スマホの通話料を節約するためにIP電話を使うという方法があります。 しかしスマホでIP電話を使うにはとはどのような方法があるのかわかりにくいという方も多いでしょう。 本記事では、スマホでIP電話を使うことができるIP電話アプリとクラウドPBXについて解説いたします。
目次
スマホでIP電話を使う方法
IP電話アプリ
スマホでIP電話を使う代表格ともいえるのが「IP電話アプリ」の導入です。一般的には、それぞれのアカウントごとに050ではじまる番号が取得できる通話アプリのことをいいます。
アプリをダウンロードするだけで手軽にIP電話として利用することができ、通常の固定電話や携帯電話番号宛てに発信することができます。
クラウドPBX
スマホでIP電話を使うもうひとつの方法が「クラウドPBX」です。主に企業などにおすすめの方法です。クラウドPBXは、初期導入費やメンテナンス費などコストを抑え、人材の増減による電話番号の追加もWeb上で簡単に設定ができるなど利便性に優れています。
スマホでIP電話を利用するために必要なもの
スマートフォン
スマホは必須ですが、必ずしも回線がつながっている現在使用中のキャリア契約スマホである必要はありません。端末さえあればWi-Fiで接続し、アプリをインストールしてIP電話として使用している方もいます。
Wi-Fi環境
IP電話は、インターネット回線を利用します。電波の届く範囲内のWi-Fi環境下でも通話することができます。注意点としては、Wi-Fiの電波は周波数帯があり、通信が不安定になることもある点です。。この場合は、IP電話の通話に支障が出ますので気を付けてください。
IP電話サービス
IスマホでIP電話を使う方法としては、そもそものサービスへの加入や契約が必要になります。。050番号を取得できるIP電話アプリや番号不要型のアプリ、ビジネスではクラウドPBXのサービスを利用することになるでしょう。
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スマホをIP電話として使用するケース
通話料を節約したい
スマホでIP電話を使用する目的として多いのが通話料の節約でしょう。通話無料で使えるものも多いため、特に通話が多い場合には大きな節約につながるでしょう。
番号の使い分けをしたい
元々使用しているキャリア発行の番号と使い分けをしたい場合においても、IP電話における050番号が選ばれる理由のひとつでしょう。例えばプライベ―トとビジネスで使い分けることもできるようになるため、電話対応の管理もしやすくなるでしょう。
内線通話を使う企業や個人事業主
企業や個人など事業を行っている場合、必ずと言っていいほど必要になるのが内線です。従業員同士の通話料を大きく節約できること、場所に捉われずに内線をスムーズに利用できるようになります。
テレワークを導入したい
テレワークの際にも、スムーズに電話対応や内線が使えるようにしたいところでIP電話アプリやクラウドPBXが注目されているでしょう。とくにクラウドPBXなら、IP電話として050番号を取得できたり、場所を問わず電話対応を行えるようになるためおすすめです。
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企業でIP電話を使うならクラウドPBXがおすすめ
企業の電話として普及が加速しているのが「クラウドPBX」です。「クラウドPBX」とは、場所の制限を受けずにビジネスフォンの便利な仕組みをインターネット上で完結できるというクラウド環境に置き換えたものです。
一つの電話番号を複数の電話機で共有したり、社員のスマホを内線化し転送できたりできる利便性に加え、コスト削減にもつながることで注目されています。
クラウドPBXで出来ること
スマートフォンで内線がかけられる
クラウドPBXでスマホを内線化すると、外出先などで社外にいても内線通話をすることが可能です。社員間では通話料無料となるため、費用を気にせずに連絡事項やコミュニケーションを図ることができます。
スマートフォンから会社番号で発信できる
クラウドPBXでは外出先のスマホからも会社の番号での発信が可能です。顧客にもスムーズな対応を取れるようになるでしょう。頻繁に外出したりオフィス内を留守にすることが多い場合、テレワーク実施の際におすすめです。
オフィスへの着信をスマートフォンに転送できる
クラウドPBXを導入することで、会社で受けた電話を外出先でも自身のスマホに転送してもらい直接応答することができます。コロナ禍で、状況に応じてリモートワークと出社が混在している方にもおすすめです。
社員同士でチャットができる
クラウドPBXの専用アプリを使用すすることで社員同士でチャットを行うことができます。リアルタイムで簡単に連携が取れるようになるでしょう。プライベートで使用するLINEのようなツールとビジネス用を使い分けられる点も魅力のひとつです。
Web電話帳で連絡先を安全管理
クラウドPBXのスマートフォンアプリからはWeb電話帳を利用することができます。管理はクラウド上でおこなうため、更新される最新の情報にアクセスすることができます。
情報を手帳やスマホにメモしている場合に起きやすい紛失や情報漏洩も防ぐことができるでしょう。
クラウドPBXのメリット
初期費用が安い
クラウドPBXは初期費用の安さが大きなメリットです。設置型のPBXに必要だった設置費用や回線工事費用は不要なので、トータル的に初期費用を抑えることがきます。
固定電話よりも通話料金が安い!
クラウドPBXは、導入費用と毎月の基本料金が安いことに加えて、固定電話の通話料も安く設定されています。クラウドPBXの事業者によっては、 IP電話とひかり回線を選択できる場合もあり、さらに通話料を抑えることができます。
緊急時の対策になる
クラウドPBXは、緊急時にも強いという特徴があります。会社に災害が起こっても、データ管理はクラウド上で行われているため、接続環境さえあれば電話の受発信ができます。
また、クラウド上に保存している情報も、ネットを通じて利用することがきます。
契約台数の増減がしやすい
クラウドPBXの場合、設定のみで契約台数の増減がスムーズに行うことができます。設置型のPBXでは増設によって工事が必要な場合もあります。簡単に接続台数の増減を管理できる点もメリットと言えるでしょう。
テレワーク実施がスムーズ
クラウドPBXでは、スマホやPCを電話機として使用することができます。特別な機器を購入したり準備する必要は無く、私用のスマホならアプリのダウンロードのみで簡単に導入することができます。
契約後はすぐに導入できる
クラウドPBXは、大がかりな工事は不要のため数日程度で導入することも可能です。クラウドPBXを利用したサービス「クラウドフォン」であれば、手続きの進捗状況に関わらず、最短で翌営業日に新しい電話番号の発行が行われます。
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クラウドPBXのデメリット
話の品質が一時的に悪くなる
クラウドPBXは、インターネット環境に左右されるため、外出先などで通話する場合は、その場所の通信環境によって音質に影響がでる場合があります。110番や119番など緊急時の番号が使えない
クラウドPBXの回線では、緊急時などに発信する「110」や「119」にかけられないことがあるので、緊急時の発信にはくれぐれも注意しましょう。クラウドPBXならクラウドフォン
スマホでIP電話を利用したり、スマホを内線化できる「クラウドPBX」のなかでも特におすすめなのが「クラウドフォン」です。低コストで運用しやすいクラウドPBXを利用したクラウドフォンは、今後テレワークなど新しい働き方なども一般化してくる時代には、非常に適したPBXサービスと言えます。
おわり
本記事では、スマホでIP電話を利用する方法として、アプリとクラウドPBXの導入にスポットを当ててご紹介いたしました。会社の規模や社員数に応じて、両サービスを比較検討してみてください。
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この記事を書いたライター
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