ひかり電話とは?メリットデメリットやよくある間違いを徹底解説!

フレッツ光のオプションとして契約することができる固定電話サービスの「ひかり電話」ですが、これは自宅の固定電話だけではなく、オフィスや店舗などの代表番号としても便利に活用することができます。 今回は、ひかり電話に関する基礎知識や、ひかり電話のメリットやデメリットなどを中心に、なるべくわかりやすく解説を進めていきます。

ひかり電話とは?

そもそも「ひかり電話」とは、NTT東日本/NTT西日本(以後、NTT東西)が提供する光ファイバーケーブルを利用したIP電話サービスを指すものです。

この「ひかり電話」ですが、同じくNTT東西から提供されている「フレッツ光(光回線サービス)」のオプションとして提供されている固定電話サービスで、従来までの電話線(メタルケーブル)を使用した固定電話とは異なり、光ファイバーケーブルを利用しているため、音質や伝送速度の向上、良好な通話品質など、さまざまなメリットがあります。

▶︎ひかり電話(光IP電話)|フレッツ光公式(NTT東日本)
▶︎ひか電話とは?|フレッツ光公式(NTT東日本)

「ひかり電話」と「光電話」は違う?

インターネットで「ひかり電話」と検索すると「ひかり電話」と「光電話」の2種類の表記があることに気付くことでしょうが、実はこの「ひかり電話」と「光電話」には、明確な違いがあることをご存知でしょうか。

まずは「ひかり電話」に関してですが、これは先ほども解説した通り、NTT東西から提供されているIP電話サービスを指すもので、特定の回線事業者から提供されているIP電話サービスの「名称」を表す言葉です。

一方の「光電話」に関してですが、これはNTT東西を含む全ての回線事業者から提供されているIP電話サービスを指すもので、あらゆる回線事業者から提供されているIP電話サービスの「総称」を表す言葉です。

光電話はサービスによって名称が異なる

以上のように、光電話というものは、提供されているサービスによって用いられる名称が異なり、あくまでもNTT東西から提供されている光電話が「ひかり電話」と呼ばれているというわけですね。

フレッツ光(NTT東西提供)の光電話サービス:ひかり電話
auひかり(KDDI提供)の光電話サービス:auひかり電話
NURO光(So-net提供)の光電話サービス:NURO光でんわ

IP電話とは?

先ほどからしきりに出てくる「IP電話」という言葉ですが、これはそもそもどのような電話を指すものなのでしょうか。

まず「IP電話」とは、英語の「Internet Protocol(インターネットプロトコル)」の略語であり、簡単に言うと「インターネットを介して音声のやり取りを行う電話サービス」を表すものです。

普通の固定電話との違い

従来までの固定電話では、地中に埋められた電話線(メタルケーブル)に物理的な音声を乗せて届けるという、いわゆる「糸電話」のような仕組みであったのに対し、新しく登場したIP電話では、音声を一度デジタルな信号へと変換し、それをインターネットに乗せて届けるという新しい技術が採用されたため、伝送距離に関係なく、クリアでノイズの少ない音声通話が実現可能となりました。

また、このIP電話には、固定電話や携帯電話などのような「電話番号を必要とする」タイプの「0AB-J型」と「050型」、LINE通話やFacebookメッセンジャーなどのような「電話番号を必要としない」タイプの「電話番号不要型」の大きく分けて3つの種類が存在します。

通話に利用する媒体は違えど、インターネットを経由して音声を届けるという仕組み自体は、どのサービスでも同様のものとなっているため、近年では、こうしたIP電話による音声伝達が主流となりました。

▶︎IP電話とは?基本の仕組みや固定電話としての違いを総合解説!

光電話のメリット

ここからは、光電話のメリットについて、あわせて3つほどご紹介いたします。

音質がクリア

先ほども述べたように、光電話はその仕組み上、本来アナログな信号である音声という情報を、一度デジタル信号へと変換して届けるため、従来よりもクリアな音質で音声通話を行うことができるようになりました。

また、発信先の伝送距離や周辺の建物状況などの影響も受けないため、音質の劣化が少なく、品質の高い音声通話を実現することができるでしょう。

月額料金が安い

従来までの固定電話では、発信元と発信先との伝送距離に応じて、発生する通話料も変動する仕組みとなっていました。

光電話は、インターネット回線を利用した音声通話システムであるため、同じ固定電話への発信であれば、全国一律「8.8円/3分」という安価な料金設定となっています。

電話加入権が不要

従来までの固定電話は、電話番号を取得するための電話番号加入権が必要となっており、そのためには施設設置負担金と言うなの高額な工事費用が発生していました。

光電話では、そのような加入権や施設設置負担金が不要となっているため、初期費用や工事費用などの導入コストを安く抑えることができるでしょう。

光電話のデメリット

続いては、光電話のデメリットについて、あわせて3つほどご紹介いたします。

停電や災害に弱い

従来までの固定電話の場合であれば、電話線(メタルケーブル)そのものが通電線としての役割も担っていたため、停電時や災害時などにおいても通話を行うことができました。

光電話の場合には、電話機本体にLANケーブルと電源プラグを挿す必要があるため、停電時や災害時などの万が一の際には、利用するとができません。

インターネット環境が必須

光電話というサービスは、その名前の通り、光回線を利用した固定電話のサービスとなっているため、そもそも光回線の設備を先に導入しなければ利用することができません。

固定電話のみの契約はできないようになっているため、インターネット回線が不要という方にとっては、こちらも注意しておきたいポイントの一つでしょう。

特殊電話番号に架電できない

光電話は、お話中調べ(114)や伝言ダイヤル(0170)などの、いくつかの特殊電話番号(コレクトコール)に電話をかけることができません。

さほど大きなデメリットというわけではありませんが、これらの特殊電話番号を常用しているという方は、あらかじめ注意しておくべきでしょう。

まとめ

今回は、ひかり電話に関する基礎知識や、ひかり電話のメリットやデメリットなどを中心に、なるべくわかりやすく解説を進めました。

ひかり電話と聞くと、家庭用途の固定電話サービスを想像してしまいがちですが、NTT東西では、オフィスや事業者向けに「ひかり電話A(エース)プラン」などの提供も行っているため、興味のある方はなどは検討してみてはいかがでしょうか。
 
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