規模店舗】複数の販売スタイル(対面販売・セルフレジ・無人店舗)に対応した柔軟な運用をしたい事業者におすすめ。 |
STORESレジ | 0円(フリー) 4,950円(ベーシック) 3,300円(スタンダード) |
0円(機器別) | ・カード:3.24% ・電子マネー:1.98~3.24% ・QRコード:3.24% |
不可 | 対応 | 初心者向け | EC連携、売上管理 | 高い | 簡単・安価と好評 | 電話・メール、平日10:00-18:00 | 30日間 | EC事業者に人気 | EC連携・オムニチャネル対応・小規模向け | iPad | 可(注文入力や会計) | 中 | 高機能汎用型 | タブレット型 | あり | 小売、飲食 | 【EC併用事業者】特にオンラインショップと実店舗を併営している小売業者や、シンプルな操作でスムーズな運営をしたい事業者におすすめ。 |
【飲食店向け】おすすめPOSレジ4選
POSレジ | 月額費用(税込) | 初期費用(税込) | 決済手数料 | 補助金・助成金活用 | インボイス対応 | 使いやすさ・操作性 | 機能一例 | 費用対効果 | 口コミ・評判 | サポート体制 | 無料トライアル | 導入実績・業界シェア | サービスの強み | 対応デバイス | オフライン対応 | カスタマイズ性 | 製品タイプ | 端末タイプ | 練習モード | 最適なお店 | 向いている事業者 |
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POS+ food | 1万5,400円~ | 0円(機器別) | 3.24%~ | 可(IT導入補助金) | 対応 | 専門的 | モバイルオーダー、勤怠管理 | 普通 | 飲食特化で好評 | 電話、365日10:00~20:00、無制限駆けつけ | ? | 飲食で実績 | カフェ、居酒屋、ファストフードなどに柔軟に対応 | iPad | 可(注文入力や会計) | 中 | 業界特化型 | タブレット型 | あり | 飲食店 | 【飲食店全般】特に、ホール・キッチン・レジの連携をスムーズにし、オペレーションを効率化したいカフェ、レストラン、居酒屋などの中小規模店舗におすすめ。 |
funfo | 0円(ベーシック) 4,950円(ベーシック) 9,900円(プロプラス) 1万4,850円(LINEプロ) |
0円(機器別) | 3.24%〜3.95% | 不可(無料のため) | 対応 | 直感的 | 商品管理、分析、複数端末同期 | 高い | モバイルオーダー機能が好評 | LINE・Zoom、平日・土曜日10:00~20:00 | アプリ無料ダウンロードで可能 | 5,000店舗以上 | LINE連動、独自のPOS機能 | iPad、iPhone(ハンディ) | 要問い合わせ | 中 | 業界特化型 | タブレット型 | アプリ無料ダウンロードで可能 | 飲食店 | 【飲食店全般】特に、キッチンディスプレイシステム(KDS)と連携した注文の効率化や、レジレス運用を目指すフードコートやカジュアル飲食におすすめ。 |
ワンレジ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 可(IT導入補助金) | 対応 | 直感的 | 自動分析、給与計算、衛生管理 | 普通 | 多機能でコスパ良し | 電話、24時間365日 | デモあり | 飲食で実績 | 飲食店経営20年超のプロが開発 | iPad、iPhone(ハンディ) | 可(注文入力や会計) | 中 | 業界特化型 | タブレット型 | あり | 飲食店 | 【飲食店全般】特に、注文から会計、勤怠管理までを一元化したいお店におすすめ。 |
ユビレジ | ➊6,900円~(プレミアム) ➋8,400円〜(➊+ハンディ) ❸1万5,000円〜(➊➋+QRオーダー&決済) ❹見積もり(エンタープライズ) |
0円~ | 2.95~3.95% | 可(IT導入補助金) | 対応 | 直感的 | 在庫管理、顧客管理 | 高い | 使いやすい | 電話・メール、平日10:00〜18:00※有償は365日22:00まで | アカウント作成月の月末まで | 4万店舗以上、飲食・小売で実績 | 柔軟な拡張性 | iPad | 可(注文入力や会計) | 高 | 業界特化型 | タブレット型 | あり | 飲食、小売店 | 【飲食業・小規模店舗】シンプルで直感的な操作を求め、低コストで運用したい事業者におすすめ。 |
【小売店向け】おすすめPOSレジ3選
POSレジ | 月額費用(税込) | 初期費用(税込) | 決済手数料 | 補助金・助成金活用 | インボイス対応 | 使いやすさ・操作性 | 機能一例 | 費用対効果 | 口コミ・評判 | サポート体制 | 無料トライアル | 導入実績・業界シェア | サービスの強み | 対応デバイス | オフライン対応 | カスタマイズ性 | 製品タイプ | 端末タイプ | 練習モード | 最適なお店 | 向いている事業者 |
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POS+retail | 1万5,400円~ | 0円(機器別) | 3.24%~ | 可(IT導入補助金) | 対応 | 専門的 | 在庫管理、分析 | 普通 | 小売向けで好評 | 電話(365日)、無制限駆けつけ | ? | 小売で実績 | 小売特有の価格戦略を簡単に設定可能 | iPad | 可(注文入力や会計) | 中 | 業界特化型 | ターミナル型、決済端末一体型 | あり | 小売店 | 【アパレル・雑貨・小売業】特に、複数店舗を運営している事業者や、顧客管理・売上分析を活用してリピーターを増やしたい中小規模の小売業におすすめ。 |
パワクラ | 0円(フリー) 7,000円(スタンダード) 見積もり(プレミアム) |
0円(機器別) | 要問い合わせ | 可(IT導入補助金) | 対応 | 専門的 | 売上分析、EC連携 | 普通 | 短期間入金で好評 | 電話(365日) | ? | 3,500店舗以上 | 高度な顧客管理と販促、EC連携パッケージ搭載 | iPad/iPhone、Android | 可(注文入力や会計) | 中 | 業界特化型 | タブレット型 | あり | 小売店 | 【飲食・小売業の小規模〜中規模店舗】スタッフのITリテラシーに不安がある事業者や、複雑すぎる機能は不要だけれど業務効率化は図りたい事業者におすすめ。 |
SPIRE POS | 4,950円(スモール) 9,900円(リテール) 1万3,200円(リサイクル |
0円(機器別) | 2.5%~3.25% | 可(IT導入補助金) | 対応 | 直感的 | 在庫管理、商品買取 | 普通 | 使いやすいと好評 | 電話、平日10:00~18:00 | 30日間 | 小売で実績 | リアルタイムで在庫状況を把握 | iPad/iPhone、Android | 要問い合わせ | 高 | 業界特化型 | タブレット型、パソコン型 | あり | 小売店 | 【小売・アパレル業界の多店舗展開企業】特に、アパレル・雑貨などでリアルタイム在庫把握や販売動向の分析が必要なお店におすすめ。 |
【美容室向け】おすすめPOSレジ3選
POSレジ | 月額費用(税込) | 初期費用(税込) | 決済手数料 | 補助金・助成金活用 | インボイス対応 | 使いやすさ・操作性 | 機能一例 | 費用対効果 | 口コミ・評判 | サポート体制 | 無料トライアル | 導入実績・業界シェア | サービスの強み | 対応デバイス | オフライン対応 | カスタマイズ性 | 製品タイプ | 端末タイプ | 練習モード | 最適なお店 | 向いている事業者 |
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POS+ beauty | 1万5,400円~ | 0円(機器別) | 3.24%~ | 可(IT導入補助金) | 対応 | 専門的 | 予約管理、顧客管理 | 普通 | 美容室で好評 | 電話(365日)、無制限駆けつけ | ? | 美容業界で実績 | 売上・施術データ分、POS内での物販管理 | iPad | 可(注文入力や会計) | 中 | 業界特化型 | タブレット型 | あり | 美容室 | 【美容室・サロン】特に、スタッフごとの予約や指名、施術履歴の管理など、美容業に特化した機能が求められるお店におすすめ。 |
SalonAnswer | 1万780円~ | 14万3,000円 | 要問い合わせ | 可(IT導入補助金) | 対応 | 直感的 | 予約管理、分析集計 | 普通 | オンライン予約が好評 | 電話・メール、平日対応 | 30日間 | 9,000店舗以上 | パーソナライズされた接客を実現 | iPad | 不可 | 中 | 業界特化型 | タブレット型、パソコン型 | あり | 美容室 | 【美容室・サロン】効率的な予約管理やリピーター育成を重視する、個人サロン/自宅サロン~中規模サロンにおすすめ。 |
StoreTouch | 7,700円 | 0円(機器別) | 要問い合わせ | 不可(無料のため) | 対応 | 直感的 | 売上管理、顧客管理 | 高い | 使いやすいと好評 | 電話・メール、平日9:00~18:00 | デモあり | 美容業界で実績 | 基本機能をバランスよく提供 | 専用端末 | ? | 中 | 業界特化型 | 専用端末 | ? | 美容室 | 【美容室・サロン】在庫管理の精度を高めたい店舗や、今後の店舗展開を見据えて運営基盤を整えたい事業者におすすめ。 |
本記事で紹介した各サービスについてより詳しくチェック!

POSレジアプリのおすすめサービスを比較!飲食店・小売店・美容室に人気なのは?
タブレットPOSレジの主な機能
- 会計
商品の登録から金額計算、割引、クレジットカードや電子マネーなど多様な決済手段への対応までを一括で行えます。レシート印刷やメールでのレシート送信も対応しており、ペーパーレス化にも貢献。 - 売上管理
日別・時間別・商品別などさまざまな切り口で売上データを集計・分析できます。リアルタイムでの売上確認が可能で、売れ筋商品の把握や販売戦略の立案にも役立つ。クラウド上にデータが保存され、外出先でもスマホやPCからアクセス可能。 - 商品管理
商品名・価格・カテゴリー・バーコードなどの商品情報を一括管理できます。商品の登録・変更もタブレット上で簡単に行えるため、メニューの入れ替えやセール対応にも柔軟に対応可能。複数店舗間での商品情報を共有できる機能もある。 - 在庫管理
商品の入荷・出庫状況をリアルタイムで記録・反映。販売と同時に在庫情報も即時更新され、在庫切れや過剰在庫を防止。また、アラート機能により、在庫数が一定以下になると通知されるため、適切なタイミングでの仕入れが可能。 - 顧客管理
来店履歴・購入履歴・好み・誕生日などの顧客情報を記録・蓄積し、リピーターへの個別対応やキャンペーン案内など、きめ細かいマーケティング施策が可能。ポイントの累積や使用履歴も記録でき、顧客満足度の向上に貢献。 - 勤怠管理
スタッフの出勤・退勤をタブレット上で打刻し、勤務時間を自動で記録・集計可能。シフト管理機能と連携させれば、労働時間の可視化や過重労働の防止にも。給与計算ソフトとの連携により、給与処理の効率化にも貢献。 - 発注管理
在庫数や売上データに基づいて、適切な商品を必要な量だけ発注可能。過去の販売実績を元にした自動発注提案機能を活用すれば、仕入れミスや在庫過多のリスクを軽減。仕入先ごとに発注書を自動作成する機能もあり、業務効率が大幅に向上。 - 予約管理
顧客からの予約をオンラインや電話で受け付け、タブレット上で一元管理。予約状況がリアルタイムに更新され、ダブルブッキングなどを防止。顧客情報と連携させれば、リピート予約やリマインド通知も自動で対応でき、顧客の利便性も向上。 - アプリ・外部システムとの連携
会計ソフトや顧客管理アプリ、クラウドストレージなど、多様な外部システムとの連携が可能。例えばクラウド会計ソフトとの連携で売上データの自動取り込みが可能になり、経理業務が効率化。API対応のレジであれば、独自開発のアプリとも連携でき、業務の最適化が図れる。 - ポイント連携
顧客ごとの購入額に応じてポイントを付与し、次回以降の会計時に使用可能にします。独自のポイント制度を構築したり、外部の共通ポイントサービス(例:Tポイント、楽天ポイント)と連携することも可能。
タブレットPOSレジの費用相場
初期費用の内訳と相場
タブレットPOSレジの初期費用は、従来型レジに比べて比較的低コストな傾向にあります。
主な内訳は以下の通りです。
- タブレット端末代:3万〜8万円程度
- POSアプリの初期設定費用:0〜5万円程度
- 周辺機器:合計で3万〜10万円程度(レシートプリンター、キャッシュドロア、バーコードリーダーなど)
トータルの初期費用は、10万〜20万円ほどが目安で す。
無料で始められるプランやレンタルサービスもあるため、業種や規模に応じて最適なプランを選ぶことが重要です。
ランニングコストの内訳と相場
タブレットPOSレジのランニングコストの主な内訳は以下の通りです。
- POSアプリの月額利用料
- クラウドサービスやデータ保存費用
- ソフトウェアのアップデート費用
- 決済手数料(決済代行サービスを利用する場合)
ランニングコストは利用するサービスによって大きく変動しますが、トータルで 月額5,000〜1万5,000円程度が目安 です。
売上規模や機能の必要度に応じてコストは変動するため、自社の業務に適したプラン選びがコスト最適化の鍵となります。
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初期費用を抑えられる
タブレットPOSレジは、 専用の高価なハードウェアを必要としないため、導入時の初期費用を大幅に抑えることが可能 です。
一般的なタブレット端末と、必要最低限の周辺機器を用意すれば運用が可能で、初期費用10万〜20万円程度で導入できます。
細菌では、無料や低価格で利用できるPOSアプリも増えており、スタートアップや小規模店舗でも低リスクで導入しやすいでしょう。
短期間で運用開始できる
タブレットPOSレジは、システムのセットアップが簡単で、導入から運用開始までの期間が非常に短いのが特長です。
アプリをインストールするだけで使えるサービス多く、直感的な操作で設定が可能 なため、専門知識がなくても短時間で始められます。
また、多くのサービスで初期設定のサポートやマニュアルが充実しており、オープン前の準備期間が限られている店舗でも、スムーズに立ち上げが可能です。
アップデートが容易
クラウドベースで動作するタブレットPOSレジは、 ソフトウェアのアップデートが自動で行われる場合が多く、常に最新の状態で利用可能 です。
新機能の追加や不具合の修正も迅速に行われるため、安心して運用を続けられます。
従来型のレジではアップデートに専門業者を呼ぶ必要がありましたが、タブレットPOSではその手間も不要。
業務を止めることなく、継続的な機能向上が期待できる点は大きなメリットです。
データをリアルタイムに一元管理できる
タブレットPOSレジは、売上・在庫・顧客情報などをリアルタイムでクラウドに保存・集計できます。
これにより、スマートフォンやパソコンを使って 本部や外出先からでも店舗の状況を確認でき、複数店舗の一元管理も容易 です。
手作業による集計ミスが減るほか、スピーディな経営判断にもつながります。
また、日報の作成や会計ソフトへのデータ連携もスムーズで、業務効率を大幅に向上させます。
幅広い決済サービスに対応
タブレットPOSレジは、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、さまざまな決済手段に対応しています。
これにより、 キャッシュレス化が進む現代のニーズに柔軟に応えることができ、顧客満足度の向上に もつながります。
特にインバウンド需要がある店舗では、多言語対応や海外発行カードの使用も視野に入れた幅広い決済手段の導入が重要で、タブレットPOSレジならその実現が容易です。
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【無料】お問い合わせはこちらタブレットPOSレジのデメリットと注意点
端末・周辺機器には別途費用が発生
タブレットPOSレジ自体は安価または無料で利用できることもありますが、実際の運用には別途端末や周辺機器が必要になります。
これにより、 初期費用が想定より高くなるケースもあるため、事前に必要な機器とそのコストを把握しておくことが重要 です。
- レシートプリンター
- キャッシュドロア
- バーコードリーダー
- タブレットスタンド
- カードリーダー
従来型のレジと比べて耐久性が低い
タブレットPOSレジは、一般消費者向けに作られたタブレット端末を利用するため、従来の業務用POSレジに比べて物理的な耐久性が劣る場合があります。
例えば、 頻繁なタッチ操作や落下による衝撃、水濡れなどによって、故障のリスクが高まる ことがあります。
また、長時間の連続使用や高温環境下での使用も不具合の原因となり得ます。
特に、飲食店や屋外利用などでは、耐衝撃ケースの装着や、こまめなメンテナンスが推奨されます。
【対策】本体にケースをつける、タブレットスタンドで固定する
システムや通信のトラブルによる業務停止リスク
タブレットPOSレジは、クラウドベースで動作するものが多く、インターネット接続が不可欠です。
そのため、 通信障害やサーバートラブルが発生すると、会計処理ができなくなり、業務に大きな支障をきたす可能性 があります。
また、端末のフリーズやアプリのバグによって、販売処理が一時停止するリスクもあります。
【対策】バックアップ用の手書き伝票や予備端末の準備をしておく
Android端末で使えるPOSレジアプリは少ない
タブレットPOSレジはiPadを想定したアプリが多く、Android端末に対応した高機能なPOSアプリはまだ限られています。
これは、開発側がApple製品の安定性や市場シェアの高さを重視しているためです。
そのため、コストを抑えるためにAndroid端末を利用したいと考えていても、 利用できるアプリが限られ、必要な機能を満たせないケースがあります 。
【対策】導入前に、希望するアプリが端末に対応しているかを必ず確認する
タブレットPOSレジがおすすめな業種
飲食業
飲食業でタブレットPOSレジを活用すると、 オーダーの登録や変更が簡単で、注文・会計をスムーズに行えます 。
さらに、テーブルオーダーやセルフオーダー端末と連携することで、ホール業務の効率化が図れ、スタッフの負担軽減にもつながります。
売上・予約・顧客情報も一元管理できるため、個人経営のカフェからチェーン展開の飲食店まで、幅広い店舗に対応可能です。
小売業
小売業では、商品数が多い中でのスピーディな会計処理や、在庫・売上の管理が重要です。
タブレットPOSレジを導入すれば、 商品ごとの売上分析や在庫のリアルタイム管理が簡単に行え、発注業務の効率化に も貢献します。
また、バーコードリーダーとの連携によってレジ業務の正確性も向上。
コンパクトな設置で省スペース化が可能なため、店舗のレイアウトに柔軟性が生まれるのもメリットです。
サービス業
美容室やネイルサロン、整体院などのサービス業では、予約管理や顧客管理の機能が特に重宝されます。
タブレットPOSレジなら、 予約状況の可視化やリピーターの来店履歴、施術内容の記録も可能で、顧客対応の質を高める ことに繋がります。
さらに、LINEやメールによるリマインド通知やポイント機能との連携で、集客・販促にもつながります。
複数店舗を展開している企業
複数店舗を運営する企業では、各店舗の売上・在庫・スタッフの勤怠などを本部で一元管理できることが重要です。
タブレットPOSレジは クラウドベースで情報がリアルタイムに共有されるため、店舗間の比較分析や迅速な経営判断が可能 になります。
また、商品情報や価格設定を全店で統一できるため、業務の標準化にも役立ちます。
店舗の拡大に合わせたシステムのスケーラビリティも魅力です。
タブレットPOSレジの比較ポイント
- 対応機種・OS
- 必要な機能が揃っているか
- コストが適正か
- 対応している決済サービス
- 他システムとの連携
- サポート体制の充実度
対応機種・OS
タブレットPOSレジを選ぶ際には、使用する端末の対応機種やOS(iOS/Android)を確認しましょう。
多くのPOSアプリはiPad(iOS)に最適化されているため、 Androidタブレットでは機能制限がある場合も あります。
また、古い端末ではアプリが正常に動作しないこともあるため、推奨機種やOSバージョンを事前に確認し、安定して動作する環境を整えることが重要です。
必要な機能が揃っているか
店舗の業種や規模によって、必要とされる機能は異なります。
基本的な会計機能に加え、在庫管理・売上分析・顧客管理・予約管理など、 自店の業務に合った機能が備わっているかを確認しましょう 。
一方、必要以上に多機能なPOSは利便性が高い一方で、使いこなせなければ無駄になります。
必要な機能だけをシンプルに使いたい場合は、機能のカスタマイズ性やオプション機能の追加可否も重要な比較ポイントです。
コストが適正か
POSレジの導入には、初期費用と月額のランニングコストが発生しますが、 価格だけで判断せず、機能とのバランス=費用対効果を見ることが大切 です。
安価でも必要な機能が不足していれば業務効率は上がりません。逆に高機能でも活用できなければ無駄な出費になります。
無料プランやトライアルを活用し、実際の使用感やサポートの質も確認したうえで、コストに見合った価値があるか検討しましょう。
対応している決済サービス
タブレットPOSレジが対応している決済サービスの種類は、顧客満足度に大きく関わるポイントです。
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済への対応状況をチェックし、 自店のターゲット層や客層に合った決済手段が選べるかを確認しましょう 。
また、決済手数料の設定も各サービスで異なるため、導入後のコストにも影響を与えます。
特に、インバウンド需要がある店舗では、海外発行カード対応も重要です。


他システムとの連携
業務効率を高めるには、 会計ソフトや勤怠管理、予約システムなど他の業務システムとの連携機能があるか どうかも大きなポイントです。
例えば、会計ソフトとの自動連携により、経理作業の手間を大幅に削減できます。
また、API連携が可能なPOSレジなら、自社独自の業務システムともスムーズに統合でき、将来的な拡張性も期待できます。
システム連携の可否と、その設定のしやすさも事前に確認しておきましょう。
サポート体制の充実度
POSレジのトラブルはコア業務に直結するため、万が一のトラブル時に迅速に対応してもらえるサポート体制があるかは非常に重要です。
電話・チャット・メールなどのサポート手段の有無、対応時間、サポート言語(多言語対応)など を確認しましょう。
また、導入時の初期設定サポートや、操作説明の動画・マニュアルの充実度も見逃せません。
特にITに不慣れな場合は、導入後のフォロー体制が整っているサービスを選ぶと安心です。
タブレットPOSレジを導入する流れ
-
STEP.1
必要な機能と店舗に合った仕様の見極め
まずは、 自店舗の業務内容や課題を整理し、POSレジ導入の目的を明確にする ことが重要です。
会計処理の効率化、在庫管理の自動化、予約管理や顧客情報の一元化など、何を改善したいかによって、必要な機能も異なります。
業態や業種によっても求められ仕様は違うため、自店の業種や規模に合ったPOSレジの要件を洗い出しましょう。
◎この段階で将来的な店舗展開や機能追加の可能性も視野に入れることがポイントです。
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STEP.2
問い合わせ・相見積もり
必要な機能が明確になったら、複数のPOSレジ提供会社に資料請求や問い合わせを行いましょう。
機器代・月額費用・サポート費などの見積もりを取り、サービス内容や価格を比較する ことも重要です。
相見積もりを通じて、コストと機能のバランスが最適なプランを見極め、将来的なランニングコストも考慮して検討を進めましょう。
◎可能であれば、デモ体験や無料トライアルを試すことで、実際の使い勝手を確認できます。
-
STEP.3
サービスの選定・契約
複数社のサービス内容や見積もりを比較検討したうえで、自店舗に最も適したPOSレジサービスを選定します。
機能面や費用、サポート体制など総合的な視点で評価することが大切 です。
選定後は契約手続きに進みますが、契約期間や解約条件などの利用規約も事前にしっかり確認しましょう。
◎店舗オープン前のスケジュールに合わせた導入サポートの有無なども契約前にチェックしておくと安心です。
-
STEP.4
機器の購入・設置・設定
契約が完了したら、POSレジに必要なタブレット端末やレシートプリンターなどの周辺機器を購入します。
機器が届いたら、店舗に設置し、ネットワーク設定やPOSアプリの初期設定を行います 。
商品登録や店舗レイアウトに応じたメニュー設定もこの段階で実施します。メーカーやベンダーのサポートを受けながら進めるとスムーズです。
◎サービスによっては、機器がセットで販売されている場合やレンタル対応もあります。
-
STEP.5
初期トレーニング・運用開始
POSシステムの設定が完了したら、店舗スタッフへのトレーニングを実施します。
操作方法・トラブル対応・決済手順などを共有し、実際の業務で問題なく使えるよう準備 を整えます。
その後、いよいよ本格運用を開始。実際の運用で気づいた点は随時改善しながら、業務効率化を進めていきましょう。
◎トレーニングは、ベンダーが動画・マニュアル・訪問指導などでサポートしてくれるケースもあります。
タブレットPOSレジの導入に活用できる補助金制度
POSレジの導入には、以下のような補助金制度が活用できます。
- IT導入補助金2025
- 小規模事業者持続化補助金
- ものづくり補助金
- 中小企業省力化投資補助金
- インバウンド対応力強化補助金
- 自治体独自の補助制度
- 業務改善助成金
- 働き方改革推進支援助成金
以下の記事では、各制度の補助額・補助率・補助対象や受給条件、申請方法についても詳しく解説しているため、補助金の活用を検討中の方はチェックしてください。
タブレットPOSレジの使い方
- STEP1|アプリをインストールする
まずは、タブレット端末に選んだPOSレジサービスの公式アプリをインストールします。App StoreやGoogle Playから簡単にダウンロード可能で、アカウント登録後、初期設定を行います。 - STEP2|初期設定
店舗情報や営業時間、決済方法の設定などを行う場合が多く、ガイドに沿って進めれば初心者でも簡単に完了します。多くのアプリでは、初回ログイン時にチュートリアルが表示されるため、安心して操作を始められます。 - STEP3|商品やサービスの登録を行う
商品名・価格・カテゴリ・在庫数・商品画像などを入力し、必要に応じてバーコードやSKUも設定します。飲食店では、メニュー名やトッピング情報、小売店なら商品ごとの在庫管理のための情報も登録しておくと便利です。この情報がPOSレジの画面に反映され、会計や在庫管理がスムーズになります。 - STEP4|レジで商品やサービスを選択する
会計時には、タブレット画面から販売する商品やサービスを選択します。画面は直感的なレイアウトになっており、商品戦略、数量の変更や割引、オプション追加もボタン一つで対応できる場合が多く、スムーズに操作できるのが特徴です。 - STEP5|会計・決済を行う
商品選択後は、画面上の「会計」ボタンをタップして、決済方法を選択します。現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など多様な方法に対応しており、顧客の希望に応じて柔軟に対応可能です。金額を確認し、レシートを印刷またはメール送信すれば会計完了です。
POSレジの使い方を詳しく解説!

POSレジの使い方徹底マニュアル|メリット・効果・導入方法を紹介
まとめ
タブレットPOSレジは、従来型のレジに比べてコストを抑えながらも、高機能かつ柔軟に運用できる新しいレジシステムです。
直感的な操作性や高い拡張性、クラウドによるリアルタイムのデータ管理といった特長により、飲食業・小売業・サービス業をはじめ、複数店舗展開を行う企業にとっても非常に有用なツールとなっています。
導入時には、業種に適した機能の選定やコスト、サポート体制、他システムとの連携などを比較しながら、自店舗に最適なサービスを選ぶことが重要です。
今後、キャッシュレス化や業務のデジタル化がさらに進む中で、タブレットレジはますます多くの店舗にとって欠かせない存在になるでしょう。
店舗運営の質を高め、変化の激しい時代を乗り越えるための第一歩として、導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたライター
Wiz Cloud編集部
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